2021/04/16 15:00
かつて裏社会で数々の伝説を残した元極道の龍が、専業主夫の道を極める日常を描くアットホームギャグコメディ『極主夫道』が、Netflixで好評配信中だ。
本作は、現在までに330万部以上を売り上げ、2020年に玉木宏の主演で地上波ドラマ化もされた人気コミックスをアニメ化した話題作だ。主人公・龍はかつて“不死身の龍”と恐れられた元極道で、現在は主夫の道を極める専業主夫。朝から晩まで忙しく働く妻・美久のために、龍は手作り弁当を作ってSNS にアップし、裁縫や炊事、洗濯、掃除など毎日の家事を完璧にこなす。さらに町内会の付き合いも欠かさずに行うなど、元極道らしい言動とは裏腹にユーモア溢れるアットホームな日常に思わずクスッと笑ってしまう。
日本の漫画や映画には極道が登場するヒット作は多い。例えば、女子高校生が弱小暴力団の組長となる物語を描く『セーラー服と機関銃』では“極道×女子高生”が描かれ、漫画からテレビドラマでシリーズ化された『ごくせん』では、主人公の熱血高校教師・山口久美子の“極道×先生”という設定が面白く大ヒットした。漫画からテレビドラマ化を経て、アニメ版が全世界配信と、勢いが止まらない『極主夫道』の原作者・おおのこうすけも、極道と何かを組み合わせるというアイデアから本作を制作したそうだ。
「連載を始めた頃はここまで広がる作品になるとは想像してませんでしたし、本当に恵まれているなと感じています!」と明かすおおのは、「極道って昔から映画とか漫画にたくさん登場する親しみやすいキャラクターだと思います。初めは“極道×おかん”の組み合わせを考えていましたが、おかんのキャラが強く極道が目立たなかったのでボツになりました(笑)。そのあと、極道とは真逆の存在を組み合わせようと思い、家庭を守る専業主夫というキャラクターにたどり着きました」と話す。
龍は日常の家事を完璧にこなしつつ、極道の言動がにじみ出てしまうギャップが魅力。アニメ版では実写版PVで主演・監督を務めた津田健次郎が再び龍に魂を吹き込んだ。おおのは津田について「元極道というアウトサイダーな部分と、専業主夫という日常的な要素が入り混じっている龍というキャラクターに、津田さんの声質が本当に良く合ってるなと思います! 龍のシリアスとコメディのシュールなバランスを絶妙に演じて頂きました」とべた褒めしており、アニメ版でも龍のキャラクターの魅力が存分に表現されている。
極道から足を洗い、最強の専業主夫の道を極める龍をはじめ、妻の美久や元舎弟の雅など、個性的なキャラクターもこの作品の人気要素のひとつ。あえて“動かない”演出にもこだわったアットホームな日常系ギャグコメディ『極主夫道』をお見逃しなく。
◎公開情報
Netflixオリジナルアニメシリーズ『極主夫道』
Netflixで全世界独占配信中
原作:おおのこうすけ
監督:今千秋
声のキャスト:津田健次郎、伊藤静、興津和幸
(C)おおのこうすけ/新潮社
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