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<インタビュー>THE ALFEEデビュー50周年記念『KO. DA. MA./ロマンスが舞い降りて来た夜』『五十年祭』インタビュー



<インタビュー>THE ALFEEデビュー50周年記念『KO. DA. MA./ロマンスが舞い降りて来た夜』『五十年祭』インタビュー

 2024年、デビュー50周年を迎えたTHE ALFEE。今回のインタビューでは、その幕開けとなった春ツアー【THE ALFEE 50th Anniversary 風の時代・春 From The Beginning】の話からTHE ALFEEの特異性、七夕に配信リリースされた「メリーアン音頭」、Double A Sideシングル『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』、50周年記念トリビュートアルバム『五十年祭』、そして、今夏開催の【U-NEXT Presents THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り Supported by 第一興商】や60周年に向けての意気込みついて語ってもらった。ぜひご覧頂きたい。

Interviewer:平賀哲雄

10代で出逢ったのにもう70歳になったんですよ?

--デビュー50周年おめでとうございます! THE ALFEEは一度も解散やメンバー脱退、交代もなく半世紀活動し続けてきたわけで、これは本当に凄いことだと思います。

坂崎幸之助:そこを是非強調してください(笑)。

桜井賢:これが本当の50周年なんですよ!

高見沢俊彦:真の50周年。シン・50周年(笑)。

坂崎幸之助:THE ALFEE以外にいないんじゃないですか?

桜井賢:あんこの少ない饅頭みたいなン十周年はあるかもしれないけど。

坂崎幸之助:お、上手いこと言うなぁ(笑)。ウチらはあんこたっぷり。

--ン十周年の1/3は活動していないとか、解散からの再結成とか、むしろそっちのほうが多いですからね。

坂崎幸之助:活動し続けて50年はたぶんいないと思うなぁ。

--なんで休止することなく続けてこられたんだと思います?

高見沢俊彦:なんとなく(笑)。新曲を出してツアーを回る、当たり前の日常を過ごして、気が付いたらこうなっていただけなので。途中で辞めようとか思ったこともないし、それがごく自然な状態だったんだと思います。だから続けられるんじゃないかな? 無理してないからね!

坂崎幸之助:本当に「気が付いたら」って感じですよ。周年のときはいろいろ意識するけど、周年が過ぎると普通の日常ですからね。

--それだけメンバー間の相性が良かったんでしょうね。

高見沢俊彦:もちろん、そこがいちばんだと思いますよ。

坂崎幸之助:あとはファンの方がずっと応援してくれているから。

高見沢俊彦:本当に感謝しています。

坂崎幸之助:お客さんなしで3人だけでやっていたんだったら50年は続いてないからね(笑)。

桜井賢:それだと他に仕事しながらやんなきゃいけないし(笑)。

坂崎幸之助:ツアーを続けられたというのは、やっぱりファンの皆さんのおかげですよ。しかも最近また盛り上がってきていますからね。今年の春ツアーも凄かったし、夏のKアリーナ横浜(8月17、18日開催【U-NEXT Presents THE ALFEE 2024 Wind of Time 50年目の夏祭り Supported by 第一興商】)も売り切れたりしているし。

--50年間「君らとはやってられんわ!」みたいな瞬間って一度もなかったんですか?

高見沢俊彦:あるわけないじゃないですか! あったら続かないって! 桜井はあったかもしれませんけど(笑)。

坂崎幸之助:桜井だけはあるかもしれないですけど(笑)。

桜井賢:いや、そう思ったとしても実行に移しているわけじゃないから。

一同:(爆笑)

桜井賢:そう思ったことがあるかと問われれば「思ったことはある」と答えますよ(笑)。でも、思っただけなので、何の影響もないです。

坂崎幸之助:思ってはいるんだね(笑)。

--そんな50周年の幕開けとなった春ツアー【THE ALFEE 50th Anniversary 風の時代・春 From The Beginning】。7月7日に千秋楽を迎えたばかりですが、全国まわってみていかがでしたか?

