Billboard JAPAN


Special

<インタビュー>CRAVITY念願の日本オリジナル曲「Dilly Dally」が完成、躍進の2023年を思い出とともに振り返る



CRAVITYインタビュー

Interview:坂本ゆかり

 韓国9人組ボーイズグループ・CRAVITYが、Japan 1st EP『Dilly Dally』(読み:ディリダリ)をリリースした。セリム、アレン、ジョンモ、ウビン、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュン、テヨン、ソンミンの9人は、2020年4月に韓国でデビューし、今年7月に日本デビュー。韓国の音楽番組や世界ツアー、日本での活動などを通して、着実にファンを増やしている。

 念願の日本オリジナル曲や日本の音楽番組の出演など、日本デビュー前に目標としていたことをひとつずつ実現させている期待のCRAVITYに、新曲「Dilly Dally」やクリスマスの思い出、パシフィコ横浜で開催されるファンミーティングの内容について、いろいろと話を聞いた。(※体調不良のため、ソンミンは欠席)

<インタビュー>2020年デビュー売上最多記録のCRAVITY、【THE STAR NEXTAGE】共演アーティストの印象やグループの目標を語る

――日本デビュー前から「日本オリジナル曲がほしい!」と言っていたので、Japan 1st EP 表題曲「Dilly Dally」は、待望の日本オリジナル曲ですね。

WONJIN(ウォンジン):はい、嬉しいです! 「Dilly Dally」はダラダラするという意味ですが、「恋においては、ダラダラしちゃダメ!」と歌っています。楽しいビートの、繰り返すサビに中毒性がある曲です。


ウォンジン

――テンポが早いので、日本語で歌うのが難しかったのでは?

ALLEN(アレン):難しかったですね。

WOOBIN(ウビン):もう、ひたすらデモを聴いて、練習しました(笑)。

MINHEE(ミニ):うん、そうそう。


アレン


ウビン


ミニ

TAEYOUNG(テヨン):やっぱり発音が難しかったです。僕のパートはすごく早口だったので、めっちゃ練習しました。そのおかげで、レコーディングの時に日本語のディレクションをしてくださる方に、「すごくいいね!」と褒めてもらいました。

ミニ:僕には、とっておきの練習方法があったんです。この曲は日本のLUVITY(CRAVITYファンの総称)のための曲でもあるので、LUVITYがくれた手紙を読みながら練習に励んだんですよ。

一同:カッコつけてる(笑)!


テヨン

――ダンスはどんな感じでしょう?

ウォンジン:テンポは早いのですが、マネしやすいと思います。なのでLUVITYの皆さんや、他のアーティストさんがチャレンジ動画をアップしてくださったら嬉しいです。

アレン:でも、足のステップがたくさん入るので、足が絡んで転ばないように気を付けて練習してくださいね。


――「Dilly Dally」はダラダラするという意味ですが、皆さんの中で“ディリダリ”しがちな人は?

テヨン:ミニ!

ミニ:はい、僕、僕! なんでかな? なぜかダラダラして、集合時間に遅れちゃいます(笑)。

HYEONGJUN(ヒョンジュン):ウォンジン君も! 僕は海外のホテルでウォンジン君と同室になることが多いのですが、出かけるときに時間がかかるんですよ。だいたいは僕が待って、一緒に出るのですが、たまに待ちきれなくて先に出かけちゃうこともあります。

ウォンジン:僕はダラダラしているのではなく、LUVITYにカッコいい姿を見せるためにオシャレをするので、時間がかかっちゃうんです(笑)。


ヒョンジュン

――EPの4曲目には、もう1曲の日本オリジナル曲「Christmastide」も収録されています。タイトルから、クリスマスソングだということがわかりますね(笑)。

ウォンジン:はい(笑)。クリスマスに本当に似合う曲だと思います。個人的な願望をいうと……BoA先輩の「メリクリ」のように、冬といったらこの曲を思い出すような曲になればいいなと思っています。

アレン:曲の最後のほうに、みんなで手拍子をして大合唱する部分があるんです。ライブのときは会場で、LUVITYと一緒に歌いながら手拍子すると、きっと楽しい雰囲気が作れるんじゃないかな? ステージで披露するのがとても楽しみです。

