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<インタビュー>BAND-MAID、無敵の5人が新曲「Zen」でスタートさせる2025年の展望



インタビューバナー

Interview:岡本貴之
Photo:Shintaro Oki(fort)


 BAND-MAIDが、2025年のリリース第1弾として配信シングル「Zen」を1月13日にリリースした。この楽曲は、『進撃の巨人 The Final Season完結編』や『呪術廻戦』などのアニメーション制作を手掛ける「MAPPA」のオリジナル TVアニメ『全修。』のオープニング主題歌に起用されている。まさに世界的規模でファンを持つ両者のコラボは、新年の幕開けに相応しい大きな広がりを見せそうだ。年々活動規模が大きくなっていくなか、5人はどんな思いで2025年を迎えたのだろうか。新曲の制作過程の話から、昨年リリースした約3年半ぶりのスタジオ・アルバム『Epic Narratives』収録曲について、そして文字通りのお給仕(ライブ)ともいえるシチュエーションのビルボードライブでのお盟主様(ファンクラブ)限定ツアーなど、早くもギッシリとスケジュールが埋まっている2025年の展望を語ってもらった。

音楽もアニメーターも、“創る”ということは一緒

――今回のシングル曲「Zen」は、アルバム『Epic Narratives』の楽曲たちとはひと味違うテイストですよね。制作は、アルバム完成後に一区切りがあってから取りかかったのでしょうか。


小鳩ミク(Gt./Vo.):同じ時期になりますっぽね。アルバムの制作をしている時にお話をいただいて、タイアップ楽曲としてのオーダーがありつつ、アルバムとは違う感じでKANAMIが考えてくれたところからスタートしました。

KANAMI(Gt.):今回、本編の台本も読ませていただいた上で、楽曲については結構具体的に、「最初の始まり方はこういう楽曲で、その後の展開はこういう感じがいいです」という希望をいただいて、そのイメージを私のなかで噛み砕いて作らせていただいたんです。どういう曲がハマるのかなというのもあったので、3曲を提出させていただいて、そのなかで「Zen」が良かったということで、デモから少しアレンジをして完成させました。そこから楽器隊に送らせていただいて……(MISAに向かって)どうぞ。

MISA(Ba.):はい(笑)。デモを聴いたときに、この曲はメロディーが立つ曲だなって思ったので、それを立たせるように、ベースラインもどっしりとした感じにしました。普段は動き回ってるベースラインが多かったんですけど、そういうのもなしで、もう本当にメロディーを意識して、テクニカルなところも抑え気味で作りました。

AKANE(Dr.):私もメロディー重視のビートにするっていうところは、とても意識していました。BAND-MAIDはBPMが速い曲が多いので、こういう曲もちょっとミドルっぽく聴こえると思うんですけど、ただまったりしたミドルっぽい感じには聴かせないように、遊ぶところは遊ぶというか、フィルでビートを作ったりとか、そういう細かい工夫がフックになるようなことは意識して入れました。でも基本的に全体の流れはボーカルを聴いてほしいので、歌に寄り添ったシンプルなビートにしてます。



Photo:Shintaro Oki


――BAND-MAIDの中ではちょっとシンプルめかもしれないけど、他のロックバンドの曲と比べたら全然まったりした感じはないですよね。


AKANE:そうなんですよ(笑)。こういうメロディーラインが伸びてる感じでドラムもシンプルな8ビートでってなると、BAND-MAIDがやるとミドルっぽく聴こえるんですよね。ただ、疾走感は消したくなかったので、いろんなフィルや折り返しのところからちょっと変えていったり変化をつけて飽きさせないビートを意識しました。アニメの内容で言うと、異世界に転生したかのようなイメージです。最後のサビ前も怒涛のフィルにしたので、異世界と現実世界みたいな2つのテーマを自分のなかで持ってレコーディングしました。

