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<インタビュー>GARNiDELiAがベストアルバムをリリース――新たな挑戦でさらなる“PROGRESS”を見せた『GRND THE BEST PROGRESS』を語る



インタビューバナー

Interview&Text:西廣智一

 メジャーデビュー10周年を迎えたGARNiDELiAがオールタイムベストアルバム『GRND THE BEST PROGRESS』をリリースした。単にキャリアを総括するだけでなく、初期5年間に発表した楽曲群を現在のサウンド&ボーカルスタイルでリレコーディングした“PROGRESS”バージョンとして収録するなど、現在進行形のGARNiDELiAの姿をたっぷり堪能できる内容となっている。また、初回盤には『GRND THE BEST PROGRESS』から抜粋された10曲を中国語&英語で歌ったバージョンを収めたボーナスディスクも付属。近年はMARiAが中華圏で人気を博すなど、海外で目覚ましい活躍を遂げているだけに、こちらもユニットとしての“今”がダイレクトに伝わる仕上がりだ。

 このインタビューでは『GRND THE BEST PROGRESS』制作の裏側はもちろんのこと、2023年から続く怒涛の日々や次の10年に向けた展望など、興味深い話をじっくり聞いている。年々逞しさが増し続ける彼らの揺るぎない信念を、ぜひ感じ取っていただきたい。

ベストアルバムは、「初めてGARNiDELiAに触れる人への究極のセットリスト」

――2024年はおふたりにとってどんな1年でしたか?

MARiA:1年が過ぎるスピードがどんどん速くなっている気がします。特に私の場合、日本で活動して、今度はしばらく中国で活動して、また日本に戻ってGARNiDELiAのツアーに取り組んでということの繰り返しだったので、本当に一瞬で終わりました。


toku:そのMARiAの中国での活躍を、僕はメディアを通して知って「頑張れ!」って応援していたわけですが。


MARiA:(笑)。で、2024年後半にこのベストアルバムの制作があったので、ライブの合間にレコーディングして、またライブしての繰り返しでした。


――では、感覚的には2023年からの流れがそのまま続いていたような?

MARiA:そうですね。だから1年っていう感覚がまったくなくて、2023年からずっと地続きだった印象です。しかも常に走り続けていたから、カレンダーを見返さないと「いつどこにいたんだっけ?」と記憶も曖昧ですし(笑)。


――前回のインタビューで、2023年はオフシーズンがなく常にオンの状態だったとおっしゃっていましたが、それは2024年も変わらずだったわけですね。しかも、1年前は「倒れるまではやろうかなと思っているんですけど、なかなか倒れてくれないんですよね」とも言っていましたが。

MARiA:たぶん私、鋼のメンタルを持ってるんだなと、改めて思いました(笑)。体力的には限界をずっと超え続けていたと思うんですけど、これこそが自分がやりたいことで、20数年間も追い求めてきたものですし。歌をたくさんの人に届けることが自分の使命でもあるわけだから、それが叶う場所にいられるんだったら、みんなの期待に応えたいなっていう気持ちもありましたしね。


――改めて、GARNiDELiAって今までに例のないアーティストになりましたよね。

MARiA:本当にそのとおりで。だからこそ、自分たちが切り開いていかなきゃいけないこともたくさんあるし、ここでめげちゃいけないって気持ちも強かった。せっかく切り開いた新しい道なんだから、それをさらに延ばしていきたいなって気持ちはあったけど、なにぶん初めてのことばかりで。でも、2023年に一度経験したことで慣れたじゃないですけど、2024年はスタッフも含めてより一丸になれたところもあって、どんなにハードなスケジュールもこなせたのかもしれません。


――GARNiDELiAはコロナ禍に入る前にも海外での活動が増えていましたが、今はその頃ともまた違ったフェーズなわけですよね。

MARiA:というより、パラレルワールドみたいにまったく違う世界に行ってしまった感覚なんですよ。MARiAという主人公が映画みたいな人生を歩んでいて、それをもうひとりの私が俯瞰で見ているような感覚というか。夢と現実を行ったり来たりしているような、そんなふわふわした毎日だった2023年を経て、2024年は「この人生をしっかり生きていかなくちゃいけないと覚悟が決まったことで、ここから10年の進み方の指針が見えてきたところはあります。


