アデルが、自身のインスタグラムにメッセージを投稿し、2011年1月24日に2ndアルバム『21』がUKで発売されてから10周年を迎えたことを祝った。

　「驚いた！古き友人よ、10年おめでとう！10年前がどうだったのか、自分がどう感じていたのか、かすかにしか覚えていないなんてクレイジーです」とアルバムのアートワークとプロモーション写真数枚とともに綴った彼女は、「ですが、私たちをみなさんの人生に迎え入れてくれ、そのサウンドトラックの一部にしてくれたことに、心の底からありがとうと言いたいですx」とファンへ感謝した。

　2011年1月にヨーロッパで発売された『21』だが、北米でのリリースはその約1か月後の2月22日となった。そして翌月米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で自身初の首位を獲得することとなった。今作に収録されている「Rolling in the Deep」、「Set Fire to the Rain」、「Someone Like You」などのシングルも大ヒットし、いずれも米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”を制覇している。さらには、【第54回グラミー賞】にて、＜最優秀アルバム賞＞、＜最優秀レコード賞＞、＜最優秀楽曲賞＞を受賞する快挙を成し遂げた。彼女はこれまでに計15のグラミー賞に輝いている。

　2017年4月に『21』は、キャロル・キングの『つづれおり』が保持していた女性アーティストによる“Billboard 200”最長チャートイン記録を319週で破り歴代1位に輝いており、現在までに通算497週ランクインしている。

　アデルによる最新アルバムは2015年の『25』で、ファンは新作のリリースを待ち続けているが、詳細については依然と明らかになっていない。昨年10月24日に米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』に司会として出演した際、彼女はニュー・アルバムはまだ完成していないと話しており、その数か月前の8月には、リリースの予定について「私にも正直全然わからない」と自身のインスタグラムでファンに報告していた。