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【FUJI ROCK FESTIVAL '15】開催直前特集
いよいよ2015年も【フジロック】開催まで2週間を切った。Billboard JAPANでは今年も開催前特集と3日間の総力取材の2本立てで、この日本最高峰のフェスの開催を祝したい。
本特集では編集部が選ぶ今年のフジの注目アクトを開催日別にご紹介。もちろん、10を超えるステージに何百というアクトが出演する国内屈指の大型フェスであるフジのこと。食事やアトラクションなどの楽しみも含めれば、その遊び方は本当に何万通りもあるだろう。だから、本特集は間違っても「これを観よ!」と読者に“正解”を示そうというものではない。むしろ、この記事を見て、より様々なアクトへの知識と注意を深めてもらい、今よりも更に迷って頂こう、というのが今回の狙いだ。あくまで主役はお客さん自身であるというフェスの場で、何を選ぶか、どう遊ぶかは全てあなた次第。どうか私達と(も)一緒に、大いに期待と葛藤を膨らませ、今年のフジロックを楽しもう。
Photo: 宇宙大使☆スター
まずは初日。2014年も出演し話題となったスーパー・グループ、ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRAが、すっかり苗場の顔として<グリーンステージ>のトップを飾る一方、もう1組のスーパー・グループもほぼ同時間帯にステージを繰り広げる。NHK Eテレで毎週金曜日に放送している番組『ムジカ・ピッコリーノ』から“メロトロン号の仲間たち”が特別出演。ASA-CHANG、徳澤青弦、ゴンドウトモヒコという、いまさら言うまでもないほどの楽器のスペシャリスト達を、マエストロ=鈴木慶一が束ねる。これはぜひこの目で一度見てみたいステージだ。
世界各地の音楽家が集うことから、世界の音楽の祭典とも言われる【フジロック】に、いまや世界レベルのアクトと目されれて久しいONE OK ROCKが初出場。2015年を代表するビッグ・タイトルとなった『35xxxv』を引っ提げてのライブに大きな注目が集まる。動画はいずれも2014年に行われた横浜スタジアムでの公演から。今回はフェスということで「Mighty Long Fall」の火柱のような特殊効果は期待できないものの、その分バンドの剥き出しの魅力に触れるチャンスになりそうだ。それにしても、TAKAの歌う「Heartache」は本当に気持ちよさそうに声が出てるなぁ。苗場の大自然にこれは絶対に映えるでしょう!
かつてプライマル・スクリームのボビー・ギレズビーがR&Rとドラッグの関係を巡るインタビューの中で「最高のアンフェタミン・ソングは?」との問いに(ビートルズの「ハード・デイズ・ナイト」と並べて)「モーターヘッドの曲全部」と答えていたのが印象深い。1975年の結成以来、数々のマスターピースを世に送り出してきた“極悪非道なヘヴィ・メタルの切り札”がなんとフジ初出場! 近年はヴォーカルのレミーが体調不良に悩まされているとも伝えられ、いくつかのフェスをキャンセルしたとも伝えられている彼らだが、今年のグラストンベリーではしっかり名曲「Ace of Spades」を披露。フジでもR&Rの真髄に迫る演奏に期待しよう。もちろん、「Ace of Spades」と双璧をなす名曲「Overkill」もバリバリにやってくれるはず!
