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東京パフォーマンスドール『WE ARE TPD』特集インタビュー



東京パフォーマンスドール  『WE ARE TPD』 インタビュー

 TPD、待望の1stフルアルバム『WE ARE TPD』は全50曲!
 その50曲すべてについてメンバーが語る!

 今回のインタビューでは、初の試みとして全メンバー9人に収録曲トータル全50曲についてすべて語ってもらいました。2017年の大勝負、過去最大規模の中野サンプラザワンマン公演への意気込みも語ってくれています。ぜひ『WE ARE TPD』の解説書としてもご覧ください。

参加メンバー:
高嶋菜七(タカシマナナ/20歳/兵庫県)
上西星来(ジョウニシセイラ/20歳/愛知県)
櫻井紗季(サクライサキ/19歳/山口県)
浜崎香帆(ハマサキカホ/19歳/福岡県)
脇あかり(ワキアカリ/18歳/大分県)
飯田桜子(イイダサクラコ/18歳/東京都)
神宮沙紀(シングウサキ/18歳/群馬県)
小林晏夕(コバヤシアンユ/18歳/静岡県)
橘二葉(タチバナフタバ/17歳/和歌山県)

結成から3年半……1stアルバム完成~Disc1収録曲(全5形態共通)+α解説

--結成から3年半、ようやく完成しました1stアルバム『WE ARE TPD』。こんなに「待望」という言葉が似合うアルバムもないと思うのですが、まずこうして初のアルバムがリリースできること自体にはどんな感慨を持たれていますか?

東京パフォーマンスドール 2017.1.18発売1stアルバム「WE ARE TPD」TV-SPOT
東京パフォーマンスドール 2017.1.18発売1stアルバム「WE ARE TPD」TV-SPOT

高嶋菜七:率直に「やっと出せる」っていう気持ちが大きいです。あと、今作は全仕様合わせるとトータルで50曲収録されているんですけど、私たちにとっては初めてのアルバムなので、50曲が多いっていうことがあんまりよく分かってなくて(笑)。でもアルバムの話になると「え、50曲?」って必ず言われるので、その反応を見て「そんなに凄いことなんだ」って感じています。

--20年ぐらいキャリア積んだ人がコンプリートベストとして出すボリューム。それを1stアルバムで出しちゃうのは前代未聞だと思います。

高嶋菜七:それだけ今回のアルバムには気合いが入ってるってことなんですよね。今の東京パフォーマンスドールを象徴していると思いますし、本当に嬉しいです。だからたくさんの方のもとへ届く事を願ってます。

--では、今回のインタビュー、その50曲全部について語ってもらいたいと思います。

東京パフォーマンスドール『WE ARE TPD』特集インタビュー

全員:すごーい!

--時間は限られていますので、テンポ良く進めつつも、全50曲の魅力をしっかりと世の皆さんへお伝えしたいので、落ち着いて語ってもらえればと思います。では、いきます!

全員:はい!

--Disc1収録曲(全5形態共通)から順に聞かせて下さい。まず1曲目「Stay Gold」。

橘二葉:「Stay Gold」は、現在各地で行ってる【東京パフォーマンスドール ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”】のオープニングにパフォーマンスしている、とても気合いの入る曲で、振り付けも拳を振り上げながら「今から駆け抜けていくぞ」っていう想いを込めています。とても力強いEDM調の1曲です。

高嶋菜七:【DREAM CRUSADERS】で初めて披露したときから爽快でした。

神宮沙紀:お客さんの盛り上がりをすごく感じますし、パフォーマンスしている私たちも気持ちが入ります。

高嶋菜七:EDMっぽい感じがアガりますよね。

--エレクトロシーンに衝撃を与えたジャスティス『+』にも通ずるサウンドアプローチになっているので、フレンチエレクトロが好きな人にも聴いてほしいなと個人的には思いました。続いて、2曲目「BRAND NEW STORY」。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/BRAND NEW STORY フルサイズ
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/BRAND NEW STORY フルサイズ

脇あかり:2曲目に相応しいというか、ここから始まっていくっていう……感じですね。

--記念すべきメジャーデビュー曲の印象、それだけ?