高見沢俊彦:各地、いつもの春ツアーよりも盛り上がりましたね。50周年ということもあったし、ツアー中に坂崎と僕が古希の誕生日を迎えたりもしたから、よりそういう風に感じたのかもしれないけど……凄いことだよねぇ。10代で出逢ったのにもう70歳になったんですよ? そう考えると時間の長さを感じますよ。

--僕も東京公演を観させて頂きましたが、70歳で変わらずメタルもプログレも全身全霊でパフォーマンスしていて、こんな日本のバンドは他にいないなと改めて思いましたよ。

高見沢俊彦:それは「ずっとやってきた」ということの証かもしれないですね。いきなりは出来ないもんね。ずっとやり続けているから体も慣れているし、ツアーでどんどん成長していく曲もありますし。そういう部分も含めて、やり続けてきたことの証としてのツアーだったということですよね。

桜井賢:現役で続けていなかったら無理ですよ。途中で休んでいたらあんなライブは出来ないと思います。毎年、年間通してツアーをやっているから「変わらないね」って言われるライブが出来るわけで。実際、自分の中では変わっているんですけどね(笑)。ただ、不思議なことにね、例えば「SWEAT & TEARS」で3人並んで激しく体を揺らしながら演奏したりする。あれね、やっちゃうんですよ。終わったあとのことを考えずに。結局、若い頃にやっていたことを同じようにやっちゃうんだよね!

高見沢俊彦:体が勝手に動いちゃうんだよ!

桜井賢:動いちゃう。で、動かないわけにはいかないんだよ(笑)。あそこで弱っていたら「可哀想だな」って思われちゃうじゃない!

高見沢俊彦:大丈夫かなって心配されちゃう(笑)。

桜井賢:だから動くんですよ。それで「ツラいな」と感じたらトレーニングをしなきゃいけない。ただ、ツアーをやっていることが実はいちばんのトレーニングになっているんですよね。

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山陽新幹線の「こだま」が今いちばん好きなんです!

--坂崎さんは、50周年の春ツアー、まわってみていかがでした?

坂崎幸之助:各地、ソールドアウト。ここに来てさらに盛り上がってきている印象を受けましたね。コロナ禍で2年間ツアーを観られなかったことも影響しているのかな。その反動というか。

桜井賢:良い反動だよね。せっかく日常が戻ってきてもコロナ禍の自粛の影響で外に出るのがイヤになっちゃっている人たちも多い中で、THE ALFEEのファンはツアーに来てくれているわけだから。

坂崎幸之助:ライブが戻ってきてもコンサートには行かなくていい。そう思うようになった人が増えている傾向があると聞いていたけど、嬉しいことにウチらの場合は逆だった。みんな、観たくて観たくて仕方ない感じ。その気持ちが今年の春ツアーでヒシヒシと伝わってきましたね。それと、50周年ということで考えると、例えば「星空のディスタンス」は毎回やっていますよね。で、今年の春ツアーでは、最新の「ロマンスが舞い降りて来た夜」をお披露目したかと思えば、かつてのアルバムの中の楽曲をやったりとか。そのどれもが僕らの中では、古いとか新しいとかそういう差があんまりないんですよ。

--どの曲も常に新鮮な気持ちでやれている。

坂崎幸之助:たぶんお客さんも同じ気持ちだと思うんです。これもまた続けてきた証。1回辞めて、5年とか10年とか休んでからライブをやったとして、そこにお客さんが久しぶりに来たら、やっぱり「新しい曲はいらないから昔のヒット曲を懐かしみたい。青春時代の歌を聴かせてくれ」と思っちゃうんですよね。再結成後のライブって大体そうなるんですよ。長年やっているバンドだとそれで充分成立しちゃうし。だけど、THE ALFEEのファンはそういう感じじゃなくて、アルバムの片隅の曲でも「おぉー!」と盛り上がってくれるんですよ。「Last Stage」なんて一般的には全然知られていない曲なのに(笑)みんな喜んでくれていたし。これも続けている証ですよね。

--ちなみに、50周年の春ツアーで話題になったと言えば「メリーアン音頭」もそうですよね。七夕に配信リリースもされましたが、どのような経緯で「メリーアン」の盆踊りバージョンを制作することになったんですか?