初日のメインアクトには、世界のフェスの真のメインアクト級の一組と言えるフー・ファイターズが登場。つい先日、ヴォーカルのデイブ・グロールが足を骨折、一時は今回の出演自体も危ぶまれたが、まさかの“モニター玉座”を用意し、その後もライブを継続するという超展開で急場を乗り切った。こうなると“この日のステージは玉座アリ?ナシ?”と余計な期待も抱いてしまう…ということで、念のため、動画も玉座のアリ/ナシ版の両方を。一つは、バンドの初期の名曲「Everlong」を玉座アリで披露した先日のライブ映像、もう一つは2014年の最新作『Sonic Highways』のシングル「Something from Nothing」を玉座ナシで披露した2014年の映像だ。玉座の有無というシチュエーションは違えど、結局のところ伝わってくる熱量が変わらないのはスゴい。しかし、こう改めて聴くと、ポップな中にもアメリカ音楽の滋味を感じる本当に奥深いバンドだなぁと再度惚れ惚れする。
フー・ファイターズがアメリカのR&Rを背負っての出演なら、日本からはこんなアクトにも注目。1968年、日本のロック史に燦然と輝く伝説の1stアルバム『ジャックスの世界』のリリース目前に、突如グループを脱退した元リード・ギタリスト=水橋春夫。そんな彼が率いる新バンド=水橋春夫グループが【フジロック】に出演する。メンバーは同じく元ジャックスの谷野ひとし(ベース)と、音楽家であり文筆家の松村雄策(ドラム)。バンドは今年、新アルバム『考える人』をリリースし、ジャックス当時を彷彿とさせる水橋のギター・サウンドも話題になった。ONE OK ROCKやモーターヘッドから続くこの日の流れも含め、改めて日本と世界のロックの歩み寄りを考える意義深いステージになりそうだ。
JAM CITY l 01:30~ l ALL NIGHT PLANET GROOVE '15
Walkings l 03:00~ l ROOKIE A GO-GO
KITTY, DAISY & LEWIS l 03:15~ l Crystal Palace
メインアクトが終わっても、もちろんフジの夜は終わりません。ダンス寄りの<ALL NIGHT PLANET GROOVE '15>をはじめ遊び倒すにはもってこいのステージが深夜まで営業。ここでは注目アクト3組を駆け足で紹介。JAM CITYは英国の“ダブステップ/グライム以降“のシーンを代表するダンス系アーティスト。インダストリアル経由の鉄槌感あふれるグルーヴが魅力だ。<ROOKIE A GO-GO>出演のWalkingsは新人ながらバンドの紹介欄で自ら(?)ホワイト・ストライプスに言及する気骨も魅力の一組。そして、<Crystal Palace>のKITTY, DAISY & LEWIS。実はこの日の夕方にもバンドとして出演する彼らだが、ここでピックアップしのは、この深夜帯のステージではおそらくDJとしての出演だから。何を隠そうこのバンドのルイス君は相当な7インチ・コレクターとして有名で、自分で7インチ専門レーベルを始めてしまうほどの筋金入り。とすると、この日は彼の貴重な7インチ・コレクションが聴けるのかも?と妄想。ここではそんな彼の<Evangelist's Record>の看板アクト=Blind Boy Paxtonのライブ動画をご紹介したい。そして夜は更けていくのです。
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '15】2015年7月24日(金)、25日(土)、26日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:入場券/3日通し券 39,800円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
関連リンク
3日間の<グリーンステージ>の中で唯一ジャズ勢としての出演となるのがこの“上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト”。言わずと知れた日本が世界に誇る天才ピアニスト=上原ひろみを筆頭に、スティーリー・ダンや矢野顕子とも共演歴を持つ6弦ベースの巨匠=アンソニー・ジャクソン、そしてジェフ・ベックやジューダス・プリースト等との活動を通してロック畑で名を上げ、後にTOTOのドラマーとしても活躍したサイモン・フィリップスが加わった世界的ミュージシャンの集合体が、2012年以来3年ぶりに苗場に登場する。ジャンル上は“ジャズ”に属するグループとは言え、下の「Desire」のライブ映像からも分かる通り、強烈なフィリップスのドラミングをはじめロック・フェスとの相性は抜群に良い。3日間通してもベスト級の演奏が期待できそうだ。
