2021/03/18
NHKの公共メディアキャンペーン「いま、学びを守ろう。」の3月のラインナップが発表された。
同キャンペーンでは、12月から「#学びたいのに」をテーマに、コロナ禍で学びたいのに学べない状況にある子どもたちの声を募集し、様々な視点から取材を行い、番組を放送してきた。3月は「“学びの主役”である子どもたちが今、何を思うのか?」「これからの教育に期待することは何か?」を子どもたち自身の声を聞きながら考える。
3月20日20時5分からNHK ラジオ第1で放送される『らじらー!サタデー』では、「教えて!学びのいま」と題して若い世代の「生」の声を紹介。新型コロナウイルス感染拡大の影響などの理由から生まれる“学びたいのに学べない”状況で、学びを守るために何ができるのかをHey! Say! JUMPの八乙女光と伊野尾慧、教育評論家の尾木直樹がリスナーと共に考える。
3月15日と3月22日の19時25分からは、NHK Eテレで『世界10代コロナ会議』を放送。日本、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、台湾、ドイツ、南アフリカ、ニュージーランドの10代が“自撮り”のビデオレターをやり取りすることで会話を交わし、コロナ禍の先にある新時代を考える。
3月27日21時からNHK Eテレで放送される『ウワサの保護者会SP「学びの地域差 学生の本音」(仮)』では、全国の高校生・大学生にオンラインで参加してもらい、コロナ禍の1年を振り返って、教育に対して何を期待するのか話し合う。NHKのキャンペーンサイトに投稿した大学生やコロナ禍の影響で進路を変えた高校生、親の援助を受けられず東京の寮で暮らしている大学生など、北海道から沖縄まで日本全国の高校生・大学生が参加するほか、松岡亮二、李炯植、合田文、井上咲楽が出演する。MCは尾木直樹、司会は小山径。
◎八乙女光(Hey! Say! JUMP) コメント
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学校に通う皆さんがもともともっていた夢や目標にどのような影響が出たのか。そういう今の現状をみんなに聞きたいです。
◎伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) コメント
部活動で目指していた大会がなくなる。卒業式で合唱できない。給食を会話しながら食べられない…。
若い多感な時期、本来できたはずの体験がなくなってしまっていることが残念。勉強するところでもさまざまな問題が起きているはず。みんなの生の声を聞きたいです。
◎尾木直樹 コメント
収録に参加してくれた子どもや若者たちと話してみて、みんな悩みながらも現状をしっかり捉えて、オンラインなどのツールを使いこなしながら、時代のフロントランナーとしてたくましく生きていると感じました。また、SNSやそれぞれの地域で、自分が体験して良かったと思うことをどんどん発信していこうとする子もいて、そのパワー、行動力は私たちの頃にはなかった、今の10代20代の特徴だと思いましたし、大変心強く感じました。
コロナ禍で若者が感染を広げているとの批判もありますが、今必要なのは、子どもたちや若者らが参加して、今回のような対話を積み重ねながら、パートナーシップでウィズコロナ時代を生き抜き、ポストコロナ時代を共に創っていくことです。今回参加してくれた24人の声を聴いて、すでに大きな胎動が始まっていると確信を持ちました。放送、ぜひ見てくださいね!
◎井上咲楽 コメント
私が高校生だった当時に悩んでいた「地域による教育格差」を今回みんなと共有できました。環境によりチャンスが奪われることはもったいないことだと改めて思います。今、教育についてたくさんの情報が発信されていますが、環境によってはその情報にたどり着くのが本当に大変なことなので、この番組が一つのステップになるといいなと思います。
私もそうでしたが、自分は何者になりたいんだろうと、つかめない何かを探している同世代の子がいたら、この番組をぜひ見てほしいです。もがいている途中だったり、わからないから動いていたりという同世代の子たちを見て、何か刺激をもらえると思いますし、なんとなくでも何かつかめるかもしれません。固まっていた思考のカギを一度開けてみてほしいなと思います。
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