――tokuさんとしても、思いがけない道を歩み始めたことでGARNiDELiAとして「もっとこんなことができるじゃないか」「じゃあ、こんなことをやってみよう」と、新しいアイデアも湧いてきたのですか?

toku:そうですね。海外に行けば行くほど、それまで知らなかったやり方とかアプローチだとかいろいろ身に付きましたし、それらはおそらくここからの作品にも影響するはずだと思うんです。でも一番は、GARNiDELiAのみならず日本のアーティストが積極的に海外でライブをするようになり、向こうのチャートに曲がランクインしたりという状況を目の当たりにして、音楽の可能性が無限大になったなと実感したことが大きくて。だからこそ我々ももっとやれることがあるはずだし、もっとやらなくちゃいけないこともたくさんあるはずだという再確認もあり、日々楽しみつつも刺激をもらっているところです。


――ひと昔前は、海外進出には英語で歌うことが必須でしたが、今はアニメの影響もあってか日本語のままのJ-POPが海外に浸透し始めていますものね。

toku:K-POPにしてもそうですけど、各国のカラーを見せることで文化交流がより積極化していますし、J-POPの場合はその要因のひとつがアニメであることは間違いないですよね。


――そんな稀有な経験を経て、GARNiDELiAはメジャーデビュー10周年を記念したベストアルバム『GRND THE BEST PROGRESS』をリリースします。多くの楽曲が“PROGRESS”と称してリレコーディングされていますが、どこがどう進化したのかオリジナルバージョンと聴き比べながら楽しませていただきました。

2人:ありがとうございます!


MARiA:すごいボリュームになって、全部聴くのに時間がかかりましたよね(笑)。


――はい(笑)。でも、しっかり聴き比べられたことで、今回の“PROGRESS”バージョンが原曲のイメージを残しつつ、演奏やサウンドが現代的にアップデートされていることにも気づけました。収録された多くの楽曲は現在もライブで披露される機会が多いですが、そういう経験の積み重ねがしっかり反映された、単にセルフカバーの一言では済ませられない深みのある作品集になったと思います。

toku:ありがとうございます。10年も活動していると、録音スタイルも機材面もどんどん進化していきますし、もちろんMARiAのボーカルもこの10年でいろいろ進化しているわけで。なおかつ、おっしゃるように楽曲自体もライブを通してどんどんアップデートしているので、せっかく収録するなら今の形でお届けしたいという思いがまずありました。正直な話、10年前は「この曲たちを10年後も歌い続けられたらいいな」とまでは思っていなかったけど、やっぱり10年乗り越えてきた楽曲って強いんですよね。なので、今作はある意味では10年前の答え合わせをするように、今の技術と今の僕らの考え、今の僕らの音楽との向き合い方でこの10年間の“PROGRESS”を表現したくて、こういう形になりました。

 だから、単純に今の機材を使って演奏したらどうなるのかっていうのが第一にあったかな。曲によっては、それこそ「SPiCA-ReACT- [PROGRESS]」みたいにアレンジを大きく変えている曲もあるんですけど、基本的にはちゃんと10年生き続けてきたからこそ、「大切に10年間育てたじゃん。今もこの形でいいよね」っていうものを作ろうと思いました。


――なるほど。選曲に関してはすんなり決まりましたか?

toku:一応シングル楽曲を筆頭にセレクトしていて、加えて“踊っちゃってみた”楽曲とバラードっていう、いつもライブでやっているような構成ではあるんですけど、それらを並べるとこういう流れになるのかなという感じです。正直、アーティスト側にとってベストアルバムって当時の音源のまま入れたほうがいいのか、新たなアレンジを施したほうがいいのか、その選択が難しいんですよ。そういう意味では、そこはいい感じのラインを狙ったと自負しています。


