2021/04/01
現地時間2021年3月30日、リル・ナズ・Xが、新曲「Montero (Call Me By Your Name)」が1位になったら600万人以上いるフォロワー全員に靴下をおごるとツイートした。彼は、「もし“Call Me By Your Name”が1位になったらフォロワー全員にヘインズの靴下の12足パックを買ってあげるよ」と自身のTwitterに綴っている。
現地時間3月26日にリリースされた「Montero (Call Me By Your Name)」は、様々な波紋を呼んでいる。そのうちの一つは、ナイキからの提訴だ。リル・ナズ・Xは、新曲のリリースに合わせて、クリエイティブ集団のMSCHF Product Studioと協力して“サタン・シューズ”の発売を発表した。このシューズは、ナイキによる人気モデルAir Max 97のデザインを許可なく改造して利用したもので、ナイキ側はMSCHF Product Studioに対して商標法違反を主張している。裁判文書には、「赤いインクと人間の血をミッドソールに加え、赤いエンブロイダリーで悪魔をテーマにしたディテールを施し、シューレースの部分にブロンズのペンタグラムを加え、新たなソック・ライナーを追加した」とその詳細が明記されている。
また、曲のリリースと同時に公開されたミュージック・ビデオでの、リル・ナズ・Xが地獄でポール・ダンスを行い、悪魔の膝の上でラップ・ダンスする描写は、保守派やキリスト教信者から糾弾されたが、本人はジョークやミームで応酬した。
加えてMVが、FKAツイッグスの「Cellophane」のMVと類似しているのではないかとも指摘された。両作とも同じ振付師Kelly Yvonneを起用している。リル・ナズ・XとFKAツイッグスは類似点についてSNSでコメントしており、個人的に話し合ったことも明かしている。現地3月30日の投稿で、FKAツイッグスは「穏やかで正直な話し合いができたこと、(“Cellophane”が)あなたとあなたのクリエイティブ・チームに与えたインスピレショーンを認めてくれたことに感謝します」と綴っていた。
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