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<インタビュー>男女7人組ダンス&ボーカルグループGENIC  1stアルバム『GENEX』リリース記念

インタビュー

 時代ごとに数々のアーティストを世に送り出し、歌とダンスによるエンターテイメントを日本の音楽シーンに定着させたavex。そんなavexのDNAを継承する新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT(エイジェニック・プロジェクト)」からサバイバルユニットの活動を経て選ばれた男女7人組ダンス&ボーカルグループGENICが1stアルバム『GENEX』をリリースした。アルバムに収録された11曲は、トラップ、フューチャーハウスといったEDMに乗せた攻めのアッパーチューンから、対照的に叙情的なバラード、グループの一体感が伝わってくるメッセージ性のあるロック・ポップスと、曲ごとに様々な表情を見せてくれる。そこから感じるのは、先が見えない現状からエンターテイメントの未来へと続く一筋の光明だ。過去に例のない特殊な状況下でアルバムデビューを迎えた彼らだが、現状を受け止めつつ至って冷静にポジティブに、それぞれの言葉でリモートインタビューに応えてくれた。

西本茉生「受かった瞬間、安堵の気持ちと不安や期待、色んな感情が混ざりあった」

ーーみなさんは、a-genic PROJECT(エイジェニック・プロジェクト)からサバイバルユニットの活動を経て選ばれた男女7人組ダンス&ボーカルグループということですが、正式メンバーに選ばれた瞬間はどんな気持ちだったのか、教えてもらえますか。

小池竜暉:a-genic PROJECTの中でも、Da-iCEさんのツアーに同行させていただいて、メンバーを入れ替えながらライヴもやっていたので、割とメンバーが決まる前から団結力も生まれてはいました。もちろん、メンバーが絞られることもわかってはいたので、いざ結果発表で7人に選ばれた瞬間は嬉しい気持ちは半分ありつつも、「選ばれなかったみんなの分も頑張らなきゃ」という、奮い立たせられる思いが強くなりました。

雨宮翔:僕はこのグループに絶対入りたいという気持ちがあったので、選ばれたときはすごく嬉しかったんですけど、プレッシャーもありました。名前を呼ばれた瞬間、選ばれなかったメンバーの分も頑張らなきゃとか、色んな思いがバーッと頭を駆け巡りました。

金谷鞠杏:2019年の夏はずっと12人で頑張ってきたので、みんなのオーディションに受かりたいという気持ちも知っていましたから、嬉しい気持ちの反面、ちょっと寂しさはありました。オーディション中から「絶対受かるんだ」という気持ちでいたので、受かったときは「よし!」って思いましたけど、これから自分がどういう役割でいればいいのか、どういう見え方になればいいのかとか、色んな第三者目線で自分を見るということを考えさせられました。でもなによりみんなの思いを継いで、これから7人でもっと頑張りたいという意思が固まった瞬間でした。

西澤呈:サバイバルグループということで、全員がライバルとして戦っていたので、本当の意味で心を開くというのはそれまでずっとできていなくて。ずっと、どこか心を閉ざした状態で戦っていたので、グループが7人に決まったときは、「この7人でこれからやっていくんだ」ということで、心のどこかの鍵がパッと開いた気がしました。

西本茉生:受かった瞬間は「よかった!」っていう嬉しい気持ちになったんですけど、そのすぐ後に、先行きが見えない恐怖というか、ゾクッとくるものがあったり、「いや、でもやってやる」という沸々と湧き上がる気持ちになったりしました。安堵の気持ちとこれからの不安や期待、色んな感情が混ざりあっていた瞬間でした。

宇井優良梨:私は「絶対に選ばれたい」という気持ちは強かったんですけど、その反面、じつは受かる自信がなくて。名前を呼ばれた瞬間は、嬉しいと思う前に「えっ?」って唖然としちゃったんですけど、結果発表が終わって受からなかった子たちと話をしたときに、「本当に応援してるからね」って言ってもらえたんです。そのときに、「自分が選んでもらえたんだ」っていう実感が湧いてきて、選んでもらえた以上は最後までやり切るという強い気持ちがさらに強くなりました。