THE ALFEE『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』

▲配信シングル「メリーアン音頭」

高見沢俊彦:50周年はお祭りですから。お祭りと言えば夏祭り、夏祭りと言えば盆踊り。僕らは夏にデビューしたバンドなので、そういう意味も込めて「音頭モノも良いんじゃないか」と。それで「いちばん合う曲はなんだろう。みんなが知っている曲にしたいね」ということで「星空のディスタンス」か「メリーアン」だろうなと。結果、テンポ的に「メリーアン」になったんです。音頭にするには「星空のディスタンス」は速すぎたので。

--あれを打ち出せるのもTHE ALFEEの面白さですよね。代表曲を自ら音頭にするなんて誰もやってないじゃないですか。

高見沢俊彦:たしかに。自分たちでパロディしているからね(笑)。

--セルフパロディ(笑)。

高見沢俊彦:「メリーアン音頭」は春ツアー中盤のNHKホールから始めたんですけど、毎公演やる度にお客さんが振付けを憶えて踊ってくれるようになって、それを見ながら僕らも踊っている感じになっていったから「これは波及効果あるな」と思いました。

坂崎幸之助:最初は「ぽかーん」だったのにね(笑)。

高見沢俊彦:「音頭にしちゃったの?」みたいな空気だった(笑)。

坂崎幸之助:「ちゃんと「メリーアン」歌ってよ」っていう(笑)。

--そんな「メリーアン音頭」も盛り上がっている中、Double A Sideシングル『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』が7月24日にリリースされました。THE ALFEEならではのメロディアスなメタルナンバーに、THE ALFEEとしては珍しいモータウンビートのポップナンバー。実際に制作してみていかがでした?

THE ALFEE『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』

▲シングル『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』初回限定盤A

高見沢俊彦:「KO. DA. MA.」は、アニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』のエンディング主題歌なんですけど、僕は新幹線が大好きなんですよ。だから嬉しくてのめり込んで制作させて頂きました。今回の『シンカリオン』の主題歌は「はやぶさ」「のぞみ」「こだま」「かもめ」とモチーフごとにアーティストが振り分けられていて、THE ALFEEが「こだま」だったのはラッキーでしたね。僕はね、新幹線の中で山陽新幹線の「こだま」が今いちばん好きなんです! 白い車体で前のほうがブルーになっていて、0系新幹線に近いカラーリングなんですけど、あれはフォルムも含めて最高に格好良いなと思っていたんですよ。そしたら、その「こだま」をモチーフに書いてくれとご依頼頂いたから「やったー!」と思って。

桜井賢坂崎幸之助:(笑)

高見沢俊彦:アニメの中ではその「こだま」が変身するんですよ! それを観るのも楽しみだし、本当にやり甲斐のあるタイアップだったなって。このアニメのテーマソングならサビの3人のコーラスも厚みを持たせられるし、桜井のメインボーカルも活かすことが出来ますので、楽曲制作に気合いが入りました。

--この曲がアニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』の曲として流れて、それを子供たちが聴いていると思うとワクワクしますよね。

高見沢俊彦:そうなんですよ!

--桜井さんは「KO. DA. MA.」を歌われてみてどんな印象を?

桜井賢:最初はアレですね……「これ、速いなぁ。俺が歌うの?」と思いました(笑)。とは言え、ハードではあるんですけど、メロディアスだし、このあいだテレビでアニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』のエンディングを観たら、この「KO. DA. MA.」が本当にピッタリだったんですよ!イントロと「こだま」が走っているアニメーションと、そこから歌が入ってくる流れ……久々に鳥肌が立ちましたね。だから頑張って歌って良かったなと思いました。過去に高見沢が好きな『ウルトラマン』の曲とかもリリースしているんですけど、こういうタイアップの曲は子供たちが憶えてくれるんですよね。以前、ウチのマンションで遭遇した子供連れのお母さんから「この人が歌ってるんだよ!」って言われて、子供から「歌ってぇ!」ってお願いされたこともありましたし(笑)。今回の「KO. DA. MA.」も絶対に子供ウケすると思うし、だからと言って、子供にも分かりやすい歌詞ではないじゃないですか。

