2021/04/14 14:10
最新の米ビルボード・グローバル・チャート2種で、BTSの新曲「Film out」がTOP10入りを果たした。米国のデータを含むグローバル・チャート“Global 200”では5位で初登場、含まない“Global Excl. U.S.”(グローバル・エクスクルーディング・U.S.)では185位から3位と大幅にジャンプ・アップした。“Global Excl. U.S.”チャートでは、該当計測期間わずか1日で先週初登場していた。
2020年9月に発足したグローバル・チャートは、ニールセン・ミュージック/MRCデータがまとめた、世界200以上の地域の主要デジタル・プラットフォームにおける定額課金型(サブスクリプション)と広告支援型の公式オーディオ/ビデオ・ストリーミング、そしてダウンロード(D2Cサイトのセールスは除外)のデータをそれぞれ比重をつけて算出し、ランク付けしたものだ。
2021年4月17日付の“Global 200”では、先週2位で初登場したリル・ナズ・Xの「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」が初めて首位を獲得したことで、ジャスティン・ビーバー「ピーチズfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン」が2位に後退、シルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」が4位から3位にランク・アップ、そしてオーストラリアのラッパー、マスクド・ウルフの「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」が4位という順位になっている。
BTSの「Film out」は、米国を含む全世界でストリーミング再生が4,720万回、ダウンロードが66,000DLを記録し、5位に初登場した。ダウンロードに関しては今週(4月2日~8日)のトップ・セールスを記録している。BTSが“Global 200”でTOP10入りを果たすのはこれで5回目で、グループとしては同チャートの発足以来最多となっている。「Dynamite」が首位(4週)、ジョーシュ685とジェイソン・デルーロとの「Savage Love (Laxed Siren Beat)」が首位(1週)、「Life Goes On」が首位(1週)、「Blue & Grey」が9位を記録している。
「Film out」は、坂口健太郎が主演する映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』の主題歌で、6月16日にリリースされる全編日本語のベスト・アルバム『BTS, THE BEST』に収録される。back numberとのコラボ曲である「Film out」は全編日本語で歌われている。日本語楽曲が“Global 200”でTOP10入りするのはLiSAの「炎」(2020年10月31日付チャートで8位)以来で、TOP5入りするのは初となる。
一方、“Global Excl. U.S.”では米国外地域でのストリーミングが4,430万回、ダウンロードが47,000DLを記録し、先週の185位から3位に浮上。一度に順位が182ランクもアップしたのは同チャートの最高記録で、2月13日付のチャートで190位から44位まで146ランク・アップしたIUの「Celebrity」の記録を抜いた。こちらのチャートでは、LiSAの「炎」が昨年10月に2位を記録していることから、日本語楽曲がTOP10入りするのは2回目となる。
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