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B.A.P 『EXCUSE ME』インタビュー
2012年に韓国で鮮烈なデビューを果たし、世界各国で数々の賞を受賞。翌13年にはアメリカやドイツにてスマッシュヒットを記録し、その後はワールドツアーも経験するなど、世界に照準を定めた活動で周囲の度肝を抜いている6人組 B.A.PがBillboard JAPANに初登場だ。 ここ日本でも2013年にデビューすると、またたく間にトップシーンへ。そして今年の9月3日にニューシングル『EXCUSE ME』をリリースした彼らに、自らのサウンドやパフォーマンスの魅力。そして目標や野望についても語ってもらった。
世界中から注目を集めるB.A.Pの魅力
--B.A.Pは2013年も、「ONE SHOT」「BADMAN」がアメリカやドイツなどでも大ヒットを記録するなど世界中から大きな注目を集めました。その理由はどこにあると思いますか?
ヒムチャン:やはり僕たちの男性的な強さというものを、いろんな国の皆さんが良く受け止めてくれているんじゃないかって思います。パワフルなダンスだったりドラマチックな舞台構成だったり……。あと、最近はYouTubeを通して世界中の人たちがMVを見ることができるのも大きいと思います。 デヒョン:先日、ファンミーティングをしたんですけれども、今までより多くの人たちがきてくれました。こうして日本に来るときも、空港まで迎えにきてくれる人たちがいたりして、そういった状況を目の当たりにするともっと頑張ろうと思いますね。--実際に来日したことで変わった日本の印象はありますか?
デヒョン:以前は日本のファンの方が韓国まで来てくださっていたんですが、その当時から日本の皆さんは親切で優しくて、ちょっと控えめなのかなって(笑)。その後、日本でも活動するようになって、よく会うようになってからは、皆さんが僕たちのスタイルに合わせてくれているのかなって思います。 例えば公演を行うときも、以前は座って歌を聴いているスタイルだったんですけど、最近は曲が流れ始めるとすぐに立ち上がって、一緒に楽しんでくれる。ファンの人たちが立ち上がってノッてくれると、僕たちにも刺激になって、より情熱的にパフォーマンスできるんですよ。ハードさとキャッチーさを兼ね揃えたB.A.Pサウンド
--B.A.Pはハードでダンサブルなビートやサウンドと、キャッチーで求心力のあるメロディやボーカルを高いレベルで両立させているグループだと思います。自身が感じるB.A.Pの音楽の魅力はどこにあると思いますか?
ヨンジェ:僕は個人的に、サウンドと歌詞だと思います。最初は重みがあって力のあるサウンドから入ってきて、その後に魅力的な歌詞も入ってくる。この2つがB.A.Pの音楽のポイントじゃないかって。 デヒョン:強烈な意味の伝達、ですね。 ZELO:僕はパフォーマンスじゃないかと思います。6人で合わせて踊る部分もそうだし、それぞれの個性を活かした部分もある。歌詞を通じてメッセージを伝えつつ、ドラマチックな導線とパワフルな振り付けを見せる。それが皆さんの目や耳を惹き付けているんじゃないかと。明るくハッピーなパーティーチューン『EXCUSE ME』
--9月3日にリリースした新作『EXCUSE ME』は、韓国でのミニアルバムに収録されていた楽曲ですが、今年の春に行った日本でのイベントでもすでに披露しています。その時の観客の反応はいかがでしたか?
ヨンジェ:これは「EXCUSE ME」が4枚目のシングルに選ばれた理由でもあるんですが、日本のファンの皆さんはこの曲を気に入ってくれていて、公演をするときは一緒に歌ってくれたりと楽しんでくれていたんです。だから次のシングルは「EXCUSE ME」にしようという話になったんですよ。--この曲はホーン・セクションが印象的なパーティチューンになっていますが、今まで日本でシングルリリースしてきた楽曲に比べると、明るくハッピーな印象が強いと思います。
デヒョン:ちょうどサビの終わりの方にあるヒムチャンさんのパートは皆さんも一緒に歌いやすいし、とてもノリノリになれる所なのでポイントになっていると思います。ラップも耳に入ってきますし、やっぱり歌詞は注目して聴いて欲しいと思います。 ZELO:この「EXCUSE ME」という曲を聴くことはもちろん、観ることも楽しんで欲しいと思います。HIPHOPへのアティテュードを表現したパフォーマンスやメッセージを伝えつつ、ファンの皆さんと一緒に楽しめる振り付けがあったりするので、目でも耳でも楽しめる1曲だと思います。リリース情報
EXCUSE ME
- 2014/09/03 RELEASE
- 数量限定盤[KICM-91539(CD)]
- 定価:¥2,900(tax in.)
- ≪試聴可能≫
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関連リンク
Interviewer:杉岡祐樹|
日本語の難しさとB.A.Pがやるべき仕事
--文法や発声のキーが英語に近いハングル語と違い、日本語はひとつの音符にのせられる言葉の数が少ない特徴があります。日本語バージョンを歌う上で苦労した点は?
