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<インタビュー>世界中に笑顔と元気を――OCTPATHが結成記念日に語る渾身のエールソング「スターライトランデブー」

インタビューバナー

Text & Interview: Mariko Ikitake
Photos: Yuma Totsuka

 2025年11月18日、OCTPATHにインタビューを実施した。結成4周年を迎えたこの日、8人はまだ見ぬ新作のミュージック・ビデオをうずうずしながら楽しみにしていた。その新曲「スターライトランデブー」は、“日本を、世界を元気に” というコンセプトのもと生まれたエールソング。彼らを応援するファン=THmeとの絆をより強く感じるこの日に、新曲についてたっぷり語ってもらった。まずは、結成4周年を迎えた気持ちから。

左上から(上段)高橋わたる、西島蓮汰、四谷真佑(中段)古瀬直輝、海帆(下段)栗田航兵、小堀柊、太田駿静

──結成4周年おめでとうございます。まずはおひとりずつ、いまの気持ちを聞かせてください。

四谷真佑:この4年はあっという間だったんですけど、THmeがいたからできたことも多くて、THmeに支えてもらっている感じがします。結成した時に自分が持っていた夢が叶ったのも夢が広がったのも、ファンの皆さんがいるからこそできたことだったし、視野も広がって、今では新しい夢を追いかけています。個人的には4周年は四谷の“四”ということで、すごく気合いが入っています。2年目も特に気合いが入っていたんですけど、4年目もしっかりやって、8年目を迎えたら四谷が揃います。パズルが揃った時にどうなるか、楽しみですね。

栗田航兵:完成して消えてなくなるのか!?

全員:はははは(笑)!

栗田:いなくならないでほしいな。「友達になって4年」って、それはすごく仲がいい証拠じゃないですか。その長い時間を僕らに捧げてくれたTHmeに感謝していますし、今後もずっとずっと一緒に過ごしたいなと思います。THmeのおかげで知らない自分をたくさん知る時間を過ごせました。この4年でいろんな自分を知ることができて、それを引き出してくれて、本当にありがとうございます。

小堀柊:18歳から22~23歳までの時期って、人生において新しい重要な経験をするとか、一番楽しい時期だってよく言われるじゃないですか。僕はその時期をOCTPATHとして過ごせて本当によかったって強く思います。THmeがそう思わせてくれると思うし、そう思える自分にも感謝しつつ、これからも一緒に大切な時間を重ねていけたらいいなと思います。これからもよろしくお願いします!

太田駿静:最近好きになってくれたTHmeも、ずっと応援してくれているTHmeも、どんな方も、OCTPATHの人柄や音楽を好きになってくれて、本当にありがとうございます。OCTPATHはものすごく優しさに溢れているグループだと思っていて、OCTPATHの曲を聴いてくださる皆さんもそうなってくれたら、僕も嬉しいです。僕も優しくあるべきってずっと思っています。4年間を「ありがとう」なんて言葉だけで表現したら薄っぺらく聞こえちゃうかもしれないけど、「本当にありがとうございます」と本気で心から思っています。ありがとうございます!

古瀬直輝:OCTPATHの道を選んで間違いなかったなって、ここ最近そう感じています。OCTPATHでいることが誇りだし、OCTPATHでいられている自分をすごく愛せているのはTHmeの応援のおかげだと思っています。THmeもTHmeでいることを誇りに思ってほしいし、そう思えるようなOCTPATHであり続けたいって日々感じています。5年目もOCTPATHの成長とともにTHmeと一緒に歩んでいけたらなって思っています。いつもありがとうございます。

海帆:結成4周年のOCTPATHに出会ってくれて、ありがとうございます。活動の節々でTHmeがいてくれてよかったって思うことが本当にたくさんあります。僕たちと一緒に歩んでいく決断をしてくれて、ありがとうございます。ラフについてきてくれている方も、ずっとついてきてくれている方も全員ひっくるめて大好きです。5年目のOCTPATHはまた違った姿で、皆さんの期待を超えられるように切磋琢磨して頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします。

高橋わたる:いつも支えてくださり、ありがとうございます。今日までいろんな挑戦ができたのはTHmeのおかげです。ギターに挑戦したいって思えたのも、いろんなことをやろうって思えるきっかけをくれたのもTHmeなので、これからもいろんな挑戦を通して、THmeに笑顔になってもらえるように頑張っていきます。

西島蓮汰:THmeも4周年おめでとうございます! ずっとOCTPATHを応援してくださっていたTHmeの方々に、後から加入した僕も応援してもらえて本当にありがたいですし、たくさんの景色を一緒に見ることができて、OCTPATHに入ってめちゃ幸せです。これからもっともっとたくさんいろんな挑戦をしていくので、よろしくお願いします。

──皆さんから見て、THmeはどんな方々ですか?