坂崎幸之助:大人の歌ですからね。

桜井賢:人生のことを歌っていますからね。

THE ALFEE『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』

▲シングル『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』初回限定盤B

--「KO. DA. MA.」を聴いた子供たちが知らず知らずに音楽的にも人生的にも学びを得ていくのは面白いですよね。

桜井賢:アニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』のおかげで、どんなにハードなサウンドでも、人生のことを歌っている歌詞でも、子供はそんなことはお構いなしに楽しく聴いてくれますから。

高見沢俊彦:あと、子供は柔軟性があるからね。例えば「この時代に生まれた意味」という歌詞を見て「時代ってなんだろう?生まれた意味ってなんだろう?」と興味を持ってくれるかもしれないし、大人になってから「こういうことを歌っている曲だったのか!」と気付くかもしれないし。そういう意味でも本当に有意義な機会だったと思います。

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自分が歌っている曲がこんな風になるんだ!

--「ロマンスが舞い降りて来た夜」の仕上がりにはどんな印象や感想を持たれていますか?

坂崎幸之助:先程説明してくれましたけど、THE ALFEEとしてはモータウンビートを初めてしっかり取り入れた楽曲なので、すごく新鮮でした。歌っていてもハモりやすいし、リズムにも乗りやすいし。

桜井賢:春ツアーで初披露したときは、まだCDにもなっていなかったんですけど、それでもお客さんがノリノリだったんですよ。

坂崎幸之助:春ツアー中にドラマ(フジテレビ開局65周年企画『心はロンリー 気持ちは『…』FINAL』があって、その主題歌としてファンの人たちは「ロマンスが舞い降りて来た夜」を初めて聴いてくれたと思うんですけど、ツアー初日の段階ではまだ放送されていないから知らない曲じゃないですか。でも、そこから波及されていって、みんなどんどんノリノリになりながら聴くようになってくる。みんな、この新曲を聴きたくて来てくれているから。

高見沢俊彦:そうやって新曲を求めてもらえるのはミュージシャンにとって非常に嬉しいことですよ!

坂崎幸之助:さっきの話の続きになるけど、新曲を聴きたいと思ってくれるのって有難いんですよね。「「星空のディスタンス」だけでいいよ」じゃなくてさ。それを改めて感じさせてくれた曲でもありますね。

THE ALFEE『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』通常盤

▲シングル『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』初回限定盤C

--「ロマンスが舞い降りて来た夜」は、ドラマの話が飛び込んできてから制作されたんですか?

高見沢俊彦:そうですね。さんちゃん(明石家さんま)主演のドラマ『心はロンリー 気持ちは『…』』がファイナルを迎えるということで、我々もずっと関わってきたものですから、プロデューサーの方から「とにかく明るい曲を!あとはご自由に!」とご依頼頂きまして。それで、頭に中に浮かんだイメージをそのまま形にしていった感じですね。なので、モータウンビートもそこまで考えて取り入れたわけじゃなくて。僕はバンドを聴いて育っているので、シュープリームスとかは聴いていましたけど、モータウンはそんなにしっかり通ってきていないんですよ。でも、モータウン系のポップスのリズムって人の心を掴むんですよね。なので、自分たちでもやってみようかなと思っていたところだったので、ちょうどよかったなって。さんちゃんの明るさにも合っていたと思いますし。

--そんなニューシングルをリリースした翌月、8月14日には50周年記念トリビュートアルバム『五十年祭』がリリースされます。

坂崎幸之助:初のトリビュートアルバム!

--打首獄門同好会、宮野真守、西川貴教、Chilli Beans.、怒髪天、坂本冬美、東京03、氣志團、スチャダラパー feat. LUVRAW、SEX MACHINEGUNS、TUBE。ここまでジャンルレスな顔ぶれのトリビュートアルバム、見たことないです!

高見沢俊彦:これは「50周年記念にトリビュートアルバムを出しませんか?」という提案があって、最初は僕らと同じ3人組メインで構想していたんです。で、その縛り以外のバンドやアーティストにも「この人たちがやってくれたら楽しいだろうな」と思いながら声をかけさせて頂いて。僕らの楽曲はバラエティに富んでますから、トリビュートしてくれる皆さんにカバーしたい楽曲を選んでもらいつつも、何組かはこちらから「この曲をやってほしい」とお願いしました。怒髪天には絶対に「さすらい酒」がバッチリ合うと思ったので、増子くん(増子直純/vo)に僕から提案させてもらったり。坂本冬美さんにも「COMPLEX BLUE -愛だけ哀しすぎて-」が合うと思って僕からお願いしました。

THE ALFEE『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』通常盤

▲トリビュートアルバム『五十年祭』

--すでに何曲か仕上がった音源を聴いていると思うのですが、どんな印象や感想を持たれていますか?

