Special
【a-nation'09 powered by ウイダーinゼリー】
2009.08.22(土)at 味の素スタジアム|ライブ写真&セットリスト
2009.08.22(土)at 味の素スタジアム
AAA
手を叩けっ!! 俺たちのことを知ってる奴も興味がない奴も楽しませてやる!という心強い宣言と共に、どの出演者よりも激しい動きで会場に一体感を生み出す。「やっぱ、東方神起のタオルが多いね(笑)」なんて笑いながら言える余裕も含め、自信に溢れたパフォーマンスは見事であった。
谷村奈南
自身初の【a-nation】に大興奮!彼女の存在が世に知れ渡ることになった重要なアイデンティティ「セクシー」を何度も連呼しながら、艶のあるダンスとボーカルを披露する谷村奈南。真夏の青空の下で響かせるために生まれたかのような『every-body』を、笑顔で歌う彼女はとても美しい。
Do As Infinity
去年の【a-nation】に“再結成”というサプライズをぶちかましたDo As。いくつもの伝説を生み出してきた場所で、満面の笑みを常に見せながらその音楽で爽やかな風を巻き起こしていく。灼熱の太陽に照らされながら『冒険者たち』を届けていく伴都美子は誰よりも勇ましい。そして今年の『本日ハ晴天ナリ』は久々に正真正銘の晴天のもと、最高のテンションと一体感を生み出しながら響き渡った。
hitomi
『CANDY GIRL』のイントロと共に“不思議の国のアリス”にでも出てきそうなスーパーファンシーなバニーガール姿で踊るhitomi。史上最もラブリーなキャンディガールっぷりを堪能させてくれた。そして無事子供が生まれたことを改めて報告し、みんなから「おめでとう」をもらう一児のおかあさん。ラストは「ニセモノなんか興味はないの!」とみんなとシャウトし、本物のウサギみたいに飛び跳ねながら、僕らに完全復活を確信させるのだった。
My Little Lover
この曲をリアルタイムで知る者も知らぬ者も、耳にすれば反応せずにはいられない名曲『Hello,Again~昔からある場所~』からライブはスタート。今年で3回目の【a-nation】出演、どんどん楽しくなってると口にした彼女は、みんなの拍手にもいちいち喜んで、続く『blue sky』では僕らをどこまでも幸福な世界へとその声と音だけで誘っていく。また、約15年の歳月の中でしっかりと熟成された『白いカイト』は、当時より“生きる”に基づいた力ある歌として響き渡り、思わず僕らの目頭は熱くなった。
大塚 愛
avexの革命児にして問題児、いつも【a-nation】では悪ふざ…もとい、愛あるステージで僕らを楽しませてくれる彼女だが、本日はメンバー紹介のVTRがなぜかみんな仮面姿(笑)。大塚 愛がそれをはぎ取りベロを出した直後、ステージにリアルな彼女が「いぇ~い!東京元気ぃ!?」と全力疾走で登場。「大丈夫?めちゃ暑いけど大丈夫?」と会場中の人々を心配しつつ「ここからは盛り上がっていく!」と叫んで、歌い出したのは『PEACH』! で、僕らの頭上にはピーチ色の巨大な風船がいくつも飛び回る。そしてその風船が割れると中からピーチ型の風船がたくさん現れ、会場中のみんながその風船を持ってはしゃぎ回るという、素敵な光景が生まれた。一方、ラストの『向日葵』では、夏の終わりの香りを残して涙を誘う……といった完璧なライブを楽しませてくれた。
BREAKERZ
シークレットアーティストとしてスクリーンに“BREAKERZ”の名が映ると、凄まじい歓声。そしてDAIGOのとんでもないハイトーンボイスと共に客席からはオイオイコールが。このシチュエーションにピッタリの『SUMMER PARTY』で会場中を扇情し、女性客の心をきゅきゅっと掴んでみせる。そして「楽しんで行きましょウィッシュ!」もバッチリ決めて、みんなと共に踊り狂うのであった。なぜかやり出したサザン『TSUNAMI』のモノマネも、まさかの大合唱が巻き起こるほど秀逸であった。
alan
一体「レッドクリフ」の映像と共に何度耳にしたであろうか。その全世界主題歌『久遠の河』が今目の前で、この曲のスクリーンに相応しい場で披露される。愛くるしい表情とキャラクターからは想像のつかない、感動を与えるために存在する歌声が惜しみなく僕らの心へと届けられた。
BoA
【a-nation】3年ぶりの登場であったが、USAデビューまで実現するほどに進化した歌声とダンスはもうほとんど超人。セットリストもほとんどが今の彼女だからこそ表現できる、ワールドスタンダードを上回るクオリティを要するナンバー。そのすべてを鋭いオーラ、神々しい存在感でもって披露し、終始我々を圧倒していた。ラストの『I Did It For Love~MJ break down~QUINCY』では、一瞬、マイケル・ジャクソンがステージに舞い降りたかと錯覚するほどのムーンウォークも披露。思わず涙が出た。
globe