MARiA:10周年という節目のオールタイムベストなので、私はこれが「初めてGARNiDELiAに触れる人への究極のセットリスト」だと思っているんです。だから、これから初めてGARNiDELiAのライブに行くビギナーには「まずはこれを聴いておけばいいよ」っていう1枚にしたくて。


toku:布教盤だよね。


MARiA:そうそう、そういうものこそベストアルバムだと思うので。それぐらい、私たちの時代を作ってきた曲たちが揃った、この18曲全部が代表曲なんですよね。私たち2人とファンのみんなと一緒に10年かけて育ててきた思い出と歴史が詰まった曲たちなので、私たち的にはエモい感じがあるんですけど、そこさえも超えて“PROGRESS”としてリニューアルしてみんなのもとに届けられる本作は、今の私たちだからこそ作れる音だと思っているので、そこが今回一番の醍醐味ですね。だから、サウンドやアレンジが極端に変わったわけじゃないんだけど、絶対違うものに仕上がっているはず。

 オリジナルと“PROGRESS”を比べてどっちがいいとかじゃなく、単純にオリジナルは当時の私たちの音、“PROGRESS”は今の私たちの音ですよというだけ。だから古くからのファンには聴き比べて進化を楽しんでもらえるはずだし、初めて聴く方には「2025年のGARNiDELiAはこんなアーティストですよ」と提示できる、そんな1枚になったんじゃないかなという気がします。


――なるほど。

MARiA:あとは単純に、アーティスト的には過去の自分たちを塗り替えたくなる瞬間が必ずあるんですよ。


toku:そうなんだよね。


MARiA:活動が長く続けば、それだけ成長し続けているわけじゃないですか。成長が止まらないということは、いいものを更新し続けようと思って生きているわけだから。過去のものって「あのとき、この歌い方ができなくてめっちゃ悔しかった」とか、ちょっと恥ずかしいところもあるんですよ。だから、ある意味では自己満足の世界なのかもしれないですけど、個人的には録り直せてよかったなと思ってます。


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さすがに今回だけはへこたれそうになった

――2020年の「起死回生」以降の楽曲はオリジナルバージョンのまま収録されていますが、 “PROGRESS”バージョンはそういった2020年以降のGARNiDELiAサウンドで制作されているので、知っている曲のはずなのに音の質感も歌い方も今のテイストが施されているので、不思議と新曲を聴いている感覚になるんです。

toku:うれしいですね、そう言ってもらえて。


――それこそオープニングの「ambiguous [PROGRESS]」なんて、第一声からして今のMARiAさんのボーカルスタイルだから、新鮮なんですよ。オリジナルバージョンを知っているからこそ、スキャットのニュアンスが変わっていたり、ファルセットの使い方も変わっていたりと、その進化にゾクっとするというか。

toku:よかった、ちゃんと気づいてもらえて(笑)。


MARiA:でも、本当にそうなんですよ。ライブで歌い続けてきたことで変化や成長した部分もあるし、私の年齢とともに変わっていったところもあるし。そういう進化した部分はちゃんと形として残したくて。


――「MIRAI [PROGRESS]」もサビの歌い回しが、完全に今のMARiAさんらしいスタイルですものね。もちろん、オリジナルバージョンはあの時代ならではの質感や当時のMARiAさんならではの真っ直ぐさが伝わる歌い方が魅力なので、どっちが良いという問題ではない。

MARiA:そう。だから今回は、完全にライブ感みたいなものを意識して制作に取り組んだんですよ。私達はちょいちょいライブアレンジという形でマイナーチェンジすることも多くて、その最終形態みたいな形で整えたのが今回の“PROGRESS”。同じ初期の曲でも、5年目にやったライブと最近のライブでは入っている音も全然変えているし、そういう意味でも最近のライブアレンジの再現に近いかなと思ってます。


――「grilletto [PROGRESS]」や「SPEED STAR [PROGRESS]」なんてイントロも長くなっていたりと、だいぶライブアレンジに近いですものね。

toku:今回の制作にあたって、昔のデータを開いてみたら「これ、当時はもうちょっとこうしたかったな」って気づきもありましたしね。でも、音の変化に関して一番重要なのはコロナ禍以降、アルバム『起死回生』(2020年)の制作から機材周りを一新したこと。だから、その今のスタイルに置き換えてみたいという部分は、かなり大きかったです。とはいえ、そこまで大きく変えているわけではないから、人によっては「全然変わってないじゃん」って思うかもしれない。僕自身もあまり変えすぎてもなという思いも強かったから、アーティストとしてのエゴとのせめぎ合いもありながら制作していました(笑)。