一同:(笑)

--ライブを追うごとにどんどんどんどん輝きが増していってる曲ですよね。

脇あかり:みんなの絆が再確認できる曲です。

神宮沙紀:ファンの人もいちばん良く聴いている曲が「BRAND NEW STORY」っていう人が多いと思うので、盛り上がってくれる人たちが多い。

--このタイミングで「BRAND NEW STORY」の振付動画をYouTubeに公開しましたよね?

【振付動画】東京パフォーマンスドール(TPD) / BRAND NEW STORY
【振付動画】東京パフォーマンスドール(TPD) / BRAND NEW STORY

高嶋菜七:今、若い子たちのあいだで振付を覚えて披露するのが流行ってるんですけど、私たちの曲もコピーしてほしいなと思って。あとは、改めて「こういう踊りなんだよ」っていうことをファンの方々にも知ってもらいたかったんです。

--お客さん全員が完コピしてくれて、3月26日の中野サンプラザでは全員で踊れたらすごく感動的な光景が生まれそうですよね。

神宮沙紀:それは感動的ですね!

高嶋菜七:それ、いただきます!

--続いて、3曲目「DREAMIN’」。こちらも新生TPDの物語を共に歩んできた曲です。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/DREAMIN' フルサイズ
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/DREAMIN' フルサイズ

飯田桜子:結成当初からパフォーマンスし続けてきた曲ですし、この曲は好きな人がすごく多いイメージがあります。みんなに愛されてる。

小林晏夕:CDデビューしたときのまっすぐな気持ちを表している曲が「BRAND NEW STORY」だったら、自分たちが積み上げてきたストーリー、PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ ワンバイゼロ)を経てデビューするまでの道程を描いた曲が「DREAMIN’」なのかなって。

--また、中野サンプラザもそうですし、これから夢や目標を達成していけばいくほど威力が増していく楽曲にもなりそうですよね。

高嶋菜七:どんどん強い曲になっていくと思います。

--4曲目「TIME」。サウンド、パフォーマンスともに衝撃作です。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / TIME
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / TIME

一同:(上西星来を見る)

上西星来:私「TIME」担当みたいです(笑)。この曲はフォーメーションダンスが鍵となるパフォーマンスをいっぱいやっていたり、例えば「Time waits for no one 置いてくか置いてかれるだけ」と歌っている部分で追い抜かしていく動きをしたり、そうやって“時間”を表しているのが面白い曲だなって思います。

--以前、フォーメーションダンスにおける“時計”の中心にいる上西さんは「もっと横の列を揃えなきゃ」と語っていたんですが、今はどうなんでしょう。レベルは上がってる?

上西星来:前よりは……でもきっちり揃っているときは少ない。

--やっぱり難しいんですね、あのフォーメーションダンスは。

一同:がんばります!

--5曲目「MY UNIVERSE」。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/MY UNIVERSE
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/MY UNIVERSE

浜崎香帆:「MY UNIVERSE」は、初めて私たちがダンサーとボーカルに分かれた曲なんですけど、この曲は世界観を大事にしたいと思っていて、意外とフリコピしてくれている人は多い曲なんですけど、このアルバムリリースを機に歌詞にも注目してもらいたいなって。

--お気に入りのフレーズは?

浜崎香帆:「一人きり 彷徨い続けていた」っていう私が歌っているところ。人って不安になると一人で彷徨っている感じがすると思うんですけど、その姿を「MY UNIVERSE」は格好良く描いているんですよ。家から見える街並、広がる夜の街を見つめながら悩んでいる。その世界観も私は好きなんです。

高嶋菜七:「MY UNIVERSE」は、初めて対バンで披露したときのことを鮮明に覚えてて、すっごい楽しかったんですよ。私たちにとって初めての格好良くてクールな曲だったので、それを他の出演者さんのファンの前でも披露できたことが嬉しくて……

櫻井紗季:その後の握手会で「あの曲、なんて言うの? タイトル教えて」ってたくさん聞かれたんですよ。それも嬉しかったです。

--6曲目「HEART WAVES」。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / HEART WAVES
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / HEART WAVES

神宮沙紀:「HEART WAVES」は、恋心。たのしい、あかるい恋心を描いている曲で、でもライブだと夏らしくて健康的な曲にもなるんです。だからどっちでも楽しめる。好きな人への想いが綴られた歌詞にトキメくことも出来れば、ライブでひたすらはしゃぐことも出来るので、その印象の違いも楽しんでもらえたらと思います。

