2013/01/16 17:29
先月に起きたアメリカ・コネティカット州サンディフック小学校での銃乱射事件で無事だった子供たちが、チャリティー募金のため「オーバー・ザ・レインボー」をレコーディングした。
コネティカット州ニュータウン出身の21人の子供たちは1月15日火曜日、シンガーソングライターのイングリッド・マイケルソンと共に、ABCで放送されている朝の情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』で同曲を披露した。ほとんどの子供たちは以前、あるいは現在も、20人の小学1年生と6人の学校関係者が殺害された同校の生徒だそうだ。
彼らは月曜日、元トーキング・ヘッズのメンバーで現トム・トム・クラブの、クリス・フランツとティナ・ウェイマスの出身地であるコネティカット州フェアフィールドで「オーバー・ザ・レインボー」を録音。同曲は火曜日よりAmazonおよびiTunesでの販売がスタートしており、収益金は慈善団体“ユナイテッド・ウェイ・オブ・ウェスタン・コネティカット”と“ニュータウン・ユース・アカデミー”に寄与される。
10歳のケーラ・ベルガは、同事件で亡くなった6歳の友だち、ジェシカ・リコスのために歌ったそうで、「この曲を歌うと彼女が一緒にそばで歌っているような気持ちになる」と番組でコメント。また、サンディフック小学校に通う10歳の少女、ジェーン・シャーリンは、「愛する人を失った人たちに優しくしたいし、悲しみから助け出したいと思うの」と話していた。
犯人のアダム・ランザは12月14日、ニュータウンの自宅で母親を殺害した後、同校でセミオートマチック・ライフルを乱射。警察官が学校に到着した際、自らを撃って死亡しており、襲撃の動機は未だに分かっていない。
サンディフック小学校の生徒たちは、同校の名前に変えた隣町の建物で授業を再開している。ニュータウンの職員や住人たちは、事件の起きた学校をどうするか検討しはじめている。
なお、今回の事件で子供を失った両親たちは、同様の悲劇が繰り返されぬよう国をあげて話し合う必要があると訴えている。
関連記事
最新News
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像