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<インタビュー>三浦大知のすべてを出し惜しみなく“全開”にした、強くてタフなニューアルバム『OVER』
Interview & Text:岡本貴之
Photo:興梠真穂
三浦大知が、ニューアルバム『OVER』を2024年2月14日にリリースした。オリジナル・アルバムとしては2017年の『HIT』以来約7年ぶりとなる今作は、否応なく付きまとう社会の淀んだ空気感に対して、確固たる意志を持って突き破るパワーを与えてくれる、強いメッセージが込められた渾身の作品となった。“無音ダンスMV”が大きな話題を呼んだリード曲「Pixelated World」、超先行配信曲としてパフォーマンスも披露されている「能動」、新進気鋭の日本人トラックメーカーXanseiが参加、KREVAをフィーチャーした「全開 feat. KREVA」、クールなサウンドに乗せてシンプルに好きなものを歌う「好きなだけ」と、前半だけでもかなりの聴きごたえだ。今回のインタビューでは各媒体の“OVER企画”と題し、このアルバム序盤を飾る4曲を中心に今作を掘り下げる。また、4年ぶり開催のアリーナツアーについて、さらに三浦大知がアーティストとして描いている夢についても訊かせてもらった。
約7年ぶりのオリジナル・アルバム
――オリジナル・アルバムとしては約7年ぶりということで、かなり期間が空きましたね。リリースを控えた心境を教えてください。
三浦大知:ここ数年、音楽の聴かれ方も変わってきて、“アルバム”という形が持ってる意味みたいなものも、どんどん変容していると思うんです。そんな時代にあって、ありがたいことにいろんなプロジェクトのお話をいただいたりする中で、1曲1曲向き合って曲を作っていく期間がずっと続いていたというだけで、「アルバムよりこっちだ」みたいなことを意識していたわけではなかったんです。気づけば期間が空いちゃったので、「そろそろアルバム作ろうか」っていう感じでしたね。
――その間、ファンからのアルバムを期待する声を意識したりしましたか?
三浦:オリジナル・アルバムは『HIT』以来7年ぶりですけど、曲自体はたくさんリリースしていて。『球体』っていうコンセプチュアルなプロジェクトをやらせていただいたり、ライブもコンスタントにやっていたりして、そこまでアルバムに固執せずに活動していたので、多分みなさんもそんな風に感じていたと思うんです。ただ、「久々にオリジナル・アルバムを出します」って言ったらすごく喜んでくれる方が多かったので、待っていただけていたのかなっていう感じはしています。
――『OVER』を聴かせていただきましたが、本当に“攻め”のアルバムという印象でした。1枚のアルバムという作品にする上でどんなことを考えていましたか。
三浦:自分の好奇心や自分がやってみたいことに、正直にまっすぐ10曲をぶつけられたらいいなと思っていました。プラス、『OVER』というキーワードがあったので、いつもお世話になっているクリエイターの方はもちろんのこと、久しぶりにご一緒する方や初めてやる方と、垣根を超えて新たな10曲を生み出せたらいいなと思いながら制作していました。
――では、曲について詳しく訊かせてください。1曲目「Pixelated World」は、先日公開された“無音ダンスMV”も大きな話題となりました。これはどんなコンセプトで作られた曲なんでしょうか?
