Special
この春、ビルボードライブに届く爽やかなラテン・ミュージック。
世界に愛され続けるラテン・ポップの重鎮、セルジオ・メンデスが今年もビルボードライブに登場!豊かなブラジルのリズムやメロディと最新サウンドを融合し続ける重鎮がヒット曲満載のステージでゴールデン・ウィークを盛り上げます。続いてやってくるのは、名作『ツァラトゥストラはかく語りき』『ラプソディー・イン・ブルー』など後進にも大きな影響を与えてきたデオダード。総勢9名のバンド編成でのオン・ステージは貴重な体験になるに違いありません。 GW翌週には、極上ボサノヴァ・デュオ、naomi & goroが登場。スタイル・カウンシルの名盤をフル・カヴァーした最新作のリリース記念パーティーに期待が高まります。そして、7月には日本が世界に誇るサルサ・バンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスが登場し、サンバの魅力を披露。ラテン・ファンならずとも踊り出したくなるハッピーなサウンドがビルボードライブに響きます。
音楽界の至宝が2013年のゴールデンウィークも華やかに盛り上げる!
『セレブレーション!
~アニヴァーサリー・ベスト』
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サンバにより都会的で洗練された“新しい感覚”を持ち込んで、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンらがボサノヴァを生み出したのが1950年代の中ごろ。そのボサノヴァを始めとする多彩なブラジル音楽の魅力を、よりポップかつ明快に世界中に伝えることに成功したのが、ピアニストのセルジオ・メンデスだった。ブラジルでジャズ・ピアニストとして頭角を現した後に米国へ進出し、2人の女性ボーカリストを華やかにフロントに立てたブラジル’66を結成すると、ジョルジ・ベンの原曲をよりファンキーにアレンジした「マシュ・ケ・ナダ」(66年)が世界的大ヒットを記録。本国の才人たちのナンバーを積極的に取り上げる一方で、ビートルズやバカラックの名曲なども心地よいボサノヴァ・アレンジで聴かせて、90年代には日本の渋谷系ムーヴメントのなかでも再評価されたポップな名作を次々と発表した。その後も、70年代にはスティーヴィー・ワンダーへの楽曲の提供なども手掛けながら、ソウル~ディスコの時代にも80年代ポップス~ブラコンの全盛期にも、時代の旬のサウンドを取り入れながら常に新しい“セルメン・サウンド”を提示。92年発表の『Brasileiro』でも本国の新旧ミュージシャンを多数起用した原点回帰的なアルバム作りで、その後のブラジル音楽シーンの活性化をイチ早く予見してみせた。そして、世紀を跨いでからもブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムと親交を深め、彼のプロデュースによってヒップホップ~R&Bシーンの先端を走るラッパーやシンガーが大挙参加した『Timeless』(06年)が異例ともいえる世界的大ヒットを記録。2011年にはデビュー50周年、“ブラジル`66”結成45周年(2011年時)のアニヴァーサリー・ベストをリリースし、50年間の輝かしいキャリアを見せつけた。ヒストリーとリアル・タイム・ミュージックを生きるレジェンドを堪能できるプレミアム・ステージ。
■ 2011年4月6日発売 / 3,200yen(tax in) / UCCU-1302/3 詳細・購入はこちらから
LIVE REVIEW : 2010.5.19[wed]-5.22[sat] @Billboard Live TOKYO
ラッパーも参加、まさに“現役”の貫録
