Special
videoolio vol.21: TOTO ~TRIBUTE TO MIKE PORCARO~
旬なアーティスト、注目のバンドなどをビデオを通じて紹介する【videoolio】。今回は先日59歳の若さで他界したTOTOのベーシスト、マイク・ポーカロの功績に敬意を表して、TOTOの名曲の数々をミュージック・ビデオと共にご紹介。
TOTOのベーシスト、マイク・ポーカロが3月15日、59歳の若さで他界した。兄でドラムのジェフ、キーボーディストの弟スティーヴとともに、TOTOのメンバーとして活動してきたマイクだが、2007年に全身の運動神経が衰える難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、療養を続けていた。
バンドは一度2008年に解散となるも、2010年にマイクの闘病支援コンサートを行うために再結成を果たし、スティーヴ・ポーカロにとって25年ぶりとなる来日公演も敢行。これを機に活動を再開し、2014年には結成35年記念となる来日公演を行ったTOTOだが、マイクの難病克服とバンド復帰は残念ながら叶わぬ夢となってしまった。
1982年のアルバム『TOTO IV~聖なる剣』発表直後に加入し、兄のジェフとともにリズム隊としてバンド黄金期の屋台骨を支え、生涯TOTOのメンバーとしてその名を音楽シーンに刻んだマイク・ポーカロの在りし日の姿をミュージックビデオで振り返る。
言わずと知れたTOTOの代表曲であり、米ビルボードNo.1獲得ナンバーの「AFRICA」。1982年発表、グラミー7冠受賞アルバム『TOTO IV~聖なる剣』の収録曲で、レコーディングは前ベーシストのデヴィッド・ハンゲイトが参加。マイク・ポーカロはリリース直後に脱退したハンゲイトの後任としてミュージック・ビデオにのみ参加している。
こちらも同じく『TOTO IV~聖なる剣』収録のヒット曲で、マイクはミュージック・ビデオのみの参加となっているが、ライブでは必ず披露されるナンバー。「アフリカ」と並ぶTOTOの代表曲であり、1983年にグラミー賞最優秀レコード賞を獲得、最優秀楽曲賞にノミネートされている。米ビルボードでは5週連続2位を記録している。
マイクの加入作となった1984年発表のTOTOの5thアルバム『アイソレーション』収録曲。アルバムの制作中にボーカルのボビー・キンボールが脱退、ファーギー・フレデリクセンが新ボーカリストとして加入している。大ヒットを記録した前作『TOTO IV~聖なる剣』のAORサウンドから一転、ギターを全面に押し出したハード・ロック色の強いナンバーとなっている。
1986年発表の6thアルバム『ファーレンハイト』のリード・シングル。バンドのギタリスト、スティーヴ・ルカサーとAOR系シンガーソングライター、ランディ・グッドラムとの共作によるバラード・ソングで、レコーディングにはマイケル・マクドナルドも参加。米ビルボードチャート最高位11位を記録。
1988年発表の7thアルバム『ザ・セブンス・ワン~第7の剣』収録曲。ジョセフ・ウィリアムズのハイトーン・ヴォイスが光るメロディアスなナンバー。ジョセフは1989年にバンドを脱退したが、マイクの闘病支援コンサート以降、TOTOのメインボーカリストに復帰を果たしている。
1992年発表の『キングダム・オヴ・デザイア~欲望の王国』収録曲。レコーディングはボーカリスト不在で行われたため、ギタリストのスティーヴ・ルカサーがリードボーカルを務めている。アルバムリリース後にバンドのリーダーでありマイクの兄、ジェフ・ポーカロが急死し、同作が遺作となった。
最後はTOTOの記念すべき10作目となるアルバム『マインドフィールズ』収録曲。TOTOの中では異色ともいえるアコースティックなバラード・ナンバー。歳を重ね、すっかりしゃがれ声となったスティーヴ・ルカサーの歌声が哀愁を誘う、隠れた名曲である。
TOTO ⅩⅣ~聖剣の絆
2015/03/18 RELEASE
KICP-91723 ¥ 6,050(税込)
Disc01
- 01.ランニング・アウト・オブ・タイム
- 02.バーン
- 03.ホーリー・ウォー
- 04.21世紀のブルーズ
- 05.オーファン
- 06.アンノウン・ソルジャー(フォー・ジェフリー)
- 07.ザ・リトル・シングス
- 08.チャイナタウン
- 09.オール・ザ・ティアーズ・ザット・シャイン
- 10.フォーチュン
- 11.グレイト・エクスペクテイションズ
- 12.ベンド (日本盤ボーナス・トラック)
関連キーワード
TAG
関連商品