2021/02/25
映画『Style Wars』が3月26日から公開。本編冒頭映像が到着した。
同作は、1970年から80年代初頭のニューヨーク・サウスブロンクスで生まれたスプレーアート「グラフィティ」をテーマに取り上げ、ラップやブレイキンなど、後に「ヒップホップ」として人々を魅了するカルチャーの生まれ落ちる瞬間フィルムに捉えたドキュメンタリー。同時期に制作された『Wild Style』とともに、「ヒップホップヘッズのバイブル」として語り継がれてきたが、日本ではDVDリリースされたものの劇場未公開となっていた。
本編冒頭映像には地下鉄が通りすぎる様子からタイトルロゴが現れ、クラシックの荘厳な音色から終電とともに車庫に戻る地下鉄を撮影。曲の転調と共に地下鉄に自身のサインを描く少年たちが次から次へと登場し、ニューヨークに生きるグラフィティライターたちの衝動を浮き彫りにさせている。オープニングについて監督トニー・シルバーは、当時「映画は暗闇から始まる。そのアート作品は暗闇の中で生まれる。そして、光の中へ飛び込み、皆がそれを見る。好きだろうと嫌いだろうと、そばにある。そういう感じを映画のオープニングで表現したかった」とコメント。
さらに、ANI(スチャダラパー)、サイプレス上野、ダースレイダー、BBOY KATSU ONE(MIGHTY ZULU KINGZ、READY TO ROCK)、MC KENSAKUのコメントが公開された。
◎ANI(スチャダラパー) コメント
ヒップホップ初期を捉えた貴重なドキュメンタリー。 これ観るとスゴいワクワクする。 ストリートアートに少しでも興味があるなら、観た方がイイと思います。
◎サイプレス上野 コメント
マジで映画館のスクリーンで見られるんですか?
先輩から回されたコピー&コピーの裏ビデオで出会った俺としては即死案件!
世代を超えても俺たちがやるべき事は、自分を出し続ける闘いでしょ。
◎ダースレイダー コメント
つまらない間違いを繰り返す 街並みを塗り替える!振り返ると浮かび上がるあのヴァイブス。KASE2の「スタイル」の言い方が世界で一番かっこいい。なぜって?そりゃキングだから。社会には外側がある。それに気づくためには壁を見ろ!電車を見ろ!気をつけるのは3番目のレールだけだ。
◎BBOY KATSU ONE(MIGHTY ZULU KINGZ、READY TO ROCK) コメント
若者の行き場のないパワーを「アート」という形に変え、「自分を表現する」ということ。どんな形であれ、「自分を表現する事」を見つけると強い。特に今の若い世代には大切な事を教えられている気がします。
◎MC KENSAKU コメント
何が正解かも分からずカルチャーの0から1を創り出したレジェンドたち。違法な事も承知でプライドを掛け、命を燃やした時代があった。現代に繋がる大切な世界的歴史です!
◎映画情報
『Style Wars』
3月26日(金)渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督:トニー・シルバー
キャスト:
Skeme
Min
Seen
Dondi
Zephyr
Rock Steady Crew
Dynamic Rockers
ほか
上映時間:70分
配給:シンカ
(C)MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved
https://youtu.be/4mynTVXfBxU
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像