増子敦貴:受かった瞬間の気持ちは、なんだか表現するのが難しくて。僕は昔から、小学校のテストで良い点を取ったり、高校受験やオーディションに受かったときに、結構素直に喜んじゃうタイプだったんです。そういう気持ちが全然出てこなかったわけじゃないんですけど、嬉しいけどこれから先を任されている不安、だけど安堵感もあるという、サンドイッチみたいな気持ちになっていました。それってこれからの活動次第で、喜んでいて正解だったのか、不安に思った通りになってしまうのかが左右されると思うので、この先、夢に思っている大きな景色を見ることができたときに、その気持ちが報われるんじゃないかなって思っています。



ーー今聞いていて思ったんですけど、メンバー7人全員が自分の言葉をちゃんと持っていて、デビューしたばかりとは思えないほど、しっかりしていますよね。

西本:はい、リーダーとしては、僕は必要ないんじゃないかと思うぐらいみんなしっかりしているので(笑)。

ーー最初からしっかりした意識を持ったメンバーが集まったという感じですか?

西本:徐々に出来上がってきた感じではありますね。経験を重ねるにつれて、みんな自分の言葉で思いをスラスラ喋ることができるようになったと思いますし、すごく頼もしく思っています。

ーーみなさんの言葉にもあったように、オーディションではライバルであり仲間という複雑な感情もあったと思いますが、活動が始まってからの7人はどんな関係に変わってきましたか。

雨宮:「ライバルであり仲間である」という言葉で、僕らも一瞬惑わされたようなところもあったんですけど、a-genic PROJECTではライバル意識以上に仲間意識が強かったので、GENICになってからも、それまで培ってきた団結力がありました。もともと結構なんでも言い合えるような仲でしたし、一気に変わったことはあんまりないかもしれないです。

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小池竜暉「男性5・女性2というのはたぶん計算された比率なんじゃないかな」

ーー男性5人女性2人の男女混成グループですが、このバランスについてはどう感じていますか。

宇井:バランスについてはあんまり考えたことがなかったです。男子が5人で女子2人と、人数に差はあるんですけど、女子は男子5人がたくさん出してくれている魅力の部分を、さらに私たちの魅力でGENICが良いグループにできるように、色々考えながら頑張ってますし、とても良いグループ構成だと思ってます。

ーー宇井さんは一番年下ですが、メンバーについてはどう思ってます?

宇井:本当にみんなめちゃくちゃ優しくて、頼りになるお兄さんお姉さんです!(笑)。

一同:ははははは(笑)。

宇井:すごく頼り過ぎちゃっている部分もあるので、私ももっと頑張ろうって思ってます。。

ーー金谷さんはメンバー構成についてどう感じていますか。

金谷:私もバランスは良いと思ってますけど、男の子って、すごくガタイがいいというか(笑)。

宇井:あはははは(笑)。

金谷:パフォーマンスをするときに、女の子の方が華奢に見えてしまうということはちょっとあると思います。男女混成グループって、男の子がメインだと思う方も結構いると思うんです。私はそれだと、ちょっと悔しいので、男女7人がいてこそちゃんとグループが成り立つと良いなという思いで、女子が出せる力、男子が出せる力をうまくこれからもお互いに見つけてまとめていけたらなと思います。

ーーこういう見せ方をしたい、という理想みたいなものってあるのでしょうか。

小池:男女グループって、世間の音楽シーンで見てもまだあまりない確立されていない形だと思っていて。男性だと強いパフォーマンスで魅力が出て押せるし、女性だとまた女性ならではの柔らかい部分で押せると思うんですけど、それを上手く融合した男女のグループで、さらにダンス&ボーカルということで、ハーモニーでもダンスでも魅せることができるという意味では、男性5・女性2というのはたぶん計算された比率なんじゃないかなと思います。

ーーなるほど、男女グループの黄金比で構成されたグループというか。

小池:はい、そうだと思います。

ーーそのあたりは、次世代を担うアーティストという自覚を持っているんですね。

小池:そうですね、僕らが先駆者となれるようなグループでありたいです。

ーーでは、1stアルバム『GENEX』について、それぞれ推したい曲や聴きどころを教えてください。まず、小池さんと西澤さんは作詞・作曲・編曲でクレジットされていますね。

