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<インタビュー>祝・たまアリ公演決定! BUDDiiSが総合アルバム1位を獲得した最新作『UtopiiA』を語る



インタビューバナー

Interview:吉田可奈


 BUDDiiSが、1stミニアルバム『UtopiiA』を9月18日にリリースした。初のミニアルバムとなる本作には、9月6日、7日に開催された武道館ライブでオープニングとエンディングを飾った「Ütopia」や、インドの音楽ジャンル“パンジャーブ”を取り入れた情熱的なナンバー「Instinctive Love」など、全5曲を収録。グループの勢いを感じさせるエネルギッシュな一作に仕上がっている。

 およそ1年ぶりとなる今回の取材では、先日の武道館ライブの感想や、年末に控えるさいたまスーパーアリーナ公演について、さらに今作の推し曲についてメンバーに解説してもらった。

参加メンバー:FUMINORI、MORRIE、YUMA、HARUKI、FUMIYA、SHOOT

武道館公演を終え、改めて感じたバディとの絆

――念願だった武道館公演を終え、年末にはさいたまスーパーアリーナでの公演が決まり波に乗るなか、1stミニアルバム『UtopiiA』がついにリリースされました! 今作はどのような話し合いから生まれたのでしょうか?

FUMINORI:メンバーとスタッフさんと話し合いながら、いろんな音楽のジャンルをミックスさせた曲を作ったり、リード曲である「Ütopia」=理想郷というテーマに、BUDDiiSのいろんな表情をしっかりと魅せられる1枚にしようというところから制作に入りました。

MORRIE:最初に「Ütopia」のデモを聴いた瞬間に、ビビッと来たんです。デモの段階でも、みんなが歌を入れた状態のイメージができて、絶対に良い曲になると思ったんですよね。

SHOOT:「Ütopia」は、武道館公演のテーマ曲になるということで、全員で歌ったんです。 “みんなで理想郷に向かっていく”というテーマだからこそ、 10人全員の意志表示ができると思ったんですよね。すごくいいタイミングで、素敵な曲に巡り合うことができました。

▲「Ütopia」

――歌詞もものすごくポジティブですよね。

SHOOT:“出会い”を歌いつつ、この先も一緒に行こうというメッセージが込められているんです。歌いながら、これから先もバディ(ファンネーム)と一緒にいろんな景色を見て、歩んでいけたらいいなと思いました。

HARUKI:僕は「Ütopia」ではサビ前を歌わせてもらっているんですが、サビにかけて一気に盛り上がるサウンドなので、より気分を盛り上げられるように歌いました。さらに武道館公演のタイトルでもあり、今作のアルバムのリード曲でもあるので、これまで4年間の集大成を感じる曲でもあると思ったので、すごく大事に歌いました。

――グッとくるフレーズも多かったのではないでしょうか。

HARUKI:そうですね。“巡り合った”というフレーズは実際にバディとの繋がりを感じますし、僕たちの関係性を表していて、すごく気に入っています。

YUMA:ダンスはすごくキャッチーで、見ているだけで楽しくなれる、一緒に踊りたくなる振り付けになっているんです。すごく印象に残るし、耳にも残る楽曲なので、いろんな楽しみ方ができるんじゃないかなと思っていて。これからのライブでも、すごく大事な曲になると思いました。

FUMIYA:たしかに、ライブですごく盛り上がりそうだよね。

YUMA:みんなが楽しんでいる姿が想像しやすいんですよね。

FUMIYA:僕自身、すごく好きな曲ですし、言葉の力がダイレクトに伝わる曲だと思いました。さっきHARUKIがこれまでの集大成と言ってくれましたが、僕もこの4年間の活動を通してのアンサーソングのように感じていて。バディへの感謝を伝えながら、最後に「ねぇ Buddy」と語りかけているところがすごく好きなんです。みんなに語りかけながら、お互いの存在をしっかりと再確認して、一緒に作り上げる理想郷に向かっていくという、今後のBUDDiiSにとってすごく大事な楽曲になるんじゃないかなと思っています。

