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VAMPS【VAMPARK FEST】インタビュー
「ビルボードチャートに入ること」
現在アリーナツアー【VAMPS LIVE 2015 "BLOODSUCKERS”】を敢行中のVAMPS。更に2015年2月18日と19日には、豪華ラインナップを招集したイベント【VAMPARK FEST】を行う。アメリカの大型ロックフェス出演も控える彼らに海外と日本の違いや、【VAMPARK FEST】への思いを聞いた。更に【VAMPARK FEST】への招待企画も!
ライヴ撮影解禁「ずっとカメラを向けているのは本末転倒」
--アリーナツアー【VAMPS LIVE 2015 "BLOODSUCKERS”】が2月7日からスタートしました。ライヴハウスツアー【VAMPS LIVE 2014-2015】から公演が続いてますが、VAMPSをライヴに突き動かすものとはなんでしょう?
HYDE:自分にライヴアーティストとしての理想があって、その理想像に近づきたいという気持ちが大きいですね。ずっとそれは思っていますね。--理想像とは具体的にありますか?
HYDE:曲であったり歌であったり、表現のスタイルが他のアーティストと比べても、優れていると思えるかどうか。自分自身との戦いでもあります。--今回の【VAMPS LIVE 2015 "BLOODSUCKERS”】は全公演で撮影が許可され、早くも沢山の画像や、動画がweb上にアップされています。日本では特にライヴでの撮影が厳しいですが、これを解禁した理由を教えて下さい。
HYDE:海外では規制出来ないですよね。海外だと普通に撮れるのが、日本だとやっちゃダメと言うのが、なんとなく差別っぽい感じがして。日本独特の何かがあるのかもしれないですけどね。とりあえず今回のアリーナはOKにしようかと。実際、日本でやってみてダメだったら戻すかもしれないし、実験的に。--海外公演での経験からくるものなんですね。
HYDE:現地で体感したリアリティがあるので、日本でダメなのは「なんでだろうな?」と。だったら海外でも規制しないとね。--ファンがずっとカメラを見ている状態になる問題もありますが…
HYDE:その辺は慣れじゃないかなと思いますね。そこで撮った映像や写真は記念にはなるけど、決してクオリティの高いものではない。うちらはアリーナ席はオールスタンディングというのもあるし、ずっとカメラを持ってる状態も無理がある。だから、そこに気が付けば、軽くは撮るかもしれないけど、僕ならずっとは撮らない。ずっとカメラを向けているのは本末転倒。ライヴを楽しめないよね。その辺は時間が経てば自分で選択出来るんだと思う。--既に沢山の動画や、写真がネット上にアップされてますが、ご覧になられたりしますか?
HYDE:見てないし、あまり見たくないですね(笑)--どういった理由から距離を置かれるんでしょう?
HYDE:海外のでの僕らのライヴがよくアップされてますけど、自分が観たいという欲求に駆られないからですね。ただ、他のアーティストを検索する時に、今回のようなユーザー視点の動画があると状況が分かり易いですよね。夢の全米チャート制覇「やっぱり順位は重要」
--これまで様々な国でパフォーマンスを披露し、評価されてきたと思います。海外進出当初と反応が変わったと思うことはありますか?
HYDE:以前はやっぱり、僕達が珍しかったからコアな人だけが集まってた。それが最近は興味本位のグレーゾーンな人達が集まるようになってきた。熱狂的とはまた違うけど、色んな人種がいて、音楽を聴きに来ている。--日本とは違うものでしょうか?
HYDE:日本だと、僕とかL'Arc-en-Cielも長いから「ヴィジュアル系のアレでしょ?」という偏見があると思ってるんですよ。一部の人ですけど。海外はまったく偏見が無い。例えばお化粧してて分けられるということがまず無い。ただカッコいいアーティストがカッコいい音楽をやる。メイクも衣装もステージの芸術。Tシャツを着るのも自分のスタイルを表現する芸術だと思うし。そういった思いをフラットな目で「このバンド見た目も面白いけど、音楽も面白いね」とか自由に感じてくれる感じがしますね。--それが顕著な国はありますか?
HYDE:ここ最近だと、イギリスに何度か行っていたので、色んな人がいる感じは楽しいですね。--日本の音楽フェスシーンはどのように映りますか?VAMPSは【氣志團万博】への出演もありました。
HYDE:すごく良いと思いますね。【氣志團万博】は節操のない…(笑)なんでもアリな所が良いと思うんですけど。お客さんもウェルカムだったし。他の国内フェスはあまり呼ばれないです。--オファーさえあれば出演も?
HYDE:僕らが出ることによって迷惑になったら悪いな(笑)という気持ちもありますね。フェスなりの“色”を気にすると思うんですよ。「このバンドが出たらダメだ」とか。自分からは言い辛いですよね。日本でのフェスはそんな気がします。--これから【Welcome To Rockville】、【ROCK ON THE RANGE】など海外の大型フェスへの出演が控えています。ジューダス・プリースト、スリップノットやマリリン・マンソンなど、かなり大物が出演ラインナップに名を連ねていますが、海外公演は緊張されたりしますか?