小池:そうです。お互い4曲ずつ携わらせてもらいました。デビューアルバムで、自分たちの楽曲に関われたというのはすごく光栄に思っています。

ーーこういうダンス&ボーカルで、メンバー自らコンポーザーとして携わるというのは結構、稀なことのように思います。

小池:そうですよね。自分でもなかなか聞いたことがないと思っています。だからこそそれに挑戦させてくださったスタッフさんにも感謝しています。

ーーでは、小池さんがこのアルバムで聴いてほしいのはどんなところでしょうか。

小池:僕と呈で書かせてもらった新曲の「FLY」です。これから夏に向かってみなさんで盛り上がってもらいたい曲で、僕らの想定ではライヴを通してみなさんと楽しんでもらえる曲になると思っていたんですけど、ライヴはこれからの状況次第ということで。でも、聴いていただくだけで、すごく元気になれる曲だと思います。是非みなさん、聴いてFLYしていただければなと思います(笑)。その名の通りみなさんにジャンプして盛り上がれる曲ですし、歌詞もすごくファンタジーな内容になっています。自分の姿と重ね合わせられる部分も歌詞に織り込んであるので、そういった部分も感じ取ってもらいながらも、単純に楽しんでもらえる曲だと思います。

ーーでは、西澤さんはいかがですか。今背景にはウクレレがズラリと並んでますね。

西澤:じつは僕、弦楽器はあんまり得意じゃなくて、弾くのはピアノなんですけど、ウクレレは父が好きで僕の部屋に回された感じです(笑)。

ーーウクレレを背景にメタリカのTシャツを着て座っているので、バックボーンが謎なんですが(笑)。

一同:ははははは(笑)。

西澤:そうですよね(笑)。父が音楽好きで、昔から音楽に触れることが多かったので、今こうして自分が作った曲がアルバムに入るというのは夢のようです。そういうチャレンジをさせてくれる環境がすごく嬉しいです。

ーー曲はどのように小池さんと分担して作っているのでしょうか。

西澤:2人でコンセプトを決めて、それを竜暉君が持ち帰って作曲と作詞をしてくれたものに対して、僕がアレンジとラップを加えたりします。自分たちで言うのもなんですけど、結構相性が良くて、曲を作っていて楽しいです。僕が推したい曲は、竜暉君と作ったもう1曲「UPDATE」です。この曲は、竜暉君と僕が初めて2人で作った曲で、初めてGENICとして歌ってもらいました。この曲は、ライヴからメンバーのこと、ファンのみなさんのこと、全部を想定して作った曲なので、ライヴでも映えますし、ファンのみなさんの心にも届くと思いますし、GENICの良さが出る曲だと思います。このアルバムで僕の一番の推しポイントです。



ーーコンポーザーとして以外の西澤さんは、GENICの中でのダンスや歌ではどんな役割を担っていると思いますか。

西澤:ダンスや歌……う~んなんでしょうね。

西本:「なんでも屋さん」です。

西澤:いやいやいや(笑)。

西本:たぶん、自分で言うのが恥ずかしいだけだと思うんですけど、本当に器用で、なんでもこなせちゃうんですよ。若くて好奇心も旺盛だし、それをやり切るための胆力もあるし。すごいと思います。

西澤:ありがとうございます。勉強ができない分、ここに命を懸けて、なんでも屋さんを極められるように頑張ります(笑)。

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  2. 増子敦貴「「TOGETHER」はメンバーそれぞれが書いた歌詞を、竜暉がまとめてくれた曲」
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増子敦貴「「TOGETHER」はメンバーそれぞれが書いた歌詞を、竜暉がまとめてくれた曲」

