2021/03/16
【第63回グラミー賞】が開催された2021年3月14日の前日に、カーディ・Bが今年の授賞式に関する思いを長文に綴り、Twitterに投稿した。
彼女は、「【グラミー賞】について私が感じること。修羅場のせいでまた目立たなくなってしまった、ノミネートされた“スモール(小規模な)・ブラック・アーティスト”を忘れずに祝ってあげてほしい」と書き出している。
“スモール・ブラック・アーティスト”の例として彼女は、チカ、D・スモーク、ロイス・ダ・ファイブ・ナイン、フレディ・ギブス、ジェイ・エレクトロニカ、ケイトラナダ、ブリタニー・ハワード、マイケル・キルゴア(Mykal Kilgore)、レデシー、ジーン&マーカス・ベイラー(Jean & Marcus Baylor)、ルーク・ジェイムズ、グレゴリー・ポーター、ギヴィオン(Giveon)、アント・クレモンズ、ロバート・グラスパー、フリー・ナショナルズ、サンダーキャットなどを挙げ、“ブログや雑誌、他のアワード番組で露出していない”これらの“インディペンデント”アーティストたちが今年の【グラミー賞】で多数ノミネートされたことを評価している。
彼女は、「自分の技術に努力して取り組んでいるのに、他の人と見た目が違うとか、交流が苦手で他のアーティストとあまり接点がないとか、他とは違う題材についてラップしたり歌っているとか、面倒ごとやメディアからは距離をおくタイプだとか、まだそれほど人気がないとかの理由で、見過ごされている気持ちになって悔しい思いをすることがあるんだよ、ありえないほど才能があるのに。そんなある日起きてみたら、自分の才能の力だけで最大級のアワード番組(【グラミー賞】に)ノミネートされて連絡が来ていたことを知るんだよ!だから、いろいろくだらないこともあるけどさ、これらのアーティストを忘れずにお祝いしてあげようよ。これは彼らの瞬間でもあるんだから。露出もないまま努力を続けてきた彼ら(の栄光の瞬間に)、あんたたちのお気に入りがリストに載ってないこと(に対する不満)から影を投げ掛けないであげて。みんなおめでとう、【グラミー賞】での幸運を祈ってる。みんな(受賞に)ふさわしいよ」と綴っている。
彼女は別のツイートで、「“大嫌い”って言いながら、自分の音楽をアワードに提出したアーティストのことで世間が癇癪を起こしているせいで、ノミネートされたのに一瞬たりとも“おめでとう”って言ってもらえなかった、これらの過小評価されているアーティストに私がスポットを当てているの。もう一度言うね、おめでとう、みんな!」と付け加えている。
最初に投稿した長文で彼女は、「ノミネートされるべきだったと感じるアルバムや楽曲はあるよ。来年こそ(レコーディング・アカデミーは)ちゃんとしてくれるかもね」とも書いている。
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