2021/03/22
ROUが、3月20日に渋谷WOMBで配信ライブ【ROU Live Streaming 20-】を実施した。
ライブでは、多くのプレイリストに採用された「NIGHT FISH」を含む全5曲をパフォーマンス。新曲「PURPLE AGE」も初披露された。ライブアーカイブ映像はROUのYouTube公式チャンネルで公開中だ。
そして、新曲「PURPLE AGE」が、はやくも各配信サイトでリリースされた。HIPHOP、トラップのアプローチが特徴的な本作だが、彼の心情が現れているリリックには、リスナーたちへのメッセージも強く感じる作品になっている。
<ライブレポート>
3月20日、【ROU Live Streaming 20-】が、配信される。
俳優というキャリアを持ちながら、作詞作曲編曲まで手掛ける才能豊かなROU。近年はヒップホップを軸としながらも、J-POPやR&B等のテイストを散りばめた作風が印象的だが、時折垣間見るエモーショナルなリリックやリフからはロック的な要素も感じられる。
2020年に発表された、EP『ALLTANA』のリリースを記念して、今回のイベントが企画された。約2年振りとなるバンド編成のステージ。オンラインライブは渋谷WOMBにて、無観客で行われた。
気になるライブ編成は、ボーカルのROUを中心に、生ドラム+シンセドラム担当の守真人、ベース+シンセベースは佐々木亮太が担当、そしてサウンドの要となる、キーボード+シーケンスを操るSho Asanoからなる4ピース。さらに、VJ、音響、照明を持ち込み、視聴覚的にも楽しめる立体感のある演出になっている。
SEより、いよいよROUがステージに登場。ライブの前半は、『ALLTANA』に収録された楽曲が続く。
1曲目の「Pain & Praise」、3曲目の「Beginnings」は、エモやロックを感じさせるリリックに、ヒップホップを軸に、J-POP、R&Bの要素が取り入れられたスローテンポの楽曲。シンセベースの波動が楽曲全体を包み込み、ROUの歌声が一筋の光を見出すような優しさと希望溢れるナンバーとなっている。
2曲目の「NIGHT FISH」は、軽快なリズムとベースラインが印象的なミドルテンポの楽曲。更にROUのラップ調なリリックアプローチやハンドクラップが加わり耳馴染みの良いPOPな楽曲だ。
ここでMCを挟み、未発表の新曲「PURPLE AGE」を初披露。キャッチーなサビが印象的で、しっとりとしたゆるやかなグルーブが心地よく会場に鳴り響く。
そして、いよいよラストナンバーの「JUST GOING」は、2月19日に配信を開始したばかりの新曲。R&Bを彷彿させるサウンドにラップとカッティングギターが加わるなど、ROUの作品の中でも疾走感溢れる最もキャッチーなナンバーではなかろうか。ROUの次章へと繋がる楽曲の予感がしてならない。
スタイリッシュな楽曲が多いROUの作品だが、ライブではとてもエネルギッシュで躍動したステージングを披露してくれた。エモーショナルなリリックはステージから発せられる事でより熱を帯びてダイレクトに伝わってくる。
【ROU Live Streaming 20-】は、現在進行形のROUを感じられる最高の機会だ。
現在、YouTubeにてアーカイブが配信されている。是非、体感して頂きたい。
◎公演情報
【ROU Live Streaming 20-】
2021年3月20日(土)
東京・渋谷WOMB
<セットリスト>
ROU Live Streaming 20-
SE
1 Pain & Praise
2 NIGHT FISH
3 Beginnings
MC
4 PURPLE AGE
5 JUST GOING
◎配信情報
「PURPLE AGE」
配信中
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