Special
<インタビュー>LE SSERAFIM 自分が愛することに全力を尽くす姿を世界へ 最新作『HOT』に込めた思いを明かす
Text: Mariko Ikitake
(P)&(C) SOURCE MUSIC
LE SSERAFIMの最新作となる5thミニアルバム『HOT』がリリースされた。昨年2月にリリースされた3枚目のミニアルバム『EASY』で不安や悩みに直面し、8月発表の4枚目のミニアルバム『CRAZY』では、「悩みなど忘れて“クレイジー“になろう」というメッセージを発信したLE SSERAFIMは、この『HOT』で3部作の最後を締めくくる。今作で見せるのは「愛することに果敢に飛び込み、自分を燃やして、結果がどうであれためらわない」彼女たちなりの“自分らしさ”。それが愛と結びついて描かれる。
タイトル曲で愛について歌うのはデビュー後、初めての試みだ。「ANTIFRAGILE」や「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」、「CRAZY」など、これまでのタイトル曲で見られたような劇的でスピーディーな展開は抑えめで、ベースの響きが落ち着きのあるなかに真剣さと情熱を感じさせる。グループ初のワールドツアーも決まっているLE SSERAFIMに、今作に込めた思いを聞いた。

──本ミニアルバム『HOT』で、愛することに全力を尽くす5人の姿を見せてくれています。本作で見せる新しい姿を作り上げるまでに、どのようなことを話し合ったり、実践したりしましたか?
KIM CHAEWON:タイトル曲「HOT」は、私たちがこれまでにリリースしたタイトル曲とは雰囲気もガラリと変わり、この新しいジャンルを歌いこなすために、たくさん悩んで研究もしました。感情表現がとても重要な曲なのですが、あまりオーバーになりすぎないように調節したりと、みんなで話し合い、同時に頭を悩ませながら、一生懸命、準備しました。

KIM CHAEWON
──3部作を締めくくる作品ですが、本作を通じてどのようなメッセージを伝えたいですか?
SAKURA:タイトル曲には、結果や結末がどうなろうと自分の気持ちに正直に、全力を尽くす、というメッセージが込められています。タイトル曲で愛について歌うのは、デビューしてから初めてなのですが、必ずしも恋愛の話だけではありません。仕事だったり家族だったり、ファンの方々など、自分が愛するものに対するひたむきな気持ちを見せていて、愛に真っ向から向き合う姿が私たちLE SSERAFIMらしいところだとも思っているので、そこをしっかりと見せていきたいです。(燃え尽きて)灰になってもいいから愛し抜く、というメッセージが込められた歌詞も、LE SSERAFIMらしいと思います。

SAKURA
──HUH YUNJINさんは、タイトル曲「HOT」、「Ash」、「So Cynical (Badum)」の3曲の作詞に参加されています。作業過程はいかがでしたか?
HUH YUNJIN:今回のアルバムは本当に私たちのこと、そして私自身のことを表現する作品になると思ったので、全力で作詞に取り組みました。様々な愛を表現しています。

HUH YUNJIN
──LE SSERAFIMは毎度パフォーマンスも大きな注目を集めます。今作でもそのダンスやパフォーマンスが話題になると思いますが、今回はどのような部分が注目ポイントですか?
KAZUHA:「HOT」の振り付けにはポイントとなる箇所がたくさんあるのですが、特に5人全員がロングコートを着て、裾を後ろにはたく振り付けがLE SSERAFIMらしい“HOT”な姿を表しているので、ぜひ注目してもらえたら嬉しいです。

KAZUHA
──HONG EUNCHAEさんは、「So Cynical (Badum)」にKIM CHAEWONさん、HUH YUNJINさんと一緒に楽曲制作に参加されています。この曲を聴いたFEARNOT(ファンネーム)に、どういったことを感じ取ってもらいたいですか?
HONG EUNCHAE:「So Cynical (Badum)」は、自分が好きなことや愛するものの前ではためらうこともあるかもしれないけど、もっと果敢に、思い切って行動しよう、というメッセージを表現しています。自分が好きなもの、したいことがあっても、最初は一歩踏み出すのを恐れてしまうものですよね。もしそんなふうに思っているFEARNOTがいたら、少しだけ勇気を出してみて、と背中を押してあげたいという想いで作詞しました。

HONG EUNCHAE
──4月の仁川公演を皮切りに、日本4都市や台湾や香港、マニラなどアジアに加えて、北米地域をまわるワールドツアーが控えています。初のワールドツアーに向けた、皆さんの意気込みを聞かせてください。
KIM CHAEWON:久しぶりに世界中の様々な場所にいるFEARNOTに会えると思うと、今からワクワクしています。ツアーを通して成長する一年にできたらと思います。
SAKURA:前回のツアーは私たちがデビューしてからすぐに行われたので、私たちも無我夢中で駆け抜けた気がします。今回はデビューしてから3年目に行われるので、曲数もかなり増えましたし、私たちにしかできないツアーをお届けします。今回アメリカでコンサートをするのは初めてなので、楽しみにしています。
HUH YUNJIN:今回のツアーは「EASY - CRAZY - HOT」3部作をリリースした後に行われるということもあり、たくさん楽しんでいただけるようにセットリストを作っているので期待してください。皆さんが燃え上がるような、心から楽しめるコンサートを作れたらと思っています。
KAZUHA:遠く離れたFEARNOTに会いに行けるように頑張ります、と今まで言ってきたので、その夢が実現する日がもうすぐやってくると思うと、とても楽しみですし、ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えながら、成長した姿もお見せできるように頑張ります。
HONG EUNCHAE:今回、LE SSERAFIMのツアーで初めて訪れる場所があります。それは、私たちLE SSERAFIMを実際に初めて見るファンの方々もいるということでもあると思うので、皆さんに思いきり楽しんでいただけるよう、一生懸命に準備しています。
リリース情報
5th Mini Album 'HOT'
2025/3/14 RELEASE(日本発売 2025/3/15)
<一般盤:Vol.1、Vol.2、Vol.3>
HYBJ-7026~7028 各2,970円(tax in)
<コンパクト盤:Take #1、Take #2、Take #3、Take #4、Take #5、Take #6>
HYBJ-7030~7035 各2,200円(tax in)
<TIN CASE ver.>
HYBJ-7037 4,070円(tax in)
CD購入・再生・ダウンロードはこちら
ツアー情報
【2025 LE SSERAFIM TOUR ‘EASY CRAZY HOT’ IN JAPAN】
5月6日(火・祝)・7日(水)愛知・ポートメッセなごや 第1展示館
5月13日(火)・14日(水)大阪・大阪城ホール
6月7日(土)・8日(日)福岡・西日本総合展示場 新館
6月12日(木)・14日(土)・15日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
関連リンク
LE SSERAFIM 公式サイトLE SSERAFIM レーベルサイト
2.1k