2020/12/23
2021年1月31日に開催される【第63回グラミー賞】授賞式で、グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴとソルト・ン・ペパを含む6組のアーティストに特別功労賞<生涯業績賞>が授与される。
ヒップホップ・グループが同賞を受賞するのは、昨年のパブリック・エネミーに続き2年連続となる。初めてヒップホップ・グループが<生涯業績賞>を授与されたのは2016年で、Run-DMCが表彰された。
【第63回グラミー賞】では、上記2組の他にテハーノ音楽のスターだった故セレーナ、ロック・グループのトーキング・ヘッズ、オペラ歌手のマリリン・ホーン、そしてジャズ・ミュージシャンのライオネル・ハンプトンに<生涯業績賞>が授与される。
レコーディング・アカデミーはまた、この他にも3名に<Trustees Award>(理事会賞)、1名に<Technical Grammy Award>(技術賞)を授与する。活躍の場が主に舞台裏にある音楽業界関係者に贈られる特別功労賞である<Trustees Award>の受賞者の中には、ケニー・“ベイビーフェイス”・エドモンズが含まれており、今年の特別功労賞受賞者の中には【グラミー賞】を11回受賞している彼のような人物もいれば、ホーンやトーキング・ヘッズのように一度も受賞歴がないアーティストもいる。グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴに至ってはノミネートすらされたことがない。
数年前から受賞者の人種的多様性を目標に掲げている【グラミー賞】だが、今年の特別功労賞受賞者は10人中5人がアフリカ系アメリカ人という顔ぶれになっている。また、今年の<生涯業績賞>受賞者は6組だが、これは例年の7組を下回っており、同じく6組だった2004年以来の少なさとなっている。
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