三浦:僕は、クリエイターの方によって曲の作り方が変わったりするんです。「Pixelated World」を作詞作曲してくださったNao’ymt(ナオワイエムティー/以下、Nao)さんは、先ほどお話したコンセプチュアル・アルバムの『球体』とか、今までの作品もいろいろ作っていただいていますけど、Naoさんと作る場合は、Naoさんに「今回こういう曲を作りたいんです」みたいなオファーは一切せず、「今、三浦大知が何を歌ったら面白いのか」とか「三浦大知から今聴こえてくるものは何か」って、もうほぼ丸投げするというか(笑)。Naoさんが思った“今の三浦大知”的な世界に、表現者として飛び込むような形でいつも作らせていただいているんです。だから「Pixelated World」のキーワードやテーマは、最初は自分が出したものではなくて、Naoさんが作ってくださった世界なんです。
――その楽曲を聴いたときに、どのように感じましたか。
三浦:いつの時代もそうですけど、特に昨今は世界中でいろんな状況や出来事があったりして、みんな思うことがたくさんあると思うんです。そんな世界の中で、「自分自身の魂、心は決して崩れない」っていう決意を歌った楽曲が「Pixelated World」なんです。その強さみたいなものが、このアルバムをグッと引っ張っていく力になるんじゃないかと思って、1曲目に持ってきた感じですね。
三浦大知 / Pixelated World -Music Video-
――アルバムの始まりのサウンドとしてはちょっと不穏な感じにも聴こえます。ここ何年かの世界的な音楽チャートには、結構ダークな音像のものが多いと思いますが、そのあたりは意識的にアプローチしているのでしょうか。
三浦:もちろん、音楽ファンとしていろんな作品を聴いたり、いろんなコンテンツを見たりするので、自分の物づくりに関してはいろんなものから影響を受けているとは思います。ただ、基本的には自分たちが最高だと思うものと常に一つひとつ向き合って作っていくので、自分自身の作品やクリエイティブの方向性が、今の音楽シーンの流れで左右するみたいなことは正直あんまりないですし、「今はこういう流れだから、始まりはダークにしていこう」みたいなことはなかったですね。自然に作っていって、今の空気感みたいなものをキャッチしたり、自分が思うことや曲の順番を考えている中で、「やっぱりこれしかないんじゃないか」っていうのが出てきた感じでした。
――アルバムの1曲目でありリード曲として先行配信リリースもされたことで、アルバムの顔的な曲として捉えることもできます。
三浦:そうですね。昨年先行配信した「能動」、その後に「Sheep」という楽曲があって、これが先行リリース第3弾として最後にきて、ここからアルバムに入っていくっていう段階があってのことではあるんですけれども。MVの映像的にも三浦大知クルーらしいというか、本当にダンスがしっかり楽しめる、真っ向勝負で「ダンスと歌」っていうものの表現にちゃんと向き合って作った楽曲なので、すごく純度の高い三浦大知クルー作品として楽しんでもらえるんじゃないかなという気はしています。
――2曲目の「能動」は、さきほどおっしゃったように、昨年の9月に“超先行配信曲”としてリリースされています。〈その時まで/生き抜くだけ〉〈人生は一度の大勝負〉と、今の三浦さんの姿勢が感じられる曲ですが、どんなきっかけで生まれた曲ですか。
三浦:『OVER』というアルバムを作っている中で、今までやったことない方と一緒に物づくりをできたらいいなと思って、「能動」ではTOMOKO IDAというサウンドプロデューサーとSOULHEADのTSUGUMIさんに入ってもらったんです。TOMOKOとは、20歳そこそこのお酒が飲めるようになった年齢ぐらいのときから、同世代としてクラブイベントとか飲みの場で会うことが多かったんです。TOMOKOもその頃はアーティスト活動をやっていたし、自分もソロになって数年経ち「まだまだ頑張らなきゃ」みたいな時期で、一緒に切磋琢磨していた友達だったんですよ。その当時は音楽で関わることがなかったんですけど、その後お互い活動していく中で、TOMOKOは音楽プロデューサーとしてトラックだけのインストEPを発表していて、すごくかっこいいトラックを作っていたんです。それを聴いていつか一緒にやりたいなと思っていたので、今回声をかけさせてもらいました。もともと友達ではあったけれど今回初めて音楽を一緒に作るっていうところにも、自分がやりたい『OVER』というキーワードがあって、生まれてきた曲でした。
――「能動」がそうであるように、これまでの自分を超えて新たにチャレンジしていく姿勢が『OVER』というタイトルに込められているわけですね。
三浦:自分の限界を超えて、いろんな垣根を越えて、新しい場所にみんなで行ってみたり、“OVER”することで新しい景色を見に行くことができたらいいなっていう思いがあって。「能動」はそのキーワードをすごく象徴した曲になっていると思います。「自ら動いていく」っていう感じの曲になれば良いなと思って作りました。
――そこには、ここ数年停滞していた世の中のことも背景にあったのでしょうか。
三浦:いや、どちらかというとTOMOKOと話している中で、まだまだお互い色んなやりたいことがあって、そこを能動的に動いていくっていうことがすごく重要なんじゃないか?みたいなところから、「能動」というキーワードが生まれた感じでしたね。
――なるほど、そこは切磋琢磨してきた関係があるからこそですね。逆に、今まで一緒に何かをやろうとはならなかったのはどうしてなんですか?
