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クリス・デイヴ徹底解剖
今月末に迫った、ヒップ・ホップ界随一のドラマー、クリス・デイヴの公演に向けて、日本でもっとも注目を集めるドラマーmabanua氏からコメントが到着。出会いの衝撃から、クリス・デイヴのすごさが分かる動画まで、一気に解説。
【9/19追加】さらに、国内外問わず多くのアーティストやファンから絶大なる支持を受けている日本屈指のドラマー、沼澤尚氏とリズム&ドラム・マガジン編集部からも強力なプッシュコメントが到着!
▼まずはこちらをチェック▼
【クリス・デイヴとの出会い】
はじめて知ったのがミシェルンデゲオチェロのThe Spirit Music JamiaのLive映像を観た時でした。ドレッドヘアを両脇に縛って何かとんでもない宇宙人が出て来た様な印象でした。その後、ちょうど6年くらい前にデリクホッジのグループで叩いてるのをNYで観たのが生で観た最初のLiveです。
【クリス・デイヴのここがすごい】
ドラムをいわゆる「ドラムセット」ととらえていないところですね。
テクニックやアプローチの凄さをあげればこの人はキリが無いのですが、ドラムが古くから「こうでなければいけない」という部分をぶち壊したのがもっとも注目すべきところだと思います。可能な限りオフビートにしたり、通常ありえないチューニングや金物のチョイス。ドラマーとしての役割を果たす上でリスクがあるかもしれない事を平然と貫いて自分のスタイルにしてしまったところ。既存の概念から解放される。これが一番難しい事かもしれません。
【この映像がやばい!】
クリス・デイヴになったつもりでドラムが聴けます!
さらに…【参考になる曲、映像紹介】
Adeleに寄り添う彼のグルーヴ。自分はこういうクリス・デイヴも大好きで、彼のまた違った一面が垣間見えると思います。
【ライブのみどころ】
ドラムのダイナミクスはもちろん、ああいったアプローチの中での他のメンバーとの呼吸の合わせ方やワンコードの中での展開の付け方など逆に「ドラムに釘付け」だけでは無くトータルで観てみるとすごく面白いと思います。
――mabanua
ビルボードライブ公演情報
■クリス・デイヴ & ドラムヘッズ■
2013/9/27(金) ~ 9/28(土) at ビルボードライブ東京
サービスエリア 7,000円 カジュアルエリア 5,000円
公演詳細はこちら>>>
2013/9/30(月) at ビルボードライブ大阪
サービスエリア 6,900円 カジュアルエリア 5,400円
公演詳細はこちら>>>
mabanua Profile
【mabanua(マバヌア)】ドラマー/ビートメーカー/シンガーという他に類を見ないスタイルが話題の日本人クリエイター。全ての楽器を自ら演奏し、それらの音をドラマーならではの フィジカルなビートセンスでサンプリングし再構築、Hip-Hopのフィルターを通しながらもジャンルに捉われない音創りが世界中から絶賛され、現在最も注目されている日本人ドラマー / クリエイター。 10月からついに東京・東北にてツアー開催。
自身もとんでもなく優れたドラマーとして有名なStokley率いるMint ConditionにTerry Lewis&Jimmy Jamを介して加入、そこから広がった躍進ぶりで「今」をときめくHip Hop-Jazzシーンの台風の目として君臨…いきなり地球規模で人々を驚かせ続けている。
恐ろしく訓練されたあまりに次元の高過ぎる超人的技術と遥か彼方にイッちゃっている感性はさらに彼が育った環境と時代のおかげで…もはやドラム界の歴史における衝撃的事件。
実際のライブ体験では、目の前で轟く彼のドラムセットの波動が息をするのも忘れるほどのパワーとエネルギーでただただ圧倒される。
同じ楽器を演奏してるなんてまるで思えない全くの別世界をまたしてもこの日本で体験できるなんて…(@_@;)
――沼澤 尚
▼Chris Dave and the Drumhedz live @ Festival Jazz En Tete in Clermont-Ferrand 2013
沼澤 尚 Profile
【沼澤 尚 (ぬまざわ たかし)】大学卒業と同時にLAの音楽学校PITに留学、ジョー・ポカーロ、ラルフ・ハンフリーらに師事。