ーーでは、雨宮さんの推したい曲を教えてください。

雨宮:『SUNGENIC ep』(2019年11月15日リリース)にも入っていた曲なんですけど、1曲目の「SUN COMES UP」をまず聴いてもらいたいと思っています。大先輩であるDa-iCEの工藤大輝さんに作詞作曲をしていただいた曲で、初MVも撮らせてもらいました。GENICといえば、「SUN COMES UP」という代表曲だと思っていますので、GENICを知らない方も、最初にこの曲を聴いてほしいですね。



ーー雨宮さんはGENICの中でどんな立ち位置でいたいですか。

雨宮:呈と竜暉君が作ってくれた「UPDATE」の振り付けを僕と呈と茉生くんでやらせてもらったんですけど、ダンスという部分でグループに貢献できればいいなと思ってます。ダンスは4歳ぐらいからやってます。

ーーGENICに入る前から、人前でのパフォーマンスは経験があるわけですか?

雨宮:そうです。以前は違うグループでダンサーをやっていました。ダンスはずっとやっています。小さい頃から、エンターテイメントの世界でやっていきたいというのが夢だったので、今こうしてGENICで活動できていることは本当にありがたいなと思っています。

ーーでは、増子さんの推し曲を教えてください。

増子:僕の推し曲は、アルバム最後に収録されている「TOGETHER」です。この曲はメンバー全員でそれぞれ書いた歌詞を、竜暉がまとめてくれた曲なんです。僕が言うのもなんなんですけど(笑)、すごくフレッシュで若々しくて“どピュア”な歌詞になっていて。今の等身大のGENICがそのまま歌詞に詰まっているような、ライヴでいえば終盤の、「このライヴが終わっても次にライヴで会う日まで頑張ろうね」っていうメッセージ性も込められているので、すごく好きな曲です。

ーー増子さんもこの歌詞のどこかで自分の思いを書いているわけですよね。

増子:そうですね。聴いてくださる方は、「ここは誰が書いたんだろう?」って想像しながら聴いてもらえるとさらに楽しめると思います。

ーー増子さんはこれまでも色々な活動の経験があるんですね。

増子:僕は役者業もやっていて、お芝居もすごく好きなので、GENICの増子敦貴として映像作品や舞台にもこれからもたくさん出て、 GENICの名前を広めていけたらいいなと思ってますし、役者業も頑張りたいと思います。

ーーでは続いて金谷さんの推し曲、聴きどころをお願いします。

金谷:全部推し曲なんですけど、特に好きなのは、「MOONLIGHT」です。今まで『SUNGENIC ep』と『MOONGENIC ep』(2020年2月7日リリース)という2つの作品を配信リリースしているんですけど、「MOONLIGHT」は『MOONGENIC ep』に入っていた曲で、今までのGENICとちょっと違うおしゃれで大人な雰囲気なのが私はすごく好きで。もともと自分が好きな音楽のジャンルがR&Bやソウルとか、ちょっと変わった音が入っている音楽なんです。「MOONLIGHT」を始めて聴いたときは、曲調とか2番に入る前の音の使い方がすごく良いなと思いました。是非夜に聴いてほしいなと思う曲です。

ーー金谷さんはGENICでどんな役割を担いたいと思っていますか。

金谷:私は、みんなに負のオーラが漂っているときに、ポジティブな方に持っていける人でありたいなと思っています。この先、色々大変なことも起きてくると思うんですけど、そういうときにはそこまでネガティブじゃないこともネガティブに思いがちだと思うので、考え方1つで捉え方も変わるよって伝えられるようになりたいです。それと、みんなセルフプロデュースできるのが武器で、振りを作れたり曲を作れたり、まとめるのが上手だったりというそれぞれの役割があると思うんですけど、私はファッションがすごく好きなので、今後衣装とかにも携われるようになれたら良いなと思っています。

ーー続いて宇井さんはいかがでしょうか。

宇井:私も全部推したいんですけど、みんなが挙げた曲以外だと、「月夜に馳せる」です。この曲は、竜暉君が作詞を手掛けてくれて、ショートバージョンとロングバージョンがあるんですけど、その両方の雰囲気がどっちも好きで。GENEXの中では一番バラードなんじゃないかなって思います。歌詞の内容は遠距離恋愛のこととかなんですけど、今のこの状況にも例えることができるのもすごく良いなって思いますし、寝る前とか心を落ち着かせたいときに聴いてもらえれば良いなと思います。



