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【FUJI ROCK FESTIVAL '17】開催直前特集~気になる出演アーティストをカテゴリー別に紹介&プレイリスト
いよいよ2週間後に開催が迫った【FUJI ROCK FESTIVAL '17】。今年はゴリラズ、エイフェックス・ツイン、ビョークらの気鋭ヘッドライナーを含む、総勢234組もの国内外アーティストが苗場に集結する。本特集では、Billboard JAPAN編集部がおススメする出演アーティスト約20組+αを、ヘッドライナーはもちろんのこと、初来日・出場組や世界中のチャート席巻する組などカテゴリー別にゆる~くご紹介。さらには、ピックアップした個性豊かな出演アーティストたちの楽曲が一気に聴ける約4時間半、全61曲入りのApple Musicプレイリストも同時に公開。お目当てのアーティスト以外に、少しでも気になったアーティストは当日ぜひ生でチェックして、大自然の中で新たな音楽体験を楽しもう。
TOP Photo: Masanori Naruse
HEADLINERS
ヘッドライナー編
さぁ、みなさんゴリラズ来ますよ、フジロックに!言わずと知れたブラーのデーモン・アルバーンと、コミック・アーティストのジェイミー・ヒューレットによる架空のバンドプロジェクトでございます。魅力的なストーリーを展開し、多彩なアーティストたちとコラボレーションをしていく中で、音楽の世界が広大に広がっていることを提示してきてくれました。そして今年最新アルバム『ヒューマンズ』をリリース。6月にはゴリラズ主宰のフェス【DEMON DAYZ FESTIVAL】を開催し、その熱狂っぷりを世界中に配信して大きく話題に。また、ミュージック・ビデオに加え、先日行ったケルンでのコンサートの模様が360度の映像で公開。テクノロジーの進化とともにゴリラズも進化中。さて、フジのステージではどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょーか。
一回目のフジロック出演を経て、2017年、再び出演が決定したテクノビースト、エイフェックス・ツインこと、リチャード・D・ジェームス。え?誰?と思ってるあなた、一回くらいはあのMV観た事あるでしょう?皆同じ顔の、なんかすごくゾワゾワする「Come to Daddy」のMV。この映像を作ったクリス•カニンガムも2011年にグリーンのトリとして登場し、その狂気と奇才っぷりに人々をポカンとさせたあの伝説のステージに匹敵するステージングが観られるのだろうか?なんて思っていたら先日、ロンドンで開催されたフェスのライブ映像を特設サイトで公開!(ネタバレ?につき閲覧注意)しかしこの中継を観た上でも、このライブが苗場のグリーンで観られるかと思うとゾクゾクしますね。ヴィジュアル・コラボレーターとしてWeirdcoreが入って、パフォーマンスと映像がどのように融合するのかが注目だ。いずれにせよクリス・カニンガム以来の強烈なインパクトを残してくれる事は間違いなさそうだ。
約1年前、急きょ決定したDJセットで、アリアナ・グランデからアノーニ、日本の民謡・祭り音頭含むワールド・ミュージックまで、エクレクティックかつ安定の選曲でファンを魅了してくれたビョーク姐さん。その際ライブはやってくれないのか…と落胆していた人も多かったはず。そんな姐さんが、長年連れ添ったマシュー・バーニーとの離別、家庭崩壊の“ハートブレイク”、その痛みを乗り越えていく“ヒーリング”の過程を捉えた、近年の最高傑作と評される『ヴァルニキュラ』をひっさげ、約4年ぶりにグリーン・ステージへ帰還。ストリング隊、そしてアルバムにも参加し、過去の曲のライブ・アレンジにも大きく貢献したアルカとともに、かつてないほどエモーショナルで、生身なステージを展開してくれることでしょう。
CHART TOPPERS
世界中のヒット・チャートを賑わすアーティスト編
近年の音楽シーンにおける最重要ヒット・メイカーとして数えられるディプロによるスペシャル・プロジェクト、メジャー・レイザー。2009年のフジロックではメジャー・レイザー名義とディプロ名義で大いに盛り上げてくれております。毎度残念ながら作る音楽についてはあまり語られず、ゴシップ的な要素ばかりが悪目立ちしてしまう彼ではございますが、近年ではお騒がせの盟友(?)ジャスティン・ビーバーをフィーチャリングした楽曲など続々とスマッシュ・ヒットを記録。最新アルバム『ミュージック・イズ・ザ・ウェポン』のリリースが期待されているところに、今回のフジ出演決定後、最新6曲が詰まったEPをリリースしてくれました。今年はホワイトのヘッドライナーということで、“また思っきしはしゃぎたい!”と待ち望んでいらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか?