--7曲目「PEOPLE」。

高嶋菜七:「PEOPLE」は、1回目のレコーディングのときに「ちょっとブルースっぽい曲にしたい」ってスタッフさんからも聞かされていて、最初は歌い方も巻き舌っぽいシブい感じにしていたんですけど、ライブで披露してファンの人たちと作り上げていった結果、ハジけられるパーティーチューンになりました。なので、2回目のレコーディングでだいぶ楽しい方向へと変わりましたね。

--続いて、新曲ですね、8曲目「ナガレボシ」。

飯田桜子:この曲は、アルバムを手にしないと聴けない曲になってるんですけど、夢に向かっている途中の不安だったり、周りの人たちのちょっとした言葉に支えられている有難さだったり、等身大の私たちを描いたような内容になっています。

--9曲目「逆光×礼賛」、浅倉大介さんが手掛けたシングルナンバーです。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / 逆光×礼賛 フルサイズ
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / 逆光×礼賛 フルサイズ

小林晏夕:「逆光×礼賛」は、昨年の3月にシングルリリースしたんですけど、TPDのそれまでのシングルとは全然違うタイプの楽曲になっていて、スピード感も速くて、エレクトリックだし、サビではふたつのグループに分かれて交互にフレーズを歌ったりもして、また新しいTPDの一面をお見せできた曲なんじゃないかなって思います。

高嶋菜七:この曲は、浅倉大介さんのデビュー25周年記念コンピレーションアルバム『THE BEST WORKS OF DAISUKE ASAKURA quarter point』にも収録していただいたんですよ。凄い方々と名前を並ばせて頂いて光栄でした。

--続いて、その次のシングル曲ですね。10曲目「純愛カオス」。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / 純愛カオス
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / 純愛カオス

上西星来:5作目のシングルナンバーなんですけど、それまでのシングルは夢に向かってキラキラした感じの曲が多かったんですが、この曲はキラキラした前向きな感じだけじゃなくて、ちょっと挫折してしまいそうな描写もあったりして。でもその挫折しそうな経験も大事だよっていうことを教えてくれるんです。私たちも共感できる歌です。

--11曲目「It’s Up To Me」。

高嶋菜七:「It’s Up To Me」は、海外の男性の方の仮歌が元々入っていたんですよ。それがクリス・ブラウンっぽくてめちゃくちゃ格好良かったんです。「そのまま出せばいいのに」って思うぐらい(笑)。

櫻井紗季:それはちょっと思いました(笑)。

高嶋菜七:それぐらい仮歌が良すぎて「え、これ、私たちが歌うの?」って感じだったんです。でもそこから歌詞を日本語に訳して歌ってみたら……私はリハーサルとか確認するとき以外はTPDの曲を聴かないようにしているんですけど、歌ったときに新鮮さを感じていたいので。でもこの曲は好き過ぎて、移動時間中もずっと聴いていたりして。あと、この曲はペンライトを持ってパフォーマンスするんですけど、しかも私たちのイメージカラーの白い光で統一していて、その中で二葉のパンキングもすごく綺麗にハマっていて、これこそ大きい会場でいつか披露したいです。会場中が白い光に染まり上がる光景を夢見てます。

--12曲目「SURVIVAL!!」。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / SURVIVAL!!
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD) / SURVIVAL!!

浜崎香帆:私たちの楽曲群の中でもロック色の強いナンバーで、力強いメッセージなので、ライブでパフォーマンスしてると「負けてられないな」って気持ちになるし、日常生活の中でも「SURVIVAL!!」を聴いて「ここで立ち止まってられるか」って奮い立たせられることがあります。あと、個人的にはランニングするときに聴くのが好きです。さらにスピードがつくというか……(笑)

--パフォーマンスの中でも冒頭から走ってますよね?

浜崎香帆:走ってますね(笑)。走らずにいられなくなる曲です。

--13曲目「DREAM TRIGGER」。こちらは2ndシングル曲ですね。

【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/DREAM TRIGGER
【LIVE】東京パフォーマンスドール(TPD)/DREAM TRIGGER

橘二葉:本当に心強い……心強い? すごく強い曲で、パフォーマンスでもメンバーが回転したりするので……ビックリする曲?

一同:(笑)

高嶋菜七:すみません、言葉のボキャブラリーがないもので!

