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<インタビュー>Miyuu 音楽と行動力で体現する、自分自身の在り方と後悔しない生き方

インタビューバナー

Interview & Text:岡本貴之
Photo:Akari Yagura


 シンガーソングライターのMiyuuが、新作ミニアルバム『MILESTONE』を6月26日にリリースする。“音楽人生第二章のはじまり”を謳った今作は、Soma Gendaプロデュースのもと、これまでの自作曲によるアコースティック・ギター弾き語りを中心としたオーガニックな作風から一転、打ち込みを駆使した洗練されたポップスが詰まった一枚となっている。今作に収録された楽曲の話を中心に、大ファンという横浜DeNAベイスターズへの熱意、自らディレクションを務めた「Summer in love」で実現した妹・白間美瑠との共演、活動のテーマとする「観光と音楽」について、さらに今作を携えたライブ活動の先に決意している“ある行動”のことまで、たっぷりと話を訊かせてもらった。

今回は“音楽人生第二章の始まり”

――これまでの楽曲や、書籍『30 DAYS VAN LIFE Trip on Music』(2022年に自身の運転するキャンピングカーで旅した30日間の車中泊記録)内で発表されているフィールドレコーディング曲を聴くと、アコースティック・ギター弾き語りをベースにした楽曲の印象ですが、『MILESTONE』はだいぶテイストが違いますね。

Miyuu:今回のミニアルバムは、“音楽人生第二章の始まり”と謳っていて、新しい自分をコンセプトにしたんです。今までは自分が作詞作曲した曲が多かったんですけど、基本的に自分が作曲するときはアコギから始まるので、音源化するときに弾き語りの要素があって、アコースティックがメインな感じが“自分らしさ”になっていたんです。私自身もそれが好きで続けてきたんですけど、そうすると似たような曲調になるというか。今回は“第二章”を見せるということで、ひとりの力じゃなくて、打ち込みに特化した作家さんにプロデュースしていただいた楽曲や、自分の力ではできないものを収録した作品になっています。



Photo: Akari Yagura

――もともと、アコギでの弾き語りが“自分らしさ”だったというのは、どんな音楽経験から来ているんですか。

Miyuu:90年代の洋楽が好きで、アラニス・モリセットとかを好んで聴いていたので、自分が曲を作るときも、そういうアーティストたちみたいな曲ができたらいいなと思って作っていました。作曲や作詞においても、身近に聴いてくれる人の日常にもっと寄り添えるようなものをと意識して作っていたので、ナチュラル・オーガニックな感じがこれまでは多かったですね。今回は、そのイメージと逆を行こうという感じでした。


――打ち込みを使っていたり、バンドサウンドがあったりとか、これまでとは違うことをやりたかったというのが根本にあったわけですね。

Miyuu:第二章”っていうテーマを決めた時点からそういう感じだったんですけど、さらに私の中の裏テーマとして、「野球」があるんですよ(笑)。私は横浜DeNAベイスターズのファンなんですけど、本当に野球が音楽活動の意識を変えてくれたところがあって。私はそれまでバンドを組んだこともないし、部活でバレーボールをやっていたけど途中でやめたりして、チームで何かをすることにすごく苦手意識があったんです。でも、野球を観るようになってから、一人ひとりの役割が集まってみんなで勝ちにいく、みたいなところがすごく面白いし、観ていると勉強になるなって。それもあって、自分が苦手だったチームプレーというのをあえて生かした作品を作りたいっていうのが、実は裏テーマとしてあったんです。今作でも作詞作曲した曲はあるけれど、全く自分の要素じゃない強みを持った人たちを巻き込むことによって、より一層“チームプレー”みたいな感じで作品づくりができました。音楽では“勝ちに行く”とかっていうことはないですけど、今まで私のことを知らなかった人たちに「結構いいな」って思ってもらえる作品を届けられたら、と思って作っていたので、野球に影響された作品なんです(笑)。


――それはさすがに話を訊くまでわかりませんでした(笑)。ちなみに、ベイスターズファンになったのはどうしてですか。

Miyuu:たまたま観に行くきっかけがあったんですけど、そこから解説をいろいろ聞いて、選手に興味を持ったり、三浦大輔監督の本を読んだりして、試合を観ているだけではわからない選手のマインドとかがすごく興味深いなと思って、気づいたらめちゃくちゃファンになっていました。今の目標は始球式(セレモニアルピッチ)に出ることです。最近は始球式のエンタメ性もすごいですよね。私は大学で観光学を勉強していた経緯もあって、「観光と音楽」をテーマに活動しているんですけど、「スポーツによる地方創生、まちづくり」みたいなこともすごく面白いなと思っていて、いろんな意味で、野球が自分の考え方の幅を広げたという気持ちがあります。


