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videoolio vol.18: Macy Gray ~注目のアーティストをビデオで紹介~
旬なアーティスト、注目のバンドなどをビデオを通じて紹介する【videoolio】。今回は、その魅惑のハスキー・ヴォイスと革新的なスタイルでグラミー賞ノミネート歴5回、アルバム売上枚数は累計1500万枚以上を記録するメイシー・グレイ。
1970年に米オハイオ州に生まれ、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、アレサ・フランクリンをはじめ、ヒップホップ、R&B、ロックなど、様々な音楽を聴きながら幼少期を過ごしたメイシー・グレイ。1999年リリースのデビュー作『オン・ハウ・ライフ・イズ』からの大ヒット・シングル「I Try」で彗星のごとく音楽シーンに登場し、アルバムは700万枚のセールスを叩きだす。多様なジャンルを自由に取り混ぜたサウンドと個性的で渋いヴォーカル・ワークで、2ndアルバム『ジ・イド』、3rdアルバム『ザ・トラブル・ウィズ・ビーイング・マイセルフ』からも、「Sweet Baby」、「When I See You」、「Sexual Revolution」といったヒット曲を放つ。
2007年にはブラック・アイド・ピーズの頭脳、ウィル・アイ・アムのレーベル=ウィル・アイ・アム・ミュージックへ移籍し『BIG』で大ヒットを記録。順風満帆といったキャリアを謳歌した彼女が、2010年レーベルをコンコードに変え、“自分らしさ”の結晶『ザ・セルアウト』をリリース。2012年には、『カヴァード』『トーキングブック~スティーヴィーに捧ぐ』と2枚のカヴァー作を発表。そして2014年10月に全米リリースする待望のオリジナル・スタジオ・アルバム『The Way』を引っさげ、2015年1月に来日公演を行うメイシーの代表曲をプレイバック!
メイシーをスターダムにのしあげたと言っても過言ではない、1999年リリースのデビュー作『オン・ハウ・ライフ・イズ』からのナンバー。米ビルボード・シングル・チャートでは最高位5位、オーストラリア、アイルランドなどでは1位を記録し、世界的大ヒットとなり、鮮烈なデビューを果たした。曲は、グラミー賞で年間最優秀レコード賞・年間最優秀楽曲賞にノミネートされ、惜しくも主要部門受賞は逃すが、最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞を手にした。
全英チャートで1位を記録した2ndアルバム『ジ・イド』から、ギターにジョン・フルシアンテ、ヴォーカルにエリカ・バドゥをフィーチャーしたこの曲。映像は、後に『メイシー・グレイ ライヴ・イン・ラスベガス』としてパッケージ化された2004年の米ラスヴェガスにて行われたハウス・オブ・ブルース公演のもの。モータウンを彷彿させるレトロなステージ・セットに、ゴールドのマーメイド・ドレスと巨大なアフロ・ヘアーで貫禄たっぷりに歌い上げ、終盤では観客とのコール&レスポンスも披露。
ウィル・アイ・アム、ジャスティン・ティンバーレイク、ファーギーなど当時ポップ/R&Bシーンを賑わしていた売れっ子たちが参加した2007年の『BIG』収録の1曲。音楽界の才媛ナタリー・コールをフィーチャーした2人の相性バッチリなコーラスワークが堪能でき、プリンスの「When Doves Cry」のMVへのオマージュを含むこのビデオでは、プリンスが螺旋階段を降りてくるシーンもナタリーによって完璧に再現され、ウィル・アイ・アムもピアニストとして出演している。
自身の娘にインスパイアされ、書かれたこの曲は、世の中に溢れる“美”について歌われたポジティブなメッセージを持つアンセム的ナンバーで、心機一転作となった2010年リリースの『ザ・セルアウト』に収録。人気TVドラマ『アグリー・ベティ』の最終回にも起用され、米ビルボード・ダンス・チャートにて2位を記録するヒットとなった。キュートなキッズ、チアリーダーやダンサーをフィーチャーしたビデオは、観ているだけで元気になれそう。
2012年リリースの『カヴァード』にも収録されたレディオヘッドの名曲「クリープ」のライブ映像。イエローの煌びやかな衣装に身を包み、フル・バンドを従え、ハスキーなヴォーカルでソウルフルに歌い上げるとオリジナルとは一味違うアダルトな印象に。同作では、アーケイド・ファイア、メタリカ、マイ・ケミカル・ロマンスなど、ロックの中でも様々なタイプのアーティストの楽曲をカヴァーしており、彼女の幅広い音楽的探究心と志向が伺える興味深いセレクションとなっている。
「人生の中でもっとも好きなアルバムの1枚」と公言するスティーヴィー・ワンダーの名盤『トーキング・ブック』への敬意と感謝を込めた2012年リリースの『トーキングブック~スティーヴィーに捧ぐ』からまるでスティーヴィーへのラヴレターのような1曲。2枚のカヴァー作の制作を経て、「自分が何を表現したいのか模索したかった」と語るように、過去のライブ映像を取り入れ、これまでのキャリアを振り返るようなリリック・ビデオ風な仕上がりになっている。
最新オリジナル・アルバムとなる『The Way』からのリード・トラック。ファンキーなメロディラインにメイシーの唯一無二のヴォーカルが絡み合うキャッチーな彼女らしいナンバー。ビル・ウィザースの「Ain't No Sunshine'」が大好きだという彼女が、曲のプロデューサーを務めたブッカー・T・ジョーンズへコラボを打診し、完成した「First Time (Revised)」などが収録されており、現在全曲試聴もBillboard.comにて行われているので、来日へ向けて要チェック!
来日公演情報
Macy Gray
Billboard Live Tour 2015
ビルボードライブ東京:
2015/1/7(水)~1/8(木)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:
2015/1/10(土)
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INFO: www.billboard-live.com
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