神宮沙紀:拳銃とか矢をイメージした振付が入っていて、強い心を持って夢に向かって撃ち放っていく。そういう力強さがある曲なんですけど、でもあかりが歌っている2番の歌詞とか優しさも表現されていたりして、いろんな面が楽しめる曲だと思います。

小林晏夕:デビューシングル「BRAND NEW STORY」で未来に向かって走り出して、この2ndシングル「DREAM TRIGGER」では自分の夢に向かってトリガーを引く。そういうイメージなのかなって思います。

--そしてDisc1の最後を飾る14曲目「RAISE YOUR HANDS」。

東京パフォーマンスドール『WE ARE TPD』特集インタビュー
▲脇あかり

脇あかり:「でも忘れないでいて サヨナラの向こうでも 繋がってること」っていう歌詞があるんですけど、この曲はライブの最後で披露することが多いので、その日のライブを思い出させてくれるというか、気持ち的には「今日のことを忘れないでいてね」みたいな。そして「また会いに来てね」っていう気持ちにもなる、ファンの方との繋がりを意識させる曲だなって思います。

神宮沙紀:毎回切ない顔してるよね?

脇あかり:切ない顔になっちゃう。

神宮沙紀:ふたりで踊るところがあるんですけど、そこでいつも泣きそうな顔しているんですよ。

浜崎香帆:この曲はお客さんに対してのメッセージもたくさん込められているなって、いつも最後の最後で歌う度に思うんですよね。

【MV】どるせん from TPD / センセイのお気に入り
【MV】どるせん from TPD / センセイのお気に入り

--続いて、初回生産限定盤Aの特典Blu-rayに収録されているユニット曲についても話を伺わせて下さい。15曲目、どるせん from TPD「センセイのお気に入り」。Huluオリジナルドラマ『でぶせん』主題歌になったこの曲にはどんな印象を?

櫻井紗季:本当にすべてが新しいというか、TPD本体とは別モノの感覚でした。「センセイのお気に入り」のイベントも、来てくれるファンの方は同じでも、空間がどこかいつもと違ったんですよ。それがまた新鮮ですごく楽しかったです。TPDとしてはかなり新鮮なフレーズを速いテンポで羅列していったり、MV撮影もTPDで着たことのない制服っぽいポップな衣装を着たり、TPDでは見られない一面を見せることが出来たんじゃないかなって思います。

--16曲目、東京パフォーマンスどーも「Domobics -どーもびくす-」。TPDはこの曲と共に海外進出を果たしました。

【Official MV】Domobics by Tokyo Performance Domo
【Official MV】Domobics by Tokyo Performance Domo

高嶋菜七:この曲はm-floの☆Taku Takahashiさんが作曲してくださったんですけど、レッスン場で初めて聴かせてもらったんですけど、その時点で「格好良い、めっちゃ良い曲」と思っていて。どーもくんとコラボレーションできることもすごく嬉しいし、衣装もいつもの格好良い感じとはうって変わってポップなエクササイズ仕様になっているので、すごく着やすいんですよね。そんな東京パフォーマンスどーもとして実際に海外でパフォーマンスしたら、客席にいる皆さんが一緒に踊ってくれたんです。日本人は恥かしがりやさんが多いので、なかなか一緒に踊ってくれるようになるまで時間を要するんですけど、海外だと「ひとつの曲でここまで一体となれるんだ?」って思うぐらいの反応があって。なので、2017年もこの曲でいろんな国の方と繋がっていきたいなって思ってます。

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  1. 初回生産限定盤B 特典CD(先代楽曲、新生オリジナルユニット曲など)
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東京パフォーマンスドール「WE ARE TPD」

WE ARE TPD

2017/01/18 RELEASE
ESCL-4790/1 ¥ 5,093(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.Stay Gold
  2. 02.BRAND NEW STORY
  3. 03.DREAMIN’
  4. 04.TIME
  5. 05.MY UNIVERSE
  6. 06.HEART WAVES
  7. 07.PEOPLE
  8. 08.ナガレボシ
  9. 09.逆光×礼賛
  10. 10.純愛カオス
  11. 11.It’s Up To Me
  12. 12.SURVIVAL!!
  13. 13.DREAM TRIGGER
  14. 14.RAISE YOUR HANDS

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