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videoolio vol.19: Musiq Soulchild ~注目のアーティストをビデオで紹介~
旬なアーティスト、注目のバンドなどをビデオを通じて紹介する【videoolio】。今回は、フィリーの伝説を受け継ぐソウルの申し子と呼ばれるR&B/ソウル界屈指の天才シンガー、ミュージック・ソウルチャイルド。深く、温かい歌声と魅惑のネオソウルで観客を魅了する彼の魅力をビデオと共にご紹介。
オリジナル・サウンド・トラック『ナッティ・プロフェッサー2』に収録され、大ヒットとなったこの曲で輝かしいデビューを飾った、ミュージック・ソウルチャイルド。高水準のニュー・クラシックR&Bナンバーとして話題となったこの楽曲は、2000年に発表されたデビューアルバム『Aijuswanaseing』に収録され、いきなりプラチナム・ディスクを獲得した。
ジャスト・フレンズと同じく『Aijuswanaseing』に収録されている、壮大な愛を歌った名バラード。第44回グラミー賞の最優秀男性R&Bアーティスト部門にノミネートされ、ソウル・トレイン・アワードではベスト・R&B/ソウル・アルバム賞を受賞、さらにSOURCE誌のR&Bアーティスト・オブ・ジ・イヤーにも選ばれ、一気にスターダムにのし上がった。様々な愛の形を感じることのできるPVにも注目。
2002年発表の2ndアルバム『ジャスリン』からのヒット曲。Billboardアルバム・チャートで初登場1位を記録した他、2作連続のミリオン・セールスを記録。映画『パリのめぐり逢い(Vivre Pour Vivre)』で使われたFrancis Laiの名曲「Vivre Pour Vivre(英題:Live For Life)」をサンプリングしたロマンティック・バラード。
アトランティックへのレーベル移籍後初のシングル。どこかジャスト・フレンズを彷彿させるこの曲は、ビルボードチャート初登場1位を獲得したアルバム『ラヴアンミュージック』に収録。デ・ラ・ソウルが“Buddy”(デ・ラ・ソウルの曲)で使ったものと同じサンプルを使ったのは、ミュージック・ソウルチャイルドの念願だった“ヒップホップとソウルの健全な融合”をここで表現したからだそう。「“Just Friends”が映画なら、“Buddy”はその続編ってところだね。」と語っている。
2008年にリリースされた5枚目のアルバム『オン・マイ・レイディオ』に収録されヒットとなった曲。クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル、メアリーJブライジと共演したこの曲は当時 “今年一番の泣けるメロディ”と言われ、年末商戦で競合ひしめく中ビルボードチャートに初登場11位、その後R&B/Hip-Hopアルバムチャートで1位と好成績を残した。2人の歌声が演出する、切なさ全開の美しいメロディーに涙した人も少なくないだろう。メアリーJブライジも『オン・マイ・レイディオ』はかなりのお気に入りとなった。
来日公演情報
ミュージック・ソウルチャイルド
ビルボードライブ東京:2015/2/20(金) ~ 2/21(土)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2015/2/18(水)
>>公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
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今までの作品とは一転、クランク・サウンドに挑戦したこのアルバムの中に、誠実なソウル・ミュージックを歌うという彼の姿勢が見えるこの楽曲。話題となったのは、オバマ大統領から奥様への愛が綴られた心温まるMVだ。デンバーで行われた民主党大会でパフォーマンスを行ったこともあり、ミュージック・ソウルチャイルドにとってもこの曲は印象的だったであろう。
ミュージック・ソウルチャイルドは、Susan G. Komen for the Cure(ピンクリボン)という乳がん支援団体の大使でもあり、同団体の活動に精力的に貢献している。そんな彼が乳がんと闘う女性たちへ捧げる、6作目のアルバム『ミュージックインザマジック』に収録された一曲。彼自身を支えるファンの多くが女性であり、全ての女性がそのリスクにさらされていることから、彼は音楽を通してアクションを起こした。「彼女らはいつも自分を支えてくれている、だから今度は自分がその恩返しをしてみんなを支える番である。」という彼の気持ちはMVにも表現されている。
2012年にしばらく活動を休止していたミュージック・ソウルチャイルドだが、2013年の復活と同時にレゲエに挑戦。シル・ジョンソンを父に持つセリーナ・ジョンソンとの新しいプロジェクトとして、インディ・レーベルのShanachie Recordsから『9INE』をリリース。レゲエ界のヒットメーカーのKemar McGregorがプロデュースを担当し、新旧のレゲエ・ソングをデュエット・スタイルで歌い上げ、ボブ・マーリーなどもカヴァーした。
衝撃的な『9INE』の発表から翌年、これまでネオ・フィリーを謳ってきたミュージック・ソウルチャイルドが、 “ザ・ハッスル”という名義で活動、今度はラップを披露。7月末にはひっそりと3曲入りのミックステープ『The Husel』を発表。リリースにあたって「ザ・ハッスルというのはコンセプトであって、人物としての俺のことじゃない。俺が演じているキャラクターみたいなものだ。ザ・ハッスルというのはミッションであり、ムーブメント。退屈な日々のサウンドトラックを表現してるんだ。」と語っている。輝かしいデビューから15年を経た今、ネオソウルだけではない新たなステップに踏み出している。
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来日公演情報
ミュージック・ソウルチャイルド
ビルボードライブ東京:2015/2/20(金) ~ 2/21(土)
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ビルボードライブ大阪:2015/2/18(水)
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INFO: www.billboard-live.com
アイジャスウォナシング
2006/04/19 RELEASE
UICY-6084 ¥ 2,037(税込)
Disc01
- 01.スクラッチ・インタールード
- 02.ガール・ネクスト・ドア
- 03.ユー・アンド・ミー
- 04.ジャスト・フレンズ(サニー)
- 05.メリー・ゴー・ラウンド
- 06.143
- 07.ラヴ
- 08.マイ・ガール
- 09.ミュージック・ソウルチャイルド(INTERLUDE)
- 10.セヴンティーン
- 11.L・イズ・ゴーン
- 12.スピーチレス
- 13.ポッパラッジ
- 14.セットル・フォー・マイ・ラヴ
- 15.ユー・ビー・オールライト
- 16.アイメウィツ(ボーナス・トラック)
- 17.(エンハンスド)+ジャスト・フレンズ(サニー)エンハンスドビデオ
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