小鳩:最近はシンプルな感じの曲が意外と少ない気がしていたので、すごくキャッチーなメロディーを引き立たせるようなギターパートをお給仕では意識して弾こうっていうのは小鳩が思っていますっぽ。コーラスに関してはSAIKIが結構ストーリーを引き立たせるような歌い方をしているので、それを後ろから支えるような歌い方だったり、ニュアンスを変えながら結構幅のある歌い方をしました。豊かなコーラスワークになっているので、そこはより強く意識しながら歌っていきましたっぽ。



Photo:Shintaro Oki


――SAIKIさんは作詞をする上で、作品のどんなところに着目したのでしょうか。


SAIKI(Vo.):BAND-MAID名義のタイアップ曲で歌詞を書くのは初めてだったので、歌詞を書いているときから不安だったなっていう気持ちは、今思い返してもとりあえず根強く残ってます(笑)。「Zen」というタイトルはデモ段階からあったんですけど、『全修。』チームの方が「“Zen”って『全修。』にピッタリでとてもいいですね」と言っていたのでそのままにしました。作品は全話分ムービーで見させていただいてとても入り込めたので、ストーリーのなかにある言葉でここが大事かなっていうのをピックアップして歌詞を書かせていただきました。作中に出てくるアニメーターっていうご職業には詳しくなかったんですけど、『全修。』を見たら知識がいっぱいになったので、そういう作り手の気持ちを伝えられたらいいなということも思いました。音楽もアニメーターも、“創る”っていうことは一緒だと思うので、ミュージシャンとして共感できる部分も多かったですし、〈描きだす New verse 誰にも奪えない 僕らの未来〉というサビに入れた歌詞は、BAND-MAIDの気持ちでもあります。


――なるほど、そこはリンクしているんですね。原作があると元々知っていて好きだからすぐ入り込めるということもあると思うんですけど、『全修。』はMAPPAオリジナルのアニメですから、その世界観を理解して歌詞を書くのは大変だったのではないですか。


SAIKI:大変でした(笑)。でもしっかりプロットとか台本とかも全部、何回も何回も見て、誰よりも先にファンになった感じで取り組ませてもらいましたし、曲については“歌謡ロック”だなって感じていて。BAND-MAIDにはなかなかないテイストだったので、そういう曲だからこそ、私が書く歌詞も違和感がなく、みなさんに届けられるかなっていうことも考えてわりと好きに書かせていただきました。

 ボーカリストとしては、やっぱり歌謡ロックが頭に残っていたので、よりシンプルに録っていった印象があります。ちゃんと1本で納得できるボーカルになるように、結構何回も録り直して納得がいくテイクを出せたなっていうのと、サビ以外は基本的にダブってなくてシングルにしているので、そういうのもメロディーが引き立つ要素になっていると思います。1番では結構シンプルなコーラスワークで、自分の歌い方も「まだまだ先があるぞ」っていうふうに思ってほしかったので、2番からは結構思い切り自分の癖を出してみたりとか、サビごとにどんどんハモを追加していったりしていきました。



Photo:Shintaro Oki


――演奏で言うと、サビの最後の部分で下降していく部分がとても印象に残りましたけど、あのアレンジはどんな発想で出てきたのでしょうか。


KANAMI:エンディングというか、楽曲の締めみたいなのを作りたくてああいう感じにしました。バンドでガッと終わるっていうのもいいかなと思ったんですけど、作品が転生ものだし、ファンタジーっぽいイメージを入れたいなと思った感じです。


――KANAMIさんのギターソロは逆にちょっとずつ上昇していくようなカオスなニュアンスがカッコイイですね。


KANAMI:ありがとうございます、自分でも気に入ってます。テクニック的には結構難しいんですけど、耳に残りやすいメロディーを弾きたいっていうのは常々考えていて、自分の中ではかなり印象に残るギターソロが作れたんじゃないかなって思ってます。


SAIKI:すごく長いギターソロを久々に入れようって言ってたのこれだったっけ?


KANAMI:その会話は覚えてないけど、そうだっけ?