間違いなく感動的なステージになるでしょう! デビュー時、わずか17歳で世界的なスターの仲間入りを果たしたニュージーランドのシンガーソングライターが、さらなる変身作を携えてフジのステージに立つ。今年リリースされた全米No.1アルバム『メロドラマ』は、それまでの極端なほどにクールで理知的だった彼女のイメージを溶かし、ヒューマニスティックな情熱、失意、戸惑いを伝える傑作。この一枚を持って、彼女は“青春の守護者”のようなアーティストになったと言える。「グリーン・ライト」でも「パーフェクト・プレイシズ」でも良いけど、今の彼女の歌をグリーン・ステージで聴けることを考えると、もう既に泣ける…。
あのサム・スミスやエド・シーランのデビュー作を上回り、ここ10年間でリリースされたUK男性アーティストのデビュー・アルバムとして最高の初動を叩きだした、遅咲きソウル・シンガー、ラグンボーン・マン。元々ヒップホップMCだったものの、シンガー/ソングライターとして頭角を現し、2016年7月にリリースされた「Human」でUKをはじめ、ドイツ、ベルギーなどで1位を獲得。インパクト大な、ちょい悪ルックスとは裏腹に大の猫好きとして知られ、インスタに愛猫パトリシアちゃんの写真を頻繁に投稿しているあたりも気になりますが、そのダイナミックでソウルフルな歌声で、グリーンの巨大なステージも圧倒してくれること間違いなし。ゴリラズの最新作『ヒューマンズ』にも参加しているので、彼らのステージへの飛び入り参加も期待したいところ…。
日本市場でも賑わっている音楽ストリーミング配信サービス。その最大手である「Spotify」で知名度を伸ばしてきたデンマーク発のソウルポップ・バンド、ルーカス・グラハム。ネット周りの人気に加え、米国ビルボードでもSNSの影響力から2016年4月9日付のHot100チャートで2位を獲得、全英チャートでは5週にわたり首位をキープし、今年の【第59回グラミー賞】では3部門にノミネートされるなど、実績もつけて、絶好のタイミングでフジロックに初登場。もちろん初来日。深みのあるサウンドと唯一無二の歌声はオーセンティックな音楽ファンからライトなリスナーまで満足させてくれるはず。生で聴ける貴重な機会を逃すべからず!
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '17】2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:1日券19,000円、2日券36,000円、3日券43,000円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
関連リンク
J-POP LEGENDS
日本が誇る国内ベテラン・アーティスト編
国内外とアーティストたちと音楽を織りなし、世界中にファンを築きあげてきたCORNELIUS。近年はPLASTIC ONO BANDやMETAFIVEなどをはじめ様々なプロジェクトに名を連ねていましたが、散らばっていたピースを2015年を『Constellations Of Music』一旦作品としてまとめて、翌年には名盤『FANTASMA』をアメリカでのみアナログ・リリース(日本でもシクヨロ!)。CORNELIUSとしての活動にギアを入れ、今年6月に11年ぶりのオリジナル・アルバム『Mellow Waves』をリリースしてくれたわけでございます。ここ最近のインタビューに目を通すと息子さんとのエピソードがほっこりした気持ちにさせてくれます。ライブでは演奏だけでなく、演出も楽しみな彼のステージはどうなるのか。楽しみでしかないですよね?