本日最大の衝撃、サプライズと言っていいだろう。完全なるシークレットゲスト、小室哲哉の登場。何も語らず、スクリーンに名前が映し出されることもなく、突如ピアノを弾き出した彼は、驚くほどに純粋な旋律を。globe『DEPARTURES』『Precious Memories』をはじめ、TM NETWORK『SEVEN DAYS WAR』『Get Wild』、安室奈美恵『SWEET 19 BLUES』『CAN YOU CELEBRATE?』、H Jungle with t『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント』など、一度は輝きを失った名曲の数々が彼の手によって、そして5万人の声によって甦っていく。そして『Feel Like dance』を弾き終えた彼は、鳴りやまない拍手と歓声にいつまでも深く頭を下げていた。やがて謝罪と感謝の言葉を残し、ギターを手にする。聞こえてきたのは、globeの名曲『FACE』のイントロダクション。そこに肩を組んだKEIKOとMARCが登場し、彼らは見事復活を遂げる。思わず笑みを零す小室。そんな彼の肩に優しく手を乗せる2人。ラスト『Many Classic Moments』では惜しみなくシンセサウンドを轟かせ、かつてより確実に深い意味を持ったメッセージが僕らの体と心を貫いていくのであった。
TRF
17年間。それだけの長い歳月にわたり活動してきたことをYUKIは語った後「TRFっていうとですね、この人を呼ばない訳にはいかないと思います」と、なんと小室哲哉を再びステージに招き入れる。1人1人のメンバーとハグをしたあと、彼は「とにかく長い間、やり続けてくれて、TRF、本当にありがとう」と告げ、キーボードの前へ。もう何年ぶりかも分からない久しぶりの“Tetsuya komuro Rave Factory”としてのステージが最後の最後『survival dAnce~no no cry more~』で実現する。思わず涙ぐむYUKIに、久々にこの曲の生コーラスを担当する小室と、このライブにおけるハイライトは満載であったが、やはり一番はSAMがTKをステージ最前まで連れて行き、みんなでこの歌を15年前と同じように歌い叫んだことだろう。TRFが活動を続けてきた意味、理由はもしかしたらこの瞬間に出逢うためだったのかもしれない。
ライブ写真
セットリスト
【a-nation'09 powered by ウイダーinゼリー】
2009.08.22(土)at 味の素スタジアム
- AAA
- 01.Break Down
- 02.メドレー(MUSIC!!!~Getチュー!~SUNSHINE~ハリケーン・リリ、ボストン・マリ)
- 03.Summer Revolution
- GIRL NEXT DOOR
- 01.アタックVTR~メドレー(偶然の確率~Seeds of dream~Be your wings)
- 02.FRIENDSHIP
- 03.Infinity
- 谷村奈南
- 01.JUNGLE DANCE~SEXY SENORITA
- 02.every-body
- Do As Infinity
- 01.遠くまで
- 02.冒険者たち
- 03.最後のGAME
- 04.本日ハ晴天ナリ
- hitomi
- 01.CANDY GIRL
- 02.WORLD!WIDE!LOVE!
- 03.LOVE 2000
- My Little Lover
- 01.Hello,Again~昔からある場所~
- 02.blue sky
- 03.音のない世界
- 04.白いカイト
- 大塚 愛
- 01.バイバイ
- 02.HEART
- 03.PEACH
- 04.未来タクシー
- 05.向日葵
- BREAKERZ
- 01.SUMMER PARTY
- 02.BAMBINO~バンビーノ~
- 03.灼熱
- alan
- 01.久遠の河
- 02.BALLAD~名もなき恋のうた~
- BoA
- 01.Eat You Up
- 02.Energetic
- 03.make a secret
- 04.永遠
- 05.I Did It For Love~MJ break down~QUINCY
- globe
- 01.TK Pf Solo
- 02.FACE
- 03.many classic moments
- 東方神起
- 01.Share The World
- 02.Purple Line
- 03.どうして君を好きになってしまったんだろう?
- 04.Stand by U
- 05.Sky~Somebody To Love
- 06.Summer Dream
- 07.Survivor
- TRF
- 01.Happening Here
- 02.BOY MEETS GIRL
- 03.寒い夜だから...
