2021/03/27 13:10
日向坂46が、2021年3月26日に【春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”】を開催した。
今回の“おひさまと一緒に作るイベント”は、【日向坂46 デビュー2周年記念Special 2days】の初日公演として行われたもので、事前に「おひさま」(日向坂46のファンの総称)から好きなユニット曲を募集、前身のけやき坂46(ひらがなけやき)時代の楽曲を含むナンバーがテーマごとに披露された。さらに、ファンの見たい組み合わせで新ユニットを結成し、このイベントのために書き下ろされた楽曲を歌うという豪華なパートもあった。
楽曲の披露中は、画面上に「この曲を大切な人に聞いてほしいから」といったファンの声が流されるとともに、MC席で盛り上がるメンバーもワイプで映るという、まるで歌番組のような演出がなされた。また、昨年病気のため入院していた松田のために、メンバーやスタッフが千羽鶴を折った時の映像に加え、秋元真夏(乃木坂46)と菅井友香(櫻坂46)からの動画メッセージ、そして配信を見ている大勢のファンの映像とともに「日向坂46 2周年おめでとう!!」というメッセージもサプライズで流された。
オープニングでは“天の声”の呼び込みでメンバーが登場。グループの冠番組『日向坂で会いましょう』のナレーターである阿座上洋平が天の声となってイベントをサポートした。まずは、キャプテンの佐々木久美が「皆さんのおかげで、明日、デビュー2周年を迎えます!」と元気よく挨拶。今回は、メンバーの富田鈴花が体調不良のため欠席することになったが、代わりに昨年秋から休業していた宮田愛萌が復帰。メンバー達から「まなも、おかえりー!」と声をかけられると、「またみんなと一緒に頑張りたくて戻ってきました」と笑顔で語った。さらに、「おひさまの皆さん、大好きです」とウィンクを決め、得意の“ぶりっ子”の健在ぶりも見せつけた。
プレイリスト最初のテーマは、「大切な人にプレゼントしたい曲」。1曲目の「ママのドレス」は、けやき坂46時代に生まれたグループ初のユニット「りまちゃんちっく」(潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、高本彩花)がパフォーマンス。続いては同級生の仲良しコンビ・金村美玖と小坂菜緒が、クールに「See Through」を歌った。そして富田鈴花、松田好花による「花ちゃんず」の「まさか 偶然…」では、モニターに映る富田の映像とともに、松田が弾き語りで美声を聴かせた。
そして、「おひさまになったキッカケの曲」というテーマへ移り、小坂菜緒、丹生明里、渡邉美穂による「キレイになりたい」、再びりまちゃんちっくによる「沈黙した恋人よ」が披露された。
テーマ「いつもカラオケで歌う曲」で最初に披露されたのは、一期生の加藤史帆、二期生の渡邉美穂、三期生の上村ひなのが三者三様の声で歌い上げる「やさしさが邪魔をする」。続く「線香花火が消えるまで」は、金村美玖、松田好花がトロッコに乗って登場し、軽やかにパフォーマンスした。そして「きずなーず」を名乗る加藤史帆、齊藤京子、佐々木美玲は、「どうして雨だと言ったんだろう?」を力強い声とキレのあるダンスで披露した。
ライブ中盤となる4番目のテーマは「聴いたらナゼかお腹がすく曲」。ここで流れたのは、タイトルに食べ物の名前が入っている数少ない曲のひとつ「ハロウィンのかぼちゃが割れた」。三度りまちゃんちっくが登場するが、途中、MC席の5人も参加してパフォーマンスが行われた。そしてドラマ『DASADA』から生まれたユニット「FACTORY」(東村芽依、河田陽菜、松田好花)が「ナゼー」を歌唱。日向坂46の楽曲では珍しいエレクトロサウンドに乗せて、軽快なダンスを見せた。
