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<インタビュー>Billlie、7人のカラーを詰め込んだミニアルバム『the collective soul and unconscious: chapter one』が完成



 韓国のミュージシャン系事務所MYSTIC STORYが生んだ初のガールズグループ、Billlie(ビリー)。“オールラウンド・アイドル”との呼び声も高く、2021年11月のデビュー当初から、高スキルの歌やダンスをはじめ、ミステリー映画のような完成度の高い世界観を展開している。

 日本のファッション誌『Popteen』で専属モデルなどの活動をしていたつき(福富つき)と、グループ最年少のはるなと日本人が2人、ボーイズクループASTROムンビンの妹ムンスア、日中韓ガールズグループオーディション『Girls Planet 999:少女祭典』ファイナリストのション(キム・スヨン)など、話題性の高いメンバーたちが勢揃い。

 2月23日にリリースした2ndミニアルバム『the collective soul and unconscious: chapter one』は、米国など3つの国でiTunesアルバムチャートの1位に、日本でも3位と新人にして高成績を記録。音楽的魅力から日本について、韓国から語ってもらった。

Billlieらしいスタイルを見せてゆく新しいシリーズ

――11月に韓国でデビューしてから数か月経ちますが、デビューしてからの変化を感じますか?

ムンスア:ずっと音楽番組が無観客の状態で、ファンの皆さんとなかなかお会い出来ないのですが、少し前にBelllie've(Billlieのファンダムの名前)の皆さんとお会いする機会があり、初めてパフォーマンスを直接お見せしました。緊張もしましたが、“愛される気分”ってこういうことなんだな、と感じたことが一番の変化ですね。

はるな:私もデビューしてからたくさんの人に応援してもらうことが、一番大きな変化だと思うのと、動画などのコンテンツが上がったときに、コメントをもらって大きな力になっています。

▲ムンスア

――皆さんはデビュー・ミニアルバムから、“ミステリー”と“推理性”を持った世界観で、今回の2ndミニアルバム『the collective soul and unconscious: chapter one』も、その流れを汲んでいますよね。今回のアルバムは、どんなコンセプトを持っていますか?

スヒョン:今回のミニアルバムは、私たちの夢と無意識の間で繰り広げられる話をもとに、Billlieらしいスタイルを見せてゆく新しいシリーズです。去年の冬にスペシャル・シングルとして出した「snowy night」は、今回のシリーズのプリクエル(前段)で、 このアルバムを通じて、これから始まるマルチな世界観を披露する予定です。

――コンセプトフィルム「what is your B?」は、≪消えたビリーを探す≫というストーリーが本格的に始まる短編映画のようで、皆さんが登場人物として演技もしています。メンバーの皆さんそれぞれ、消えた≪ビリー≫と、どんな関係性なのか気になります。

ハラム:「what is your B?」は、≪ビリー≫が消えて11番目の季節が過ぎた、ある日の話を盛り込んでいます。私たちと≪ビリー≫との関連性は、これから音楽をはじめ、様々なコンテンツの中でお伝えする予定です。


▲「what is your B?」

――Billlieの音楽に触れる人自身が、その謎を解いてゆくということですね。さてリード曲の「GingaMingaYo(the strange world)」は、긴가민가(ギンガミンガ…曖昧、ハッキリしない)がタイトルになっていますが、どんな曲ですか?

ムンスア:この曲は、私たちが大人になっていく過程で、 何を見て聞いて、何が真実なのか、 何が正しいのか、今私たちが経験していることは何なのか? という、“ギンガミンガ”(揺れ動く)な状況の、気持ちと疑問を盛り込んだ曲です。

▲はるな

――デビュー曲「RING×RING」の攻めた感じとは変わって、とてもポップな雰囲気ですが、この曲の聴きどころを教えてください。

ムンスア:はい、ベースハウスのジャンルを組み合わせたエレクトロ・ポップ曲で、中毒性のあるメロディとシンセ・ベースが目立つ曲です。一緒にパフォーマンスを観ながら、メンバーのキリングパート(特徴的な見せ場)や、表情の変化を見て欲しいですね。

――今回のキリングパートは?