――チームプレーとは対照的な、ひとりで車を運転しながら旅をした経験も今回の作品に反映されているんですか。

Miyuu:いや、今回そこはあまり意識してなかったです。この旅は私の中の“第一章”の旅だったんですけど、アルバムに関しては頭を切り替えて作ったところがあって。ビジュアルにもそれが表れていて、今までのアルバムはハンドメイドの、温かみがある感じだったんですけど、それと比べると今回はちょっと無機質というか。コンクリートみたいな感じ、都会的な冷たさみたいなのも入っているんです。今までは、私がそういう部分を排除してきた感じがあったんですが、今回はあえてそれを取り込んでいるので、今までの“ぬくもり感”がそぎ落とされたようなビジュアルになっています。



Photo: Akari Yagura

――今作はSoma Gendaさんがプロデューサーを務めていますが、どういった経緯で参加されたのでしょうか。

Miyuu:今作にも収録されている配信シングル「magnet」で初めて一緒に制作させてもらったんです。すごくご活躍されている方で、自分の中にないようなアイデアをたくさん持っていらっしゃるので、自分が勉強できる部分がいっぱいあると思って。今回のミニアルバムでも、自分にはないものを引き出してもらえたらとオファーさせてもらいました。私はこれまで、アコギが入っていないような曲を歌ったことがなかったんですけど、「magnet」は打ち込み感があって、なおかつすごくポップな曲。最初に聴いたときに「こんなスイートな曲、私は歌えない……!」みたいに、ちょっと戸惑った部分があって。歌詞も書いてもらったんですけど、〈なんで好きなのにモヤモヤしちゃうの?〉とか、そんなこと普段言ったことないから(笑)。ちょっとこれは大変かもって思ったんですけど、プリプロとかで何回か歌っていくうちに、自分の中で腑に落ちてきたというか。言葉の入れ方とかもすごく面白いなと気づいてからは、すんなり歌えるようになりました。


――そこから、Somaさんの作る世界に任せて自分を変えてみよう、みたいな気持ちになったということですか。

Miyuu:そうですね。完成した音源を聴いたときに「あ、こういう曲もさらっと歌えるんや」みたいな新しい自分を感じました。私の声質が、なんというか、空気がいっぱい入っていて、一つひとつの言葉がいい意味であまり聴こえないので、こういうちょっとトゥーマッチに甘い感じもさらっと聴けちゃうなっていうのが、私にとっては逆にありかもって思えたんです。そこから「もうちょっと甘いのを出してきてもいいよ」っていう気持ちになりました(笑)。それで次に、さらにスイートな「gingerbread」をSomaさんと作って、歌詞は私が書いています。今まではスイートな感じが苦手で、ラブソングはあんまり書いてこなかったんですけど、「magnet」であんな感じで歌えたこともあって、Somaさんの作るメロディーだったら、またそういう曲を作りたいなと思って。


――クリスマスシーズンの曲ですが、甘いだけじゃない、ちょっとスパイシーなラブソングになっていますね。

Miyuu:クリスマスの曲を作ろうっていう話から始まって、クリスマスらしいキャッチーな単語を入れたいよねっていう話をレーベルの人たちとしていた中で、私はクリスマスシーズンに毎回スターバックスのジンジャーブレッド ラテを飲んでいることを思い出して。あれがメニューに出るようになったら、クリスマス、年末だなっていう気持ちになるんですよ。それで、タイトルを先に「gingerbread」と決めて書き出して、そこからスパイシーっていう発想を得たんです。



gingerbread / Miyuu


――今回は自身の作詞作曲は少ないですが、普段は日常的に曲や歌詞を書いているんですか?