後半の最初のテーマは「“ここ一番”の時に聴きたい曲」。最初に披露されたのは、ダンサブルな楽曲「ノックをするな!」。加藤史帆、高瀬愛奈、東村芽依、渡邉美穂がクールな表情で運動量の多いパフォーマンスを見せる。続いてセンチメンタルな曲調の「三輪車に乗りたい」。この曲は佐々木美玲と、卒業した柿崎芽実のふたりが歌っていた楽曲だが、今回は柿崎の代わりに濱岸ひよりが担当した。そして再びクール路線の「Cage」。大きな鳥かごの映像をバックに、東村芽依、金村美玖、河田陽菜、丹生明里が情熱的に踊った。
次のコーナーは、この日の目玉企画とも言える「あなたの見てみたいユニット」。最初の新ユニットは、ともに2002年生まれの金村美玖、小坂菜緒、濱岸ひよりによる“2002年組”。披露した新曲「もうこんなに好きになれない」は、少し懐かしい気持ちになるラブソング。2曲目はグループ結成当初から仲がいいことで知られる高本彩花、東村芽依の“あゃめぃちゃん”コンビによる「夢は何歳まで?」。そして最もリクエストが多かったという、佐々木美玲と彼女を慕う河田陽菜、濱岸ひより、山口陽世の“みーぱんファミリー”は、温かい気持ちになる青春ソング「酸っぱい自己嫌悪」を披露した。なお、好評だった1曲はMVの制作を予定しているとのこと。
続いてのテーマは「ハッピーオーラが満タンになる曲」。1曲目の「猫の名前」は、加藤史帆、佐々木久美が、けやき坂46時代に欅坂46のメンバーと歌っていた曲。今回は2人に加えて、上村ひなの、高橋未来虹の4人でかわいくパフォーマンスした。次の「夏色のミュール」は、影山優佳、東村芽依、高瀬愛奈で歌唱。この曲の発表当時、学業のため休業していた影山にとって、今回は初パフォーマンスになった。最後は、上村ひなの、高橋未来虹、森本茉莉、山口陽世の三期生カルテットによる「この夏をジャムにしよう」。原色のスカートをひるがえしながら、元気いっぱいに踊った。
最後のテーマは「おうち時間のBGMにしたい曲」。1曲目は、高本彩花が初センターを務めた「Footsteps」。高本に加え、加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、小坂菜緒という、いずれもファッション誌の専属モデルを務める5人による華やかなパフォーマンスが展開された。次は、河田陽菜、濱岸ひより、宮田愛萌による「割れないシャボン玉」。約1年ぶりの披露で、復帰した宮田が全力で愛想を振りまいた。
ラストは、今回のイベントを通して最もリスエストが多かったという「窓を開けなくても」を披露。加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、小坂菜緒、渡邉美穂の6人が歌い、他のメンバーも一緒に踊って、華やかな雰囲気でフィナーレを飾った。
そしてメンバー達がステージを去った後、今回新たに制作された「STAY HOME動画」の新バージョンが流された。「早く皆さんに会いたいです」(齊藤京子)といったメンバーの思いが込められた動画は、丹生明里が編集しており、ファンにとって嬉しいサプライズになった。
Photo by 上山陽介
◎セットリスト
【春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”】
2021年3月26日(金)
01. ママのドレス
02. See Through
03. まさか 偶然…
04. キレイになりたい
05. 沈黙した恋人よ
06. やさしさが邪魔をする
07. 線香花火が消えるまで
08. どうして雨だと言ったんだろう?
09. ハロウィンのカボチャが割れた
10. ナゼー
11. ノックをするな!
12. 三輪車に乗りたい
13. Cage
14. もうこんなに好きになれない
15. 夢は何歳まで?
16. 酸っぱい自己嫌悪
17. 猫の名前
18. 夏色のミュール
19. この夏をジャムにしよう
20. Footsteps
21. 割れないシャボン玉
22. 窓を開けなくても
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