――ファンネームがしっかりと入っているのも嬉しいですね。

FUMIYA:ここまで語りかけるように言うような曲はなかったのですごく嬉しいです。みんなの存在を感じながらパフォーマンスができるんですよ。

――ファンネームがバディと知らない人がこの曲に辿り着いても、決して疎外感を感じることのない、すごくいい歌詞だなって思いました。

FUMIYA:そうなんですよね。“バディ”がちゃんと意味を持った言葉だから、あらためてすごくいいファンネームだなと思いました。

――武道館公演を終えて、あらためてバディへの感謝や絆を感じたのではないですか?

FUMINORI:そうですね。もちろん現場に来ることがすべてではないですし、配信で見てくれたバディや、来られなかった、見られなかったバディの気持ちも届いていますし伝わっていますが、特に外部イベントに出たときのバディの熱量には本当に感謝をしています。

一同:わかる!

FUMINORI:あの歓声を聞くと本当に心強いですね。外部のイベントだと、どうしてもアウェイ感があったり、僕たちを知らない人が多いところでライブをするといつものワンマンライブとは違う気持ちになるんです。ただ、楽しいだけではない気負いや、少しでも知らない人にも楽しんでもらえたらという気持ちがあるんですよね。それをバディは一緒に背負ってくれて、メンバーかのように盛り上げてくれるんです。これは冗談ではなく、来てくれている人数の5倍くらいの感覚になるんですよ。

MORRIE:バディとの距離感はすごく近いので、僕のファンは悩み事なども話してくれるんです。そういう人達を少しでも勇気づけたいなと思いますし、もっと面白くさせたいんですよね。僕は夢を叶えてアーティストをやらせてもらっていて、いまは夢を与える存在になっているはずなんですが、いつのまにかみんなからたくさんのものをもらっていたんです。これからも、お互いに元気を与えられるような関係性でありたいですね。自慢のバディです!

FUMINORI:本当に(バディとの)距離の近さ、心の近さは自信があります。

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――さらにこのミニアルバムには、いい曲がたっぷり収録されています。紹介してもらえますか?

HARUKI:「JUBiiLEE」は、春のツアーのタイトルにもなっていた楽曲で、BUDDiiSらしいすごく明るい曲なんです。聴くだけで心の底から元気になれるような曲なのですごくお気に入りです。

――MVもすごくかわいいですよね。

FUMIYA:いいですよね! この曲は作詞も作曲もKEVINくんが手がけているんですが、「HONEY」「LOUD」とはまた違ったKEVINくんの良さが出ているんです。振り付けをするときも楽しかったですね。

▲「JUBiiLEE」

SHOOT:今作には新曲「Instinctive Love」も収録されているんですが、これはインドのパンジャーブというジャンルとJ-POPをミックスさせた楽曲で、イントロで一気に惹きつける曲になっているんです。イントロはインドっぽいテイストのメロディから始まるんですが、全体的にセクシーな曲ですし、振り付けも大胆なものが多くて。人間の本性的な、大人っぽい表現を意識しました。歌詞は意外とストレートに気持ちを歌っているんですが、そことセクシーなダンスがすごくあっているんです。僕自身、“もっと聴きたい”と思うような曲になっていますし、普段明るくてキラキラした曲が多いからこそ、こういう曲は新鮮でやっていて楽しいですね。

――間違いなく、BUDDiiSの新境地ですよね。

SHOOT:そうですね。大人な僕たちを表現できているので、見ていて面白いものになったんじゃないかなと思っています。

FUMINORI:この先、年齢を重ねてグループとして成熟したときに歌ったら、より深みのある曲になりそう。これからがすごく楽しみですね。

MORRIE:この曲みたいな世界観が作りこまれている曲がすごく好きなんです。ボーカルはサビを踊らずに2人で堂々と立って歌っているんですが、そういった表現も今までになかったものなので、新たなBUDDiiSの魅力を引き出してくれました! 「Lack」もそうなんですが、ライブ映えする曲になりそうだよね。

