「俺たちで言うと、まだ『EARTH』出てないよね」― SEKAI NO OWARI インタビュー～海外での反応と今後の展望を語る

Special

SEKAI NO OWARI

インタビュー

　2016年8月にはアメリカでのライブ・デビューを果たし、現在初の試みとなる全編英語のアルバムを制作中のSEKAI NO OWARI。11月には、兼ねてから交流のあるクリーン・バンディットのLAとNY公演のオープニング・アクトを務め、上海で公演を行ったほか、シガー・ロスやケミカル・ブラザーズらがヘッドライナーを務めた香港の音楽フェスティヴァル【Clockenflap 2017】にも出演。徐々に世界へと活動を広げている彼らが香港滞在時に“海外進出”をテーマに話してくれた。

今までやったライブの中で一番盛り上がってんじゃないかって時あるよね

−−ここ数年で、本格的に海外進出をする日本人アーティストは増えているものの、まだ数はごく限られています。SEKAI NO OWARIが、海外での活動を視野に入れ始めたのはいつ頃だったのでしょうか？

Nakajin：これ結構前から取り組んでましたね。

Saori：4年前ぐらいからやろうと言い出して。最初は日本語の曲でいいんじゃないかって言ってたんだけど、やっぱり英語の曲を作ろうとか言って英語の曲を作り始めて、ようやく最近人に聴かせたり、ライブをやったり、ここまできた感じですね。

Fukase：やっときたね。俺たちで言うと、まだ『EARTH』出てないよね。

Nakajin：全然出てないね。

Fukase：いまデモテープを作ってるぐらいだよね。

Nakajin：ほんとに少しずつ海外のことも理解して。

Saori：ただ、すごく楽しんでやってます。

−−2016年は、より精力的に海外のフェスへ出演したり、海外での公演を行っていますが、手ごたえを教えて下さい。

Fukase：はい、今年はいろいろ海外に行ってますけども、みなさんどうでしょう。楽しい？

Nakajin：やっぱ海外でやると反応が日本でやるのとちょっと違ったりして面白いですよね。

Fukase：まぁね。もう本当に今までやったライブの中で一番盛り上がってんじゃないかって時あるよね。

Saori：盛り上がり方がちょっと違うよね。声が大きい。

Fukase：声が大きいね。あ、俺がこう歌ったら歓声あがるんだっていうところあるもん。

Nakajin：そうだね。あるいは楽器のところで、すごい盛り上がるとかもすごい特徴的かもね。

Fukase：すごい面白いな～、と思ったけど。

−−8月の初アメリカ公演に続き、11月のLAとNYでのクリーン・バンディットのオープニング・アクト、そして今回アジアでライブをしてみて、その国に合わせて演出やアプローチを変えた部分はありますか？

Nakajin：うん、クリーン・バンディットは、彼らがデビューした時からファンだったので、すごい嬉しかったですね。まず一緒にやれるっていうことが。

Saori：まぁ演出というか、海外でもやっぱり英語の曲をメインでやっています。Fukaseくんに英語ずっと勉強して、発音も頑張ってやっています。

Fukase：難しいよね。それもしゃべりになるとまた違うんだよ。

Saori：勉強しながら頑張ってます。

−−来年1月～2月にかけて、国内でのツアーが計画されていますが、海外でのツアー経験がどのようにフィードバックされそうでしょうか？

Fukase：あんまされないんじゃない？

Saori：うん、やっぱり国内でのライブと海外のライブは全然違うもので、人数も全然違うので。また日本は一からやって、海外に来たらまた一からやって。なかなかこうフィードバックは難しいけど、やっぱりステージの強さってのはどんどん培ってる気はするね。

Nakajin：その、こちらの気持ちのメンタルで。

DJ LOVE：ステージに立った時のね。

公演情報

【SEKAI NO OWARI ドーム・スタジアムツアー2017「タルカス」】
2017年1月22日（日）埼玉県・さいたまスーパーアリーナ（スタジアムモード）
OPEN 17:00 / START 19:00

2017年1月23日（月）埼玉県・さいたまスーパーアリーナ（スタジアムモード）
OPEN 16:30 / START 18:30

2017年2月4日（土）愛知県・ナゴヤドーム
OPEN 16:00 / START 18:00

2017年2月11日（土）大阪府・京セラドーム大阪
OPEN 16:00 / START 18:00

2017年2月12日（日）大阪府・京セラドーム大阪
OPEN 15:00 / START 17:00

INFO: https://sekainoowari.jp/tarkus2017