ファン.のフロントマンとして一躍ポップスターの仲間入りを果たしたネイト・ルイスは、先日リリースした初ソロ・アルバム『グランド・ロマンティック』を引っ提げてフジに登場する。ファン.の出世曲となった「ウィー・アー・ヤング」にも顕著だったゴスペル調のダイナミックで扇情的なメロディはソロでも全開。その大らかな歌は間違いなく<グリーンステージ>に映えるはず。もちろんソロ曲だけでなく、「ウィー・アー・ヤング」や「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」などファン.の曲も演奏してくれるはずだし、3日目のノエル・ギャラガーと並んで、予習すれば予習するほど楽しめそうなアーティストだ。
そのネイト・ルイスと丸カブリになってしまうのが悩ましいが、ハンバートハンバートも今間違いなく見ておきたいアーティストの一組。2014年、米国ナッシュビルでレコーディングした4年ぶりのフルアルバム『むかしぼくはみじめだった』で更にそのルーツ音楽への造詣の深さを示した彼ら。ギターの伴奏に2人のコーラスだけで演じられるこの「まぶしい人」や「虎」なんて、本当に沁みる。2日目の午後“ちょっとフェス疲れしてきたかも…”なんて感じたら、ぜひ足を運んで見て欲しい。
これは今年の目玉の一つと言っても過言ではないだろう。ウェールズが誇る偉大なサイケ・ポップ・バンド=スーパー・ファーリー・アニマルズが、09年の活動休止以来6年ぶりに再始動、苗場にやってくる! 今年は全編ウェールズ語で歌われた名盤『ムーング』(2000年)のリリース15周年とあって、その再現公演も開催した彼らだが、今回のフジは『ムーング』だけでなく全キャリアを総括した“オールタイム・ベスト”なフェス仕様になるはず。映像は先日の【グラストンベリー】から「The Man Dont Give a Fuck」(!)そして「Juxtapozed With U」(!) テーム・インパラの新作も良いけど、やっぱり最強のバンドはファーリーズなんだよ!というライブを期待しよう。
いまだにEDMシーンの影響力が強く残る昨今、各地のロック・フェスでもEDM勢の活躍は目立つが、今年の【フジロック】でその役割を担っているのがこのデッドマウスのステージ。開放感あふれる環境で、思いっきりダンス・ミュージックを浴びたいというリスナーには外せないステージとなる。しかし、それにしてもこのデッドマウスの「Seeya」の映像、これはヒドイ(もちろん良い意味で!)。電気グルーヴにも通じるナンセンスとユーモアの固まりというか。最近はセレブ界のお騒がせキャラとしてメディアに出ることも多い彼だが、元々こういうブラック・ユーモアの持ち主なのね、と妙に納得。これだけだと混乱する人もいそうなので、念のため真面目に“レイヴ”している「Maths (Cobra Effect Remix)」の動画もご紹介しよう。
フジロック二日目のトリをつとめるのは英国が誇るスタジアム・バンド=ミューズ。デビューから約20年。振り返ってみれば、英国バンドとして数少ない“フェスのトリを飾れるバンド”となった彼らだが、3ピースの利を活かした演奏のダイナミックな魅せ方という点でもお手本になる部分は多そうだ。今年、最新アルバム『ドローンズ』を発表した彼らだが、一つ目の動画はその新作からブギなテンポの楽しい「Psycho」の演奏を。バックの映像も含め毎回凝った演出も魅力の彼ら。今回のフジでも新作の世界観を体現するセットを披露してくれるはずだ。そして二つ目の動画は2ndアルバム『Origin of Symmetry』の名曲「Plug In Baby」。ファンの合唱がお約束となっている一曲だけに、本国ウェンブリー・スタジアムでのファンの熱狂は相当なものだが、苗場でもこれに負けないくらいの合唱となることを期待しよう。
GALANTIS l 00:00~ l TRIBAL CIRCUS
THE FULL TEENZ l 23:00~ l ROOKIE A GO-GO
D.A.N. l 01:00~ l ROOKIE A GO-GO