つき:全員では、サビの“ギンガミンガヨ~”と歌うフレーズのダンスです!(サビのパフォーマンスを全員で披露)


▲「GingaMingaYo(the strange world)」ミュージックビデオ


▲「GingaMingaYo(the strange world)」ミュージックビデオ Performance ver.

――ありがとうございます! “ギンガミンガヨ~”で悩む仕草があって、ファンの方も真似できそうですね。特に努力した点はありますか?

シユン:今回のパフォーマンスでは表情がとても重要だったので、メンバー同士でも気持ちを合わせながら揺れ動く表情と、相反する表情を沢山研究したので、多くの方に見ていただきたいです。

――Billlieの音楽は、1曲ずつが小説のような世界観を持っていますよね。今回のミニアルバム5曲のお勧め曲と、その理由を教えてください。

▲スヒョン

ション:私は、アルバムのサブリード曲の、「a sign ~ anonymous」をお勧めしたいです。日常生活の中でふと時間を見たとき、いつも同じ時間だったり、使ったことのない鉛筆が削られていたり 、まるでデジャヴのようなことってありますよね。誰かが私に送ってくるサインじゃないかと、全てはもしかしたら繋がっているんじゃないかという思いを、Billlieらしく表現した曲です。

ハラム:私は、「overlap (1/1)」が、私たちの世界観とよく似合う曲だと思うので、お勧めしたいです。オルタナティブR&Bのサウンドで、 お互いの時間と空間がオーバーラップするという、時間と空間に対する相対性理論について歌っているので、歌詞も注意して聴いてもらえると嬉しいです。

つき:「M◐◑N palace」は、ポール・オースターの小説『ムーン・パレス』のようなタイトルで、神秘的な雰囲気を持っています。まるで目の前の霧の中を歩いてるように、繰り返される状況の中で私たちが望む答えを見出すために、絶えず努力する姿を込めた曲です。

はるな:最後の「believe」は、デビューアルバムに収録の「FLOWERLD」と同じように、Belllie've の皆さんへ向けたファンソングなんですが、いつも感じている感謝の気持ちを届けようと、メンバー各自で歌詞を考えて完成させた曲です。

――はるなさんがおっしゃったように、「believe」はメンバーの皆さんが作詞に参加していますよね。作詞する上でこだわった点はありますか?また、前ミニアルバムでラップメイキングに参加した、スアさんとシユンさんは、皆さんにアドバイスしたりしましたか?

スヒョン:Belllie'veの皆さんへ表現したい気持ちを思いきり込めて作詞をしたので、Belllie'veの皆さんに、たくさん感じてほしいです。

ムンスア:メンバーのみんな、普段から詞を書くのが好きなので、作詞も上手でした。なのでアドバイスというより、どう書けばもっと意味を出せるかなど、お互いで悩みました。

ハラム:私の場合、1番、2番、3番、4番というふうにいくつか歌詞を作って、スアお姉さんに「どっちがいい?」「これがいいと思う」とか相談しながら書きました。スタッフさんへ提出するとき、私もスアさんもこの歌詞が気に入っているとアピールができて、良かったと思います。

▲ハラム

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日本での活動に向けて

――皆さんが所属するMYSTIC STORYは、ミュージシャン系の方が多く、アイドルとしてはBilllieが初となりますが、事務所特有のカラーを感じることはありますか?また、国民的ベテランミュージシャンのユン・ジョンシン代表や、事務所の先輩からアドバイスを受けることはありますか?

スヒョン:MYSTIC STORYは、その人だけの個性を持っている方が多いです。なので私たちも、Billlieだけのカラーをしっかり詰め込んだアルバムを作ろうと、本当に一生懸命努力しました。

シユン:ユン・ジョンシンプロデューサーからは、アーティストとしての姿勢や、音楽的なアドバイスも沢山頂きました。助言の一つに、“いつも楽しく働きなさい、初心を忘れず一生懸命に”とおっしゃって下さったので、毎ステージでベストを尽くして、楽しみながら頑張っています。

ムンスア:キム·ヨンチョル先輩も、ぜひ本を読むようにというのと、英語の勉強も欠かさず頑張りなさいと言って下さいました。

▲つき

――ところで、つきさんもはるなさんも大阪出身なので、日本語だと大阪弁ですよね。ならば他のメンバーが、2人の会話を聞いて大阪弁を覚えてしまうのでは?

