2021/05/04 19:00
「ワールドスイーツトレンドアイドル」をコンセプトに、日本だけでなく世界中に“スイーツとエンターテイメントの融合”を楽しんでもらおうと活動中のアイドルグループ・甘党男子(あまとうだんし)。ビルボードジャパンのインタビューでも「こんなに愉快で仲良しすぎるアイドルグループ、見たことない」(https://bit.ly/3nw1diY)と思わせる爆笑トークを繰り広げた彼らだが、2021年4月28日(水)SHIBUYA TSUTAYA O-EASTにて結成4周年記念公演【甘党祭~4th anniversary party~】を開催し、そこへ駆けつけたオーディエンス一人ひとりを満面の笑みにしてみせた。
<全曲スイーツソング~アイドルでしか体現できないポップネス>
コロナ禍による緊急事態宣言下で、メンバーも直前まで「開催できるかどうか分からなかった」という同公演。それでも愛すべきファンたちと4度目のアニバーサリーをお祝いするべく、厳重な感染予防対策を設ける形で敢行された。その想いに応えるべく集まってくれたみんなのもとへ、まずは弟分である甘党ジュニアが登場し、初々しいキュートなオープニングアクトをお届け。
そして、7者7様のスイーツカラーを身に纏った甘党男子が元気いっぱいに現れると、4周年のお誕生会にふさわしい「BIRTHDAY CAKE」から本編はスタートし、のっけから「みんなで合わせておめでとう!」とお祭り騒ぎ。その後も「スイカ」「COOKIE」「たいやき」「御手洗団子」と超ポップなスイーツナンバーが畳み掛けられ、事前のインタビューで「甘党男子は格好付けるライブじゃないんですよ。「みんなで騒ごうぜ! お祭り騒ぎで楽しもうぜ!」というタイプのパフォーマンスなんですよね」と公言していた通りの光景を生んでいく。
ライブ後半では、デビューから4周年を迎えるまでのストーリーをライブ映像やオフショットで挟んでいきながら「クレープ」「チョコバナナ」「ハニートースト」そしてこの日の為に書き下ろした新曲「パンナコッタ」と、これまたスイーツをテーマにした多種多様なパーティーチューンばかり披露───というか、後述のセットリストをご覧頂ければ分かる通り、甘党男子にはスイーツの名を冠した楽曲しか存在しないのである。ゆえにその音楽性もとにかくキャッチーで、アイドルでしか体現できない内容になっているのが面白い。
近年はメンズアイドルもガールズアイドルもアーティスティックな音楽性を主流としているが、甘党男子は子供から大人まで老若男女が熱狂していた80'sアイドルを彷彿とさせる、決してニガさを感じさせない、誰もが口ずさみたくなるポップミュージック然とした楽曲ばかり歌う。そのスタイルはメンバーそれぞれのキャラクターともシンクロしており、誰が口を開いてもそこに笑いが生まれる天然の明るさ、ポップネスを持ち合わせている。
<4周年~5年目へ「武道館へ向けて大きな一歩になる1年に」>
という訳で、クライマックスも「あんぱん」「かき氷」「わたあめ」と幼稚園や小学校でパフォーマンスしても大盛況に違いないスイーツソングに終始し、会場中をキラキラした笑顔で埋め尽くしてみせた甘党男子だったが、最後のMCはそれぞれの素直な心情を吐露。そこには涙を堪えるメンバーの姿もあった。
神久保翔也「ずっと自分の為にこの活動をやっていたんです。自分の知名度が上がればいいやとか、そういうことだけを考えていたんですけど、4年間の活動の中で「応援してくれている人たちの為に頑張りたいな」と思うようになっていって。その矢先にコロナがやってきて「自分にやれることは何なんだろう」と葛藤していたんですけど、それでも「終わらせてしまうことが一番ダメだ。何とかこの活動を続けたい」と思って頑張ってきました。そしたら、今日こうしてお客さんにも来て頂いたので、少しずつですけど、今まで応援してきてくれた人たちに感謝の気持ちを返していければと思っています。5年目もよろしくお願いします!」
菅井義久「僕らってめちゃくちゃ不運続きのグループなんですよ、実は。こんなに明るく活動しているんですけど。すごく勢いに乗っているときにコロナ禍になっちゃって、しかもメンバーも居なくなったりとか、急にこの7人で頑張ることになって……。それでいろいろ考えて、正直な話「役者1本でやっていこうかな」と思ったときもありました(※菅井は甘党男子加入前から俳優業を続けている)。ただ、それでも「頑張るしかないよね!」と思ったんですよね。だって、待っている人がいるから。あと、メンバーは第二の家族みたいだし、甘党男子はあったかい場所なんですよ。だからこのグループで大きくなりたいし、売れたいと本気で思ってます! なので、5周年に向けて本気で臨みたいと思います!」