小沢健二
今年はえっと何年でしたっけ?プリンスもデヴィッド・ボウイもまだご存命だし、笑っていいとも!は終わってないよね?と国内の注目ラインナップを並べると混乱しちゃうほど衝撃的なアーティスト勢。その中でも19年ぶりのシングル・リリースとなった小沢健二の存在感の凄さ。復活のアナウンスからメディアに続々登場し、テレビ朝日系『ミュージックステーション』出演時には、フジロック出演をフライング発表してこの時間帯の話題を意味ひとりじめ(笑)。更にCORNELIUSの出演もあり、フリッパーズ・ギター再結成の可能性にファンが発狂寸前のトコロできっちり「全くありません」とバッサリお知らせをしてくれたのも記憶に新しいですね。これまで積み重ねの上に成り立つ素晴らしい新曲を届けてくれたわけで、フジのステージもきっと幸福な時間になることでしょう。「今夜はブギー・バック」は事前にやると告知もされておりますので、とりあえず一安心?さぁ、2017年にオザケンが聴ける幸せを嚙みしめようじゃないか!しかも2ステージもあるんだぜ!
スチャダラパー
オザケンと共に「今夜はブギー・バック」で、日本のヒップホップをメジャーシーンに送り込んだ偉大なスチャダラパー。ポンキッキーズを知らない方々も増えてきた昨今ではございますが、1990年のデビューから27年、彼らは時代を愉快に生き抜いて今も変わらず我々に素敵な体験を届けてくれます。音楽検索で真っ先にYouTubeを使ってるそこのあなた、オススメ動画にの中に能年玲奈ちゃんが鼻血ブーしちゃってる超キュートなサムネイルを見かけているでしょう?あれ、スチャダラですよ。大御所になっても最前線ではしゃぐヒップホップおじさん達があなたの夏のベストテン第1位になってくれるはず!
1991年に京都でバンド結成し世界標準のアシッド・ジャズ・バンドとしてヨーロッパツアーも行っていたMONDO GROSSO。昨年の3月、ビルボードライブ東阪にて行われた当時を再現した『Shuya Okino presents Mondo Grosso's The European Expedition Tribute Live』にトークゲストとして参加した大沢伸一。その時、「MONDO GROSSO名義で久々に制作しています」と話していた通りに14年ぶりに衝撃的に「ラビリンス」をリリース!しかもアルバム『何度でも新しく生まれ変わる』のリリースまで!豪華ゲスト陣も話題に富んだこのユニット、FUJIの土曜のRED MARQUEEではどれだけ再現してくれるのか?期待がふくらむ。が、しかし、この日のこの時間帯、色々とかぶりまくっていて悶絶する。
FIRST TIMERS
見逃し厳禁!初来日&初出場アーティスト編
2016年のデビュー作『Ology』がグラミーの【最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞】にノミネートされるなど、一躍R&Bシーンの次期スターへと名乗りを上げたガラントも今回初来日。幅広い音域と圧倒的な歌唱力に支えられたスター性に溢れるパフォーマンスを、遂にライブのステージで目撃できるわけだ。今年に入ってからは、韓国人アーティストのTablo&Eric Namとのコラボレーション曲をリリース。また初期には、あのスフィアン・スティーブンスのツアーに参加する等、今らしいエクレクティックな感性の持ち主でもある彼だけに、ジャンルの垣根を超えて、フジのオーディエンスを魅了してくれるはずだ。
ウルフ・アリス、キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメン、テンプルズを筆頭に、近年再び勢いを増してきたUKの若手バンド・シーンからの新たな刺客ジ・アマゾンズ。グランジやパンクの強靭さとドライブ感のある王道なロックンロール・サウンドはもちろん、移動用のヴァンに火をつけ、アルバム・ジャケットにしてしまうヤンチャぶりも◎。こういうバンドはライブ・パフォーマンスの良し悪しがありそうだけど、今夏は各国のロック・フェスへ出演していて経験値は積んできているはず…その実力をぜひ生で確認したい。
特に期待したいアクトの1グループ、THE AVALANCHES。昨年のキャンセルに涙を飲んだフジロッカーズも多いはず。今年は【コーチェラ】など大きなフェスティバルにも出演し、きっと日本にも来てくれることでしょう!2016年になんと16年ぶり!となる2ndアルバムがリリースされ、THE AVALANCHES節とも言えるサンプリングを駆使した音となっていた。ライブではどの様に再現されるのかが楽しみなところ。ちなみにコーチェラではボーカルで参加しているEliza Wolfgrammがバットを振り回していたみたいけど、苗場まで持って来るんでしょうか…?