ーー小池さんはどんな思いで「月夜に馳せる」の歌詞を書いたのでしょうか。

小池:「月夜に馳せる」は、『MOONGENIC ep』の方でアコースティックバージョンとして配信した曲です。僕は歌詞を書くときに、様々な境遇な方に向けて様々な角度で刺さるように書くんですけど、この曲は遠距離恋愛にフォーカスをあてて、遠く離れていても同じ月の下で繋がっているんだよっていう情景を描きました。「上弦の月」という言葉が出てくるんですけど(歌詞の中では“欠けたままの上弦は貴女だけたりないよ”)、これは満月に向かうまでの半月のことで。結構「下弦の月」という言葉を歌詞に使う曲は多いんですけど、僕は今は離れているけど、もう1度出会えて幸せな未来が待っているからね、という意味で満月に向かう「上弦の月」という表現をしました。今回の『GENEX』に収録されるバージョンでは追加で歌詞も書かせてもらっていて、「温度のない声も 指伝う文字も」という歌詞の「温度のない声」は電話だったり、「指伝う文字」はLINEだったり、実際に会って話しているのとは違う、離れているからこそのもの淋しさを表現しています。是非そういうところを聴いてほしいです。

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  2. 金谷鞠杏「ステージに立てることに感謝していけるアーティストになりたい」
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金谷鞠杏「ステージに立てることに感謝していけるアーティストになりたい」

ーー宇井さんは、GENICでどんな役割のメンバーでいたいですか。

宇井:実力の面で言うと、まだまだGENICに何も貢献できていないかもしれないし、もっとスキルを上げて頑張って行こうと思っているんですけど、私は常に笑顔でいたいと思っているんです。私が笑顔でいることでみんなが少しでも元気でいられるように、そんな役割を今はしています。

ーーでは、西本さんが『GENEX』で特に聴いてほしいのはどんなところですか。

西本:「BURNIN’ BURNIN’」という曲を推したいと思います。この曲は、ドラマとタイアップで主題歌を歌わせてもらっている曲で(読売テレビ ドラマ「KING OF DANCE」主題歌)、呈が歌詞を手掛けています。僕自身も今回ラップに挑戦させてもらっていて、今までの楽曲では見れない新しい僕の表情とかも見れるんじゃないかと思います。

ーー西澤さんはどんなコンセプトで「BURNIN’ BURNIN’」の歌詞を書いたのでしょうか。

西澤:ドラマの主題歌に起用していただいたんですけど、ドラマの台本をいただいて、それを見ながらドラマに合った歌詞を書いたんです。その台本を読んでいるときに、ストーリーがすごく今のGENIC、これからのGENICに重なる部分があると思ったんです。それでドラマとGENICの重なる部分を書いたのがこの歌詞です。夢に向かって突っ走って行くのが怖かったり、ちょっとのミスがすごく自分の中で回っていて次のことに手を出すのが怖くなったりすることってあると思うんですけど、ちょっとのミステイクぐらい気にしないでGENICの7人で突っ走って行こうよ、という思いを込めて書きました。

ーー西本さんは、リーダーとしてこのアルバムにはどんな手応えを感じていますか。

西本:手応えはすごく感じています。今回『GENEX』というアルバムタイトルを付けているんですが、これは「GENIC EXPRESS」という言葉の略で『GENEX』という造語になっていて、「全国にGENICをお届けします」という意味なんです。デビュー作ならではの自己紹介的なアルバムという意味も含めてすごく幅広い楽曲に挑戦させてもらっていて、「月夜に馳せる」みたいなバラードから「BURNIN’ BURNIN’」のような攻めた曲調まであって、メンバーが作詞作曲した曲も含まれていて、すごく色んなことに挑戦させてもらった全11曲のアルバムです。すごく手応えのある“渾身の一作目”になりました。

ーー前半から中盤まではアッパーなEDM主体なアルバムですけど、バラードを挟んで後半の「抱きしめたら」からは8ビートのロック・ポップスが出てきたりするのが面白いですね。こうしたサウンドの志向について、グループとして考えていることはありますか。

