DAY 1. 8月2日

　大勢のロックファンが詰めかけた初日、PUFFYやきゃりーぱみゅぱみゅらの女性陣からONE OK ROCKやMONGOL800らのパフォーマンスで大地が振動するほどの盛り上がりを見せ、中でも新作『予讐復讐』をリリースしたばかりのマキシマム ザ ホルモンではハードコアサウンドに万単位のオーディエンスによるヘッドバンギングという圧巻の景色も。一方、緑に包まれたSOUNDS OF FORESTでは、SOIL＆“PIMP”SESSIONS、ZAZEN BOYS、秦基博といった安心安定の実力派たちが圧巻のパフォーマンスを皮肉なまでにサラリと披露。初日のGRASS STAGEはサカナクションがトリを務め、キラーチューン連発で音と映像と照明を一体化した芸術的ステージで締めくくった。

DAY 2. 8月3日

　2日目となる8月3日のGRASS STAGEはPOLYSICSの「トーーーーイス！」のシャウトでスタート。制御不能のテンションは午前中から絶好調でオーディエンスを熱狂に導く。Base Ball Bear、NICO Touches the Wallsらが、晴天の空に爽やかにロックを鳴らせば、結成9周年の9mm Parabellum Bulletが轟音と超絶テクニックの応酬で燃やし尽くす。ASIAN KUNG-FU GENERATIONも躍動感たっぷりのロックナンバーを続々と投下する。そして、2日目のGRASS STAGEのトリを飾るBUMP OF CHICKENは5年ぶりの出演とあってフィールドは超満員。ベストアルバムをリリースしたこともあり、そこからヒット曲を惜しみなく披露しつつ、映画『ガッチャマン』主題歌として話題を集めている新曲「虹を待つ人」を初演奏。ラストは「天体観測」で最高のクライマックスを描き切った。

DAY 3. 8月4日

　8月4日のトップバッターはKREVA。堂々としたパフォーマンスで大合唱を巻き起こす幕開け。続くDragon Ashもオーディエンスを飛び跳ねさせ、大合唱に導き、The Birthdayは全身全霊のロックンロールをかき鳴らし、「海みたい？どこ？持って来い！」と語り、ロックスターが憧れであることを改めて教えてくれた。そして、3日間である意味、どのバンドよりもパンクだったのはグループ魂だ。暴動こと宮藤官九郎が脚本を手掛ける朝の連ドラ『あまちゃん』のオープニングテーマ曲をSEに港カヲルが海女さんのコスチュームで登場し、おなじみの下ネタ全開でスタート。爆笑をかっさらいながらバキバキのロックチューンで踊らせてくれた。

TOPIC. IDOL

　今回このフェスで注目したいのは新たに出演ラインナップに加わったアイドル勢。3日間でPASSPO☆、BiS、LinQ、アップアップガールズ(仮)、でんぱ組.inc、BABYMETAL、9nineといった人気グループが続々と登場し、ロックファンが溢れるDJ BOOTHは彼女たちのキュートさに完全に魅了されていた。

FINALE. Perfume

　そして、3日間に渡って熱いステージが繰り広げられたGRASS STAGEの大トリはPerfumeの3人。もはやこの【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013】のアイコンでもある彼女たちのパフォーマンスを目撃しようと超満員。夏フェス定番となった「Spending all my time」や「ポリリズム」、「チョコレイト・ディスコ」など10曲でフィールドをダンスホールに昇華。アンコールでは「Dream Fighter」を披露し、最高を求め続けた3人のステージは予想を遥かに上回る絶頂に達して幕を閉じた。

関連リンク

• ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013 公式サイト