2020/12/17
Apple Musicの<ソングライター・オブ・ザ・イヤー>に輝いたテイラー・スウィフトが、2020年12月15日に公開されたゼイン・ロウとの記念インタビューで、『フォークロア』で共作したウィリアム・バワリーこと恋人で俳優のジョー・アルウィンとは、新型コロナウイルス関連ロックダウンがなければ一緒に曲を作っていなかっただろうと発言している。
最新作『エヴァーモア』でも共作している二人だが、恋人の普段の様子についてテイラーは、「彼はいつもひたすら楽器を弾いているんだけれど、別に“僕は現在、作曲しています”という計画的な感じではないのね。彼はずっとそうだった。ただ、そこから“ねえ、(ジョーが奏でる音楽から)曲が生まれるか試してみない?一緒に曲を作ってみない?”という一歩を、ロックダウン中でなくても踏み出していたかと聞かれれば、そうはならなかったと思うし、そうなってすごく良かったなって思ってる」と語っている。
『フォークロア』に収録されている「Exile feat.ボン・イヴェール」もジョーとの共作だが、この曲の制作プロセスについて彼女は、「私たちはあれをとても誇らしく思っているんだ。あのピアノ・パートを(ジョーが)弾いている時に私が歩いてきたその瞬間を覚えているからってこともある。私はただ、あのピアノのメロディーに、ヴァースのメロディーで続けばいいだけだった。ヴォーカルのメロディーが全く同じなのは、彼が書いたピアノのパートを反映させているからなのよ。あとは“Evermore feat. ボン・イヴェール”でも同じことをしたんだよね、彼がやっている事を私が聴いていると、全てがもうそこにそのままあったって感じ。私はただ、歌詞を考え出して、胸がえぐられるような、心が粉々になるような物語を思い付いて彼と一緒に書けばよかっただけだった」と説明している。
彼女は、「ジョーと私は悲しい楽曲が大好き」と明かしており、「私たちが書くものは本当に悲しくて。悲しい曲が本当に大好きなの、それに尽きる」と述べている。そして、「私たちが一緒に曲作りをし始めたのが驚きだったと言いながらも、ある意味ではそうでもなかったというか、私たちはいつも音楽で絆を深めてきたし、音楽の趣味が同じなんだ。彼が私にアーティストの曲を紹介してくれて、それが私のお気に入りになるなんてことはしょっちゅうだし」と語っている。
ジョーと共作した『エヴァーモア』の「Champagne Problems」については、「あれを始めたのは彼で、メロディー構成を彼が考えた」と明かしており、「あれは書くのが一番楽しかったブリッジの一つだった。物語全体を語るようなブリッジが本当に大好きなんだけど、あのブリッジではすごくギア・チェンジするというか。いつか観客の前にいる時にあの曲をみんなが、“She would have made such a lovely bride. What a shame she's f---ed in the head(彼女はすてきなお嫁さんになれたかもしれなかったのに、頭がイカれててお気の毒)”って大合唱してくれるのが楽しみで仕方ない」と語っている。
そして、「すごく悲しいってことは分かっているよ。悲しいのは分かっているんだけど、たとえば“All Too Well”のような曲って……“All Too Well”を演るのは、私がライブ・パフォーマンスで体験する中で最も喜びに満ちているものなのね。だから”Champagne Problems”も、すごく悲しい曲なのは分かっているけれど、悲しい曲がとにかく大好きなのよ」と彼女は思い入れを熱く語っている。
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