- 04.EZ DO DANCE
- 05.Where to begin
- 06.survival dAnce~no no cry more~
- 浜崎あゆみ
- 01.Rule
- 02.A Song for ××
- 03.BLUE BIRD
- 04.Sunset~LOVE is ALL~
- 05.TO BE
- 06.Boys&Girls
- 07.Sunrise~Love is ALL~
- 08.July 1st
Writer:平賀哲雄
2009.08.23(日)at 味の素スタジアム|ライブ写真&セットリスト
2009.08.23(日)at 味の素スタジアム
鈴木亜美
【a-nation】のトップバッターと言えば、やはりこの人だろう。目映く光るシルバーの、セクシー度がグンとアップした衣装で、中田ヤスタカとのコラボ曲『FREE FREE』をオープニングからぶっ放し、この巨大なスタジアムをとんでもないグルーヴでもってダンスフロアに変えてみせる。そしてトドメは屈託のないアミーゴスマイル!音楽シーントップクラスの笑顔をその音楽と共に届け、僕らの心を鷲づかみにした。
GIRL NEXT DOOR
昨年のサブステージから今年はメインステージへ。誰よりも元気な声で千紗が挨拶をすると、のっけからヒット曲を連発して会場を扇情。絶やすことのない笑顔とトランシーなサウンド、そしてavex屈指のハイトーンボイスでもって、スタジアムの空に見事“夏花火”を打ち上げてみせた。ミッキーマウスを彷彿させるビジュアルとダンスも。
May J.
着うた(R)世代の新ディーヴァは、キュートなルックスと力強い声で誰もが知る名曲のカバーを「みんなでひとつになりましょう!」と言って熱唱。目の前に美しき“Garden”を生み出してみせる。続く曲では、あのキマグレンがゲストとして登場。短いステージではあったが、メインステージに劣らない興奮を誘っていた。
河村隆一
まさかの【a-nation】に隆様登場で会場は騒然。しかもオープニングから『I love you』で、爽やかな風に吹かれながらサラッと本日ナンバーワンの美声をお届け。続く『Love is...』では「い~つまでも」と、このイベントのカラーからすると異質である直球ど真ん中のラブバラードを、ピアノの音色だけをバックに響かせる。最初はその個性が強すぎる声に笑みを零す者も見受けられたが、最終的にはステージに惜しみない拍手と歓声が届けられていた。avex移籍第一弾シングルとなる『Brilliant Stars』も自称“晴れ男”に相応しい淀みなきポップチューンとなっており、僕らの胸をときめかせくれた。
DA PUMP
ISSAが声高らかに完全復活宣言を咬まし、新メンバー含む9人がステージに揃うと同時に「ズキューンズキューン!」で5万人をゴキゲンに。ISSAとKENも満面の笑みでとにかく嬉しそうに歌い踊る。更に『Rhapsody in Blue』では自然と大合唱が巻き起こり、そのフレーズ通り“終わらない夏”をハッピーに共有。そして『if...』のイントロが聞こえてくると、今日これまでで一番の歓声が!DA PUMP初の【a-nation】は、彼らの変わらぬポテンシャルの高さを証明することになった。
LINDBERG
やっぱりドキドキすること やめられへんな(笑)。そうスクリーンに映し出されると、メンバーの4人がステージに登場。そして曲はいきなり『今すぐKiss Me』! 80年代後期~90年代、音楽だけでなく、あの時代この日本に溢れ出ていた生命力、エネルギーをこの鬱屈とした時代にフリーズドライしたステージが目の前で繰り広げられ、僕らはもう夢中になってその腕を振り上げて声を荒げて、最後は『BELIEVE IN LOVE』に込められたメッセージに再び涙するのであった。
Every Little Thing
いきなりの『Dear My Friend』に、久しぶりのモッチー全力疾走で会場のテンションは一気にヒートアップ!『fragile』もアコースティックアレンジを施した1コーラス目からオリジナルアレンジに切り替わる展開時に今日これまでで一番の拍手と、貫禄のステージで僕らの心を揺さぶっていく。オリジナルメンバーである五十嵐充をステージに呼び込む持田。そして3人は“再会”によって生まれた新曲『DREAM GOES ON』を嬉しそうに奏でた。続いては「アホになる気はあんのかぁ!?」コールと共に3人で『Shapes Of Love』。こんなの、盛り上がらない訳がない!