――もし「全然変わってないじゃん」って思えたら、それはある意味では褒め言葉かもしれないですよね。

toku:確かにそうですね。原曲を知っている人が持つイメージを壊さなかったという意味でもありますし、それはそれでうれしいですよね。


――そのtokuさんの機材の変化もそうですし、MARiAさんもソロ活動や中国での活動を経て歌との向き合い方にも変化があったと、これまでのインタビューでも何度か伺ってきましたが、本作でのリレコーディングを通じてコロナ禍以降に積み重ねてきたものを改めて見てもらうという側面もあるのかなと、ここまで話していて感じました。

MARiA:それは大きいと思います。


toku:それこそ、オリジナルバージョンをレコーディングしていた頃と比べたら、MARiAの歌のディレクションに関してもすごく緻密で高水準になっていますし、その一方で音楽の作り方もどんどんスムーズにもなっていて、「もっとこうしたい」っていう余力も出てきていると思うので、僕ら自身も“PROGRESS”している部分があるわけですよね。アルバムタイトルにもそういう意味が込められているので、まさにおっしゃるとおりだと思います。


――改めていい曲が多いなと実感しながら何度もリピートしたくなる1枚ですが……今回もうひとつ特筆しておきたいのが、初回盤に付属されるDISC 2ですよね。既存楽曲から選ばれた10曲を中国語と英語で歌い直すという。


toku:今回、MARiAが一番頑張ったのがこのDISC 2ですから(笑)。


MARiA:かなり大きな挑戦でした。今思い出すだけでも涙が出てきそうになるぐらい大変でしたから(笑)。正直、こんなにも「もうスタジオに行きたくない!」って思ったレコーディングは、生まれて初めてでした。


――レコーディングはそんなに過酷だったんですか。

MARiA:はい(苦笑)。私、あんまりテイクを重ねるタイプではなくて、パッと短時間でキメることが多いんですけど、この中国語と英語バージョンのレコーディングはブースにいた時間が過去最長でした。ほぼ1日入っているのに、ワンコーラスに何時間かけても終わらないっていう。特に中国語の場合、口の動きが一番重要で、唇を前に突き出すのか横に置くのか、舌を上の歯の後ろにくっつけるのか下の歯の裏につけるのか、舌の先端を噛むのか噛まないのかとか、そのちょっとした違いで全部意味が変わっちゃうんです。それをメロディの流れに乗せてやるのって相当難しくて、口の動きを全部記憶して発音をクリアしても、感情が込められてないと歌として成立しない。でも、感情を込めすぎると噛み方が甘かったりして、レコーディングに立ち会った中国語の先生から何度も「違う」と言われ続けるんですよ。


――確かに、中国語は同じ言葉でも発音の仕方でまったく意味が変わると言いますものね。

MARiA:しかもこちらは何が違うのか、その微妙なラインが理解できていないから、ひたすら「違う、違う」と言われ続けると相当メンタルをやられるわけです。


toku:僕もそうだけど、日本人チームはみんな違いがわからなかったからね。だから、ブースの外からひたすら「違うらしいよ」と伝えるしかなくて。


MARiA:誰もわかってないじゃん! っていう(笑)。それこそ、ワンフレーズを20回も30回も歌い直すんですけど、ブースの外にいる先生の顔が曇っているからダメだってわかるじゃないですか。その表情を目にするのが、一番メンタルにくるんですよ(笑)。


――まさかそんな落とし穴が(笑)。

MARiA:はい(笑)。「MARiAがGARNiDELiAの曲を中国語バージョンで歌うと知ったら、中国のみんなはすごく期待して待っているはず。そこで妥協して『日本人の発音、ちょっと違うけど可愛いね』みたいなクオリティにはできないでしょ?」って先生が言うんですよ。「それだけの期待をあなたは背負ってるんだよ」って。「確かにそうだよな、この2年間そう自分に言い聞かせていろいろ乗り越えてきたよな。そんなこと言われたら、気合いで頑張るしかないよな」って思うわけじゃないですか。


toku:で、俺も「やるならカッコいいほうがいいよね」って簡単に言うし(笑)。


MARiA:「確かに、GARNiDELiAは可愛いよりカッコいいだよな」と。でも、今回ばかりは気合いでどうにかなるものではなかったですね。レコーディングエンジニアさんがマレーシアの方だったので中国語と英語が話せて、加えて歌詞を中国語に翻訳してくれた方と発音のために来てくれた方と、中国語の先生が3人いて。その3人からOKをもらうために、とことん突き詰めて……最終的には口や舌を形状記憶させることに全神経を集中させて、あとは20年歌い続けてきた中で培ってきた技術と経験を駆使しながら乗り切りました。


