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NAOTO ~NAOTO Quartet Live in Billboard Live TOKYO~ インタビュー
既存のジャンルに囚われない自由なスタイルで、自身の公演だけでなく、大物アーティストとの共演や各メディアへの出演を果たしているNAOTO。来る6月4日にビルボードライブ東京にて開催される「NAOTO Quartet Live in Billboard Live TOKYO」を前に、近況や公演への意気込みを訊いた。
まず皆さんに楽しんでもらえる曲を第一に
--現在はクラシックからポップスまで、ジャンルに囚われない音楽性をお持ちですが、幼少期はどのような音楽を聴いて育ったのですか?
NAOTO:小さな頃は、昼はクラシック、夜は週1度だけ“ザ・ベストテン”を見て育ちました。初めてかっこいいと思ったのはジュリーこと沢田研二さん。その後は安全地帯の玉置浩二さんと、J-POP一色でした。クラシックで言うと、作曲家ではバッハ、モーツァルト、演奏者は、イツァーク・パールマン、アンネ・ゾフィー・ムター、古澤巌さんが大好きでした。
--高校から音楽学校に行かれていますが、ミュージシャンを目指すきっかけとなったできごとはありますか?
NAOTO:中学3年生の時に、コンクールで失敗して、挫折を感じたのが大きかったと思います。その当時、きっと自分の実力を過信してたんでしょうね。それで、ずっと高いレベルに身を置きたいと思い、15歳で東京に単身出ました。
--今回の公演ではクラシックの名曲からカバー曲まで披露するとありますが、どのような基準で選曲をされたのでしょうか?また、3月の名古屋公演から内容は変わりますか?
NAOTO:選曲の基準は、まず皆さんに楽しんでもらえる曲を第一に。その次に、僕らミュージシャンが楽しめるものを、と考えました。3月に同じ編成で名古屋公演をしたのですが、そこから少しだけセットリストが変わりますよ。このカルテットでライブをやるのはまだ4回目なので、より良くするところだらけです(笑)。
--以前ご自身のtwitterで「Quartet物のアレンジは難しい。」とつぶやいていらっしゃいましたが、普段とどのように違うのでしょうか?
NAOTO:リズム楽器がいない点、全員が単旋律楽器という点で制約が多いので大変ですね。でも、そこにアレンジの面白さがあります。わかりやすく言うと、同時発音数が4つだったファミコンの音楽を作るのに似てるかな(笑)。…って、逆にわかりにくいか(汗)。
--ライブではNAOTOさんの楽しいトークも楽しみにされているお客さまも多いと思いますが、MCの際に心がけていることはありますか?
NAOTO:ヴァイオリンのライブっていうだけで敷居が高く感じられがちなので、トークだけでも普通の感覚で話をしたいなといつも思っています。お客さんにリラックスして聴いてもらいたいし、自分もリラックスしたいし(笑)。
参加メンバーについて
--今回のライブに参加するメンバーについて教えてください。
NAOTO:セカンドヴァイオリンは、吉田翔平くん。ヴァイオリンを弾くだけでなく、作編曲ができる素敵なヴァイオリニストです。全体を見渡す力があるので、その中で自分に今何が必要なのかを、いつも客観的に感じようとしてくれているところが、素晴らしいと思います。
ヴィオラは、舘泉礼一くん。彼はまずとても真面目で、高い知識を持っています。クラシック音楽を感覚だけでなく、理解して演奏していることがすごくよくわかります。音もとてもヴィオラらしいリッチな響きを出してくれるし、そして、何よりライブを重ねるごとに僕に順応してくれてきてるのが、とても嬉しいです。 チェロは、村中俊之くん。村中くんとは同じ高校大学出身で、初めて出会ったのは彼が高校生の時で、僕が水泳教室&臨海学校の水泳のコーチとしてでした。同じ学校を卒業しているだけあって、考え方や音楽の取り組み方が似てるなと思うところがやはり多く、しかもチェリストとして珍しい、リズムキープを任せられるのが心強いですね。--毎月全国各地でライブをされており、ビルボードライブ東京にも何度か出演されていますが、どんな印象をお持ちですか?
NAOTO:音楽を一番に考えて下さっているところが、随所に反映されていて本当に凄いですね。音、照明、料理、雰囲気、サービス、全てにおいて最高ランクですよね。スタッフさんの意識の高さに感服です。僕たちにとって楽屋の過ごしやすさもとても重要なんですが、言うまでもなく最高です…。ライブのお話を頂くと、いつも嬉しく思っています!
一緒に楽しんで少しリッチな気分になって貰えれば
--話は変わりますが、プロフィールに『無類の「カレー好き」』とありますが、週にどれくらいカレーを食べいるのですか?
NAOTO:少し前までは、年間300食以上だから、週に5~6回食べてましたね。最近はちょっと減らして、年間160食くらいですね。
--また、カレーのソムリエとも言える「ジュニアカレーマイスター」の資格をお持ちでいらっしゃいますが、都内でおススメのお店はありますか?
NAOTO:都内はありすぎるので、例えば、スリランカ系や、北インド系などカレーの地域を限定してもらえると助かります(笑)。同じカレーでも地域によってスパイスの使い方や調理法が様々なので、全然、カレーの種類が変わるんですよ。そうだなぁ、皆さんも行きやすいお店だと、スタンダードになってしまいますが、ミッドタウンの中にある“デリー六本木ミッドタウン店”は、よく行きますよ。必ず、カシミールカレーを食べます。
--キティちゃんとのコラボグッズも大人気で、ほかにもハーブティー、扇子などたくさんのグッズをプロデュースされていますが、何かこだわりはありますか?
NAOTO:どのグッズも、ライブに来て楽しかったなとか、感動したなとか、その瞬間瞬間を回想してもらえたらと、思って作っています。
--今後、新しいオリジナルグッズを発売する予定はありますか?
NAOTO:まだ言えませんが……いろいろ出しますよ!
--最後に、公演を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
NAOTO:DVDのレコ発ライブを、ビルボードライブ東京で出来るのを楽しみにしています。みんなで一緒に楽しんで少しリッチな気分になって貰えればとても嬉しいです。この日のためにアレンジした新曲もありますし、カルテットだと僕の曲がこんなに変化するんだというところも聴き所だと思います。
では、皆さん会場でお待ちしています!
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NAOTO Reversible 2013 -Concert side-
2013/04/24 RELEASE
ESBL-2307 ¥ 4,180(税込)
Disc01
- 01.弦楽四重奏曲第17番「狩」 第1楽章
- 02.THANATOS_E13_NAOTO
- 03.Batucada
- 04.Black or White
- 05.弦楽四重奏曲第2番 第1,2楽章
- 06.Rondo
- 07.Brand new days
- 08.満月の下で ~TEAM NACS「WARRIOR~唄い続ける侍ロマン」より~
- 09.Remember
- 10.Fantasista
- 11.Sanctuary
- 12.Csardas (Encore)
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