Special
鈴木愛理『Do me a favor』ソロデビュー記念インタビュー
℃-ute解散からちょうど1年経った本日、
その未来を語った鈴木愛理インタビュー解禁。
その未来を語った鈴木愛理インタビュー解禁。
解散から1年後に振り返る℃-ute、水面下で動いていた日々の葛藤、自ら方向性を提案したソロ活動に懸ける想い、カメレオンスタイルで未来を切り拓いた渾身のアルバム『Do me a favor』、ハロプロOG初の日本武道館ワンマンへの意気込み、“アイドルが憧れるアイドル”の更なる高みへ……等々、ぜひご覧下さい。
℃-uteとBuono!のラストライブの違い「ステージから捌けてから大号泣」
--℃-uteラストライブ(https://bit.ly/2shz83Z)~解散から丸1年経ちますが、今振り返るとどんなグループだったなと思いますか?
℃-ute『ファイナルスコール』(℃-ute[Final Squall])(Promotion Edit)
--今仰ったように紆余曲折もありましたし、メンバー同士本気でぶつかり合いながら活動していましたけど、その結果として凄まじい輝きを放つグループになりましたよね。
鈴木愛理:℃-uteが初めて全員おんなじ方向を向いたのは初の日本武道館に向けて頑張っているときで、そのおんなじ方向を向いている感覚というのはステージ上で分かるんですよ。「あ、今揃ってる! 気持ち良いな!」みたいな。みんなの背中とか見ながら「最高!」と思う瞬間がいっぱいあって。ネガティブ発言することも多かった、自信なさげな℃-uteだったけど、そんな私たちが「最高!」って自分たちのことを言えるようになったのは本当にファンのみなさんのおかげだし、みんなのおかげで自信を持つことができたんですよね。なので、つんく♂さんが「ほめられ伸び子のテーマ曲」という曲を書いてくれているんですけど、大人になってから「本当にそうだね! ウチらのことじゃん!」と言い合ったりもしてて(笑)。そんな流れもあったりして、グループとして活動するということが℃-uteというグループで出来てよかったなって思います。--さいたまスーパーアリーナでのラストライブはどんな思い出になっていますか?
鈴木愛理:私はBuono!でのラストライブ(https://bit.ly/2x7IMpW)もやっていて、それからの℃-uteラストライブだったので、そのふたつの違いも明確に感じていて。Buono!は歴史を完全に振り返って「今までありがとう」感をモロ出しにして、最後はメジャーデビューシングル曲「ホントのじぶん」で終わるというアットホームなラストライブだったんです。でも℃-uteは「ライブで歌って踊って「格好良い、可愛い」って言われるそれ自体が℃-uteだ」という認識があったので、絶対に泣かずに終えたいっていう。今の℃-uteが体現できる最高潮を見せたい!っていうライブだったんですよね。なので、Buono!は気持ちの赴くままに、泣いても別に大丈夫だし……--実際に泣かれていましたしね。
鈴木愛理:はい、ボロ泣き! 過呼吸になるぐらい(笑)。でも「それもロックだ!」みたいなまとめ方。でも℃-uteの場合はセンターを務めさせてもらっている曲も多かったので、私が泣いたら曲がまとまらくなるなって個人的に思っていて。特に中澤裕子さんたち(中澤裕子、道重さゆみ、和田彩花)がメッセージをくれた直後に歌うあのゾーンは、私がファルセットで歌うパートがめっちゃ多かったので、「ここで泣いたらボロボロになる」と思って「絶対に泣かない、絶対に泣かない」って心に決めながら中澤裕子さんたちのメッセージを聞いていたんです。なので、気はずっと張りっぱなしだったし、「私はハロプロのアイドルとして15年間活動してきたから、それの有終の美をここで見せるんだ!」っていうライブで。だからステージから捌けてから大号泣しました。--あとから映像をご覧になったと思うんですが、どんな感想を持たれました?
鈴木愛理:メンバー全員で集まって観たんですけど、3年ぐらい前の映像を観ている感覚でした。「これ、自分たちなんだね? 変な感じだねぇー!」って言いながら。私、持ち歌をステージ以外ではあんまり歌わなかったんですけど、今はカラオケとかでも全然歌いたいと思うんですよね。なんかそういう感覚なんですよ。すごく昔の出来事みたいに感じるから「1年前、℃-uteだったのか。マジか!」みたいな。--そんなハロプロ及び℃-uteで駆け抜けた15年間。気付けば「℃-uteが憧れ」とか「愛理ちゃんは憧れ」とハロプロに限らず様々なアイドルから言われるようになっていました。どんな気持ちになりました?
鈴木愛理:ありがたいなと思います。「なんで知ってんだろ? ℃-uteのことをなんで知っているのか教えてくれ!」ってめっちゃ思います(笑)。でも私がアイドルをずっとやってきて唯一付いたキャッチフレーズが「アイドルが憧れるアイドル」だったので、それはもう嬉しかったし、もちろん謙遜する気持ちもあるけど、「胸を張っていよう!」と思いながら℃-uteの解散まで活動できたので……やってきてよかったなというか、何でか分からないけど、そんな風に言ってもらえるのって……自分が小さい頃にモーニング娘。さんに憧れていたように、そう想ってもらえる立場になっているんだなって。ただ、ソロになったから「今度はこのまた上の憧れの人にならきゃいけないんだな」っていう、また新しいスタートラインに立った感覚もあるから不思議です!--そのソロ活動を始動させるまではどんな日々を過ごしていたんですか?
鈴木愛理:6月に解散して、みんなで卒業旅行でハワイへ行って、そこから帰ってきてすぐに楽曲制作は始めていたんです。なので、6月の末ぐらいからソロ活動はスタートしていて、でも母が体調を崩したりして、家族で支え合ったりとか、看病やお見舞いに行ったりしていて、音楽活動もありながら家族がすごく心配だったんですけど、それによって家族と過ごす時間が増えたので、「あ、家族って本来こうやって過ごすものなんだな」と学べたんです。「土日にこんなテレビ番組がやっているなんて知らなかった!」みたいな(笑)。そもそも土日に次の日のことを考えずに過ごす感覚も初めてだったし、すべてが新鮮に感じられて。それは経験できてよかったです。- ソロ活動案を自らプレゼン~初めての強気「出来るんだったらやりたい」
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リリース情報
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄|Photo:Jumpei Yamada
Do me a favor
2018/06/06 RELEASE
EPCE-7406/7 ¥ 3,850(税込)
Disc01
- 01.DISTANCE
- 02.未完成ガール
- 03.Good Night
- 04.光の方へ
- 05.Be Your Love
- 06.STORY
- 07.Moment
- 08.君の好きなひと
- 09.たぶんね、
- 10.いいんじゃない
- 11.perfect timing
- 12.Candy Box
- 13.私のそばで
- 14.#DMAF
- 15.start again
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