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<インタビュー>HYDE、ソロ活動20周年の集大成となったオーケストラ・ツアーを振り返る「全てがこのコンサートに重なった」
2021年にソロ活動20周年を迎えたHYDE。昨年は【HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE】をはじめ、全国でオーケストラ・ツアー【20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021】、京都・平安神宮で【20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU】、そしてオーケストラ・コンサートの集大成として 【20th Orchestra Concert HYDE 黑ミサ 2021】を開催してきた。さらにL'Arc〜en〜Cielの30周年を記念した【30th L'Anniversary TOUR】も同時進行でこなしていくという、怒涛の一年だったに違いない。今回は、Blu-ray/DVD『HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021』が7月27日に発売されることを記念して、ツアー当時を振り返ってもらうと同時に、今後のアーティストの在り方などを訊いた。(Interview & Text: Tatsuya Tanami / Photo: Kazuko Tanaka(CAPS))
――本日はまず、開催中のツアー【RUMBLE FISH】についてお伺いしたいと思います。いよいよ後半戦に突入ということで、率直に今の心境を教えていただけますでしょうか。
HYDE:ツアーが始まってから、本当に対バンツアーで良かったなって思いました。ワンマンももちろんいいんですけど、井の中の蛙になりがちで自己満足しちゃったりするので。対バンをすることによって、相手が自分たちよりもすごいところがいっぱいあることに気づくし、それを目の当たりにすると、まだまだやらないといけないんだなと。戦いでもありますけど、出てくれてるバンドの皆さんからのリスペクトをすごく感じるので、すごく愛にあふれたライヴになっていて、いい刺激ですね。だから、この後も楽しみです。
――対バン相手のファンを自分の中に巻き込んでいく、虜にしていくような実感はありますか。
HYDE:ありますね。自分たちのやってることに自信があるので。「これをやって駄目なわけないだろ」って思いながらやってます。同時に、僕らのファンも向こうに流れてると思うので、相乗効果で大きくなればいいなと思っています。
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――いいですね。今週末(インタビュー当時)には、いよいよHYDEさんの原点ともいえるGASTUNKさんとの対バンがあります。前半後半の出番を入れ替えたのは、やっぱり敬意を表してでしょうか。
HYDE:他の対バンでは僕のステージに出てもらってゲストと一緒に1曲歌ってるんですけど、今回は逆で、僕がGASTUNKのステージで一緒に歌わせていただきたかったので。そうなると自分の出番の前にGASTUNKのステージに僕が出ちゃうと、もうそこでハイライトが来ちゃうから、入れ替えたほうがライヴの流れ的に美しいだろうなって思って。できれば出順を変えていただきたいとお願いしました。
――なるほど、楽しみにしております。そして、今回の映像作品『HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021』についてお伺いします。改めて振り返ってみて、どういったツアーだったでしょうか。
HYDE:コロナ禍という状況下においてのアイデアでもあったんです。この形態だと100%お客さんを入れることができるし、来てくれる皆さんも安心して楽しめるという状況を考えると、いいアイデアだなと思ってやりました。お客さん、スタッフ、メンバーもその日に向けて毎日感染対策を頑張っていたし、みんなが待ち望んだ一日なので、演奏だけじゃなく、その前後にも意味があるというか。そういう意味でもすごく意味あるコンサートだったし、僕にしかできないものも多くあったと思います。公演の本数も多かったし、そういうことをできたのも僕ぐらいじゃないでしょうか。
――「僕にしかできない」とおっしゃいましたが、具体的にどういったことでしょうか。
HYDE:僕は状況に応じて柔軟に活動スタイルを変えることができます。このツアーと並行してL'Arc~en~Cielのツアーもあったし。今は激しいライヴを徐々にライヴハウスでできるようになってきたので、変化もつけることができて。普通は、ロックスタイルのライヴができなくなったからと言って、すぐにオーケストラ・ツアーに切り替えるという流れはなかなかできないんじゃないかなと思います。また、20周年というタイミングで、20年前に出したアルバムを演奏できた。リリースした当時はツアーはやってないので、それを20年越しに今やれたというのは必然というか、僕じゃないとできなかった。全てがこのコンサートに重なった感じがします。
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リリース情報
『HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021 Complete Box』
<完全数量限定・豪華BOX盤(棺桶型BOX仕様)>
UIXV-90028 22,000円(tax in.)
Blu-ray 2枚+CD 2枚+オリジナルフォトフレーム+フォトカードセット+W購入者特典応募券
<通常盤(Blu-ray)>
UIXV-10022/3 12,100円(tax in.)
<通常盤(DVD)>
UIBV-10059/60 9,900円(tax in.)
公演情報
【HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH】
8月6日(土)開場 16:30/開演 17:30
ゲスト:CVLTE
8月7日(日)開場 16:30/開演 17:30
ゲスト:NOISEMAKER
会場:北海道・Zepp Sapporo
チケット:1Fスタンディング7,330円、2F指定席(オリジナルグッズ付)11,000円
※すべて税込み、ドリンク代別
公演詳細はこちら
【VAMPROSE ARCHIVES presents HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH(追加公演)】
※FC限定公演(HYDEIST/Circle A)
9月4日(日)開場 16:15/開演 17:30
9月5日(月)開場 17:45/開演 19:00
ゲストアクト:ASH DA HERO(両日)
【HYDE LIVE 2022】
※FC限定公演(HYDEIST/HYDERoom)
9月7日(水)開場 17:45/開演 19:00
9月8日(木)開場 17:45/開演 19:00
9月10日(土)開場 16:15/開演 17:30
※ライヴビューイング生中継あり
【HYDE LIVE 2022 BEAUTY & THE BEAST supported by EdgeTechプロジェクト】
9月11日(日)開場 16:15/開演 17:30
※ステージクラウド生中継
会場:東京・Zepp Haneda(TOKYO)
チケット:1Fスタンディング7,330円、2F指定席(撮影可能)11,000円
※すべて税込み、ドリンク代別
公演詳細はこちら
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