三浦:なんか、とにかく飲んでました。若い頃の飲みの場って、ワーッとひたすら飲んでるじゃないですか? だから、ようやく意味のあることを一緒にやったというか(笑)。今回ようやく、「お互い大人になったね」みたいな感じで、ちゃんと音楽を一緒に作ることができたのはすごく嬉しかったですね。
三浦大知 / 能動 -One Shot Choreo Video-
――以前、テレビの音楽番組で「能動」のパフォーマンスを観たら、〈腕も足も/思考も心も/全てを懸けて〉とシャウトするところで、歌詞の通り全身で表現していて、動きを止めずに思いっきりダンスしながら歌っていたことに驚かされました。
三浦:あそこは全部振り付けしていますね。僕はダンスと音楽が、常に相思相愛であるべきだとすごく思うんですよ。だから、必要なところ以外には絶対ダンスをつけたくなくて。何でも踊ればいいっていうことではなくて、ダンスがあるから新しい世界が見えたり、音があるから生まれてくるダンスがあったりするっていう、このふたつがちゃんと丁寧に組み合わさっていないといけないと思っているんです。楽曲を聴いたり、作りながらダンスのイメージをしたりしているときに、「ここは絶対踊ってるんだろうな」って考えるんです。ここを踊ることで、曲だけで聴いていたときとパフォーマンスを見たときのイメージの変化……ダンスがついたパフォーマンスを見た後に、曲だけを聴くとまた聴こえ方が変わるっていうことができるのが、ダンスの強みだと思うので。「能動」のシャウト部分は、動きがついていることがこの音に対する正解なんじゃないかなと思って、振り付けを作りました。
リリース情報
関連リンク
- 三浦大知 公式サイト
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adidas fashion group showroom TEL:03-5547-6501
MUZE GALLERY TEL:03-64164217
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KREVAから学んだ“全部出す”ことの重要さ
――3曲目は、KREVAさんとコラボした「全開 feat. KREVA」。おふたりはこれまでも度々共演していますよね。
三浦:僕がKREVAさんの曲に参加させていただくことは、これまでちょこちょこあったんですけど、三浦大知側に来てもらってやるっていうのはなかなかできていなくて、すごく久しぶりなんです。今回、トラックメーカーのXanseiさんが「こんなトラックどうですか?」って作ってきてくださったときに、もう一瞬でKREVAさんがラップしてる姿が見えて。「これにKREVA さんのラップが乗ったらとんでもないことになるんじゃないか?」と思って、すぐにトラックをお送りして。「こういう曲なんですけど、一緒に作っていただけませんか?」ってお伝えしたところ、快くOKしていただきました。
――これまでのおふたりが共演した楽曲の中でも、いちばん攻めている感じを受けました。
三浦:そうですね。ある種、このアルバムの方向性というか、このアルバムが持ってるメッセージの核みたいな部分を担っている曲になったなと思います。もともと、この『OVER』というタイトルでアルバムも作るしライブもやるって考えている中で、ライブの内容をどうしようかなと悩んでいたんです。そのときに、KREVAさんのライブを見に行かせていただいて。KREVAさんのライブは毎回そうなんですけど、そのときも本当にすごくかっこよくて、何というか「全KREVAを見せる、全部出す」って感じのライブだったんですよ。今KREVAさんができることを出し惜しみなく全部やるっていうスタンスがすごくかっこよくて。やっぱり今は今しかないし、この瞬間に出せるものを出し惜しみなく“全部出す”のはすごく重要なんじゃないかと思ったんです。そのライブを観て、「自分もこういうライブが作りたい」と思って『OVER』ツアーを作った経緯があったので、ふたりの今の気持ちがシンクロする部分は「今、全開で出す」っていうテーマなんじゃないかなという話から、曲を書き始めました。そこのマインドは、この後に続く他の楽曲にも全部繋がっていると思います。
――〈無制限一本勝負〉とか〈手加減無し〉というワードも、自分たち自身に向けられている?