――最終的には、ここ2年の中国での活動を通してMARiAさんのことを知ってくれた、中国のファンが待ってくれているというのが大きかったわけですね。

MARiA:はい。自分に期待してくれているファンが海外にいるって、アーティストとしてはすごく光栄なことだし、この上なく幸せじゃないですか。だったらこの困難に立ち向かっていかなきゃいけないし、戦わなきゃいけないわけですものね。だからこそ乗り越えられましたけど、さすがに今回だけはへこたれそうになりましたし、最後の曲を録り終わったときにはその場で崩れ落ちました(笑)。でもその数ヶ月後に、今度はソロの楽曲で中国語のレコーディングがあったんですけど、今回の経験がかなり活きて、ものすごいスピードで録り終わったんですよ。


――そこでの“PROGRESS”もあったと。

MARiA:間違いなく! で、今は中国語の話でしたけど、英語のほうも厳しかったんですよ(笑)。実はレコーディングのスケジュールが、中国語バージョンをまとめて録るわけではなくて、今日は中国語のレコーディング、次の日は英語のレコーディングという感じだったので、切り替えがかなり大変でした。なので、今回はDISC 2だけでも聴いてもらえたら報われます。今日はこれだけは絶対に伝えておきたかったんです!


――伝えましょう(笑)。にしても、ベストアルバム制作でこんな苦労があるとは、我々もまったく想像できませんでした。

MARiA:ですよね。10年経っても、まだこんなにも果敢に向き合わないといけないことってあるんだなと、改めて知りました。


toku:ベストアルバムっていうと新作までの“消化”盤みたいな印象もあるかもしれないけど、今回は間違いなくそういうものとは違う。だから、ちゃんと届いてほしいし聴いてほしいですね。


――このベストアルバムに先駆け、1月には新曲「罪人」の配信リリースもありました。こちらは完全に現在進行形のGARNiDELiAが楽しめて、『GRND THE BEST PROGRESS』の“先”が垣間見れる楽曲だなと思いました。

toku:そうですね。ただ、楽曲自体は結構前に制作していたものだったので、感覚的には『GRND THE BEST PROGRESS』の前という気持ちで。アプローチ的にも『起死回生』以降の流れを汲んでいるので、今の僕らのカラーがしっかり表れていると思います。



【MV】GARNiDELiA「罪人」/TVアニメ『Übel Blatt~ユーベルブラット~』オープニング主題歌


――この「罪人」と『GRND THE BEST PROGRESS』で2025年は幕開けすると同時に、次の10年に向けた新しい旅がスタートした感も伝わります。7月からは新たなツアーも始まりますが、その前にはMARiAさんのソロツアーが3月に控えています。GARNiDELiAにとって今年はどんな1年になりそうですか?

MARiA:冒頭でもお話したように、2023年から駆け抜け続け、私たちの在り方とかどうやって世の中に伝えていくべきなのかとか、そういうことを考えつつ徐々に行動に移していった。そういう意味では、次の一歩に向けた準備期間が2024年だったと思うんです。GARNiDELiAの世界からの見られ方がこの2年でガラッと変わったので、今年はここからの10年をどうやって生き抜いていくかを世界に向けてアピールする、最初の一歩になりそうです。だから、MARiAのソロツアーを3年ぶりにやるというのもその一環ですよね。ここまでの10年とここからの10年って、自分たち的にも見ている景色がまったく変わってくると思うし、今の自分たちだから目指せる場所があるはずだし、行かなきゃいけない場所もあるはず。そういう意味でも、重要な1年になると思っています。


toku:加えて、新しい音源の準備も並行して行っていく予定です。やっぱり作り続けて聴いてもらうことが僕たちの一番やりたいことだし、やらなきゃいけないことだと思っているので。コロナ禍以降元気を取り戻した世の中にフィットした音楽を作り続けることこそ、今年の命題かなと思っています。


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