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<インタビュー>城田優が魔法をかけるクリスマス、5年目を迎えたスヌーピーのオーケストラコンサートを語る
【billboard classics×SNOOPY『Magical Christmas Night 2024』】が、兵庫(12月8日)、北海道(12月12日)、東京(12月23日)で開催される。
スヌーピーやチャーリー・ブラウンの日々を描いたチャールズ・M・シュルツのコミック『PEANUTS』70周年を祝してスタートしたこのスヌーピーのオーケストラコンサートも、今年で5年目。
昨年からは、城田優が出演に加えて演出も手がけて、スヌーピーたちとの楽しい“マジカルクリスマスナイト”を作り上げた。今回はどんな一夜になるのか。昨年を振り返りながら、今年の意気込みを語ってくれた。
(Interview & Text:大内弓子, Photo:石阪大輔, 取材協力:Amazon Music Studio Tokyo)
細部までこだわりぬいたステージ演出
── 昨年から出演のみならず演出も手がけられましたが、どういうコンサートを目指して作られましたか。
城田:僕の中にあったのは、“スヌーピーたちがいる世界の森の中でクリスマスコンサートが開催されて、その招待状を持ったお客様が森に足を踏み入れる”というイメージでした。 そもそも、クリスマス、スヌーピー、オーケストラというマジカルな空間を作ることができる要素がたくさん揃っているのだから、年代を問わずもっとワクワク楽しめるような空間と時間を作りたいというところから始まっているので、タイトルも、【billboard classics×SNOOPY『Magical Christmas Night』】としたんです。 もちろん、もう少しこうできたんじゃないだろうかというところはありつつも、そのコンセプトはブレることなく最後まで実行できたのではないかと思っています。
── 実際、オーケストラの皆さんも衣裳を着ていたり、譜面台や椅子が木になっていたり、細部にまでこだわってそのイメージを具現化されていました。
城田:オーケストラコンサートでは本来やらないようなことを団員の皆さんにはお願いしたので、最初は戸惑いもあったのではと思います。 照明についても、シーンに応じて暗くして幻想的な雰囲気を醸すために譜面灯を付けないようお願いしたり、逆に色彩豊かなライティングにし、LEDパネルの映像との相乗効果も狙ったり。ミュージカルの演出もそうですけど、その世界にいかに没入できるかが大事だと思っているので、お客様の目に触れるものはすべて違和感のないものにしたかったんです。 そのため、「大変申し訳ないですけど皆さんにもこのショーのアクターの一員になっていただきたいんです」というお話をして、頑張っていただきました。後でスタッフの方にお聞きしたところによると、オケの皆さんが笑って乗って演奏しておられたとか、楽しかったとおっしゃっていたそうなので、安心しました。
── 大きなクリスマスツリーや赤い屋根のスヌーピーのドッグハウス、雪だるまなど、松井るみさんによる舞台美術も昨年から新たに登場して、没入感を高めてくれましたね。ステージに苔まで生えていました。
城田:苔なんて必要のないものなんですけどね(笑)。 でも、これは僕の持論なんですが、そういう必要のないものがどれだけあるかがエンターテインメントの面白さであると思っているので。だからこそ、先ほども申し上げたように、もう少しこうできたんじゃないだろうかというようなところもあって、今年は、雪の降らせ方はもっとこうしたほうがいいよねとか、ドッグハウスをこうしたいよねとか、照明や映像も含め、細かいディテールをより良くブラッシュアップしたいと思っています。 もちろん、最も大事なのは音楽ですから。そこも、間違いないでしょうという方々をゲストに迎えて、素晴らしい演奏と歌唱で、今年の、【billboard classics×SNOOPY『Magical Christmas Night 2024』】をお届けしたいと思っています。
今年は、より充実したコンサートに。
── そのゲストの方々についてもぜひご紹介ください。兵庫には森崎ウィンさん、北海道にはKIMIKAさん、東京には青山テルマさんを迎えられます。
城田:今年も、個人的に親交があって歌唱力・表現力がずば抜けていて、さらに人間性も魅力的な方々に声をかけさせていただきました。 森崎ウィンさんと青山テルマさんは、僕と同じく日本以外の文化も持ちながら生きている人たちなので、だからこその表現力の豊かさを存分に感じていただければなと思いますし。 KIMIKAさんは、僕がよくやっているカラオケ会で初めて会ってまずその表現力に圧倒されたんですけど。ファーストソロライブを観に行かせてもらったら、踊れるし、MCにも温かみがあって僕の好きな世界観、温度感を持っていらっしゃったので、この機会にぜひ広く知っていただきたいアーティストです。 あと、クワイアとしてボーカルグループのFYURAを迎えます。実はメンバーのひとりであるyuzuに、僕が今年プロデュースした【TOKYO】というショーに出演してもらっているんですが、今回はグループ全員で参加してもらおうと。 今年は3都市になったこともあり、去年までのように各地の子どもたちにコーラスを担ってもらうのは大変なので、ひとつのグループでしっかり時間をかけて精度を高めていき、素敵にショーを盛り上げてもらえたらなと考えてのことです。 昨年とはまた違った新鮮なコーラスになり、より充実したコンサートになると思います。