Miyuu:家で時間があるときにギターを弾いていたりするので、その流れで曲を作ったりはしているんですけど、音源にするために、という感じではあんまり作っていなくて。ふわっと“できたな”みたいな感じで、ワンコーラスで止まっているオリジナル曲がいっぱいありますね。


――今、左手でギターを弾くアクションをしてくれましたが、ニルヴァーナのアンプラグド・ライブの映像で、レフティーのアコギを弾くカート・コバーンの姿に衝撃を受けてレフティギターを弾き始めたそうですね。

Miyuu:そうなんです。もともと右利きのギターを中学生のときに弾いていたんですけど、そのときはレフティギターがあることを知らなくて。高校のときに洋楽ロックにハマってニルヴァーナのライブ映像を観て、レフティギターの存在を知って購入してからはずっとこっちを弾いています。


――そこから、他のレフティギターを弾いている人を意識することもあるんですか。

Miyuu:私、左右盲で、どっちが右か左かっていうのがわからないんですよね。パッと見て、その人のギターが右か左かわからないんです。だからあんまり意識して見ることはないんですけど、松崎しげるさんはすごいと思いました。弦を張り替えずに逆さまに持って弾いているのが、ぶっ飛んでるなと思って、よくYouTubeで観ていましたね。



Photo: Akari Yagura

――1曲目「Over You」は疾走感のあるバンドサウンドですが、どんなテーマで出来上がった曲ですか?

Miyuu:この曲は、野球観戦からインスピレーションを受けて作った曲です。私は今までアコースティックなゆったりした曲、日常に寄り添うような曲が多くて、でも野球を観に行くたびに、「こんなすごいスタジアムで自分の曲がかかったらめっちゃいいな」って思っていて。そのときに、今までの自分の曲がスタジアムでかかっているのをイメージしたら、「ちょっとミスマッチやな」みたいな気持ちになって(笑)。スタジアムでかかっているような曲を作ってみたいっていうことで、Somaさんに思いの丈を伝えて、ロックな背中を押す曲というか、「応援する」というメッセージがしっかりわかる曲を目指しました。今までは、結構メッセージが曖昧な曲が多かったというか、あえてぼかしていた感じだったんですけど、「Over You」は、「応援してるぞ!」っていうメッセージをちゃんと伝える曲にしたいと思ったんです。それで曲調もロックで、歌詞もイケイケどんどんみたいな感じで。「ハマスタ(横浜スタジアム)で流れたら最高だな」っていうイメージで作った曲になっています。これからMVも公開するんですけど、ベイスターズのチームカラーが青を基調としているので、青を基調とした場所で撮らせてもらいました。


――MVも含めて、本当にベイスターズへのラブコールを送っている曲なんですね。

Miyuu:はい、そういう曲です!



Over You / Miyuu


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妹・白間美瑠との初共演

――熱いロックチューンとは対照的なのが、2曲目の洗練されたポップス「Summer in love」です。

Miyuu:このアルバムの中でいちばん自分らしくない曲になっていて、この曲を聴いたときに、「これ私が歌ったらどうなんのやろ?」みたいに思いました。今回は、どの曲にも化学反応があるというか、実験みたいな気持ちがあるんですけど、「Summer in love」はそれがいちばん(強く)表れていると思います。ちょっとダンスっぽい感じなので、歌っているときのノリがすごく難しくて。実際に完成した曲を聴いてみたときに初めてこの曲のイメージが浮かぶような感じで……。レコーディング中は、自分がどうやって歌っているかとか、「ここはこうやって歌いたいな」みたいなことを考える暇もなく、ひたすら実験みたいな形で歌わせてもらっていました。でも、実際全部終わって聴いてみたら、頭の中で映像がしっかりとイメージできたんですよね。実はもともとMVを撮る予定じゃなかった楽曲なんですけど、「イメージがしっかりあるから、MV撮りたいです」って話を後からさせてもらって、私がディレクションして作りました。


――MVには、妹の白間美瑠さんが出演されています。作品で共演するのは初めてなんですか?

Miyuu:今まで、妹の旅行Vlogに一緒に映ったりはしていたんですけど、初共演です。自分自身、あえて妹と共演しないようにしていたというか。妹もプロとして活動しているので、「妹やから出てよ」みたいなのは嫌だなと思っていたんです。結構、妹のファンの方や私のファンの方も、「共演が楽しみ」って言ってくださっていたんですけど、そこは安易に共演しないと決めて活動していました。今までの音楽活動では、やっぱり妹の存在が大きくて、そこをきっかけに私の音楽活動を知ってくださる方もすごくいて、めちゃくちゃありがたかったんですけど……でもやっぱり、自分のアイデンティティみたいなものは全然別の場所にあって、それを確立できていないまま、妹と一緒に絡んだりして「私自身のアイデンティティってどこにあるんだろう」っていうふうになるのも嫌だったんですよね。