倖田來未
生まれ変わったMAKI GOTO、シークレットで登場した矢島美容室のアクトを経て、ウェイトレスルックに身を包んだ倖田來未が超巨大なストロベリーアイスを左手に、ローラーブレードで滑りながら登場。オープニング『Lick me』から一気にみんなを熱狂させ、笑顔にしてみせた。TRFや浜崎あゆみがそうであるように、倖田來未もまた【a-nation】の顔になっていることを証明する光景が目の前に広がる。続く『ECSTASY』では炎に囲まれながら、大迫力のバンドサウンドと共に感情の乗りまくった激しいダンスを披露。続くバラード『愛のうた』もそうだが、今日の彼女はいつにも増して全身全霊、簡単に言えばめちゃくちゃノっていた。ダンスのキレも声の響きも、ついでにビジュアルも【a-nation】における彼女のライブの中ではナンバーワンの感動と興奮をくれた。もちろん最後はみんなとタオルを振り回して「ん~~~~まっ!」投げキッスである。
東方神起
世界が変わる……とは、こういう瞬間のことを言うのだろう。地鳴りのような歓声が響き渡り、辺り一面が赤と青の光に染まる。まるでさっきまでいた場所とは別次元。この突然変異を起こしたのは、今目の前で熱いパフォーマンスを繰り広げている5人の男、東方神起である。メンバーの一挙手一投足に巻き起こる歓声。そしてその歓声を浴びるに相応しい、ハイレベルなパフォーマンス、エンタテインメントを彼らは今年も貫いていた。
浜崎あゆみ
三味線に尺八の音、忍びに扮したダンサーたちが幻想的な舞いを披露しながら唐傘を手にし、横一列に並ぶ。彼らが見上げる先には、背を向けたあゆの姿。そして彼女の口から響き渡るは「誰かに決められたルール そんなもん必要ない だってこの僕らがルール そこんとこ譲れない」という、自身の信念とも言えるメッセージ。その後もバラードはとにかくエモーショナルに、サマーチューンはとにかく開放的に歌い続けたあゆだが、何と言っても今日の目玉は『Sunset~LOVE is ALL~』と『TO BE』であった。今にも壊れてしまいそうな感情の爆発、愛しくてたまらない君がいたからこそ在る今を、全身全霊、命の炎を燃やしながら歌い上げ、そんな彼女に少しも引けを取らない熱量でバンドもコーラスもダンサーも表現をする。こんなエンタテインメントを生み出せるのは、彼女たちぐらいだろう。そして毎年恒例の会場を回りながらの、みんなとの大合唱へ(【a-nation】の歴史を見ても1,2を争うんじゃないかと思うぐらいのボリュームで)。それは【a-nation】=浜崎あゆみを再認識させる瞬間であった。今更だが、本当に凄まじいアーティストである。
ライブ写真
セットリスト
【a-nation'09 powered by ウイダーinゼリー】
2009.08.23(日)at 味の素スタジアム
- 鈴木亜美
- 01.FREE FREE
- 02.KISS KISS KISS
- 03.BE TOGETHER
- 04.Delightful
- GIRL NEXT DOOR
- 01.アタックVTR~メドレー(偶然の確率~Seeds of dream~Be your wings)
- 02.FRIENDSHIP
- 03.Infinity
- May J.
- 01.Garden
- 02.もし君と...with キマグレン
- 河村隆一
- 01.I love you
- 02.Love is...
- 03.Brilliant Stars
- DA PUMP
- 01.ごきげんだぜ!
- 02.SUMMER RIDER
- 03.Rhapsody in Blue
- 04.if...
- 05.We can't stop the music
- LINDBERG
- 01.今すぐKiss Me
- 02.恋をしようよ Yeah! Yeah!
- 03.GAMBAらなくちゃね
- 04.BELIEVE IN LOVE
- BoA
- 01.Eat You Up
- 02.Energetic
- 03.make a secret
- 04.永遠
- 05.I Did It For Love~MJ break down~QUINCY
- Every Little Thing
- 01.Dear My Friend
- 02.出逢った頃のように
- 03.fragile
- 04.DREAM GOES ON
- 05.Shapes Of Love
- MAKI GOTO
- 01.Golden Luv feat.MAKI GOTO
- 02.Candy
- 矢島美容室
- 01.はまぐりボンバー
- 02.ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-
- 倖田來未
- 01.Lick me
- 02.ECSTASY
- 03.人魚姫
- 04.愛のうた
- 05.ダンスパート&衣装チェンジ
- 06.走れ
- 07.Lady go!~girls メドレー
- 東方神起
- 01.Share The World
- 02.Purple Line
- 03.どうして君を好きになってしまったんだろう?
- 04.Stand by U
- 05.Sky~Somebody To Love
- 06.Summer Dream
- 07.Survivor
- TRF
- 01.Happening Here
- 02.BOY MEETS GIRL
- 03.寒い夜だから...
- 04.EZ DO DANCE
- 05.Where to begin
- 06.survival dAnce~no no cry more~
- 浜崎あゆみ
- 01.Rule
- 02.A Song for ××
- 03.BLUE BIRD
- 04.Sunset~LOVE is ALL~
- 05.TO BE
- 06.Boys&Girls
- 07.Sunrise~Love is ALL~
- 08.July 1st
Writer:平賀哲雄
関連商品