SAIKI:アルバムの制作中でもあったので、ここ2、3年の曲を聴いていたら、「あれ? KANAMIギターソロ遠慮してません?」みたいな。彼女は曲重視で考えているから、たぶんそんなつもりはないと思うんですけど、「ギターヒーローを炸裂しちゃってもいいんじゃないですか?」って、展開のあるギターソロをリクエストした気がします。



Photo:Shintaro Oki


――長いソロがなかったのは、曲重視でバンドの調和を意識していたということなんですか?


KANAMI:いや、本当に意識して作ってなくて(笑)。だから逆に意識しないと長いのは作れないのかも知れないです。曲作りに関しては、結構SAIKIに「こういうのを入れてほしい」って言われることがあって、例えばアルバム曲の「Forbidden tale」は、お客さんの歓声みたいなものを入れてほしいっていうことを、合宿のときに言われたんですよ。多分忘れてると思うんだけど。


SAIKI:ええ? 忘れてます。


一同:あはははは(笑)。


SAIKI:5年ぐらい前に、メンバーで合宿をしたんですよ。


小鳩:そりゃ忘れるわ(笑)。


KANAMI:そのときに言われたことを、どこかで入れたいなっていうのが頭の片隅にあったんですけど、これは「Forbidden tale」でやれるなっていうので入れました。そういう感じでSAIKIから「こういうふうな展開がほしい」って言われることがあるので、今回に関しては「長めのギターソロを弾く曲があった方がいいんじゃない」って言われて作ったんだと思います。



Photo:Shintaro Oki


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メンバーのおかげで、自分の短所も長所に思えるようになった

――「Forbidden tale」といえば、2024年11月に行われたZeppツアーのオープニングも飾っていました。バンド活動への思いの強さも想起させる曲ですが、BAND-MAIDが国内外で活動の幅、知名度も広げて巨大な存在になっていくことに、怖さみたいなものを感じたりはしませんか。みなさんが常に自分らしくいられる理由はどんなところにあるのでしょう。


小鳩:う~ん、そんなに自分たちが巨大になってるっていう感覚がまだない部分が大きいかもしれないんですけど(笑)。そう思っていただけるのがすごくありがたいなって思いますっぽね。


SAIKI:でも小鳩を筆頭に、結構みんなハートが強いよね? “来るものを拒まず”っていうか。


小鳩:確かにそれはあるかもしれないですっぽね。みんなそれぞれに心が強いっていうよりも、こう見えてBAND-MAIDって体育会系なんですっぽ。自分たちを自分たちで鼓舞していくというか、「負けるな負けるな」っていうのを自分に対してそれぞれみんなやっていくメンバーなので。そういう部分が心の強さだったり、活動を続けていく上で怖さっていう部分を感じないというか、いい意味で強くなっているんだろうなって。


SAIKI:毎秒毎秒、必死だもんね。


KANAMI:それに、1人じゃないっていうのが大きいよね。


小鳩:そうだっぽね。5人いるので、それぞれ1人だったら多分こんなに強くはなれていないだろうなっていうところは大きいですっぽね。なので、たまに各自のソロ取材とかあったりすると、急に心が弱くなりがちですっぽ(笑)。


KANAMI:この前、PRSのイベントがあったんですけど(KANAMIの日本人初となるシグネーチャー・モデルが発売された)、1人が心細すぎてメンバー全員来てくれました(笑)。みんな応援に来てくれたんだろうけど、楽屋でずっとMISAの靴下の話になってて(笑)。


一同:あはははは(笑)。


KANAMI:そうやって自然にそばにいてくれて。やっぱり1人じゃ何もできないなって思いました。メンバーがいるからこそ、みんな強くなれるっていうのはありますね。


小鳩:1人だったら、きっと怖さを感じるときもあると思うんですけど、5人それぞれが同じ方向に向かって、お互いを鼓舞して活動してきているので、そういう部分が曲とかにも出ているのかなと思いますっぽ。



Photo:Shintaro Oki


――MISAさんいかがでしょう。靴下の話が気になりましたけど。


MISA:昔のロックバンドのジャケットが載ってる、柄が激しい靴下を履いていて、それをみんなが見て、「これは誰だろう?」って検索して曲を聴いたりしてたんです。Amazonでまだ売ってると思います(笑)。