四谷:メンバーごとに色が出ますね。栗ちゃん(栗田)が好きな方は、元気いっぱいな印象があります。直輝は……

古瀬:すごく熱血だよね!

太田:男性のTHmeもよく見かけるよね。昔、俺がロングヘアだった頃のヘアスタイルを真似して、ウィッグを被ってヨントンによく参加してくれる方がいるんです。

──THmeと素敵な関係を構築されているようですが、皆さん自身はこの4年間の成長をどう感じていますか?

太田:正直まだまだだなって思うところはいっぱいあります。一人一人もがきながら、毎日なんとかやっています。来年こそは、再来年こそはという気持ちで、毎年あれしよう、こうしようとグループで考えて、一生懸命頑張っているところも見てもらいながら、前に進んでいます。

古瀬:僕はOCTPATHになって、思い描いていたもののほとんどが叶ってます。挑戦したかった振付も叶ったし、芸人さんと踊ってみたりとか、些細なことから大きいものまで、叶っている気がするので、言葉にすると叶うんだっていう実感があります。

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──今回リリースされた新曲「スターライトランデブー」を受け取った時の感想は?

古瀬:この曲に巡り合えて僕らも幸せです。8枚目というタイミングでこの曲に出会えてよかったなって感じています。このシングルを作るにあたって、日本を、世界を笑顔にすることをコンセプトに掲げて始動したので、この曲がまさにぴったりで、自信を持ってこの曲で元気を与えられると思います。曲に関しても展開がすごく魅力的で、掛け合いだったり、振付もこれまでになかったジャンルに挑戦したりして、本当に見どころがたくさんです。8枚目にして僕らにも新しい挑戦があって、本当に満足のいく作品になったと思います。

──ミュージカルっぽい振付が入っていて、ダイナミックな8人のダンスが見どころですよね。

古瀬:腕を伸ばしたり開いたりする大振りなんですけど、歌詞やメロディーに沿った振付を作ってくださって、僕らも歌いながら踊っていると気持ちがスカッとするというか。声も出しやすいですし、〈笑い飛ばして〉といった歌詞を体現する振付は見ていて気持ちいいと思います。体で歌詞を表現している感覚になれるので、すごく好きですね。

海帆:(B. LEAGUEの)ハーフタイムショーに出させていただいたときに客席が360度だったんです。ステージで踊るというよりも、その360度すべての方々に「スターライトランデブー」でエールを届ける思いでパフォーマンスしました。ステージ映えする振付なのと緩急もあるので、元気と勇気を与えられたんじゃないかなと。これから大きなステージで「スターライトランデブー」を披露したいって改めて思いました。



──まさにどんなステージでも映えるパフォーマンスですよね。

古瀬:比較的簡単な振付なので真似しやすいですし、それこそTHmeも数回見ただけでやってくださっている方も多かったです。

栗田:えっと、これはダンスリーダーの古瀬の意見であって、簡単ではないかなと……

全員:はははは(笑)!

太田:〈スターライトランデブー〉のところで人差し指をタッチするくらいならいけるんじゃないかな。

栗田:イントロのステップが可愛いので、ちょっと機嫌がいい日とかに、そのステップで帰るのもよさそう。

──曲中には〈Say Ho!〉といったコール&レスポンスもあって、観客と一緒に楽しむ楽曲ですね。

四谷:そうですね。表題曲はライブで披露する機会が多いこともありますし、12月にOWVさんとのライブが控えるなかで、「THmeと一緒に声を出したほうが楽しいよね」って意見が合致して、こういう仕上がりにしていただきました。コールのレクチャー動画をアップしているので、ライブでどうなるか、すごくワクワクしています。



──12月13日のOWVとの連動型マッシュアップライブに向けた重要な一曲でもあるんですね。そのライブの見どころは?