13CATSをはじめさまざまなアーティストと共演し、2000年から日本国内でも本格的な活動をスタート。ブルース・ザ・ブッチャー、オキダブアイヌバンド、シアターブルック、iLL、Leyona、東田トモヒロ、吉田美奈子、フルカワミキなどと活動中。
沼澤 尚 オフィシャルサイト
クリス・デイヴのステージはこれまで3度見ているのですが、いつも不思議な感覚に陥ります。それは彼の刻む“タイム”が変幻自在だからで、本人は「自分の好きなように、感じるままに叩いているだけだよ」と話していましたが、“時間軸”を完璧にコントロールしているんだと思います。
DJが“切り貼り”して構築したビートを、人力で再現する斬新なアプローチ、幅広いダイナミクス表現、スネアを複数台並べた独創的なセッティングなど、ドラミングに特徴の多いクリス・デイヴですが、個人的にはあの摩訶不思議なタイム・コントロールが何よりも魅力です。
今回のthe Drumhedzのように、アンサンブルの中を自由に泳ぎ回るインストのクリス・デイヴもカッコいいですが、アデルやマックスウェルなど、歌のバックで個性を発揮するクリスも大好きで、一押しはオランダ出身のシンガー、Alain Clarkの「Generation Love Revival」。前回の来日時にタッグを組んでいたピノ・パラディーノ(b)とコンビで、めちゃカッコいいグルーヴを聴かせてくれています!
――リズム&ドラム・マガジン編集部
▼Alain Clark 「Generation Love Revival」
リズム&ドラムマガジン 2012年12月号
異次元のリズムを刻む“新人類”クリス・デイヴを大特集!
変幻自在なリズムと個性的なサウンドで、ロバート・グラスパー、アデル、ディアンジェロらビッグ・ネーム達から引っぱりダコのグルーヴ・メイカー、クリ ス・デイヴとの対面インタビューが、昨年の来日公演時に実現。Chris Dave & the Drumhedzについて、また、唯一無二のスタイルについてロングインタビューを敢行。さらに昨年の来日公演で使用した機材やクリス・デイヴが参加した作品の分析の他、沼澤尚によるライヴ・レポート、テキサス時代からの盟友、エリック・ハーランドからのメッセージなども掲載!
まさに今年の公演の予習復習に、最適な1冊!
ビルボードライブ公演情報
■クリス・デイヴ & ドラムヘッズ■
2013/9/27(金) ~ 9/28(土) at ビルボードライブ東京
サービスエリア 7,000円 カジュアルエリア 5,000円
公演詳細はこちら>>>
2013/9/30(月) at ビルボードライブ大阪
サービスエリア 6,900円 カジュアルエリア 5,400円
公演詳細はこちら>>>
ブラック・レディオ2
2013/10/23 RELEASE
TYCJ-60005 ¥ 2,530(税込)
Disc01
- 01.ベイビー・トゥナイト (イントロ)/マイク・チェック
- 02.アイ・スタンド・アローン feat.コモン&パトリック・スタンプ
- 03.ホワット・アー・ウィ・ドゥーイング feat.ブランディ
- 04.コールズ feat.ジル・スコット
- 05.ウォーリーズ feat.ドゥウェレ
- 06.トラスト feat.マーシャ・アンブロージアス
- 07.イェット・トゥ・ファインド feat.アンソニー・ハミルトン
- 08.ユー・オウン・ミー feat.フェイス・エヴァンス
- 09.レット・イット・ライド feat.ノラ・ジョーンズ
- 10.パーサヴィア feat.スヌープ・ドッグ、ルーペ・フィアスコ&ルーク・ジェイムズ
- 11.サムバディ・エルス feat.エミリー・サンデー
- 12.神の子供たち feat.レイラ・ハサウェイ&マルコム=ジャマール・ワーナー
- 13.ビッグ・ガール・ボディ feat.エリック・ロバーソン
- 14.アイ・ドント・イーヴン・ケア feat.メイシー・グレイ&ジーン・グレー
- 15.ラヴリー・デイ
- 16.トラスト (オルタネイト・ヴァージョン) feat.マーシャ・アンブロージアス&コモン <日本盤ボーナス・トラック>
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