――調べてみます(笑)。MISAさんは、BAND-MAIDの知名度が上がって行くなかでの変化ってありますか。


MISA:自分はもともと心が弱々の人だったんですけど、みんなと一緒になってからこういう性格になれたので、みんなのおかげですね。自分の短所も長所に思えるようになりましたし、それがちゃんと音楽の方にも表れていると思います。体育会系って言ってるけど、そういうところも含めてみんなで向上し合って来たんだなって。


AKANE:私も性格はバンドに入ってから変わりましたね。「変えないといけない」と思って。


小鳩:えっ!? AKANEが? 変わらないっぽ?


AKANE:ちゃんと考えて動くようになったから(笑)。


一同:(爆笑)。


小鳩:それは性格とかじゃないっぽ(笑)。


AKANE:でも本当に、基本的な習慣とかも変えて自分が変わったのはすごく実感していて、それがドラムプレイにも全て繋がって影響してきてくれて、調子が良くなりました。そこからひたすら楽しく毎日過ごせてるから、ポジティブになったと思います。なんでしょう、大人になったんですかね(笑)。技術とともに自分もちゃんと大人になってきたというか。


SAIKI:あれじゃない? 技術だけじゃなくてオーディエンスの人たちからの期待にも応えたいなって、ハッキリ思うようになってちゃんと自分で考えるようになったんだよね?


AKANE:全部まとめてくれた(笑)。



Photo:Shintaro Oki


――SAIKIさん自身はどうですか。


SAIKI:私は、めちゃくちゃ人が変わりましたよ。


小鳩:うん、SAIKIは人変わったっぽ。


SAIKI:ずっと部屋の隅っこにいて、誰とも話せなくて、話しかけられるけど無視みたいな(笑)。最初はそういうことが多かったんですけど、歌うことが好きになって変わりました。歌うことはもともと好きだったんですけど、こういうロックバンドをやるとは思い描いてなかったので、ずっと苦しくて。うまく歌えないとか、「みんなはどう思ってるんだろう」みたいなことを、みんなに聞けないし自分でぐるぐる考えちゃってたときに、音楽って自分が覚悟を決めないと、みんなが応えてくれるものでもないんだなっていうことに途中で気づいて。それにはまず自分が変わらなきゃということで、みなさんともお話をしたり、誘ってみようかなとか、まず自分を知ってもらうところからっていう感じで。

 バンドのことに関しては、「こうした方がいいと思いますよ」みたいなことをマネージャーさんを通じてこそこそ言ってメンバーに伝えたりして。直接みんなに言えって感じなんですけど(笑)。それが人を挟まないで言うようになったりとか、今は自分でも言えるようになっております。


KANAMI:今はSAIKIがリーダーシップを取って発言をしてくれるから、すごく助かってる部分があるなって。事務所の人に言いづらいことも、みんながSAIKIの方を見ると言ってくれることがあったりとか。今は以前と逆になりました。部屋の隅っこにいた子はどこに行ったんだっていうぐらい。


SAIKI:はい、もう無敵です。



Photo:Shintaro Oki


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2025年もたくさんのご主人様お嬢様に会いに行きたい

――昨年のZeppツアーでも無敵ぶりを発揮していたと思いますが、アルバム曲の反応はどう受け止めましたか。


小鳩:お給仕をやったから、さらに「やっぱりこのアルバムっていいね」って自分たちも思いましたし、ご主人様お嬢様からも、実際にお給仕で聴いたことで、より一層素敵なアルバムに感じたっていう声はいっぱい届いたので、嬉しかったですっぽね。


SAIKI:改めて、自分たちがこんなにライブバンドなんだっていうことをすごく感じられたし、やっぱり自分たちの音楽は、お給仕をして完成するものだなと思いました。


――アルバム曲についていくつか訊かせてください。「TAMAYA!」は海外のメタルバンドにはないタイプの曲だと思いますが、海外のツアーやフェスなどの出演を経て、フィードバックされているものも反映されていますか。


