Le Velvets 満席のオーチャードホールでアンコール公演

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2013/01/21

　昨年8月にメジャーデビュー、その翌月にオーチャードホールで行われたデビューコンサートは完売という華々しいスタートを切ったLe Velvetsが1月20日、デビューコンサートからほどなくしてのアンコール公演を行った。

　同公演は、前回よりもさらに早いスピードでのソールドアウトとなり、会場は再演を待ちわびる大勢のファンで熱気に包まれていた。ステージが暗転しバンド演奏が始まると、ブルーのライトとともにメンバーが登場。「Mas que Nada」「’O Sole Mio」「ハレルヤ」と、5名が次々とメロディパートを歌い継ぎつつ、美しいハーモニーを響かせていく。続いてピアノを囲んでのスタンダードジャズや、テノールソロによる昭和の名曲の数々など、クラシック界からデビューしたとは思えない多彩なレパートリーであっという間に一部は終了した。

　二部は、Le Velvetsストリングスによるボロディンのアンサンブルで幕開け。メンバー紹介では、それぞれの子供の頃の夢を語り「サッカー選手」や「水泳選手」など端正なビジュアルとは裏腹に体育会系な一面をのぞかせた。恒例のバースデーコーナーを挟みながら「Can’t take my eyes off of you」では、メンバーが握手とともに会場内を所狭しと駆け巡り、女性陣の心をがっちり掴んで、いよいよコンサートはクライマックスへ。アンドレア・ボチェッリの名曲「VIVERE」や、オリジナル曲などデビューを経てより成熟した音色で客席を包み込んだ。

　アンコールは、2時間にわたるコンサートの疲れを見せることなくQueenのメドレー曲を力強く歌い上げ、最後はなんと、メンバー全員がマイクを置き、アカペラとピアノ伴奏でオペラ『トゥーランドット』より「Nessun Dorma」。先程までの熱気とは一転し、静まり返った場内で2000人が見守る中、5名の声が堂々と響き渡り、割れんばかりの拍手とスタンディングオベーションで締めくくられた。

◎公演情報
【ライフケアガーデン Presents You！Us！We！Encore Concert！】
日時：2013年1月20日（日）
会場：Bunkamuraオーチャードホール

◎セットリスト
01. Mas que nada
02. ’O Sole Mio
03. ハレルヤ
04. Fly me to the moon
05. It's Only A Paper Moon
06. 卒業写真
07. 中央フリーウェイ
08. 涙の太陽
09. ルビーの指環
10. 勝手にしやがれ
11. 津軽のふるさと
12. グラナダ
13. 乾杯の歌
14. The Letter To My Mother～母への手紙～
15. Can’t take my eyes off of you
16. 美しき旅立ち～The Most Beautiful Day～
17. VIVERE
18. The Beat Of Love
19. MI VIDA　～My Life～
20. Let’s kiss tonight