2021/02/15 10:00
ポーター・ロビンソンが、2021年4月23日に発売予定の最新アルバム『ナーチャー』の収録曲「ルック・アット・ザ・スカイ」のMVを公開した。
「ルック・アット・ザ・スカイ」は、昨年5月に収益を全てコロナウイルス救済支援に寄付したポーター・ロビンソン主催のオンライン・フェスティバル【Secret Sky Music Festival】内で演奏され、ファンの間でも長い間リリースが噂されていた楽曲だ。ダンサブルなエレクトロ・ポップチューンでありながらも、切なさが残る繊細なメロディとピアノの音色が印象的でポーターのボーカリスト、ソングライターとしての実力が存分に発揮されている。
この楽曲についてポーターは「希望についての歌なんだ。絶望的な気持ちになることもあるけれど、物事はきっとよくなるという気持ちを持たなければ、状況を変えることはできない。それが希望というもので、養う価値のある感情だと思うんだ」と語っている。
青い空の下、幽霊のようなキャラクターたちに囲まれながら歌い、演奏するポーターの姿がどこか儚く、印象的なこのビデオは昨年リリースされた「サムシング・コンフォーティング」のビデオと同じくChris Murが監督し、ビリー・アイリッシュやジャスティン・ビーバーの振り付け師Matty Peacockが振りを担当している。
ポーター自身もThe 1975のアート・ワークを手掛けるSamuel Burgess-Johnsonと共にクリエイティブ・ダイレクターとしてこのビデオに関わり「僕たちはこの世界に貢献していて、たとえ死んだ後もそれが残っていくということを表現したかった」「部屋の中で1人きりで音楽を作っていても、本当に1人でやっているわけではないんだ。ピアノもコンピューターもソフトウェアも、メロディやコード、ハーモニー、スケールのアイディアさえも、誰かが発明したものだ。僕たちは常に無限の数の知らない人たちと共同作業をしている。良くも悪くも、僕たちの行動の1つ1つが世界に何かを貢献しているんだ。僕たちがいなくなった時、残したものが、役に立つものであり、美しいものであることを願っている」と語っている。
同時に、音楽制作について悩み、一番落ち込んでいた時にこの曲を書いたと明かしており、「空を見上げて、僕はまだここにいる / 来年は息を吹き返すよ / 何か素晴らしいものができるはず」の歌詞のように長い葛藤の先に光を見つけたポーターの想いがまっすぐに伝わってくる。
アルバム『ナーチャー』には、「ルック・アット・ザ・スカイ」に加えて、昨年リリースされた復帰シングル「ゲット・ユア・ウィッシュ」や「サムシング・コンフォーティング」、「ミラー」を含む全14曲が収録される。海外サイトではプレオーダーが始まったが、日本でのプレオーダーは後日発表とのことだ。
◎リリース情報
『ナーチャー』
2021/4/23 RELEASE
最新シングル「ルック・アット・ザ・スカイ」
2021/2/11 RELEASE
https://lnk.to/PorterRobinson_LookAtTheSky
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