――そこから、今回のMVでの共演に至ったのにはどんな心境の変化があったんですか。

Miyuu:お互いが違うフィールドでちゃんと戦っていて、それをミックスさせてプラスになるようなものができたときに、(共演を)お願いしたいなと思っていたんです。今回の作品は自分の“第二章”をイメージして作っていたのに加えて、「じゃあ、いつ自分のアイデンティティを見つけられるんだろう?」みたいに気持ちが揺れながら音楽活動をしていた中、もともと勉強していた「観光」と「音楽」を軸にした活動が、最近形として現れ始めたことがすごく自信に繋がったんです。私のアイデンティティがちゃんと確立されつつあるかも、というタイミングだったこともあって、妹にこの曲のMVに出てもらうと、より一層曲が輝くんじゃないかと思って、オファーさせてもらったんです。



Summer in love / Miyuu


――ロケ地は湘南のほうですか?

Miyuu:そうです。この曲を聴いたとき、頭の中で海辺をかっこいい女性が歩いているイメージが想像できたので、「これは私じゃないな」って(笑)。私の中で「かっこいい女性」っていうのが、妹だったんですよね。アイドルとして活動していて、割とかわいい部分が多く見えていたと思うんですけど、私の中ではすごくかっこよくてクールで、いいなと思っていて。そういう妹の強い部分を「Summer in love」のMVで出してもらいたいと思っていました。撮影の前日、妹の家に泊まらせてもらったときにコンセプトを話したんですけど、それをすごく汲み取ってくれて、妹が一緒に作ってくれたMVになりました。


――ダニエル・パウター「Bad Day」のカバーが収録されていますが、ライブなどでもカバー曲を取り上げることが多かったんですか?

Miyuu:ライブでは必ずカバー曲を歌っていました。もともと私がエイベックスに入って音楽活動を始めるきっかけになったのも、学生時代にカバー曲のMVをYouTubeにアップしたことがきっかけなので、洋楽のカバーはずっとアルバムに入れたいと思っていたんです。今回は音楽人生“第二章”のはじまりということで、今までできなかったことをやりたくて、カバーを入れさせてもらいました。選曲にあたっては、みんながどこかで聴いたことがあるような曲がいいというのがいちばんにあって、「Bad Day」にしました。



Photo: Akari Yagura

――この曲までミニアルバムにはアコギの音が入っていないですが、この曲でアコギを弾きながら歌うというのは、原点をここで表現したかったからですか。

Miyuu:やっぱり、我が出ちゃったんですかね(笑)。曲順を見ても、5曲目と、6曲目の「246」はすごく我が出てるなと自分でも思います。やっぱり最後は自分らしさを出したかったのかもしれないです。


――「246」は、アコギから打ち込みのビートが加わるところに、新しい自分への変化が表れているように聴こえました。

Miyuu:確かにそうですね。「246」の後半で、打ち込みの感じと自分のルーツであるアコースティック・ギターが混ざり合って終わる流れになっています。


――〈もっと上手く生きれたらいいのにな〉という歌詞が印象的だったんですが、こういう言葉が出てきたのは何故なんでしょう?

Miyuu:なんでなんやろう? なんというか、ずーっとそういうふうに思っているんです。でも、それこそ今までの楽曲ってそういうことばかり歌ってるんですよね(笑)。私は音楽活動をしているけど、どんな立場、どんな場所でも、自分が思っていることを否定されたりとか、人格否定とかもされたりするじゃないですか? 私自身もそういうときがあるし、そういうことを日々悩んでいる人の気持ちと一緒になって、共感している感じを曲で出したいなと思っていて。それもあって、第一章では自分の心情をちゃんと歌うことをすごく大事にしていたので、それが表れているんじゃないかなって思います。すごくポジティブなワードを並べるのも背中を押すことだと思うんですけど、苦しさに共感するようなこともすごく応援になるというか、力になれるんじゃないかなって。そう思って書いた曲です。


――そうした曲たちを集めたこのミニアルバムを『MILESTONE』と名づけた理由を教えてください。

Miyuu:もうそのまんま、「道標」ですね。本当にひとつのチャプターが終わった感じで。でも別に、このチャプターが終わったからといって次に繋がっていないわけじゃなくて、私の人生を通してのひとつの“道標”というか、通過点みたいな意味で『MILESTONE』というタイトルにしました。