海帆:カップリングも含めて、シングルの選曲には自分たちも参加させてもらっていて、ライブでどうその曲を披露するかが話し合いのときに毎回出るくらい、ライブのことも重点に置いています。音源を聞いて感じる景色とは違う世界をライブで届けられると思います。

──OWVとOCTPATHの2つのライブを見てストーリーが完結するという、なかなかない構成ですね。

四谷:吉本のボーイズグループを盛り上げようという気持ちもありますし、これを機に僕らのライブを初めて見るQWV(OWVのファンネーム)の皆さんもたくさんいると思うので、“プラス”の意識があります。THmeに向けてでもありますし、初めて見る方たちに僕らの曲や曲以外の部分を楽しんでもらえるように、パフォーマンスや演出にこだわりながら準備をしています。絶賛準備中で、どこまで完成に近づけるかっていう感じですね。

古瀬:QWVさんに僕らのパフォーマンスを見てもらう機会はこれまでに何度かあったんですけど、やっぱりもっと来ていただきたいっていう思いがあるんです。OWVさんとは切磋琢末しあえる関係性だと後輩ながらに思っていて、OWVさんも5周年を迎えられたので、ここからはさらにお互いを高めあって、もう一段階上に行くというメッセージをTHmeともQWVの皆さんとも分かち合いたい。全員でもうひとつ上に行けるよう、成功したらいいなという思いでいっぱいです。

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──ミュージック・ビデオの撮影はいかがでしたか? 完成した映像をまだ見られていないと聞いています。

四谷:今回はグループを代表して海帆くんがまとめてくれたので、彼に説明していただきましょう。

海帆:画像やメモを添えて意見を出し、石原慎監督と一緒に企画しました。「スターライトランデブー」の世界観がイントロから広がるので、サーカスのようなファンタジアの世界で一気に心を掴みたいと思ったんです。と言いながら、まだ見てないのでわからないんですけど……。いろんなギミックが隠されているんじゃないかと期待しています。現場ではエキストラの方とコミュニケーションを取ったり、メンバーそれぞれの撮影を見に行ったりして……

全員:来てない。

海帆:……うん、時間が空いたときにね、よっつー(四谷)がふざけているシーンとか見たよ。

四谷:いたっけ? てか、真面目にやっていたのに、「ふざけている」とかショックだわ~(笑)。柊にはどう見えた?

小堀:あれはね……ふざけてた。

全員:はははは(笑)!

海帆:終始いい雰囲気で撮影が進みました。監督のペットも出演しているんですよ。


──撮影の思い出は?

高橋:いつも最後にダンスシーンを撮ることが多いんですけど、今回は逆でダンスを先に撮影したんです。早朝からの撮影だったので、最後はみんな少しずつ疲れが出始めて。なんて言えばいいんだろう、『ドラえもん』のタイムマシーンみたいな撮影では、みんなタガがはずれ始めて。前の人を超える個性を出さなくてはいけないというタスクが勝手に生まれて、最後は爆笑でした。

西島:僕は「OCTAVE」と「FUN」と「また夏に帰ろう」と「Present」しかMV撮影の経験がないのですが、今回の撮影が一番短く感じて、あっという間に終わりました。朝は早かったですけど、一日がすごく早く感じて、楽しい時間でした。夜も特に楽しかったですね。

太田:何があったっけ?

西島:屋根にのぼって遊んだんです。あと、撮影に使った建物に少し年期が入っていて、いろいろ探検している間に歴史を感じました。

全員:はははは(笑)!

──充実した一日だったんですね。さて、このリリースを終えた後にはクリスマスが待っています。今のところスケジュール欄が空白ですが……何をして過ごす予定ですか?

太田:栗田ん家のみかんが食べたいな。毎年それを楽しみにしているんです。

小堀:海帆くんの家に集合して鍋パかたこパでもするか。

海帆:おーい、騒音禁止。

古瀬:決定でいいんじゃない?

──THmeにはどんなクリスマスを過ごしてもらいたいですか?

四谷:もちろん、海帆の家で鍋パですね。

海帆:だから騒音禁止だって。

小堀:海帆の家でオンライン配信するとか。

栗田:それいいじゃん! 鍋パやっている際中にインスタライブしたらいいんじゃない?

海帆:だから騒音禁止だって。

太田:じゃあ、吉本オフィスでインスタライブするか。

古瀬:THmeには、あったかくして過ごしてほしいですね。

栗田:「クリスマスだから何かしなくちゃ」って思わなくても大丈夫だよ。

小堀:なにそのキャラ! 一番そういう記念日を大事にするじゃん。

栗田:いつも通りに過ごすのが一番だよ。ハッピーホリデイ。

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