── セットリストとしては、今年はどんな曲が登場する予定ですか。
城田:これまでのこのコンサートでも歌われてきた誰もが知っているクリスマスソングや、僕が歌ってきた「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」「ジャスト・ライク・ミー」などのスヌーピーにまつわる名曲、宮本貴奈さんをはじめとするジャズピアノトリオのジャズメドレーなどは引き続き登場します。 それから、僕と宮本さんで作って昨年のコンサートで披露した「夢の種〜I’ll be by your side」という曲も、このコンサートから誕生したものなので今年もお届けして広めていきたいと思っていますし。 ジャズバンドとオーケストラ、ジャズバンドとボーカルといったいろいろな形の掛け算があって、様々な音楽の要素が盛り込まれていて、基本的には広く親しまれている曲で構成することを目指しています。 また、これまでは女性ボーカルの方とデュエットしてきましたが、初めての試みとして、森崎ウィンさんとメンズでのデュエットをお届けすることになります。 女性とのデュエットとはキーが違ったり、同じ曲でも歌い方や聴こえ方が変わるので、楽しんでいただけると思います。兵庫、北海道、東京と、ゲストが変わることでの違いも楽しんでいただけると嬉しいです。
── 最後に来てくださる方へのメッセージをお願いします。
城田:「これはコンサートなの? ショーなの? ミュージカルなの?」というように、「?」がたくさん浮かぶものが僕は面白いと思っています。 その「?」の一つひとつが「!」に変わっていくように、プレゼントの包み紙を開いていったたらどんどん「!」が待っているように、ワクワクするものを作って、皆さんに魔法をかけることを目指しているので。 おひとりでも、大切な人とおふたりでも、そして大勢でも、このクリスマスという特別な日を楽しんでいただけたらと思います。
公演情報
【billboard classics × SNOOPY 『 Magical Christmas Night 2024』】
2024年12月8日(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールOPEN 18:15 / START 19:00
2024年12月12日(木) 北海道・ 札幌文化芸術劇場 hitaru
OPEN 18:00 / START 19:00
2024年12月23日(月) 東京・ 東京文化会館 大ホール
OPEN 18:00 / START 19:00
出演:城田優・スヌーピー
ゲストボーカル:
【兵庫】森崎ウィン
【北海道】KIMIKA
【東京】青山テルマ
指揮:栗田博文
ピアノ・音楽監修:宮本貴奈
ドラムス:
【北海道・東京】ジーン・ジャクソン
【兵庫】デニス・フレーゼ
ベース:パット・グリン
管弦楽:
【兵庫】京都フィル・ビルボードクラシックスオーケストラ
【北海道】ビルボードクラシックスオーケストラ
【東京】東京フィルハーモニー交響楽団
クワイア:FYURA
チケット:
S席一般 12,000円(税込)
S席パートナー割(チケット2枚) 21,000円(税込)
S席グループ割(チケット3枚) 30,000円(税込)
S席グループ割(チケット4枚) 38,000円(税込)
A席一般 9,000円
A席パートナー割(チケット2枚) 16,000円(税込)
A席グループ割(チケット3枚) 22,500円(税込)
A席グループ割(チケット4枚) 28,000円(税込)
※全席指定、未就学児入場不可
チケット販売スケジュール:
一般発売
2024年10月12日(土)12:00~
公演公式サイト:https://www.billboard-cc.com/snoopy2024
公演に関するお問合せ:
【兵庫】キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00/日・祝 休業)
【北海道】道新プレイガイド 0570-00-3871(10:00~17:00/日曜休)
【東京】キョードー東京 0570-550-799 (平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
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