Special
<インタビュー>Lienelが2ndシングル『kimito』をリリース「かっこよさと可愛さのギャップに注目してほしい」
4月にデビューした6人組メインボーカル&ダンスグループ・Lienelが11月1日に2ndシングル『kimito』をリリースした。表題曲「kimito」を含む計7曲を音源化し、カップリング曲が異なる3形態にて発売される。今回はそんな『kimito』の聴きどころについてメンバー全員にインタビュー。また、デビューから半年間での変化や成長ぶりについても語ってもらった。(Interview&Text:伊藤美咲/Photo:Yuma Totsuka)
「kimito」はかっこよさと可愛さのギャップがポイント
――2ndシングルのリリースおめでとうございます!表題曲「kimito」を聴いたときの第一印象はどうでしたか?
高岡:最初にみんなでデモを聴いて「かっこいい曲だね」と話していたんです。その後に創世(
武田:)が「歌詞めちゃくちゃ可愛くない?」と言っていたので、「こんな可愛い歌詞だったんだ」とびっくりして。そのギャップに驚いたよね。
近藤:そうそう。あと、僕はダンスがかっこよくなるんだろうなと思いながら聴いてました。
――実際に歌ったりダンスをしてみていかがでしたか?
高岡:Lienelらしい大人っぽさを出せるように、パフォーマンス中の表情や歌い方を意識しました。
芳賀:僕たちは、EBiDANの中でも一番新しいグループで年齢層も若めなんですよね。特に創世やさね(高桑)は中学生ですけど、ミロ(高岡)の言うように年齢を感じさせない表情やダンスができていると思います。
近藤:僕は、サビの最後の「キミと」でみんなで可愛いポーズをするところが好きです。全体的にダンスはかっこいいんですけど、そこで可愛さを見せることで、ギャップが出せているのではないかなと。みんな好きな部分だと思います。
一同:(頷く)
武田:その可愛いところを目立たせるために、他のところはできるだけかっこよくしました。
芳賀:「kimito」は一人一人に見せ場もあるので、すごく好きな曲になりました。
Photo:Yuma Totsuka
――パフォーマンスにかっこよさや可愛さを出すために、参考にしているものはありますか?
森田:先輩である、原因は自分にある。さんの表情を勉強させていただいています。世界観がある表情で、すごく尊敬しています。
武田:僕らは先輩のライブにオープニングアクトで出させていただくことも多かったので、そのときに先輩のパフォーマンスを見て、表情や動きを勉強させていただきました。
近藤:Lienelの楽曲はいろんな捉え方ができますし、表情が難しいものも多いんですよね。それに、自分では切ない表情をしているつもりが無表情になっていることもあって。やっぱり先輩たちの表情管理は勉強になりますね。
高桑:先輩たち以外だと、僕はBE:FIRSTさんのライブ映像を見て表情管理を勉強させてもらっています。
――「kimito」の中で、特に注目してもらいたい部分は?
芳賀:やっぱり、かっこよさと可愛さのギャップですね。ギャップがあるとファンの方も見応えがあると思うので、ぜひ注目してもらいたいです。
近藤:歌詞に寄り添ったパフォーマンスや、表情の変化にも注目してもらいたいですね。かっこいい表情がだんだん柔らかくなって、可愛くなるときは完全に振り切っています。ラップのところはちょっとかっこつけながらも、楽しさも混ざっていて。1曲の中でもいろんなパフォーマンスや表情があるので、ぜひ見てもらいたいです。
Photo:Yuma Totsuka
Lienelのさまざまな表情が見れるカップリング曲
――今回3形態でのリリースで全7曲ありますが、イチオシのカップリング曲はありますか?
武田:自分は「Over Days」の切ない感じが大好きで。特に2サビが終わった後の「雪のようにキミの温もりが手のひらの上で溶けて消えていくの」の部分は自分が歌っているパートですし、曲調も歌詞もお気に入りです。
高岡:僕は「Party Now!」。今までLienelになかったラップから始まる曲なんです。しかもラップは全部英語ですし、歌詞も「俺ら10代が歌っているのか!?」というくらいめちゃくちゃセクシーで。それにサビはみんなでバーンと盛り上がる曲調になっているので、めっちゃ好きですね。
近藤:「Party Now!」の英語のラップは初めての挑戦でしたね。ファンの方と楽しめるような楽曲になっているので、ライブで披露するのが楽しみです。
高桑:僕のイチオシは「Navy Blue」です。サビを全員で歌えますし、Lienelに合ったしっとりクールな雰囲気になっていて、好きな曲です。
Photo:Yuma Totsuka
森田:僕は「Fly High」が好きです。明るい未来に向かって歩んでいけるように背中を押してくれる曲なんですけど、Lienelのメンバーやファンの方と一緒に駆け上がっていくことを象徴するような応援ソングになっています。Lienelとしては初のジャズダンスになっているので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。
高岡:「Fly High」は「夢」や「大空」といった言葉が入っていて、自分たちがもっと羽ばたいていきたいという意味も込められているんですよね。音源では掛け合いの部分がメンバーだけになっていますが、いずれお客さんと掛け合いができたらもっといい曲になるんじゃないかなと思っています。あとは「大切な夢を この手で掴みとれ」という歌詞を実現できたらすごく感動すると思うので、その日が来ることを楽しみにしています。
高桑:僕も「Fly High」は好きですね。僕がミロと真ん中で歌ってグータッチして消えるところがあるんですけど……。
一同:消える!?