成瀬敦志「4年間やってきて、こうやってステージに立てる幸せを感じています。甘党男子に入ると決めた4年後もステージに立てているとは、最初の頃は思っていなくて。だけど、応援してくれる人を「もっと大きな場所へ連れて行こう」みたいな気持ちが1年、2年、3年と経つごとにどんどん強くなっていって。それは本当にみんなが全力で甘党男子を応援してくれたから。だから俺も「もっと出来る、もっとデカくなろう。みんなとなら出来る」と思って4年間突き進んで来れました。これから5年目に入りますけど、僕たちがずっと目標にしている武道館へ向けて大きな一歩になる1年にできたらと思っているから、みんな、これからもずっとずっと甘党男子について来て下さい。お願いします。」
石塚利彦「「37歳でこのステージに立てるグループは他にはないかな」と思いながらステージに立っています(笑)。そんな僕らのことをアイドルグループとして迎えてくれて、こんなにたくさんのお客さんが観てくれているという幸せ。本当に心から感謝しています。僕のことを応援してください……ではなく、甘党男子のことを応援してください。よろしくお願いします!」
三上義貴「僕は「学校生活に合わないな、バイトも合わないな。よーし、このグループに入るしかない」と思って入ったんですけど、毎日たのしいです! なので、僕はここにしか居れないので、もしここ辞めることになったら死にます!(※石塚に「それ、インタビューで言ってたやつじゃん! 最近めっちゃ言うじゃん(笑)」とツッコまれる)なので、メンバーの皆さん、スタッフの皆さん。僕、死ぬことになっちゃうんで、続けて下さい! よろしくお願いしまーす! いぇーい!」
木村ともや「僕たち甘党男子が、そして僕がキラキラしてステージに立てているのは、本当にみんなが居てこそで。みんなが観ていないこのステージで僕らが踊っていても、それはただの練習と変わらない。だから、いつも会場に足を運んでくれている皆さんにとても感謝しています。甘党男子を始める前の僕は普通の大学生で、芸能の仕事も甘党男子しかしたことがないので、10年ぐらい前の自分に「10年後、アイドルやってるよ」と伝えたらすごくビックリすると思います。だけど、4年間、甘党男子として活動してきて、僕は「天職を見つけた」と思っています。アイドル、やめらんねぇな。ついてきてください、よろしくお願いしまーす!」
室井一馬「甘党男子リーダー・室井一馬です。僕はたくさんの人に支えられて今まで生きて来れました。メンバーが僕をリーダーにしてくれて。観てくれる皆さんが僕をアイドルにしてくれて。元々はアイドルが嫌いだったんですけど、そんな自分が「好き」というか「アイドルをやりたい」と思える人生を迎えることが出来ました。それは今関わってくれているお客さん、スタッフさん、メンバー、誰ひとり欠かすことなく、ここにいるみんなのおかげなんですよ! なので、これからは「もっともっと大きい景色を皆さんと一緒に見ていきたい」という気持ちで、5年、10年、何十年と、おじいちゃんになってもね、ここに立っていられるぐらい頑張りたいと思っております!」
<7月29日(木)LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)へ>
そんな7者7様に熱い想いを告げたあとは「キャンディ」「さくらロール」と甘党男子の未来を明るく照らすような、甘党男子とファンの絆を強く結ぶようなドラマティックな楽曲を披露し、困難な状況下で開催した【甘党祭~4th anniversary party~】を大成功に収めてみせた。なお、彼らは前述の夢や目標を有言実行するべく、まずは7月29日(木)LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)にてワンマンライブを開催することが決定している。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎結成4周年記念公演【甘党祭~4th anniversary party~】
2021年4月28日(水)SHIBUYA TSUTAYA O-EAST セットリスト:
甘党ジュニア
01.チョコレート
02.ドーナツ
甘党男子
03.BIRTHDAY CAKE
04.スイカ
05.COOKIE
06.たいやき
07.御手洗団子
08.クレープ
09.チョコバナナ
10.ハニートースト
11.パンナコッタ
12.あんぱん
13.かき氷
14.わたあめ
15.キャンディ
16.さくらロール
◎ライブ情報
ワンマンライブ【タイトル未定】
2021年7月29日(木)LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)
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