西本:おっしゃっていただいたように、僕たちはEDMからバラード、ロック、ポップスと、今の時点でも色んなものに挑戦させてもらっているんですけど、これからも色んなジャンルに挑戦していきつつ、僕たち7人、GENICだからこそ伝えられる一本筋が通ったものをお届けしていきたいと思っています。

ーー最後に、グループとしての今後の夢や目標を教えてもらえますか。

増子:GENICがみんなで決めた大きな目標として、「ドームツアーを成功させること」を掲げていて。それこそ、それを達成するまでに色んなことがあると思うんですけど、そこが最終地点ではなくて、その先も僕たちが生きている限り愛されるグループでありたいという気持ちがあります。今回、こうした状況でなかなかライヴができないですけど、ライヴがしたくてどうしようもないこのもどかしさを、コロナが収束したら思いっきり発散するようにライヴにぶつけたいとメンバー全員が思っています。ライヴ活動ができるようになったら、今まで以上に加速してGENICの名前を広めていって、大きな目標に近づければいいなと思っています。

雨宮:今の状況だからこそGENICに対するみなさんの気持ちをライヴができる日まで繋げていきたいというのが、僕が今思っていることなんです。具体的に今やっていることを言うと、TikTokを毎日投稿していたりとか、インスタライヴをしたりとか、みなさんの気持ちが少しでも楽になって楽しい時間が過ごせたらなと思っています。現状の活動としては、その1つ1つをまず繋げていきたいという思いがあります。


宇井:大きな目標としては、日本武道館でライヴをしたり、ドームツアーをしたり、アジアで活躍したりというのがあるんですけど、ゆくゆくはソロ活動もみんながして、今までたくさんの先輩アーティストさんに夢とか希望を与えてもらった分、次は自分たちがたくさんの人に夢や元気、勇気を音楽で届けられる存在になりたいです。

西澤:ゴール地点を決めないグループでいたいです。例えば目の前のドームツアーが成功したとしても、そこで終わりではなくて、成功を噛みしめて次の目標に走り出せるようなグループでいたいなと思います。

金谷:これから色んなことに挑戦するときがくると思うので、みんなでチャレンジ精神を持ちながらやっていきたいです。それと、今はできないんですけど、GENICはまだ1stツアーをやっていないので、いつかまたちゃんと1stツアーをスタートさせて、規模の大小に関わらず、ステージに立てることに感謝していけるアーティストになりたいと思います。

小池:みんなが全部言ってくれたんですけど、本当にゴールがない世界ですし、この音楽シーンは優勝というものがないですよね。「FLY」でも「行けるところまで行こう 際限ない世界を」って歌詞に書かせてもらったんですけど、本当に際限ないところまで、僕らGENICが走っていける未来を想像して、これからひたむきに頑張っていきたいなと思っています。

西本:平均年齢もすごく若くて、まだまだデビューしたての新人なので、目の前の1つ1つのことを一生懸命に全力で楽しんで乗り越えていきながら、大きな目標としてみんなが共通して掲げているドームツアー、アジア進出だったり、たくさんの方に僕たちGENICを知ってもらいたいです。これから、僕たちを通してみなさんに元気や勇気、夢や憧れだったりたくさんのものを与えられるアーティストになっていきたいと思っています。

ーー今の状況が収束した後の新しい世界で、みなさんのような若い世代のアーティストに新しいエンターテイメントの世界を創っていって欲しいと思いますし、活躍に期待しています!

一同:ありがとうございます、頑張ります!

GENIC「GENEX」

GENEX

2020/05/27 RELEASE
AVCD-96517 ¥ 3,300(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.SUN COMES UP
  2. 02.FLY
  3. 03.夏恋
  4. 04.HISTORIES
  5. 05.UPDATE
  6. 06.BURNIN’ BURNIN’
  7. 07.MOONLIGHT
  8. 08.月夜に馳せる
  9. 09.抱きしめたら
  10. 10.READY GO
  11. 11.TOGETHER

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