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2021/02/26 11:10

ゴーゴー・ペンギン、長年構想を温めていたリミックス盤『GGP/RMX』完成 日本からはコーネリアス/Yosi Horikawaが参加

 ゴーゴー・ペンギンが、自身初となるリミックス・アルバム『GGP/RMX』を2021年5月7日にリリースすることが決定し、本日先行トラック「アトマイズド (Machinedrum Remix)」の配信がスタートした。

 2009年結成のマンチェスター発の新世代ピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギン。ジャズをベースとしつつエレクトロニカやクラシックの影響も感じさせる斬新なパフォーマンスは世界中から高く評価され、2020年にリリースしたブルーノート3作目となるアルバム『ゴーゴー・ペンギン』も記憶に新しい。
 
 『GGP/RMX』は、アルバム『ゴーゴー・ペンギン』に収録されていた11曲のうち、10曲のリミックス・ヴァージョンを収録したもので、このコンセプトはバンドが数年にわたり温めていたものだったという。参加リミキサーとしてジェームス・ホールデンやマシーンドラム、808ステートという豪華なアーティストが名を連ねる中、日本からはコーネリアスとミュージシャン/サウンド・デザイナーのYosi Horikawaが参加している。

 1曲目の「コラ (Cornelius Remix)」を手掛けたコーネリアスの小山田圭吾は、「remixerに808 stateが入っていて、マンチェの血を感じました。ゴーゴー・ペンギンは、ヒプノティックな生演奏が魅力なので、なるべく彼らの演奏を残したいと思いました。世の中が落ち着いたら、ライブを見に行ってみたいです」とコメントしている。ピアノのクリス・イリングワースはこのリミックスについて、「コーネリアスのミックスは知的で美しく、アルバムの始まりとしてとても良いと思った。ピアノのメロディをシンセのラインと併せて再配置することでそのメロディがより強調されて、楽曲に新しくて個性的なキャラクターを加えている。リミックス・アルバムにピッタリだね」と語っている。
 
 また、Yosi Horikawaが手掛けた「エンバース (Yosi Horikawa Remix)」について、ドラムのロブ・ターナーは「Yosiはいつも美しく感情的なサウンドスケープを生み出し、最もユニークなサウンド・プロダクションを行っているアーティストの一人だ。この世界に存在する音を組み合わせて、誰も聴いたことのないようなものを創り上げ、信じられないほど深く広大な表現をしている。今回のリミックスにあたってまず名前が浮かんだのがYosiだったよ、そして彼は僕たちにとってスペシャルなものを創り上げてくれたんだ」とコメントしている。
 
 もとよりエレクトロニカ色も濃いゴーゴー・ペンギンのサウンドだけに、リミックスとの相性は抜群。バンドのミュージシャンシップやユニバーサルなサウンドを違った形で体感出来る充実の仕上がりとなっている。
 
◎リリース情報
アルバム『GGP/RMX』
2021/5/7 RELEASE
UCCQ-1138 / 2,860円(tax incl.)
https://jazz.lnk.to/GoGoPenguin_AtomisedRemixPR
<トラックリスト>
1. コラ (Cornelius Remix)
2. アトマイズド (Machinedrum Remix)
3. エンバース (Yosi Horikawa Remix)
4. F・メジャー・ピクシー (Rone Remix)
5. F・メジャー・ピクシー (Squarepusher Remix)
6. オープン (Nathan Fake Remix)
7. シグナル・イン・ザ・ノイズ (808 State Remix)
8. トーテム (James Holden Remix)
9. トゥ・ザ・Nth (Shunya Remix)
10. プチ_ア (Clark Remix)
11. ドント・ゴー (Portico Quartet Remix)

Photo: ©Jon Shard Remix: Chirs Illingworth

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