高桑:グータッチした後に捌けるところがあるんですけど(笑)、すごく楽しいので好きなパートです。
近藤:僕は「純情シンドローム」が1番好きです。僕自身、昔の曲が好きということもあって、昭和レトロな雰囲気が気に入っています。ジャケットを使った振り付けもかっこいいので、楽しみながら踊れました。
芳賀:「純情シンドローム」のセクシーなダンスいいよね。リリースイベントで披露したときのお客さんの反応も良くて嬉しかったです。あと「Beautiful Music」は以前から披露してた曲で、やっとリリースすることができました。明るい感じの曲でファンの方からも好評なので、やっと音源として届けることができて嬉しいです。
森田:「Beautiful Music」のサビに向かってどんどん盛り上がっていく感じは、僕も好きですね。
Photo:Yuma Totsuka
――7曲を通じてLienelのさまざまな表情が見れそうですね。レコーディングの際に印象に残っていることはありますか?
森田:今回は、Lienelの曲では初めてファルセットが入ってます。今までの楽曲に比べてちょっと難易度が高かったですね。
武田:ファルセットは「Over Days」にも一瞬入ってますね。全体としてLienelの大人っぽさをベースに意識するのはもちろんなんですけど、初の失恋ソングでもあったので、切ない世界観も出せるようにしました。
高桑:「kimito」では自分がセリフを言うところがあるので、ぜひ注目してほしいです。ライブだとみんなで日替わりで言っていくんですけど、レコーディングでは僕が担当させてもらいました。
デビューからの半年間でパフォーマンス力が格段に成長
――デビューからの半年間で、どんな変化がありましたか?
高岡:パフォーマンス力がめちゃくちゃ上がったと思います。
一同:本当に上がったよね!
高岡:この前過去のパフォーマンス動画を見たんですけど、今と全然違っていて。デビュー時の自分たちが下手すぎて笑っちゃうくらい。表情も変わりましたし、着々と実力がついていることを実感しました。
武田:デビュー曲は披露する前にみんなで揃える期間がしっかりあったんですけど、その後の曲はデビューのときほど固まった練習時間を確保できないので、ちょっとダンスがバラついてしまった時期もあったんです。でも最近はそれぞれのパフォーマンス力が底上げされたおかげで、ダンスが綺麗に揃うようになってきたり、歌も音程が安定してきたりしていると思います。
Photo:Yuma Totsuka
――みなさんで練習するときは誰が中心になってるんですか?
武田:ミロですね。
高岡:メンバーを引っ張っているのは自分だけじゃないですし、みんなのフォローがあってこそですけどね。足りないところはお互いに意見出したり助け合ったりしながら、みんなで頑張っています。
――普段パフォーマンスをするときに、メンバー間で共有しているポイントや意識はありますか?
高岡:僕たちはダンスを絶対に揃えるようにしています。練習するときにそれぞれで意見を言い合って、一つひとつの動きを揃えられるように頑張りました。
森田:ついこの間のリリイベでも「ちょっとしたパフォーマンスや細かいところまで意識しよう」とみんなで話したよね。
Photo:Yuma Totsuka
――他にこの半年間で成長を感じるポイントはありましたか?
芳賀:パフォーマンス中だけでなく、準備段階からみんなの立ち振る舞いが変わったなと思います。誰かが「ここ確認しとこう」と声を掛けるというより、みんなが自然に「確認しよう」という意識を持てるようになったというか。プロとしての意識がすごく上がったと実感しています。僕は最年長ということもあって上から目線みたいになっちゃったんですけど、すごく嬉しいポイントです。
近藤:最初はメンバー間でもいろんな方向を向いていたり意識が足りていない部分もあったりしたと思うんですけど、そこの意識が変わった感覚はありますね。みんな同じ熱量を持ってひとつになっているなと、強く感じます。
――意識が変わるきっかけとなった出来事があるんですか?
武田:8月に行われた合宿ですかね。二泊三日をみんなで過ごして様々な気づきを得たことで、一人一人の行動が変わったのかなと思います。それがパフォーマンスの向上にも繋がったのかなと。
芳賀:合宿楽しかったよね。みんなでサウナにも入ったし。
高岡:そこで、さねがサウナデビューしたんだよね。
高桑:最初はサウナが暑すぎて何がいいのかよくわからなかったんですけど、みんなで話しながら入ってたらだんだん楽しくなって、「これがととのうってことなのか」となりました(笑)。
Photo:Yuma Totsuka
――合宿を通じてさらに絆も深まったみたいですね。12月28日には初のワンマンとなる【1stワンマンライブ「Lien éternel」】を控えています。今の心境はいかがですか?
近藤:4月に発表されたときは「まだ全然先のことだな」と思っていたんですけど、そろそろ「近づいてきたな」という気持ちになりますね。
芳賀:でも、まだ緊張より楽しみの方が大きいかも。
武田:ライブの詳細が決まってきたら緊張してきそうだよね。
森田:セトリが決まったりリハが始まったりしたらヤバいだろうね。
――では最後に、読者やファンの方に一言お願いします。
芳賀:これだけは言えるんですけど、メンバーみんないい子です!(笑)僕たちはまだまだな部分もありますけど、みなさんと一緒に成長していけたらいいなと思います。それぞれが良いパフォーマンスを見せられるように頑張っていますし、ぜひ『kimito』もたくさんの方に聴いてもらえたら嬉しいです。
近藤:『kimito』は3形態ありますからね。TYPE-Aを聴いたらBも聴きたくなるだろうし、Bを聴いたらCも聴きたくなると思います。ぜひ全部聴いてほしいです!
関連商品