小鳩:それはあると思いますっぽね。


SAIKI:「TAMAYA!」はまさにそうですね。


KANAMI:お給仕でどう盛り上がるか、「みんなこうやってジャンプしたりして盛り上がりたいんだろうな」というのをイメージして作りました。「Magie」なんかは海外ツアーが終わった後に、海外に持っていったときに喜ばれそうな曲を作りたいなって考えて作った曲ですし、お給仕ベースでの曲って結構あるかもしれないです。


SAIKI:各国に行っても盛り上がる曲は違うんですけど、“ノリ感”っていうのは共通しているので、そういうのは区別せずに自分たちがやる音楽として届けられたらいいなっていうので、お給仕を想定して作っている曲が多いですね。お給仕するたびに、本当にいろんなことに気付くので。久々にやると曲の解釈も変わっていたりして、演奏に説得力も出たりとか、伝える力も楽曲とともに成長してるなっていうのをお給仕でとても実感しています。


MISA:私は、Zeppツアーのたった1ヶ月の間で、自分たちがすごく成長したなって思ってます。特に印象に残っているのは「The one」ですね。1回ごとに、どんどん自分たちの成長に繋がる曲だったし、クオリティがツアーの1ヶ月間で一気に上がったなって思った曲でした。



Photo:Shintaro Oki


――アルバムで「The one」に続く曲「Memorable」はMVに海外の風景が出てきますが、思い入れのある曲ではないですか。


小鳩:そうですっぽね。コロナが明けてからようやくまた海外ツアーに行けるっていうのを経て、その気持ちを曲にした方がいいんじゃないかっていうことで、ツアー中にKANAMIがサビだけ作って。そこからUSツアーの思い出をその曲に詰めましょうってことで歌詞もMCで話した英語を入れたりとか、そのときお給仕に来ていた人たちが聴いたときに風景が浮かぶようなイメージをしながら、歌詞を書きました。曲のテンポも今までにないような“ザ・バラード”の曲を、BAND-MAIDとして作ろうっていうことでこういう曲になりましたっぽ。


――「Memorable」の歌詞は、小鳩さんとSAIKIさんの共作クレジットになっていますね。


SAIKI:共作はそれまでもあったんですけど、「Memorable」から書き方が変わりました。それまでは、「こういう言葉でこういう歌詞を書いてほしい。よろしくっ!」って小鳩に全投げするみたいな(笑)。でも「Memorable」は2人で書いた歌詞を合わせた感じです。


小鳩:今まで歌詞はほとんど私1人で書いていたんですけど、『Epic Narratives』では、SAIKIが歌詞を書いている曲が増えたので、アルバムの色がとても増えましたっぽね(笑)。


――アルバムには小鳩さんのリードボーカル曲「Brightest star」もありますが、途中にちょっと変拍子が入っていたり面白い曲ですね。


KANAMI:ありがとうございます。


小鳩:この曲は最初、デモのタイトルが「POP ME」だったんですっぽ。どんなイメージで書いたのか、KANAMIに訊いたらすごく明るいポップなイメージを強く持って書いたって言われて。でもこれはKANAMIの良さなんですけど、哀愁のある感じだったり、ちょっと儚げな雰囲気のメロディーが出てきたりっていう、ただ明るいだけじゃないっていう部分を大事にしたかったので、流れ星だったり、星のイメージをテーマにして、人間の明るい部分と暗い部分、表裏一体な部分とかに重ね合わせて歌詞を書きましたっぽ。



Photo:Shintaro Oki


――初のお盟主様限定ツアーとなる【BAND-MAID Billboard Live Acoustic Tour】が3月にビルボード大阪、4月にビルボード東京で行われますね。どんなライブになりそうですか?


AKANE:アコースティックライブは去年もやったんですけど、いつもロックなライブと違って繊細なので、すごく新鮮で楽しくて。今、バンドでグルーヴ強化っていうのをやっていて、Zeppでそれが発揮できたので、それをアコースティックにしたらどうなるんだろうっていうので、今からすごくワクワクしています。


――リズム隊としてはアコースティック編成で、ウッドベースを使ったりする可能性もありますか?


