2021/04/21
きのこ帝国のドラマーである西村“コン”、バンビ(可愛い連中、ex.アカシック)、タグチハナによる3ピースバンド、addの新曲「ニヒルな月」が、2021年6月25日より公開の映画『Bittersand』の主題歌に決定した。
『ステップ』や『虹色デイズ』の助監督を務めた杉岡知哉による『Bittersand』は、黒板に描かれたクラスの男女の爛れた相関図によって、誹謗中傷の的となった暁人と絵莉子が、運命的な再会をきっかけに、悪友・井葉の力を借りて「記憶を塗り替える」企てを描いた青春ミステリーだ。井上祐貴(『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』)、萩原利久(『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』、木下彩音(『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』)の次世代注目俳優が共演。映画のために書き下ろしされた「ニヒルな月」が、大人になり、目を背けて来た記憶を塗り替えるために不器用ながらも必死に向き合う男女の物語を優しく包む。
「ニヒルな月」は5月12日より各種音楽配信サービスでダウンロード、ストリーミング配信がスタート。メンバーが制作したジャケット写真も公開された。
◎タグチハナ(Vo. & Gt.)コメント
十代のあの頃、自分の想いを真っ直ぐ言葉にし伝えるには 心は余りにアンビバレンスで。人の数だけの真実があり、それはたまに大きくすれ違い傷跡になります。私自身も葛藤し 悩み 諦め 嘆き 越えようともがいたあの日々を思い出しながらヒロインである絵莉子の視点を借り、傷跡と共に、今日より少し温かい明日を歩けたらとこの曲を作りました。
◎西村“コン”(Dr.)コメント
最初にこの曲を弾き語りの状態で聴いた時に思い浮かんだ月は真昼の月でした。喧騒とは無関係に座視している姿に、何か問われているように感じるからかもしれません。レトロで乾いた雰囲気の中淡々と刻むリズムは、シンプルだけど少し不思議な感じが出るように作りました。それぞれの特別な日常にこの曲が寄り添えれば嬉しいです。
◎バンビ(Ba.)コメント
やっと皆さんに聴いて頂けるなという気持ちです、今。コロナが拡大し始めた時期に、データのやりとりで進めたこの曲は慣れないことで苦戦はしましたが、良い曲になるという自信はデモを聴いた段階でありました。手探りではあったけど、ちゃんとaddのサウンドで、歌詞もメロディーも映画を観て改めて聴くとすごく引き立たせあってる。誰もが主人公、そしてどこか懐かしく、切ない、そんなお気に入りの一曲です。映画共々、たくさんの方に観て、聴いて頂けたら嬉しいです。
◎井上祐貴コメント
曲を初めて聞いたのは、試写会で映画を観た時なのですが、なんて言うか、すごくしっくりきました。1番の歌詞の<優しさでは越えられないものがある>のところで、高校生の暁人が頭に浮かびました。そしてとても素敵な楽曲だと思いました。
◎萩原利久コメント
楽曲を聴いて、心地よい優しい音ながら10代だからこそ生まれてくる葛藤や迷いを感じました。葛藤や悩みは決してマイナスなだけではなく次に進む為のものにも感じ、僕達の演じた高校生の頃の彼ら、その10代を経て大人になった彼ら、全てを優しく包み込んでくれるような楽曲だなと思いました。
◎木下彩音コメント
優しい歌声で包み込まれるような温かい気持ちになれる曲だなと思いました。この作品の為に作曲して頂いたときいてとても嬉しいかったです。
◎杉岡知哉監督コメント
頂いたデモを聴いた時、この映画の最後にとても相応しい曲だなと率直に思いました。映画の中で描いている過去と現在、そして未来。その一つ一つの思いを丁寧に紡いでくれたこの曲のおかげで、映画を完結することができました。素敵な曲をありがとうございます。
◎リリース情報
「ニヒルな月」
2021/5/12 DIGITAL RELEASE
◎公開情報
『Bittersand』
2021年6月25日(金)より、全国公開
監督:杉岡知哉
出演:井上祐貴、萩原利久、木下彩音、小野花梨、溝口奈菜、遠藤史也、搗宮姫奈ほか
配給:ラビットハウス
(C)Bittersand 制作委員会
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