FUMINORI: たしかに! ライブを重ねるにつれて、すごく化けそうだよね。

▲「Instinctive Love」

FUMIYA:「HONEY」は、KEVINくんの楽曲なんですが、すごく一皮むけたものになっているんです。すごく攻めた曲ですし、クールかつ、情熱的なところもあって。「Instinctive Love」がボーカルラインが目立つ曲だとしたら、「HONEY」はラップが際立つ曲になりました。すごくキレのある曲なのでテンションを上げたいときも良いですし、ここまでダンスも激しくて、コンセプトがしっかりと固まっている曲はMVを含めなかったので、ダンスブレイクなどと一緒に楽しんでもらいたいですね。

MORRIE:「HONEY」の裏話をすると、この曲にはフラメンコギターの音が入っているんですが、以前からそういう音色がすごく気になっていて、いつかその音色を入れた楽曲をやりたいと言っていたんです。

――自分たちの好みや方向性がしっかりと反映された楽曲になったんですね。

MORRIE:そうですね。和の雰囲気も混ざって、すごく素敵なのでサウンドも注目しながら聴いてくれたら嬉しいです。

▲「HONEY」

――ではYUMAさん、「LOUD」を紹介してもらえますか?

YUMA:「LOUD」は、エールソングになっているんです。この曲はふみくんたち(FUMIYA、FUMINORI)が振り付けをしてくれた楽曲なんですが、すごく激しいパートがあって足が追い付かないんです!(笑)

MORRIE:この曲、本当に疲れる!(笑)

――それは意図して作ったんですか?

FUMINORI:意図して作りました(笑)。この曲はボーカルメンバーの4人以外は、マイクを持たず、1回も歌わずにパフォーマンスに集中するので、ダンスに振り切ろうという話になったんです。なので、全部を詰め込みました(笑)。

FUMIYA:曲に合いながらも、自分たちのエゴというか、やりたいことを詰め込んでいったんです。ダンスのスキルを見せられる場所でもあったので、その説得力も出るような振りにした方がいいなと思っていて。

FUMIYA:ボーカルがあそこまでハイトーン、ロングトーンで歌っているところで、僕らも本気でダンスを見せるというぶつかり合いができたらいいなと思ったんです。

――その結果、相当大変だったと!

YUMA:BUDDiiSの楽曲のなかでぶっちぎりでキツイです!(笑)

FUMINORI:飛びぬけて大変だからね(笑)。でも、すごい楽しい!

FUMIYA:持久走のラストを走っている感覚!

FUMINORI:わかる。ラストダッシュ! いや、ラストの坂道ダッシュ!

HARUKI:リレーの感覚、めっちゃわかります(笑)。でも、逆に力を出し切れるから楽しくて。たくさん踊る曲だからこそ、パフォーマンスを通して、ダンサー6人で気持ちを一つにして、想いを出し切れるなと思いました。

――ライブでどこに置くかが大事になりそうですね(笑)。

FUMIYA:キツイときに置きたくなっちゃうんですよ!

――あはは。でも、振り付けは楽しかったのでは? FUMINORI&

FUMIYA:楽しかったです!(笑)

MORRIE:この曲はパフォーマンスもいいんですが、KEVINが作った歌詞がすごく素敵なんです。KEVINの曲って、全部自分と照らし合わせることができるんですよね。その時の気持ちをしっかりと表現しているから、同じメンバー、同じボーカルとして歌うことにすごく意味を感じているんです。僕自身、そんなに強い人間ではないので、この曲を最初に聴いたときに、すごく元気をもらっちゃったんですよ。それくらい心の奥にグッと来たんです。だから、その気持ちをまたみんなに届けられるんですよね。それもあって、「LOUD」を歌っている時の映像がYouTubeにあがっているんですが、自分のその表情が好きなんです。コメントにも、“気持ちがこもっている”というものが多くて、すごく嬉しいです。僕たちはボーカルで踊ることなく、100%気持ちを込めて歌って、パフォーマンスは歌わずに踊りでバチッと決めて、一体となって届けられるんです。すごく好きですね。

――この「LOUD」のジャケットのような、スタジアムで聴きたいですね。

MORRIE:まさに! いつかその夢も叶えたいですね。

▲「LOUD」

――そしてFUMINORIさんのお気に入りはどの曲ですか?