フリート・フォクシーズの一員として最後のライブとなった2012年の東京公演では、あまりにもあっさりとステージを後にして観客を拍子抜けさせましたが、あれから早5年、今ではガガ様の新作に参加したり、数々のオモシロ・過激発言でメディアを翻弄し、ソロ・アーティストとしての地位を確立したジョシュ・ティルマンことファーザー・ジョン・ミスティ。自粛していたTwitterにも晴れて復帰し、2017年上半期ベスト・アルバムの呼び名も高い『ピュア・コメディ』とともに抜群のタイミングで日本へ。最新作のハイライトの一つでもあるストリングスも参加した大所帯バンドとともに、あの自由奔放なステージング(FJM節MCも最高)がヘブンで繰り広げられるかと思うと今からワクワクしちゃいますね。
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '17】2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:1日券19,000円、2日券36,000円、3日券43,000円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
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HOTLY ANTICIPATED
一足先に新曲が聴けちゃうかも!? 新作に期待のアーティスト編
米ビルボード・アルバム・チャート1位をマークした『…ライク・クロックワーク』から約4年、我らがジョシュ・ホーミ兄貴率いるQOTSAがニュー・アルバム『ヴィランズ』(8/25リリース)とともに苗場へ帰ってくる!気になるその新作で「自分たちのサウンドを再定義」することを試みたと語る兄貴は、プロデューサーにガガ様の最新作『ジョアン』でもコラボしたマーク・ロンソンを抜擢。マークも「憧れのヒーロー達が、クイーンズ史上最高傑作の一つを作ってるのを目撃してるんだ、って確信した瞬間がいくつもあった」と太鼓判を押す、今作から何曲か披露してくれることを期待しながら、新たなフェーズへ突入するQOTSAの雄姿を目に焼きつけよう。
<DFAレコーズ>を主宰するジェームス・マーフィーによるプロジェクトで、2011年に惜しまれながらも一旦活動を休止させたが、2015年に突如として活動を再開!海外でのライブ映像等を観て、待ちに待ったエレクトロ・ロック&パンクファンも多かったのではないだろうか?昨年の来日にも噂されていたが、どうやら2010年の『ディス・イズ・ハプニング』以降、今年久しぶりのアルバム『アメリカン・ドリーム』を9月1日にリリースすることを発表していて、フロントマンであるジェイムス・マーフィーが故デヴィッド・ボウイとジョイント・アルバムを作りかけたことを明かし、再結成についても重要なアドバイスをもらっていたと世間を賑わせている。およそ10年ぶりの来日、しかと頭から最後まで目に焼き付けたいが…まさかのグリーンのAPHEX TWINと30分被ってしまっている。どっちをとるにしろ究極の選択になりそうだ。
いわゆる“オルタナティブR&B”のアイコン的な作品であった『ウーマン』がリリースされたのが2013年。トロント出身のミロシュとデンマーク出身のロビン・ハンニバルによるこのデュオが、同作で示した幽玄で甘美なサウンドは、その後の音楽シーンの一つの指針になり続けてきた。そんなシーンの先駆者が、新作シングルとともに帰還。先日発表されたばかりの新曲「Please」と「Summer Days」は、『ウーマン』期の特徴であったアンビエントな音色を剥ぎ取り、より生々しい響きが強調されたオーセンティックな仕上がりに。彼らの新たなステージを実感できる、貴重なライブになるのではないでしょうか!