高見沢俊彦:皆さんそれぞれにミュージシャンシップが高いし、それぞれの個性が良く出ていますよ。だから「あ、こう来たか!」という曲もありますし、想像していた通りの形に仕上げてくれた曲もありますし、本当に様々ですね。東京03はお笑いの人たちですけど、飯塚くんが「My Truth」が大好きで。高校時代に「My Truth」の世界観や歌詞に惹かれて聴きまくっていたらしいんですよ。それで、今回3人で「My Truth」を歌ってくれているんですけど、コーラスが本当にTHE ALFEEみたいで面白かったです。

桜井賢:僕も聴かせてもらったんですけど、それぞれに個性を上手く活かしているなと思いました。まだ全部は聴けていないんですけど、これは絶対に聴いてて楽しいトリビュートアルバムだと思います。「自分が歌っている曲がこんな風になるんだ!」という驚きもたくさんありましたし。

坂崎幸之助:各参加アーティストの得意なところを表現してくれていると思うんですけど、それをTHE ALFEEは全部やっているわけでしょ。今回参加してくれた人たちのジャンルを全部網羅していたのかと。改めておかしなバンドだなと思いました(笑)。SEX MACHINEGUNSの「鋼鉄の巨人」とか完全にメタルだけど、僕らもメタルをやってきたわけだし。

--この参加アーティストの振り幅がそのままTHE ALFEEの振り幅と言えるわけですもんね。

坂崎幸之助:THE ALFEEはまだまだ他にもいろんなタイプの楽曲があるから、これの続編が出来たらもっと面白いだろうなって。

--そんな話題満載の50周年の夏。どんな夏にしたいと思っていますか?

THE ALFEE『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』通常盤

▲シングル『KO. DA. MA. / ロマンスが舞い降りて来た夜』通常盤

高見沢俊彦:まずは夏のKアリーナ横浜ですよね。初めての会場なんですけど、この【50年目の夏祭り】をどんな夏祭りにするか。今はそれを絶賛検討中です。あと、秋田竿燈まつりで「THE ALFEEの竿燈」があがって、青森ねぶた祭で「THE ALFEEねぶた」が運行することも決まっているんですけど、これも楽しみですね。ねぶたは錦絵だからね、どんな感じになるんだろう?

坂崎幸之助:桜井の錦絵は凄いだろうね。サングラス。

高見沢俊彦:錦絵だからサムライだよ!

桜井賢:サムライはサングラスしないでしょ(笑)。

坂崎幸之助:片方だけだったら独眼竜になるんだけどな(笑)。

高見沢俊彦:そういうものも含めてね、この1年を通してTHE ALFEEを知る方もいらっしゃると思うんで。「こういうバンドが50年もやってるんだ!」みたいな感じで浸透していけば、51年目も何とかやっていけるんじゃないかと思いますね(笑)。

坂崎幸之助:そうこうしているうちにすぐ60年ですよ。THE ALFEE、還暦。

高見沢俊彦:凄いなぁ。

--10年後は皆さん80歳。80歳でも変わらぬTHE ALFEEに期待しています。

桜井賢:80歳で「SWEAT & TEARS」やったら歯が飛んでっちゃうよ(笑)。

坂崎幸之助:ザ・ローリング・ストーンズが80歳ぐらいでしょ。ポール・マッカートニーは82歳。どっちもまだ現役ですからね。

高見沢俊彦:すごいよな。でも、休止している期間も長いけどね(笑)。

坂崎幸之助:そうなんだよな(笑)。

高見沢俊彦:でも、80代になっても続けている人たちがいるのは心強いですね。THE ALFEEも負けずに頑張ります!

THE ALFEE

Interviewer:平賀哲雄

『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』エンディング映像②(THE ALFEE「KO. DA. MA.」)

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