三浦:アルバムのどの曲に関しても、「対誰か」というよりは「対自分」、自己との戦いみたいな感じですね。自分を超えていく、自分の限界を広げていく、自分の可能性を信じるっていうのがテーマになっています。
――三浦さんにとってKREVAさんは今、どんな存在なんでしょう? もちろんすごくリスペクトされてると思うんですけども。
三浦:KREVAさんには、20代中盤ぐらいから、自分だけでは行けないような場所やできないような経験、今までたくさんの景色を見させていただいています。KREVAさんのクリエイティブから学ぶことってすごくたくさんあって。こんなにかっこいい先輩が近くにいてくれて、とても嬉しいです。KREVAさんは毎年主催の【908 FESTIVAL】をずっとやり続けられてますし、そこに毎回呼んでいただけているので、そういうところで交流しながらいつもすごくパワーをいただいている存在です。
――おふたりとも、ただ「音楽が純粋に好きだからやっている」という姿勢が、次の曲「好きなだけ」へと繋がっているように思えます。
三浦:そこに繋がっていきますね。「好きなだけ」って、本当にもうそれしか言ってないんですけど(笑)。別の曲ですが、シンガー・ソングライターのFurui Rihoさんと今回コラボレーションさせていただいていて(「Everything I Am feat. Furui Riho」)。Furuiさんと話しているときに、「ものづくりをするモチベーションって何だろう」とか、「なんで私たちは歌って、パフォーマンスしてるんだろう」みたいな話になったときに、Furuiさんが「なんか、好きだからですよね」って言っていたんです。シンプルに、歌うのが好きだし、踊るのが好きだし、何かものを作ったりするのが好きだし、「結局、好きなだけですよね」みたいな(笑)。だから、とにかく好きなだけなんだよなっていう曲を作れたらいいなと思って書きました。あとは、他の楽曲でかなりメッセージのパキッとしたものが増えてきたので、「好きなだけ」ぐらいちょっと緩い空気感をまとった、「これが好きなだけなんだ」っていう、ただそれだけのメッセージを繰り返し言う緩さがあるものが1曲あると、アルバムとして締まるなという気持ちもありました。ただ、ビートやサウンドをちゃんと聴くと面白いというか、時代感がよくわからないとても不思議な音像のある曲だと思います。
――好きなものとして、〈Music&Dance〉以外にもいろんな言葉が出てくる中で、〈comedy〉が出てきます。コメディといえば、昨年の『キングオブコント2023』で、梅田サイファーとのスペシャルコラボでオープニング曲を務めましたね。お笑い芸人さんからも刺激を受けたりしていますか。
三浦:自分は、「かっこいいの最上級は爆笑」ってよく言ってるんですけど、かっこよすぎると笑っちゃうというか。たとえばマイケル(・ジャクソン)とかもそんな感じだと思うんです。「何それ!?」っていう(笑)。かっこよすぎて面白い、その逆で面白すぎてかっこいいみたいなこともあると思うんですよ。音楽もそうなんですけど、笑いっていう、人間に必要不可欠な感情を生み出す人たちのすごさを、芸人さんを見てるといつも感じるんです。人を笑わせるってすごいことだなっていつも思っていて。リスペクトしているところがあるし、大好きですね。
――1曲1曲はもちろん、アルバムを通して聴くと、三浦大知というアーティストがどんどん進化していることがわかります。改めて、三浦さんにとって『OVER』はどんな作品になりましたか。
三浦:ひと言で言うと、「強くてタフなアルバム」ができたなと思います。ただ、強さはすごくありつつも、感覚的なところでは、体を揺らして踊りたくなるような強さと軽やかさがちゃんと共存できているアルバムになっていると思います。今回は、アルバムだけどサクッと聴ける一枚にしたいという気持ちがあって。35分ぐらいで1周できるギュッとコンパクトなアルバムになっているので、気軽にぐるぐる聴いてもらえたら嬉しいです。
――もちろんたくさんの人に聴いてほしいと思いますが、特にこういう人にこういう場面で聴いてほしい、みたいなことはありますか。
三浦:同じ時代を生きている中で、みんないろんな悩みや状況があって、しんどさとか、息苦しさみたいな、なんとなく漂ってる空気感は共通しているところもあると思うんです。少しずつ角がピクセル化して崩れていくような感覚で日々を送っているような、自分の心がザラッとしてくる感覚っていうのは、何かあると思うんですよ。みんな、そういう夜や朝を繰り返して生きていると思うので、そういう方たちに聴いてもらえたら、すごくパワーになる一枚になっているのかなと思います。
――ライブは【DAICHI MIURA LIVE TOUR 2023 OVER】追加公演から、4年ぶりとなるアリーナ公演【DAICHI MIURA ARENA LIVE 2024 OVER】へと続きます。このアルバムを持ってどんなステージを見せてくれますか。
三浦:ホールツアーは、今の「全三浦大知」をしっかり見せるというか。出し惜しみなしでやる、っていうのをテーマとして作っていたので、アリーナツアーはそれを引き継ぎながらも、このアルバムから全曲披露しますので、そこをしっかり楽しんでもらえるライブにしたいですね。みんなで好きなように体を揺らして踊って楽しめるライブになったらいいなと思っています。
――最後にひとつ、今の三浦大知さんがアーティストとして描いている夢はどんなことですか?
三浦:夢ですか。やりたいことはもう本当にたくさんあるんですけど、その瞬間瞬間を出し惜しみなく生きて、死ぬ瞬間まで歌って踊っているみたいなことが、自分のアーティストとしてというか、人間としての目標なんじゃないかなと思うんですよね。ベッドの上でステップを踏みながらレコーディングして、本当に命が消えるその直前まで、ずっと曲を作っていられたらいいなって。最後の最後の瞬間まで、歌って踊ってる人生を送れたら、最高だなと思いますね。
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Tops ¥35,200(CINOH/untlim)
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