――Miyuuさんの中では、どんな作品になったと思っていますか。

Miyuu:以前は、「私らしさがすごく出たアルバムなので是非感想を聞かせてください」という感じだったんですけど、今回は私自身も曲を聴いて「こういう歌い方できるんや!」と思ったので、ファンの方の反応が予想できなくて、楽しみでもありドキドキしています。作品としては、自分ひとりの力ではできなかったサウンドとかがたくさん盛り込まれているので、「これが音楽人生“第二章”です」と言うのにはすごくぴったりな作品になったんじゃないかなって思っています。



Photo: Akari Yagura

――「CD+Blu-ray」のほうには、【Miyuu Premium Shooting Live映像】が収録されていますが、これはどんな映像でしょうか。

Miyuu:アコースティック・ライブを収録しているんですけど、最近観光ホテルの方や地域の観光局の方などと一緒にお仕事させてもらっている中で、すごく面白い取り組みをされてる「lyf(ライフ)銀座東京」というホテルがあって。ホテル自体がコミュニティを持っていて、画家さんとか写真家さんが個展をするスペースが、ホテルの中にあるんですよ。私はそのコミュニティにミュージシャンとして参加して「観光と音楽」をコンセプトに活動しているので、「旅して作った楽曲や、楽曲を作る際のマインドなどを、ぜひlyfでシェアしてください」という話をホテルの方々にしてもらっていたんです。それだったら、「lyf銀座東京」の空間を使って映像作品を作れたらいいなと思って、今回シューティング・ライブをやらせてもらったんです。自分の中では今までライブハウスでライブをするのが普通だったので、ホテルのロビーでライブをするという新しい試みが、今作のテーマとも繋がって。面白い映像が撮れたんじゃないかなと思っています。


――それが、6月から実施予定という【Charm Japan! Tour】に繋がっていくんですか?

Miyuu:【Charm Japan! Tour】は、クラウドファンディングが達成したら47都道府県を回るという形でやっていたんですけど、ギリギリで目標達成ができなかったんです。なので、47都道府県までは回れないかもしれないですけど、全国各地のホテルさんだったり旅館さんだったり、普段音楽がない場所でライブができるっていうところがあれば、今後積極的にやっていきたいと思っています。私が【Charm Japan! Tour】で想定していたのは、ホテルさんや旅館さんでフリーライブをして、私のファンの方が地方に私の音楽を聴きに来てくれて、ライブにお金を落とすんじゃなくて、地域の工芸品を作っている職人さんや、宿泊先のホテルさん、その地域にお金を落としてもらえることがツアーの中のゴールで、地域に“還元”する方法のひとつかなと思っていたんです。今までは割と典型的な音楽活動のしかたをしていたのかなって思うんですけど、今後はもう少し「観光」に寄った音楽の発信を目標にして活動できたらいいなと思っています。


――そうした活動を今年までおこなった後は、オーストラリアでのワーキングホリデーを予定しているということですが、これはどういうことですか?

Miyuu:もともと、海外への長期留学をすることに憧れがあったんですけど、学生時代にそれが叶わなかったこともあって、ずっと自分の中で大きな後悔があったんです。コロナ禍でいろんな悲しいことがあったりして、人生って本当に一回しかないし、「やりたいことを全部やっておかないと」っていう気持ちになったんです。音楽活動ではやりたいことをやらせてもらえるし、目標に向かってみんなでチームを組んでやらせてもらっていて、すごくやりがいもあるし、ずっと音楽を続けていきたいっていうのはあるんですけど、やっぱり留学に行きたいとか、海外に住みたいという気持ちがどうしてもあって。私、今年で31歳になったんですけど、ワーキングホリデーは31歳までにビザを申請しないと、もう一生取れることがないんです。最後のチャンスだと決意して、1年間行くことにしました。


――本当に行動力がありますよね。オーストラリアではどんな生活を想定しているんですか。

Miyuu:海に近い街に住んで、毎日海に入って、曲を作って、現地でライブもできたらいいなって。それと、オーストラリアの観光局とかを巻き込んで、何か作品づくりみたいなことができたら面白いかなと思っています。海外に行くと、「こんな生き方ありなん?」みたいな人といっぱい出会える面白さがあると思うので、すごく勉強になると思うし。英語も喋れるようになって世界中に友だちを作れたら、後悔しない生き方になるだろうなと思っています。



Photo: Akari Yagura

Miyuu「MILESTONE」

MILESTONE

2024/06/26 RELEASE
AVCD-63575 ¥ 2,090(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.Over You
  2. 02.Summer in love
  3. 03.gingerbread
  4. 04.magnet
  5. 05.Bad Day
  6. 06.246

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