2022/06/01
2022年5月30日にNetflixの新作映画『マエストロ』の写真が一部公開され、指揮者で作曲家の故レナード・バーンスタインを演じているブラッドリー・クーパーのあっと驚く変貌ぶりが明かされた。
公開された撮影現場からの写真の内2枚は、クーパー演じる1950年代のバーンスタインと、妻で女優のフェリシア・モンテアレグレ(キャリー・マリガン)が一緒に写っているモノクロ写真だ。また、メイクとウィッグで奇跡のエイジングを遂げ、60代だった1980年代の指揮者を演じているクーパーの姿もある。あるショットで彼は、火のついたタバコを指で挟んで机の前に座っているが、バーンスタイン本人かと見紛うほどそっくりだ。別のスナップでは、指を振りながら客席を歩き回っており、音に耳を澄ませているような表情を見せている。
『ウエスト・サイド物語』の作曲家の伝記映画は、マーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグ、トッド・フィリップスが製作し、クーパーも監督と共同脚本を担当している。2023年にNetflix配信予定の『マエストロ』には、キャリー・マリガン、ジェレミー・ストロング、マット・ボマー、マヤ・ホークも出演している。撮影は先週、米マサチューセッツ州西部の象徴的な音楽会場であり、ボストン交響楽団の夏の本拠地となっているタングルウッドで開始された。
バーンスタインの伝記映画については、クーパーの作品が競合作品に勝っていた。『The American』という仮題のライバル映画は、ジェイク・ギレンホールが主演し、キャリー・フクナガが監督を務めるはずだった。だが昨年、バーンスタインの遺産管理団体が彼の生涯と作品に関する独占権をクーパーのプロジェクト与えたため、ギレンホールたちのプロジェクトは立ち消えになった。
バーンスタインの代表作ともいえる『ウエスト・サイド物語』は昨年、アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、リタ・モレノ、アリアナ・デボース主演で『ウェスト・サイド・ストーリー』として再映画化され、絶賛を浴びた。デボースはアニタ役で【アカデミー賞】で<助演女優賞>を受賞した。
From the set of Maestro. pic.twitter.com/HHzLsNNkyS
— Netflix UK & Ireland (@NetflixUK) May 30, 2022
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