ステージ上の69歳、60年代から数々の伝説を作ってきたセルジオ・メンデスは、まるで音楽が大好きな少年のよう。5月のビルボードライブ東京で、“現役”であることを見せつけるライブを披露してくれた。二人の女性シンガー、ラッパーと共に登場したセルジオは、トレード・マークの帽子とさりげなくお洒落なシャツ姿。バックの演奏に乗って、踊るようにキーボードの前に座るや、軽やかなメロディーを奏で始める。 「コンバンワ!今夜は、ボサノヴァから、ブラジル’66やブラジル’77の曲、そして最新アルバム『ボン・テンポ』のナンバーまで楽しんでください。」そんな自らの紹介の通り、ブラジル’77時代のナンバーでスタート、『ボン・テンポ』のオープニングを飾った「エモリオ」、おなじみの「ヒキガエル(THE)FROG」」・・・と新旧のナンバーを自在に演奏。ブラック・アイド・ピーズの参加で話題となった『タイムレス』以降のラッパーをフィーチャーしたナンバーではラッパーのH2Oが大活躍。さらにパーカッションのGibiは、カポエラのダンス、絶妙なパーカッション技も披露してクラブをわかせる。本編のラストは、最新ヒット「ユー・アンド・アイ」からお待ちかねの「マシュ・ケ・ナダ」。これは新旧どちらのアレンジで?と思ったら、しっかりとラップも交えた『タイムレス』の最新アレンジで披露。まさに“現役”の自信とプライドが満ちていた。
来日公演情報
バンド編成で確かめるジャンルを超えた才能
クラシックとジャズを融合した傑作で、クロスオーバー/フュージョンを牽引してきたデオダートが初登場!1964年にブラジルでデビュー。1967年に渡米し、アレンジャーとしてアントニオ・カルロス・ジョビン、マルコス・ヴァーリなどのアルバムに参加。1972年にソロとして発表した『ツァラトゥストラはかく語りき』が大ヒットとなり、グラミー賞でベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を獲得。翌年には、ガーシュイン、ラヴェルに挑んだ『ラプソディー・イン・ブルー』を発表。アース・ウィンド&ファイアー、クール&ザ・ギャング、ビョークのアレンジなども手掛け、クラブ世代からの支持も厚い。
来日公演情報
極上ボサノヴァ・デュオの『CAFÉ BLEU』
『CAFÉ BLEU SOLID BOND』
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ジョアン・ジルベルト直系のボザノヴァを奏でるギターの伊藤ゴローと、透き通るように美しい歌声を持つ布施尚美によるデュオが、最新の意欲作を携えビルボードライブに登場!2002年の1stアルバム『turn turn turn』以降、ピアノに坂本龍一が参加した『Bossa Noav Songbook』『passagem』など、オリジナル、絶妙な選曲のカヴァーを聴かせてきた彼ら。今回はポール・ウェラーが率いたスタイル・カウンシルの名盤『CAFÉ BLEU SOLID BOND』をフルカバーした今作のリリース記念スペシャルライブとなる。SOIL &“PIMP”SESSIONSのメンバー他、多彩なメンバーと共に繰り広げる極上のブルーマジック・ソウル・ナイト!
■ 2013年3月6日発売 /3,000yen(tax in) / RZCM-59262 詳細・購入はこちらから
公演情報
世界に誇るサルサ・バンドがフロアを揺らす
『ベリー ベスト オブ
オルケスタ・デ・ラ・ルス』
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世界に知られた日本人サルサ・バンドとして活躍するオルケスタ・デ・ラ・ルス・1984年に結成され、1990年に日米で発売されたデビュー・アルバム『デ・ラ・ルス』がBillboard ラテン・チャートで11周連続首位を独走する快挙を達成。世界22か国でのツアー、海外でのアルバム・リリースも話題となり、国連平和賞、グラミー賞ノミネートなどの輝かしい活動を展開。1997年に解散するも911事件のチャリティーコンサートを機に2002年に活動を再開。結成25周年となった2009年にはコラボ・アルバムと記念アルバムを、また2010年にはベスト盤をリリース。ラテン・ファンならずとも踊り出したくなるサルサの魅力と刺激を思いきり楽しむ熱い夜。
■ 2010年8月25日発売 /3,675yen(tax in) / MHCL-20097/8 詳細・購入はこちらから
公演情報
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