HYDE:慣れない土地だと緊張しますね。海外の公演は日本とまったく違いますね。日本でやってる限りはこれまでの知識を越えるようなことはまず無いです。海外の場合は何が起こるかまったく分からない。急に時間が短くなったりするし、凄くアウェーな場合もあるし、普通とは違う。初心にかえりますね。--「アメリカはラスボス」と以前ビルボードのインタビューで語っていただきましたが、ラスボスへは近づいていらっしゃいますか?そろそろ倒せそうですか?
HYDE:(笑)全然遥かな感じなんですけど、やることに意味がある。ゆっくりだけど前には進んでいるので、もう少し頑張りたいなと。----どの時点でラスボスを倒したと感じれるでしょうか?
HYDE:やっぱりビルボードチャートに入ること(笑)----ありがとうございます!
HYDE:でも、本当にこれはスタッフにも言っていることで、やっぱり順位は重要だと思うんですよ。「LOUDNESSは何位だったんだ。」とか未だに覚えてるし、日本人はどこまで行けたのかが数値で分かり易い。だからこそ良い成績を残すというのは、夢ですね。全米チャート制覇とかね。海外と繋がるパイプ役としての【VAMPARK FEST】
----どうして【VAMPARK FEST】を開催しようと思われたのでしょうか?そのきっかけなどあれば教えて下さい。
HYDE:交流がないと、自分達も向こうに行き辛かったり、海外のアーティストも日本に来て表現する場がなかったりで。【VAMPARK FEST】というパイプを作ることでお互いの活性化に繋がるのかなと。そこで自分達がパイプ役になりました。----豪華なラインナップになりましたが、どのようにして出演アーティストを決めていかれたのでしょうか?
HYDE:まずは、SIXX:A.Mありきだったかな。モトリー・クルーとかめちゃめちゃ世代だったので。彼らが出演してくれるのであれば、そこから色々考えていけるなと。----海外勢は見事にアメリカですけど、意識されたのでしょうか?
HYDE:それはしてないです。偶然そうなりました。----これまでに交流があったとかでは?
HYDE:まったくないですね(笑)NOTHING MOREはライヴを観たことあったんですけど、話をしたのは彼らだけ。----攻撃的な出演ラインナップですが、VAMPSのセットリストも攻撃的なものになるんでしょうか?
HYDE:そうですね。フェスとかだと、演奏時間も限られてくるから、どのバンドも凝縮したものを出してくると思うんですよ。そうなった時には、自分のバンドが一番盛り上げてやるというモチベーションでみんな来るから、僕たちも短い時間内で全力を出してアピールしたいと思います。----豪華な出演陣が揃うので、VAMPSとのコラボも期待したくなるのですが…
HYDE:あってほしいですね。交渉中です(笑)多分やると思います。----【HALLOWEEN PARTY】や【BEAST PARTY】と恒例となったイベントもありますが、【VAMPARK FEST】も恒例化していくのでしょうか?
HYDE:そうですね。もっとこんなことが出来ると面白いですし、チャンスがあれば。----【VAMPARK FEST】を楽しみにしているファンの方達にメッセージをお願いします。
HYDE:海外で緊張することはあるけど、日本で緊張するイベントを作るのは初めて(笑)これ「どうなるんやろな?」と自分でも不安というか楽しみ。その時の僕を見るのは面白いと思いますよ。中学生くらいの頃から憧れの人が出ますからね。VAMPSなんてモトリー・クルーを凄くお手本にしている部分があるので。緊張している所を見てほしいですね。Billboard JAPAN 特別プレゼント企画
ビルボードジャパンツイッター「@Billboard_Japan」をフォローしてくれたユーザーに2月18日、19日に開催される【VAMPARK FEST】へ両日5組10名様をご招待!応募方法は下記内容をご確認下さい。
<応募方法>
・受付期間:2月12日(木)?2月15日(日)
1.ビルボードジャパンツイッターアカウント「@Billboard_Japan」をフォロー!
2.18日希望の方は「#Villboard_18」、19日を希望の方は「#Villboard_19」のハッシュタグをつけてツイートするだけ!VAMPSへの思いやメッセージを付けると当選確率が上がるかも…?
※「@Billboard_Japan」がツイートするハッシュタグ付きのツイートをRTするだけでもOK!
<注意事項>
・当選発表はビルボードジャパンツイッターからのDMによって通知されますので、「@Billboard_Japan」アカウントのフォローが必要となります。
・アカウントをフォローしていない場合は無効となります。
・当選のご連絡後、16日(月)14:00までにお返事をいただけない場合は無効となります。
イベント開催情報
【VAMPARK FEST】
東京・日本武道館
2015年2月18日(水)
[Alexandros] / Gerard Way / NOTHING MORE / VAMPS
2015年2月19日(木)
Buckcherry / sads / SIXX:A.M. / VAMPS
開場 17:00 / 開演 18:00 (※両日とも)
info:http://www.vamparkfest.com/
関連リンク
Interviewer:山口拓士
Bloodsuckers
2014/10/29 RELEASE
UICV-6661 ¥ 3,300(税込)
Disc01
- 01.Reincarnation
- 02.Zero
- 03.Lips
- 04.Ahead
- 05.Evil
- 06.Ghost
- 07.Vampire’s Love
- 08.Damned
- 09.Get Away
- 10.Replay
- 11.Bloodsuckers
- 12.The Jolly Roger
- 13.Inside Myself
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