フジロックは一年のうちわずか3日間の祭典。様々な事情はあれど、やはり体力の限り遊びつくすのが粋というものだ。“フジの夜”2日目も気になるアクト目白押し。<ALL NIGHT PLANET GROOVE '15>には、今年リリースした「Runaway (U & I)」が世界的なヒットになっているスウェーデン出身のエレクトロ・ユニット=GALANTISが出演。なんとこの2人、あのアイコナ・ポップの「I LOVE IT」の共同作曲者、さらにメンバーの1人はスカイ・フェレイラの共同プロデューサーでもあるというポップ界の注目株。動画はオランダのフェスに出演時のもので「Runaway」の愛されっぷりを実感する。さらに、この日は<ROOKIE A GO-GO>にいま最注目の二組が登場。THE FULL TEENZは、NOT WONKやcar10の活躍でいま注目を集める新世代国内パンク・シーンの目玉バンドの一つ。また、先日1st EPをリリースしたばかりのD.A.N.は、Ogre you Assholeやミツメにも通じる揺らめく音像が魅力的なバンドだ。深夜の昂揚に合わせて、フレッシュな音楽シーンの息吹を感じよう。
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '15】2015年7月24日(金)、25日(土)、26日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:入場券/3日通し券 39,800円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
関連リンク
いま最も勢いに乗る東京の音楽シーンを代表するバンド=ceroは、今年はホワイト・ステージに出演する。今年リリースされた3rdアルバム『Obscure Ride』は、ディアンジェロやロバート・グラスパー等、ネオソウル以降のモダンR&Bからの影響を昇華した作品として各所で絶賛を受け、先日Zepp Tokyoで行われたライブも大盛況。光永渉(ドラム)、厚海義朗(ベース)という鉄壁のリズム隊をはじめ特殊サポート・プレイヤーを交えた演奏は、特にリズム面での洗練が著しく、日本のロック・シーンの光景を新しく書き換えようとさえしている。動画は、2014年に六本木EXシアターで演奏された「(I found It) Back Beard」の映像、そして、2014年に公開され、前述のアルバムにも収録された名曲「Orphans」のMV。漂うような音楽のグルーヴがどこまでもモダンかつ最高にエキサイティングだ。
1960年代後半のデビュー以来、「I Saw The Light」、「Hello It's Me」など数々のヒット曲を放ってきた伝説的なSSWであり、XTCや高野寛らを手掛けたプロデューサーでもある天才アーティスト、トッド・ラングレン。しかし、天才というのは本当に何をしでかすか分からないものなのだなあ、と感嘆したのが以下の動画。今年発表した新作『GLOBAL』がエレクトロ・ポップに振り切った作風だったとは言え、DJをバックにハンドマイクで歌うライブスタイル、しかも、過去の名曲まで同アレンジで仕上げてくる気合の入りようとまでは思わなかった。かねてからPerfumeおよび中田ヤスタカのファンだと伝えられているトッドだが、このステージングの何割がPerfumeからの影響なのか考えるのも楽しい。これはもちろん、今マストで観るべきアクトでしょう。
元子役から2000年代の米インディー・ロック界を牽引したライロ・カイリーの歌姫となったジェニー・ルイス。ボーイフレンドのジョナサン・ライスとともに結成したデュオ、ジェニー&ジョニーで2011年に来日予定だったものの、惜しくもキャンセルとなり、来日は2009年の【SUMMER SONIC】以来。ライロ・カイリーの解散、疎遠だった父の死、不眠症と闘いながら、作り上げた約6年ぶりとなる2014年リリースのソロ作『ザ・ヴォイジャー』、そして再結成したザ・ポスタル・サービスとのワールド・ツアーを経て、アーティストとして一回り大きくなったジェニー。そんな彼女の新たな魅力を過去のソロ作やライロ・カイリーの楽曲も織り交ぜた最新ステージで味わえる絶好のチャンス!因みに、ジェニーの後に<レッド・マーキー>に立つライアン・アダムスは前述の最新作に携わったプロデューサーの一人で、彼女のステージに飛び入り参加することも…、これは期待しちゃいます。
東京事変として出場して以来、実に11年ぶりのフジ出演となるのがご存知、椎名林檎。昨年リリースしたアルバム『日出処』で作品の完成度においてキャリアハイを記録、いまなお歌姫健在という存在感を見せつけた。特に、ライブではその持ち前の歌謡曲性がさらに際立つのも魅力だ。動画は2014年のライブ映像から2曲。「決定的三分間」はどことなくジャック・ホワイトの近作を思わせるモンドなロッキンR&B。一方、「流行」は浮雲こと長岡亮介のラップも印象的なスウィング調の一曲だ。ジャズをはじめうっすらと滲ませたブラック・ミュージックからの影響も、この日のステージでは存分に味わいたい。