FUMINORI:やっぱり「Ütopia」です。僕たち10人だからこそ歌える曲ですし、メッセージ性がすごく強い曲なんです。それなのに、優しさで溢れているんですよね。応援してくれるバディのみんなとこの先も一緒にいたいとハッキリ伝えている曲ですし、みんなのことも肯定してあげられるような曲なので、ポジティブさがすごく好きなんです。

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たまアリ公演が終わったらメンバーでしたいこと

――年末にはグループ史上最大キャパのさいたまスーパーアリーナでのライブが開催されます。いまはその準備が第一だと思うのですが、ライブを終えた後、メンバーでしたいことはどんなことですか?

FUMINORI:BUDDiiSの冠番組!

一同:やりたい~!

FUMINORI:絶対に楽しいと思うんですよ! メンバー対決とかしたい!

SHOOT:何なら勝てるの?

FUMIYA:俺は、大声!

FUMINORI:そう!? みんなデカいよ?

FUMIYA:いや、勝てる!

FUMINORI:ほら、こういう認識の違いを徹底的に決めていきたいです(笑)。

SHOOT:俺はじゃんけんかな。絶対勝てる。

FUMIYA:だとしたらすごすぎるよ!? ちょっとライターさんとやってみてよ。

――ジャンケンポイ!

SHOOT:(負ける)

FUMIYA:オチがキレイすぎるだろ!(笑)

FUMINORI:HARUKIは何なら勝てる?

HARUKI:う~ん……。紙飛行機とか? たまアリのステージでやる?

MORRIE:たまアリで!? ていうか、1回も折っているとこ見たことないよ!

HARUKI:最近、家に余っている折り紙でよく折っていて。

FUMINORI:初めて聞いたんだけど!(笑)

――何を折っているんですか?

HARUKI:鶴。

FUMINORI:普通かい!(笑)

YUMA:僕はダーツかなぁ。

MORRIE:ダーツは運じゃない?

FUMINORI:それが、たまに一緒にやるんだけど、本当に上手なのよ!

YUMA:実力があるんですよ。FUMINORIくんは下手なので勝てるんですけど、SHOOTは上手いよね。

FUMINORI:僕のことさっと踏んでいかないでよ(笑)。

SHOOT:たしかに俺といい勝負! でもまぁ、勝負強さって本番にでるからさ。

FUMIYA:さっきじゃんけんに一発負けした人が何言ってるの(笑)。僕は対決じゃなくて、みんなでテーマパークに行きたい! 全員で行かない!?

YUMA:いや、大丈夫(即答)。

FUMIYA:大丈夫って言わないで!

FUMINORI:お兄ちゃん(ONE N’ ONLYのHAYATO)と行けば?

MORRIE:家族は大事にしろよ! なぁ、SHOOT!(MORRIEとSHOOTは兄弟)

SHOOT:本当だよ!

一同:あはは。

FUMINORI:俺が対決で勝てるのは、大食いかなぁ。根性系なら何でも勝てる!

FUMIYA:たしかに、気合いや根性のものになると絶対に勝つよね。

FUMINORI:SEIYAがちょっと張るくらい(笑)。

MORRIE:僕はフェイク対決がしたい! 上手い下手は置いておいて、アレンジやパッションを対決したい!

FUMINORI:huh~♪(それっぽい実演をしながら)根性でついていくわ!

一同:あはは!

BUDDiiS「UtopiiA」

UtopiiA

2024/09/18 RELEASE
ZXRC-2112 ¥ 2,200(税込)

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Disc01
  1. 01.Utopia
  2. 02.HONEY
  3. 03.Instinctive Love
  4. 04.JUBiiLEE
  5. 05.LOUD

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