MISA:ウッドベースやアップライトベースはまだ使ったことがなくて、いつか使うのが夢ですね。家に5弦のアコースティックベースはあるんですけど、難しくていまいち使いこなせてなくて。それもいつかできたらと思っているので、ここで披露する可能性もなくはないっていう感じです。


――その他、2月には【番外編お給仕】が東京・LIQUIDROOMで2日間ありますし、5月からは【BAND-MAID TOUR 2025】の第一弾スケジュールも発表されています。


小鳩:もう現時点で2024年よりも激しい年になるだろうなっていうのが見えている活動内容ですっぽ。1月のリリースから2月もお給仕があり、3月4月はビルボードライブでのお給仕があり、もう何かしら毎月のスケジュールが入っているので、昨年『Epic Narratives』を発表して新章としてスタートしたものを、より2025年は広げていくというか、ご主人様・お嬢様に向けて、「BAND-MAIDはまだ止まることはないぞ」っていうことを毎回違う見せ方で、感じていただけるんじゃないかなと思っていますっぽ。まだ発表していない楽しみもあるので、ぜひ私たちから目を離さない1年にしてもらえたらなと思ってますっぽ。


――では最後に、ご主人様・お嬢様への新年のご挨拶を兼ねて、ひと言ずつお願いします。


KANAMI:明けましておめでとうございます! 2025年は特にいろいろなところにお給仕に行けるので、とても楽しみにしております。今年もよりたくさん曲を書いて、みなさまを楽しませられるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。


SAIKI:2025年、ニューシングル「Zen」だけではなく、EPリリースもありますし、みなさんに届けられるうれしいニュースがまだまだありますので、そちらを楽しみに、みなさん健康に生きていてほしいなと思います。


AKANE:2024年は尊敬するインキュバス、ザ・ウォーニングと共演できたり、夢が着々と叶っているので、2025年もそういう私たちBAND-MAID全体の夢をどんどん叶えていける年にしたいなと思います。


MISA:今年はたくさんお給仕ができる年になると思うので、1本1本大事にして、自分も成長してみんなで成長して、楽しい1年にしたいです。よろしくお願いします。


小鳩:2025年はいろんなところへお給仕にいけますし、まだ発表していない出来事もたくさんあるので、もう本当に1年が2024年よりも早く過ぎるんじゃないかなと今から思うぐらいですっぽ。その分、濃くて日々がすごく詰まっている2025年になるっていうのがもう今からわかっているので、私もすごくわくわくドキドキしていますし、ご主人様お嬢様にはサプライズだったり、喜びや驚きやいろんな気持ちを感じられるような2025年になるだろうなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてほしいですっぽ。

 私たちの強みとして、国内外関係なく活動していきたいっていうところが大きいので、海外のご主人様お嬢様にも楽しんでいただけるような出来事をこれからも続けていきたいなと思います。曲然り、お給仕然り、たくさんのご主人様お嬢様に2025年も会いに行きたいなと思っていますっぽ。よろしくお願いしますっぽ。


――今もお話してくれましたけど、この記事は本国のビルボードに英訳版が掲載されますので、改めて海外のご主人様お嬢様へ向けてのメッセージをお願いします。


小鳩:海外のご主人様お嬢様には、お給仕に来てほしいと強く熱烈なお声をたくさんいただいておりますので、私たち自身も、たくさんのご主人様お嬢様に会いたい、行きたいなという気持ちはとても強く持っています。海外のご主人様お嬢様も是非、ビルボードライブでのお給仕にも足を運んでいただけたらなと思いますし、その他のお給仕もたくさんありますので、日本旅行も兼ねて是非観に来ていただきたいなと思いますっぽ。



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2015/11/18

[CD]

¥2,547(税込)

愛と情熱のマタドール
BAND-MAID「愛と情熱のマタドール」

2014/08/13

[CD]

¥1,019(税込)

愛と情熱のマタドール
BAND-MAID「愛と情熱のマタドール」

2014/08/13

[CD]

¥1,019(税込)