Special
来日直前!ベイカー・ブラザーズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!
日本でも確固たる人気を誇るUK発のザ・ベイカー・ブラザーズが、最新アルバム『ヒア・ノー・イーヴル』とともにビルボードライブに登場。2014年4月17日に東京、4月20日に大阪で来日公演を行う。現代のジャズファンクシーンを牽引し続ける彼らの魅力を紹介!
ジャズ・ファンクの台頭
▲US3「Cantaloop (Flip Fantasia)」
あぁ、懐かしい。
1990年代初頭を頂点に“アシッドジャズ”と命名されたムーブメントが世界中を席巻。一躍名を広めたDJらの他、ジャミロクワイ、インコグニート、ザ・ブランニュー・ヘヴィーズといったグループもヒット作を放っていた。2000年代に入る頃にはそのブームも落ち着きを見せていた。シーンはヒップホップと合流したUS3やグルの出現や、よりジャズ本来の流れに乗っていったりと多様な動きを見せていた。
▲Soulive「Hurry Up and Wait」
若い!アランの頭!!
そんな中、よりファンクで生身の音を鳴らし、メキメキと頭角を現してきたのが、ソウライブ、ザ・ニュー・マスターサウンズ、そして、今回来日を果たすザ・ベイカー・ブラザーズだ。彼らは“ジャズ・ファンク”を鳴らす近代のバンドとして多くのファンを魅了してきた。
ロックコーナーのファンをジャズコーナーに移動させた力
▲Baker Brothers「Ready....Aim....」
この公演にはゲンタさんが参加
ダン(兄)とリチャード(弟)のベイカー兄弟にクリスが加わった3人のトリオ編成のグループでデビューアルバム『テン・ペイシス』をリリース。グルーヴィーなホワイト・ファンクはレコード店のロックコーナーからジャズコーナーに人々を動かすこととなった。ストレートなサウンドは高評価を獲得し、2枚目『ベイカーズ・ダズン』で大爆発。
▲Baker Brothers「Hold On」
クリスの声が好きです。
1stからのファンには「ベイカーらしさが足りない」と評価されながらも自身たちを枠を飛び越えた完成度でバンド史上最大のヒットを記録した。彼らの魅力はやはり、荒々しくも突き抜けるギターと、ラウドでストレートなベース、そしてファンキーなドラムだ。これらはファンク好きには必須の要素だが、ロック好きにも当然マッチしてしまう。
新星ベイカー・ブラザーズの誕生
最新作『ヒア・ノー・イーヴル』で見せた世界
そして、2014年2月19日に最新作『ヒア・ノー・イーヴル』をリリース。ベイカー・ブラザーズらしさをそのままに、濃縮したジャズファンクをすっきりと収録した。これまで以上に歌モノも多く、更に幅広い音楽ユーザーを意識した内容となっている。よりファン層が広がることで彼らの音楽性も高まっていくのが実感できる1枚だ。今回の来日公演でも盛り上がり必至の楽曲ばかり。
番外編:オリメン不在でも良いものは良い!
▲Van Halen「Can't Stop Lovin' You」
懐かしきサミー時代・・・
「ベイカー兄弟いないのにベイカー・ブラザーズってwww」となってしまうかもしれない。海外のグループなら、在籍していたメンバーがそのバンドをもう一つ立ち上げて、同名のバンドが複数になってしまうなんてことも。しかし、海外でも国内でもメンバーが変わっていくことは日常茶飯事だ。2000年に解散したWANDSは最終的にデビュー時のメンバーは全員いなかった。ライトなユーザーはこの事実を知らないし、気付かせない彼らの実力にも驚きだ。バンドではないが、モーニング娘。に至っては現役のメンバーがグループのメジャーデビュー時のにこの世に生まれていないといったケースもある。目立つところでは兄弟以外みんないなくなるヴァン・ヘイレンという逆パターンもあったりで面白い。
ヒア・ノー・イーヴル
2014/02/19 RELEASE
PCD-93791 ¥ 2,530(税込)
Disc01
- 01.Intercontinental Flower Power
- 02.New Way Of Thinking
- 03.Cherry Wine
- 04.Kiss Of Life
- 05.Push
- 06.Just Try Now
- 07.Breathe Fire
- 08.Hill Climb
- 09.Love’s Atonement
- 10.Ring True
- 11.Sow And Reap
- 12.Dancing With My Mates Till Dawn (Bonus Track)
- 13.Big Guns
関連商品