――5曲目の「好きなんだ」は、「Maybe Baby」の日本語バージョンですが、この曲は以前からサビだけ日本語になっていましたよね。

JUNGMO(ジョンモ):はい。日本で公演をしたときに、サプライズでサビの部分だけを日本語で歌ったんです。LUVITYがすごく喜んでくださって、僕たちもとても嬉しかったのを覚えています。その曲が、今回、すべて日本語になっています。みなさんがどれくらい喜んでくれるのかと思うと、ワクワクします。


ジョンモ


セリム

NEXT PAGE
  1. < Prev
  2. 「僕、○○にハマっちゃって……」
  3. Next >


――2023年は初のワールドツアー【MASTERPIECE】で世界の7つの国と地域をまわり、17公演を行いました。

ウォンジン:このワールドツアーを通じて、さまざまな国で異なるファン文化を経験しました。僕たちの中にもいろいろな感情が湧き出たし、いろいろな経験を経て、ステージの上で余裕を持てるようになったと思います。

――「異なるファン文化」というお話がありましたが、印象に残っているファン文化があった国はどこでしたか?

ウビン:(即答)日本です! 応援の掛け声がすごく大きくて、僕たちの大きな力になりました。それに韓国語の曲も韓国語で一緒に歌ってくれて、すごく感動しました。

――日本公演の後に少しだけオフがあったようですね。

ジョンモ:僕は、ウォンジン君とアレン君と一緒にショッピングに行ったのですが、その時にとろろ牛丼を食べたんです。でも、とろろの食べ方がよくわからなくて、全部かけたら入れすぎたみたいで……。

ウビン:韓国にも、とろろはあるのですが、あまりメジャーな食べ物ではないし、他の食べ物と一緒に混ぜて食べるっていうことはあまりないんですよ。

ジョンモ:そうそう。だから加減がわからなくて、ちょっと食べ方を失敗しました。これもいい経験ですね。

アレン:横浜公演の時に、みんなで温泉施設に行ったのもいい思い出だよね。

ヒョンジュン:それで僕、温泉にハマっちゃって……。翌日に一人でまた行ったんです(笑)。時間が経つのも忘れて、ゆったりできました。でも一人はちょっと退屈だったな。

――横浜から電車で東京に行った人もいましたよね。

ウォンジン:はい。新幹線ではない、日本の地下鉄や電車に初めて乗りました。すごく楽しかったです。

アレン:PASMOを買いました!

ジョンモ:僕のはまだ、300円入ってるよ。

アレン:そのときに夕方のラッシュアワーを体験したんです。本当に人が多くて、ウォンジン君と電車の中でギューっと、くっつきながら帰ってきました(笑)。

ウォンジン:僕は切符を買ったのですが、チケットがとても可愛くて手元に残しておきたかったのに、改札を出るときに吸い込まれて回収されちゃって……。欲しかったなぁ。

――それは、残念でしたね。皆さんはワールドツアーでたくさんの国に行きましたが、海外でのオフのエピソードがあれば教えてください。

ジョンモ:空港でハンバーガーを食べながら、メンバーと集まってゲームをしたのがとっても楽しかったな~。これ、どこの国でも関係ないですね(笑)。

ミニ:アメリカツアー中に、プエルトリコのサンフアンに行ったんです。みんなで海やホテルのプールで遊びました。

ウォンジン:プエルトリコ、暑かったね。でも、プールに行ったとき、ジョンモ君だけいなくて……。

ミニ:「来る」と言ったのに来なかったよね。理由は?

ジョンモ:海外の水が合わないんです。シャワーでも吹き出ものができたりするので、プールに入ったらどうなるか……。

――泳げないとかじゃなくて?

ジョンモ:違いますよ! 次の日にコンサートがあるから、LUVITYのためにビジュアルをキープしとかなきゃいけなかったからです!

――食べ物が美味しかった国は?

一同:日本!

ウビン:日本には美味しくないものがない! だから日本に来るとダイエットするのが大変なんです。

ウォンジン:日本は、コンビニの食べ物も美味しいからね。

ミニ:美味しいものがほんとにいっぱい!

ジョンモ:日本に来ると太って帰ることになります(笑)。

――最近出会ったおいしい食べ物はなんでしょう?