スヒョン:すでに覚えてます。“めっちゃうまいなぁ”

ムンスアスヒョン:“なんでやねん”

つき:(笑)。メンバーが日本語で自己紹介をするときに、自然と大阪弁のイントネーションになっているんです。うわっ!どうしよう、標準語を教えてあげたいのに関西弁になってる~!って。

――日本にいらしたとき、全員が大阪弁だとかなり面白いですよ! ではスアさん、スヒョンさん、ハラムさん、ションさん、シユンさんは、日本で興味のあることは何でしょう。

ムンスア:私は温泉に行きたいです。あと、こたつ!こたつに入りながら、美味しいもの食べて、お喋りしたいです。

ハラム:私はハリーポッター・シリーズのファンなので、USJに行きたい!

ション:私も日本の温泉と、ディズニーランドに行きたいです。それに日本のコンビニは美味しいものが多いと聞いたので、日本のコンビニにも興味がありますね。

シユン:私は日本で活動をしたことがあるので、色んな所へ行きましたが、誰かのおうちに行けなかったので、機会があれば、つきさんとはるなさんの家に行きたいです!

スヒョン:私もスアさんと同じく、大好きな温泉に行きたいです。それと、沖縄も行きたい!日本のハワイ!

▲シユン

――先々来日したら、日本でどんなことをしたいですか?

ムンスア:CDショップに行って、Billlieの看板や展示が見れたら素敵だなと思います!

スヒョン:日本って海外じゃないですか。その海外にBilllieの日本盤CDや、街頭のLEDスクリーンに映像が流れたりするのが、すごく不思議に感じると思います。早く日本へ行って目にしたいですね。

つき:やっぱり大阪と言えば、京セラドーム! 大阪民として憧れるコンサート会場に立てることを夢見ています。でも何年かかるか分からないので(笑)、まずはアリーナツアーを廻って、いつかはバンっ!と、京セラに行けたらなと。

はるな:京セラでしてから、もっともっと大きくなれたら最高なので、東京ドームでもしたいなと思います。大きな会場で、日本のファンの皆さんにパフォーマンスを見てもらえたらうれしいです。

つき:京セラでできたら、東京ドームも行けるよ!

▲ション

――最後にお一人ずつ、日本の皆さんへメッセージを!

ムンスア:今回2ndミニアルバムでカムバックしましたが、本当にいい曲ばかりを詰め込みました。特にタイトル曲「GingaMingaYo(the strange world)」を応援してもらえるとうれしいです。そしていつか必ず、日本でお会いしましょう!

ハラム:私たちBilllieは、音楽も良く、しっかりした世界観も持っているので、好きになってくれると嬉しいです。日本のBelllie've の皆さんの前でライブができる日まで頑張りますので、どうぞ待っていてください。

ション:いつも応援して下さる日本のファンの皆さんのおかげで、元気をもらえて幸せです。今回の2ndミニアルバムも応援して頂き、さらに成長できるよう努力します!

はるな:今回の活動では、さらに素敵なBilllieをお見せできると思うので、たくさん応援して頂けると嬉しいです。

シユン:一生懸命に準備したアルバムなので、応援よろしくお願いします。早く日本に行って、素敵なステージをお見せできるように頑張ります!

つき:本当に魅力が詰まったアルバムになっていますので、ステージと一緒に楽んでもらえればと思います。日本にも必ず全員で行きますので、その時まで楽しみに待っていて下さい。大好きです!

スヒョン:日本のBelllie've の皆さんにとても会いたいです。いつも応援もありがとうございます。今回の活動も、支えてもらえるとうれしいです。“大好きだよ!”