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THE ALFEE『友よ人生を語る前に』インタビュー
皆さんの希望がTHE ALFEEであるならば―――
THE ALFEE(桜井賢/坂崎幸之助/高見沢俊彦)3人揃い踏みインタビュー、敢行。コロナ禍によって結成以来最も長く逢えない期間を過ごした3人が再集結! そこで完成させた新曲「友よ人生を語る前に」や、46年目にして初挑戦となる無観客配信ライブについて。さらには、再会の日を願うファンへの想いも語ってもらった。
緊急事態宣言「46周年ツアーが延期~メンバーとも会えなかった日々」
--3年ぶりのニューシングル『友よ人生を語る前に』の話を伺う前に、今年2月にリリースされた加山雄三&The Rock Chippers『Forever with you ~永遠の愛の歌~』について。加山さん自身もインタビューで、高見沢さんが作曲した同曲を大絶賛されていました。
加山雄三&The Rock Chippers「Forever with you~永遠の愛の歌~」
--加山雄三、谷村新司、南こうせつ、さだまさし、THE ALFEE、森山良子といった顔ぶれでプログレ的なアプローチ。それを構成している要素はベンチャーズ的なアプローチだったり、フォーク的なアプローチだったり、加山さんはもちろん、The Rock Chippersの面々がこれまで奏でてきた音楽が凝縮されているように感じました。
高見沢俊彦:The Rock Chippersは、僕らが最年少なんですよ。だから大変だったんですよ! 大先輩だらけですからね! だからレコーディングは楽しかったんですけど、厳しくもありましたね(笑)。 桜井賢:プロデューサー(高見沢俊彦)がいちばん若いですから(笑)。気遣うだろうし! 高見沢俊彦:気遣いながら「そこはちょっとですねぇ……」みたいな。あと、エグゼクティブプロデューサーに石田弘(※フジテレビジョンのエグゼクティブプロデューサー)が居たもんですから、それも大変でした(笑)。忙しい人ですから電話もいっぱいかかってくるわけですよ。で、俺たちが歌っているブースの中に間違って入ってきて電話していたり。一同:(爆笑)
--そもそも45周年を超えるキャリアのバンドが最年少になる現場ってなかなかないですよね?
高見沢俊彦:ない、ない! 坂崎幸之助:加山雄三&The Rock Chippersが唯一ですよね。 高見沢俊彦:まぁでも面白かったですよ。英語の歌詞をさださんが書いたんですけど、あそこは加山さんがやっぱりいちばん発音が良いんで、みんなもそれに倣って歌ったりしてね。あと、加山さんはやればやるほど声が出るようになるんですよ。歌えば歌うほど喉が開いていく。普通は逆ですよね。やればやるほど喉を消耗して劣化していく。だから加山さんはリハーサルも長いんですよ。本気のリハーサルをやりますからね! あれは僕らには真似できない。超人ですね! 坂崎幸之助:あと、谷村新司さん、南こうせつさん、さだまさしさん、森山良子さんと、ああいう大物の人たちでさえも、加山さんの前に行くとみんな学生に戻っちゃう。そういう姿を目の当たりにすると、やっぱり加山さんは偉大なんだなと思いますよね。みんなに慕われている。だから、The Rock Chippersは皆さんにとっての楽しみでもあるんだよね。加山さんと一緒に音楽をやれる。それは他では味わえない、特別な楽しさですよね。--そんな加山雄三&The Rock Chippersの『Forever with you ~永遠の愛の歌~』があらゆる音楽性の融合であったように、今回のニューシングル『友よ人生を語る前に』もTHE ALFEEが持つプログレやハードロック、そして、フォークといったあらゆる音楽性を融合させながら、それぞれの輪郭をはっきり表現したナンバーだなと感じました。
高見沢俊彦:その通りですね。あと、大上段に構えた大仰なタイトルでもありますけど、こういったモノを歌えるバンドが僕らなのかなって。46年間、休みなく活動してきたからこそ歌える曲でもあると思うんですよね。これはステイホーム中に作った曲なんですけど、緊急事態宣言があって、46周年のツアーが延期になって、当然ながらメンバーとも会わなくなって。あんなに会わなかったのはデビュー以来初……いや、出逢ってから初めてかもしれない。 坂崎幸之助:そうだよな。- 再会「「懐かしい」と思う日がやってくるとは思わなかった」
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リリース情報
友よ人生を語る前に
- 2020/09/02
- 初回限定盤A[TYCT-39137(形態)]
- 定価:1,100円(tax in.)
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関連リンク
Interviewer:平賀哲雄
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