ミニ:最近じゃないけど、やっぱり日本では必ず一蘭ラーメンに行きます。

ウォンジン:僕は、新しい丼ぶり屋さんとかラーメン屋さん……、隠れた名店を新規開拓してみたいな。

――ラーメン屋さんでもミシュランの星がついてるお店があるので、そういうところはどうでしょう。

一同:わーー! そんなところがあるんですか!!

ジョンモ:僕は牛丼屋で大満足です(笑)。

ヒョンジュン:僕、新規開拓しましたよ。ワールドツアーの日本公演のとき、ウォンジン君と一緒に仕事が終わった後にお好み焼きを食べに行きました。目の前の鉄板で焼いてくれるお店は初めてで、お好み焼きと焼きそばを食べました。美味しかったー。

NEXT PAGE
  1. < Prev
  2. 2024年に期待することは?
  3. Next >

2024年は成長したところが
さらに光を放つ一年に!

――12月20日、21日には、パシフィコ横浜で【2023 CRAVITY SPECIAL CHRISTMAS FANMEETING - LOVE! LUV!! LUVITY!!! -】が開催されます。去年は大阪でクリスマス・ファンミーティングを行いましたが、去年の思い出は?

ジョンモ:罰ゲームで、トナカイやクリスマスツリーの着ぐるみを着たら、LUVITYがすごく楽しんでくれたみたいです(笑)。僕たちもすごく楽しかった!

ウォンジン:そうそう。それで、日本のLUVITYと映像通話サイン会をしたときに、「あの可愛い着ぐるみを今年も着てね!」とお願いされました。


ジョンモ


ウォンジン

――じゃあ、今年も見られるかもしれませんね(笑)。今年のクリスマス・ファンミーティングはどんな感じになるんでしょう?

SERIM(セリム):去年よりも、僕たちの日本語が増えると思います。

テヨン:トークもそうだし、新しい曲もたくさんお見せできるので、ステージ自体も楽しいものになると思います。


セリム


テヨン

――皆さんの、プライベートなクリスマスの思い出を教えてください。

ミニ:以前、セリム君がクリスマスツリーを買ってきてくれて、みんなで飾りつけをしたことがあります。セリム君って、一番そういうことをしなさそうなのに! 意外でした(笑)。

セリム:僕は一年の中でクリスマスが一番好きなんです。この数年はクリスマスもいつもメンバーと一緒。ライブをしていることもあるし、食事をしに行ったり、クリスマスのデコレーションを見に行ったりして。宿舎でも、クリスマス気分を味わおうと思ってツリーを買ったんです。何をしていてもメンバーと一緒のクリスマスは楽しいですね。


ミニ

――12月もCRAVITYは忙しそうですね。2023年は、皆さんにとってどんな年でしたか?

ヒョンジュン:今年は全世界にいるたくさんのLUVITYに会いに行けたし、良い経験もできたけれど、同時にとても忙しい年でもありました。

ウビン:本当に忙しかったです。

ヒョンジュン:それ、僕が言ったじゃーん。

ウビン:ごめん(笑)。今年は個人というよりも、チームのことをたくさん考えた一年だったと思います。


ヒョンジュン


ウビン


アレン

――2024年は、どんな年にしたいですか?

テヨン:これはいつも言っていることなのですが、メンバーみんなが元気に健康で過ごせることを願っています。2023年がワールドツアーを通して成長できた年だとすると、来年2024年は、その成長したところがさらに光を放つ一年になるといいな!

ジョンモ:わ~、テヨン君カッコいいな。めちゃめちゃ感動した!

関連キーワード

TAG

関連商品

SHOW OFF
CRAVITY「SHOW OFF」

2024/06/05

[CD]

¥1,650(税込)

SHOW OFF
CRAVITY「SHOW OFF」

2024/06/05

[CD]

¥2,420(税込)

Dilly Dally
CRAVITY「Dilly Dally」

2023/12/06

[CD]

¥2,420(税込)

Dilly Dally
CRAVITY「Dilly Dally」

2023/12/06

[CD]

¥3,630(税込)

SHOW OFF
CRAVITY「SHOW OFF」

2024/06/05

[CD]

¥1,650(税込)

SHOW OFF
CRAVITY「SHOW OFF」

2024/06/05

[CD]

¥2,420(税込)

Dilly Dally
CRAVITY「Dilly Dally」

2023/12/06

[CD]

¥2,420(税込)