ヒムチャン:これは全般的なことなんですけど、日常生活でよく使う言葉と歌詞だからこその言葉というのがあると思うんですよ。僕らはまだ、歌詞ならではの日本語に関して不慣れな所があるので、そこは難しいですね。 ZELO:日本語でラップをしてみると、かっこよく聴こえる発音の言葉が多いように思います。ただ、中には日本語に慣れてきているメンバーもいるんですが、僕はまだ不慣れな部分があるので「この発音は合っているのかな?」っていう心配がいつもありますね。 レコーディング後に「ちゃんと日本語として聴こえてくるよ」って言ってもらえているので安心していますが、この発音においてはしっかり神経を注がなければいけないと思います。 バン・ヨングク:もちろん僕たちにとって日本語は母国語ではないので難しいといつも思いますし、不慣れな部分があって当然なんですけど、それを克服できるように努力することもB.A.Pのやるべき仕事だと思っています。ミュージックビデオはフォーマルなファッションも見どころ
--ミュージックビデオでは、ストリート色が強かったこれまでの作品よりもフォーマルなファッションが楽しめる映像に仕上がっています。
デヒョン:「EXCUSE ME」のミュージックビデオは、各メンバーのソロカットがあって、それぞれが持つ感覚やセンスを活かした映像になっているので観て欲しいです。個人的には赤いサイコロのような形をした舞台で、白い衣装を着た僕らが楽しく踊っているパートがあるんですけど、実際に楽しみながら撮影できたシーンなのでぜひ観てもらいたいです! ジョンアプ:兄さんが言った通り、元々は僕たちのパフォーマンスをメインにした映像だったんですが、それに加えて今回はコンセプトを決めてドラマっぽく仕立てたミュージックビデオになっています。「これから6人で大きなことを仕出かすぞ!」みたいな雰囲気になっているので、そこを楽しんで欲しいと思います。--ちなみに皆さんは、ストリートファッションとフォーマルなファッション、どちらが素に近いと思いますか?
デヒョン:ヒムチャンさんはかっちりしたスーツとかも好きなんですけど、全般的に僕らメンバーはみんな楽なかっこうが好きなので(笑)、ストリートファッション系の方が好きですね。 ZELO:僕は最近、スーツ姿に惹かれてますね。今着ているのとはちょっと違うんですけど、カジュアルなスーツもいいなって思っています。--皆さんは例えば海外に移動する際も、空港でのファッションまで報道されたりしていますが、そうした注目がプレッシャーになるときもありますか?
ZELO:仰る通り、たくさんのファンの皆さんが空港にも着てくださいますから、空港での佇まいも意識しない訳にはいかないんですが、僕たちメンバーはあんまり気にしない方なので、普段着ている姿で空港まで行っていることが多いです。 僕は普段からファッションをあれこれ考えるのが好きなので、逆に「じゃあ何を着ようかな?」って色々組み合わせを工夫したりしていると思いますね。ヒムチャン「可能性としても限りない存在でいたい」
--ULTIMATE EDITIONやType-B盤のカップリング「COFFEE SHOP」は休日っぽい雰囲気が心地よい名曲ですが、今、皆さんに休日はありますか?
ヒムチャン:忙しくはしていたんですけど、ツアーが終わった後にある程度休める期間がありましたので、それぞれに余暇を楽しむことができました。 デヒョン:オキナワ! 沖縄へ行きたいです! 札幌も! ヒムチャン:何度も日本に来ていますし、いろんな所に行っていますが、やっぱり仕事なので行った先々で何かを楽しむことができなかったんですね。だから何処に行くにしても楽しみたいですね。--では、最後にB.A.Pの目標、野望を教えてください。
デヒョン:僕らはコンサート、公演を中心に活動しているので、ドームツアーが実現できるようにベストを尽くしてがんばりたいです。 ヒムチャン:……そして、B.A.Pというグループに終わりがなければいいなって(笑)。--一生続けていきたい?
ヒムチャン:可能性としても限りない存在でいたいし、ずっと活動し続けていけたらって思いますね。◎B.A.P リリースイベント
【特典お渡し会】
9月6日(土) 大阪ATC ホール A ホール
OPEN 14:00 / START 15:00
9月7日(日) 幕張メッセ ホール6
OPEN 13:00 / START 14:00
【ファンイベント「B.A.P Invitation to MATO Castle」】
9月15 日(月・祝日) パシフィコ横浜国立大ホール
“1部 Gala Party”
OPEN 14:00 / START 15:00
“2部 After Party”
OPEN 18:00 / START 19:00
リリース情報
EXCUSE ME
- 2014/09/03 RELEASE
- 数量限定盤[KICM-91539(CD)]
- 定価:¥2,900(tax in.)
- ≪試聴可能≫
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Interviewer:杉岡祐樹|
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