アー写のみからも伝わってくるこの何ともいえない透明感とアンニュイさ…ビョーク、ロード、YUKIと国内外の個性的な歌姫が苗場に降臨する日曜日、見逃せないのが現在23歳の新星シンガーソングライター、マギー・ロジャーズ。ファレル・ウィリアムスが特別講師を務めたマスタークラスにて15分で書かれた「Alaska」に彼が言葉を失うほど感銘を受けたことで一躍話題に。エレクトロ、ヒップ・ホップ、フォーク、R&B、ゴスペルを飲み込んだ、現代のポップ・ミュージックの在り方を体現するような彼女の類稀なソングライティング・センスとオーガニックな歌声は一見の価値あり。メジャー・レーベル・デビュー・アルバムのリリースも期待される中、灼熱の日本の夏を優艶なポップスで彩ってくれることでしょう。
BURSTING INDIVIDUALITY
唯一無二の個性を爆発させるアーティスト編
突如として発表された奇才アルカと<XL Recordings>との契約、そして4月のアルバム『Arca』の世界同時発売の発表。アルバム発表時に公開されるや、Pitchforkが「我々の期待を完全に超えている」と賞賛するなど、シーンをどよめかせた新曲「Piel」に続き、「Anoche」「Desafío」と3作でPitchfork【Best New Music】を獲得した事でも話題。なんといってもこれらの狂気とグロテスクが共存したMVを手がけているジェシー・カンダと共にAVセットをフジロックで披露するという。「これは僕の声であり、僕の内面の全てだ。自由に判断してほしい。闘牛のように、喜びを求める感情の暴力を目撃することになる。これは、感情のぶつかり合いの模倣的存在が、不自然なほど深く、自己陶酔していく姿なんだ」とコメントしているようにアルカの内面性、感情が炸裂したアルバムをジェシー・カンダと共に、金曜深夜のPLANET GROOVEでどのように表現してくれるか必見!!
今年4月のジャパン・ツアー5公演、全てがソールドアウト、プールの水面から顔を上半分だけ出すという強烈なジャケットでインパクトを与えた最新アルバム『Drunk』がロングセラーを記録中のサンダーキャットが再び来日し、フジロックへ降臨!セッションミュージシャンとしての活動も活発で、ケンドリック・ラマーやフライング・ロータスとも親交の深い彼。ジャズ、ロック・ファンク、ソウルなどあらゆるジャンルを横断する彼の超絶技巧派のライブは圧巻!しかも壮絶テクのベースにのる彼のソフトでメロウな歌声にも大注目!
エレクトロニックシーンで大注目のヤイエル。昨年のルーキーアゴーゴーで圧倒的な存在感を放ち、今年は初日レッドマーキーの夜中1発目枠出演という大躍進。ステージ上は照明は極力使わず、「固有の身体性に目がいかないようにする役割、あるいは僕らの身体の代わりの役割をVJの映像が果たしていますね」とメンバーがインタビューで話すように、宇多田ヒカルのミュージック・ビデオも手がけた映像作家・山田健人のVJにも注目してほしい。
現在話題のユニット yahyel(同日の23:00レッドマーキーに出演) のメンバーとしても活動する二人が所属するDATSが初日のRED MARQUEEトップバッターに出演。6月にはデビュー・アルバム『Application』をリリースし、ワンマンや自主イベントも大成功に終え各方面で話題の彼らのライブは基本となる担当楽器はあるが、追加のパーカッションやパッド、サンプラーなども多用し、曲に応じて個々の役割も目まぐるしく変化する。ドラム、サンプラーキーボードから縦横無尽に打ちつけられるパーカッショナブルなリズムに、エモーショナルな杉本(Vo/Key)のエフェクトのかけられた全編英語詩の歌声が重なるダンサブルなステージングは必見!!
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '17】2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:1日券19,000円、2日券36,000円、3日券43,000円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
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その他のキニナルアーティスト編
名渡山 遼
昨年“ハワイのグラミー賞”とも言われる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」最優秀インターナショナル・アルバム部門に「UKULELE SPLASH!」が日本人としては最年少で受賞するなどウクレレ界に颯爽と現れた若干24歳の若きホープ、名渡山 遼。ウクレレといえば、ハワイの風景に欠かせない民族楽器だが、彼の手にかかるとそれは変幻自在のジュークボックスのように変貌する。彼の魅力は演奏能力の高さは勿論、ジャンルを超えたカバー楽曲の完成度が素晴らしく、JPOP、ファンクなど御馴染みの曲のアレンジにGypsy Avalonのオーディエンスが知らず知らずに笑みをもらし、身体を揺らす情景が目に浮かぶ。奇しくもこの日のお昼には彼の憧れでもあるジェイク•シマブクロがグリーンステージに立つ。ウクレレ界のこれからを牽引する期待のホープ、名渡山が先輩からのバトンを受け継ぐ瞬間を是非生で目撃したい。
青葉市子
【FRF '17】 PREVIEW PLAYLIST
出演アーティスト予習プレイリスト
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '17】2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:1日券19,000円、2日券36,000円、3日券43,000円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
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