2020/12/24 11:40
レディオヘッドらしい皮肉が効いたデジタル・ホリデー・カードを送ることができる機能が、彼らのオンライン・アーカイブ“Radiohead Public Library”で公開されている。
おもて面のデザインは“FA LA LA”、“LA-LA”、“LA, LA”、“LA”、“LAA”の5種類から選べるが、どれを選択しても一般的な年末シーズンのイメージからかけ離れた、謎めいて陰鬱なイラストやテキストが表示される。カードのメッセージは、“Everything Is Rosy”(万事バラ色です)、“Hope for the Future”(未来への希望)、“Peace on You”(あなたに平安を)、“In Lieu of Emptiness”(空虚の代わりに)、そして“Sunlit Uplands Still Await”(日当たりの良い高台はまだ待ち受けている)と、比較的明るめではあるが、おもての不気味なデザインと合わせることでディストピア感が漂う仕様となっている。
カードの作成画面には、「この華やいだカードは、皆さんが旧知の知人宛に作って送っていただくためのものです。入力されたデータのどの要素もレディオヘッドによって保存されることはありません。走らないでください。ここはまだ図書館(ライブラリー)です」とメッセージが添えられている。
ピッチフォークによると、ギタリストのジョニー・グリーンウッドはファンに向けて、「現在僕が感じているのはこういうこと:みんなが無事で健康で、それほど怖がってなくて、それほど退屈もしないでいてくれたらって。近いうちにみんなのために音楽を作ることに関われたらとも思っているし、音楽を作ることや音楽を聴くことーーそれがライブであれ、コンサート・ホールであれ、教会であれ、友人と自宅であれーーの楽しさが、この荒涼とした1年の間に忘れ去られていないことを願っている」というメッセージを公開した。
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