あなたは覚えているだろうか?2005年に<フィールド・オブ・ヘヴン>のトリとして初来日を果たしたライアン・アダムスによる“衝撃”のステージを。あれからちょうど10年…、遂に悲願の再来日が決定、ライアンが苗場の地に帰ってくる!昨年リリースした最新作『ライアン・アダムス』では米ビルボード・アルバム・チャート4位を記録し、今ではアメリカを代表する実力派シンガーソングライターとしてすっかりその名を定着させているライアン。今作のツアーは、新作にも参加したマイク・ヴァイオラを筆頭とする“ザ・シャイ二ング”がバッグ・バンドを務めていて、彼らとの抜群の相性によりライブ・パフォーマンスがさらに際立っているのもポイント。オールドスクールなビデオゲームやアメコミ、そして猫好きライアンのこだわりのステージ・セット、相変わらずのやや毒舌なMCを含め、必見のステージ。
この日<レッド・マーキー>のトリを務めるのは、フジロック2度目の出演となるアイスランドからの若きホープ、オブ・モンスターズ・アンド・メン。2012年に「Little Talks」で大ブレイク、彼らが紡ぐフォークとポップを融合させたメロディアスで壮大なサウンドスケープは解放感溢れる野外でシングアロングするのにピッタリということもあり、世界中どこの音楽フェスのラインアップを見てもその名を見かけるほどの人気者に。そして今年6月には待望の2ndアルバム『ビニース・ザ・スキン』が遂にリリース。2年以上に及ワールド・ツアーで鍛えられあげた演奏力、前作にはなかった内省的でエモーショナルな詞、洗練されたサウンドメイクと見事に化けた彼らの真骨頂が感じられる1枚に。キュートかつ妖艶なナンナのスモーキーなヴォーカルとダイナミックなパーカッションが際立つ「Thousand Eyes」や「I Of The Storm」あたりは、ライブ映えすること間違いなし!
今年、フジの大トリを飾るのはUKロックの偉大なる兄貴=ノエル・ギャラガーによる渾身のソロ・プロジェクト。2015年は最新作『チェイシング・イエスタデイ』のリリースや、それに伴うジャパン・ツアーなどもあり、ここ日本でも頻繁に話題にのぼったノエル。今回のフジ出演はその集大成的な位置づけと言える。ソロとは言え、ライブはもちろんオアシス・ソングも盛りだくさん、今年も苗場にファンとノエルの大合唱が響き渡るだろう。動画は、『チェイシング・イエスタデイ』ではボーナス・トラックのあつかいながら来日公演でも冒頭を飾っていた最高のモッズ風トラック「Do The Damage」、そして、おとなりの国、韓国での公演から「Don’t Look Back In Anger」のファン撮影映像だ。(※手ブレ注意。)後者はフロアのファンと同じ目線から、感極まりそうなノエルの表情までがとらえられていて非常にエモーショナル。フジの舞台でどんなドラマが生まれるのか、今から楽しみに待とう。
LONE l 00:30~ l SUNDAY SESSION
Seiho l 01:30~ l SUNDAY SESSION
さて、もうここまで来たらラストスパート。翌日以降の仕事や学校に思いを傾ける前に、まずは最後まで遊び倒してみませんか?と最後のご提案。<ALL NIGHT PLANET GROOVE '15>には、最新アルバム『Reality Testing』等の好評価で、現代の英国ダンス・ミュージック界を代表する存在へと成長しつつあるLONE、そしてAvec Avecとのグループ=Sugar’s Campaignの一員としても活動する国内ビートメイカー=Seihoが続けざまに登場。さらにこの3日間に及んだ深夜のダンス・フロアのトリを石野卓球がつとめる。電気グルーヴとしてはもちろん、長年フジのフロアを司ってきた卓球の強靭なグルーヴに期待だ。もちろんこの日も<ROOKIE A GO-GO>、<CRYSTAL PALACE TENT>は開催。時間と余力の尽くす限り足を運んで、フェスの興奮と歓びを最後の最後まで味わい尽くそう。
公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL '15】2015年7月24日(金)、25日(土)、26日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場9:00 開演11:00 終演予定23:00
チケット:入場券/3日通し券 39,800円
INFO: http://www.fujirockfestival.com/
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